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公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

ネット情報を見極める「4つのスイッチ」について 5194

未分類 / 2021年1月27日

IMG_0379 2先日、NHKニュース「おはよう日本」が、「ネット情報を見極める 鍵は4つのスイッチ」と題したニュースを報じていました。着地点の見えない批判や発信は信憑性に欠けますし、フェイク、デマ、作り話が後を絶ちません。つい先日も全国紙でありながら、取材をしないでフェイクを記事に。これがジャーナリズムかと思う中、とても重要な「スイッチ」。下記はメモです。

埼玉県杉戸町の小学校で行われている「目指せ 情報使い」と題した授業を紹介。取り上げられているのが「4つのスイッチ」。情報の真偽を判断するためのポイントのこと。

情報の中身が「事実かな 印象かな」「他の見方もないかな」「何が隠れているいるかな(表に出ていない情報を見逃していないか)」。そして特に大事なのが「まだ分からないよね」とのスイッチと指摘。情報をうのみにせず、一度立ち止まって考えようというメッセージ。

取材の日は、教員が用意した「新型コロナにより再度の一斉休校か」との架空の情報から、不確かな部分をあぶりだすという取り組み。

児童たちは「もしかしたら2度目の一斉休校にはならないかもしれないから、まだ分からないよねスイッチ」として、一旦立ち止まり、すぐには信じませんでした。さらにこの情報が不確かだとして、その根拠をあげた子どもは「政府が言ったわけじゃないから、休校は確実じゃない」明確に信頼できる情報源が示されていないことから、この情報は不確かだと判断。参加した児童は「分からないよねスイッチの使い方がわかった」「スイッチの入れ方や意味が分かるようになった」「ぜひ使ってみたい」とコメント。

先生は「子どもたちも実体験を伴って誤った情報から、周りが振り回されるところを感じていると思う。そういった大人にならないために、小学生の段階で身に着けるべき力を養いたいと思っています」とのコメント。先生も児童も素晴らしい。明るい未来のために、こうした動きはどんどん広げるべきだと思います。

さらに、教員だけでなく、保護者も危機感を抱いているとのこと。この授業を受けた児童の保護者25人に対し、情報とのかかわり方について尋ねたアンケートによると、「過程で情報について子どもと話をしているか」との質問に対し、7割が「はい」と回答。一方で「SNSの使用に心配なことがある」「親もよくわからない」など戸惑いの声があがっていたそうです。ある保護者は子どもだけでなく、自らもSNS上の不確かな情報に不安を感じているとの声。例えば、トイレットペーパーやティッシュがなくなった時のことを例に、不確かな情報は親子で話し合い、その都度確認しているとのこと。「不安はある」「情報の扱い方を考えながら、勉強しながら、一緒に成長していくのは大事だなと思う」とありました。

次に、情報源を意識することで、誤った情報の拡散をとどめたことがある人にインタビュー。40代の女性は、ママ友のグループラインで「近隣の中学校でクラスターが出た」との情報を目にした。「確定情報みたいな感じで伝わってくるので(最初は)信じました」とのこと。しかし、情報の出所が不確かだったので、他の人には伝えなった。その後、ママ友が学校に問い合わせをし、事実ではないと判明。その女性は「怖いですね」「第3波になると感染者数が多くなっているし、身近な情報が混ざると信じがちになる」

ここで、「4つのスイッチ」を考案した白鴎大学特任教授の下村健一さんが登場。下村さんは元民放のアナウンサーのジャーナリスト。長年、情報教育に携わってこられた方。

「包丁は危ないから料理に使うなというわけにはいかない」「インターネットやSNSも同じで「危ないから使うな」ではなく、安全な使い方を教える。徐々に教えていくのは、早いに越したことはない」「まだ分からないよねとか、他の見方もないかなとか、親がつぶやいてみせる。そのつぶやいている横顔を見せる。そういう形で一緒に学んでいけばいいんじゃないかなと思います」とのこと。

同番組では光村図書のHPに「4つのスイッチ」について掲載されていることも紹介していました。

https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/s_kokugo/interview/shimomura/video.html

子どものときから情報の読み解き方を学ぶ。大事なことだなと思います。

また、学ぶ機会のなかった大人にとっても、大変参考になるのではと思いました。