安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「相棒」について 5167

未分類 / 2020年12月31日

IMG_3194今年も今日で終わり。先日ある記事に、一生の間で、親子が共に過ごす時間は、母親「7年6カ月」、父親「3年4カ月」で、その半分以上は小学校時代までに過ぎ去ってしまう(NHK番組調べ)とありました。長いようで、一緒にいられる時間は短い。この限られた貴重な「親子の時間」をどう過ごすか。家族の絆を深める年末年始かなと思います。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「テレビドラマ『相棒』は今年20周年を迎えた。警視庁特命係、杉下右京の相棒は、歴代の4人とも名前が「か」で始まり「る」で終わる。北斗子は2代目の神戸尊が好きだ。

「相棒」の語源を調べた。時代劇に出てくる乗り物の駕籠は、棒でつり、前後の人が担ぐ。担ぐ者が互いを「相棒」と呼んだ。前の人を「先棒」といい、「お先棒を担ぐ」(人の手先になる)などの言葉がある。

職場では同僚が、家庭では家族が相棒だ。一人で運べない駕籠も二人なら運べるように、同僚・家族という相棒がいてこそ、困難を乗り越えて物事を進められる。

互いに良い相棒であるために大切なことは何だろう。生命保険会社で支社長などを務めた金平敬之助氏は、夫婦円満の秘訣を著書で述べた。「私たちはお互いに『ありがとう』と『ごめんね』を実によく言い合う。この二語のおかげで仲がよいとさえ思っているくらいだ」(『ひと言の魅力 周りが笑顔で一杯になる107の話』PHP研究所)。職場や地域にも通じる話だ。

自身を省みる。妻に対して「ありがとう」は言うが「ごめんね」はあまり言わない。神戸尊が右京に反論するときの口癖「お言葉ですが」を言いたくなるのだ。これからは「ありがとう」「ごめんね」をたくさん言おうと思う。人生の相棒だから。」

新型コロナウイルス感染拡大の中での年末年始。うちは受験生がいたり、看護師、介護士、ラーメン屋に牛丼屋でのバイトと、年末年始も何かとありますが、気を付けながら、家族の絆を深める機会にしたいなと思います。

今年もご覧頂きまして有難うございました。

来年も宜しくお願い申し上げます。

「密」について 5166

未分類 / 2020年12月30日

IMG_0380 1昨夜、消防団年末特別警備のため、密を避けながら、消防小屋での警備及び消防車での巡回。昨日、これまでの活動に対し精勤章を頂きました。一方、一昨日の毎日新聞が「活動してないのに報酬3億円 「幽霊消防団員」、その実態は?」と題し、「消防活動をしていないのに報酬や手当を受ける「幽霊消防団員」が各地で広がっている」とする記事を掲載していました。これは問題。理由は様々あると思いますが、殆どの団員は皆仕事を持ちながら、多忙な時間を割いて地域に貢献しています。ふと、書いている記者や評論家などは、地域のためにどのような行動をされているのだろうと思いました。地域を守る力が求められてます。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「胸に刻んだ一文がある。「感情を動かす言葉だけが、人を動かす」。球界を代表する選手であり、名監督だった野村克也氏が生前、語っていた人間観だ。氏の『言葉一つで、人は変わる』(詩想社新書)にある。

コロナが日本社会を根底から揺さぶったと言われる今年、漢字一文字ながら、人心に届き、行動変容をも促した例は過去になかったのではないか。「密」である。恒例の「今年の漢字」にも選ばれた。

日本漢字能力検定協会が「今年の漢字」の募集を始めたのは阪神・淡路大震災が起きた1995年。この年、最も多かったのが「震」だった。後年、他の漢字圏でも日本と同様の取り組みがスタート。台湾の場合、今年の漢字は「疫」だったと聞く。

ちなみに諸橋轍次著『大漢和辞典』(大修館書店)によれば、密には「ひそか」や「近づく」などの意味のほか、古代中国にあった国名も。その数18種。『易経』(岩波文庫)の「退いて密に蔵す」の密は「ひそか」の意。有為な人は平穏な時には身を隠し、事あれば出て世に尽くすとの箴言だ。

止まらぬ感染拡大に、政府の分科会は23日、人の移動、接触を減らすべきと訴えた。「まず感じることで、人は考え、そして動く」(野村氏)。綿密に協議し計画を立て、訴えを重ねて年をまたぎたい。「『辛い』から『幸せ』」(小池都知事)へと変えるために。」

新型コロナの変異種が確認されています。「密」を避け、さらなる感染予防をと思います。

「煤払い」と「煤逃げ」について 5165

未分類 / 2020年12月29日

IMG_0380 1昨日は役所の仕事納め。団会議等。掃除らしいこともせずに次の予定へ。行き帰りの道は結構ガラガラ。コロナ禍の年末を迎えます。

先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「この週末、大掃除に精を出す方、多いのではなかろうか。コロナ禍で遠出もはばかられ「それなら、この際に」と、例年よりも念入りにクローゼットや押し入れを整理する向きもいると聞く。「煤(すす)払い」ともいって冬の季語だが、対をなすように「煤逃げ」の語がある。

掃除の足手まといとなるのを避け、時間をつぶしに家の外に出てしまうことを指すらしい。「煤逃げの人も居るらしジムの混む」(須賀敏子)。ありがちな光景だ。夏目漱石にも、こんな句がある。「先生や屋根に書を読む煤払」。逃げた先が、寒風吹く空の下、ということか。自らを戯画のごとくにとらえたともとれる。

「大掃除中に見始めたために作業が止まったもの」。不動産サイトのSUUMO(スーモ)が以前、男女計約400人にネット調査をしていた。写真にマンガのほか、捨てるかどうか迷う子どもの工作や古い年賀状、さらに懐かしいメール入りの昔の携帯電話、交換日記があがった。「あるある」の声が聞こえてきそうだ。

思い出に浸るひとときも、ささやかな「煤逃げ」だろうか。とはいえ、冬至もまぢかで、仕上げは日の暮れとの競争だ。徒然草は「多くても見苦しくないもの」として「塵(ちり)塚の塵」つまり「ごみ捨て場のごみ」をあげた。逃げずに掃除をした、という雰囲気がにじむからだろう。達成感を胸にひとっ風呂。「煤湯」という。」

昨朝のゴミ出しでは、集積所に段ボールが山のように積みあがってました。これからは合間を見て整理整頓、大掃除。まさに1年分がたまっています。「煤湯」を目指します。

『うちの家族、認知症?』と思ったら読む本について 5164

未分類 / 2020年12月28日

IMG_0949 (2)今年、大きく前進した仕事のひとつが「認知症対策」。5年ほどかかりましたが、横浜市内の2区に1か所「認知症疾患医療センター」の設置が決定し予算化。青葉区では12月1日、鉄町にある横浜総合病院内に設置されスタートしました。センター長には認知症専門医でNHKにも出演されている長田乾先生が就任。その長田先生が、今月「『うちの家族、認知症?』と思ったら読む本」(学研 1400円)を発刊。早速、読ませて頂きました。認知症について、家族の対応を含めてとても分かりやすく、一度は読んでおいた方がいいと感じました。また、うちの妻は介護施設でヘルパーをしていますが、彼女も「親が高齢の人に薦めたい」と言っていました。

同著の「はじめに」には次のようにあります。

「厚生労働省が2020年の「老人の日」に合わせて公表したデータでは、100歳以上の高齢者が8万人を超え、毎年5000人ずつ増加しており、我が国は世界有数の長寿国です。高齢になると歩く速度が遅くなるように、会話の応答も遅くなり、物忘れが徐々に増えてくることは否めない事実です。

認知症になっても安心して過ごせるように普段からの「備え」が大切だと言われています。認知症に対する備えには、社会施策の充実に加えて、自分が認知症になっても周囲の人たちが正しい知識を共有して、親切で肯定的に接しくれるための「備え」と、なるべく認知症にならないように自分から予防を心掛ける「備え」があります。

本書のプロローグからPART3までは、認知症の基礎知識に加えて、認知症の症状をいかに捉えるかという観点から解説します。(中略)

家族が、こうした認知機能の軽度の障害に早い段階から気付いて、医療機関を受診して治療を開始し、社会参加の機会を増やし、介護サービスなどを活用することは、認知症の進行を遅らせる効果があると考えられています。そのためには正しい知識を身に着けることが必要です。(中略)

認知症の治療や予防は、大げさな言い方をすると、人類の老化への挑戦と言えるかもしれません。将来、根本的な予防方法や効果的な治療方法が登場するまでは、非力ですが、手持ちの身近な手段で認知症と対峙していかなければなりません。」

「あとがき」は、「正しく恐れること」と題して書かれています。

「新型コロナウイルス感染症に関する様々な情報が錯綜して、不安や恐怖心をあおるような事例もあり、こうした中で正確な基礎知識や最新の知見などを共有して「正しく恐れる」という言葉が注目されています。

認知症に関しても、家族の変化に無関心で認知症の発症を見逃すことは避けなければなりませんが、過剰に心配して日常の活動が委縮してしまうことも大きな問題です。「正しく恐れる」という言葉は、認知症の対応においても重要なのです。

本書では、認知症に関する基礎知識と対応について、最新の情報を交えて紹介させて頂きました。自分の家族がもしかして認知症の始まりではないかと感じたときに、立ち止まって情報を整理して、客観的に状況を判断する、それこそが「正しく恐れる」ことなのです。「そのとき」に落ち着いて対応できるよう、本書が認知症の患者さん、ご家族のみなさまにとって、この病と向き合う一助になれば望外の喜びです。(中略)」

よろしければ、どうぞ。

コロナワクチン「つけ込む闇サイト」について 5163

未分類 / 2020年12月27日

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ヤクルト・小川泰弘投手の残留決定。確かな実績で4年契約を結ぶなど「本物」のエースに。先日、うちの3番目で創価大学4年の息子が、母校に凱旋した小川投手からサインを頂きとても喜んでいました。しかし、息子は根っからのジャイアンツファン。複雑です。

コロナ感染拡大、第三波とされる今、米国などで本格的なワクチン接種が始まりました。

「ホンモノ」の社会的経済的影響が大きい時、「ニセモノ」の発生確率が上がる。中国に駐在している時に、ある医薬品メーカーの方から伺った言葉。コロナ禍にあって、世界中にワクチン接種を待ちわびる人々がいるわけですが、そこを狙って動き出した「ニセモノ」がいるようです。

先日、日経新聞が英フィナンシャル・タイムズの記事を掲載していました。

「今月、新型コロナウイルスのワクチン使用が初めて承認された数日後、インターネットの闇サイトでワクチンが販売されていた。犯罪者らが世界的な予防接種の需要につけ込んで利益を得ようとしている。

イスラエルのサイバーセキュリティー大手チェック・ポイント・ソフトウエア・テクノロジーズは、いわゆるダークウェブ上でワクチンが250ドル(約2万6000円)で売られているのを突き止めた。中国の製薬会社、中国医薬集団(シノファーム)と科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)が開発したワクチンを2回分750ドルで販売するという広告も出た。専門家によるとダークウェブ上で売られているワクチンの多くは偽物か、注文しても送られてこないかのどちらかだ。

国際刑事警察機構(ICPO)と欧州刑事警察機構(ユーロポール)は今月、オンライン詐欺やサイバー犯罪から窃盗、偽物または基準を満たさないワクチンの販売まで、コロナワクチンに関する犯罪の「激増」が見込まれると警告を発した。

ワクチンが盗まれ闇市場に横流しされる恐れがあるため、製薬業界は警戒を強めている。定期的な監査と供給網の検査を行い、配送中の人との接触、積み荷の停留や引き渡しを最小限に減らしている。

調査会社エクスペリアンによると、米国や英国のように保健当局が感染リスクの高い人や特定業種の従事者へのワクチン接種を優先する方針を取った国では、「割り込み」を可能にする証明書の売買市場が出現する可能性も高いという。

「すでに(ワクチン接種が優先される)基礎疾患の有効な証明書の売り手が現れた」とエクスペリアン・データ・ブリーチ・レゾリューションのバイスプレジデントであるマイケル・ブルマー氏は言う。「(ダークウェブ上で)ワクチン接種の事前予約ができるということで、ダークウェブはますます盛り上がることになりそうだ」

日本においては、確かなルートで、安心して摂取できるように、と思います。

横浜市「住民投票条例(案)」審議方法の議論について 5162

未分類 / 2020年12月26日

IMG33 1昨日、議会運営に関する断続的な会議。一部の市民の方々から横浜市に「住民投票条例」を作って欲しいとのご要望について、その審議方法に関して議論。公明党としては、請求人の方々から直接お話を伺い、真摯に受け止め検討して参りました。

議会運営の規則等の確認と共に、これまでの政令指定都市や都道府県の議会での扱いも考慮しつつ、審議の場についての考え方をまとめて主張。市民の考え方も様々あり、それぞれの会派で考え方は異なります。これまで何度も会派間で協議を重ね、詳細に合意形成を図って参りましたが、結論には至りませんでした。議論の経緯を踏まえ、自民党、公明党の案としてまとめ、結果的に多数決で審議方法を決定。自公案で決まりました。審議方法の意見の違いについて記しておきます。

1 委員会付託

(採決結果)政策・総務・財政委員会に付託 ※(否決)議員全員で構成する特別委員会の設置

①特別委員会ではなく、常任委員会とする理由

○会議規則第36条において、所管の常任委員会に付託することが原則である。

○約19万筆の署名については当然重く受け止めているが、通常市長から提出される様々な議案も、市民の皆様の生活に直結するような大変重要なものであり、優劣をつけるものではないため、通常と同様に審議すべきである。

○したがって、会議規則に則り、通常通り常任委員会に付託すべきだと考える。

○会議規則上は、所管の常任委員会に付託することが原則である。例外として特別委員会に付託している。

○本市会において特別委員会に議案を付託している例としては、当初予算、決算、中期計画であり、いずれも1つの議案が市政全般にわたるものであり、総合的な観点から、全議員が参加し議論することが適当として、特別委員会を設置し審査を行っている。

今回の条例案は住民投票条例ということであることから、規則に則り常任委員会に付託して審査するのが妥当である。

(参考)会議規則(抜粋)

(委員会付託)

第36条 会議事件は、朗読、説明、質疑の後、所管の常任委員会又は市会運営委員会に付託する。ただし、朗読及び説明は、省略することができる。

2 常任委員会若しくは市会運営委員会の所管に属しない事件又は常任委員会若しくは市会運営委員会に付託することを適当としない事件は、特別委員会に付託する。

3 委員会が提出した議案については、前2項の規定にかかわらず、委員会に付託しない。ただし、市会の議決により付託することができる。

4 第1項及び第2項の委員会付託は、市会の議決により省略することができる。

②政策・総務・財政委員会とする理由

○今回の条例案の論点は、IR事業の是非ではなく、住民投票条例の制定の可否を議論するものであるため、政策・総務・財政委員会への付託が良い。

○先日、請求者の方々とお会いし、この辺りのお考えは伺っている。

○今回の条例案を所管する部署について当局に尋ねたところ、地方自治法に定める条例制定の直接請求についての法的な位置づけ等に関する審議となることが想定され、その所管は総務局であるとのことだった。

○したがって、総務局を所管する政策・総務・財政委員会に付託することが適当である。

2 請求代表者による意見陳述

(1)実施する会議

(採決結果)委員会 ※(否決)本会議場で実施

○この意見陳述がなぜ法律で定められているのかを考えたとき、住民自治の更なる拡充と議会における審議の充実を図る観点から制度化されたものと考えられる。その観点からすると、条例案に対する詳細審査を任された付託委員会において、請求代表者の意見陳述を行うことが妥当と考える。

○法令では、意見陳述を実施する場所は明確に定められておらず、他都市の例を見ても本会議・委員会いずれの例もあり、それぞれの議会で判断するものである。

○詳細審査を任された付託委員会において、請求代表者の意見陳述を行うことが妥当ではないか。

(参考)請求代表者の意見陳述の場(『質疑応答議会運営実務提要』議会運営実務研究会編集より抜粋)

Q:請求代表者が意見陳述を行う場は、本会議か、それとも付託委員会か。

A:住民自治の更なる拡充を図るとともに、議会における審議の充実を目指す趣旨から認められた請求代表者の意見陳述制度から勘案すると、実質的な条例案の審議が行われる付託委員会において請求代表者の意見を陳述することとするのが、適当であると考える。

(2)陳述者の人数、陳述時間

(採決結果)6人以内 合計30分以内 ※(否決)6人以内 合計60分以内

○政令市の例の中で最多の6人以内、合計30分以内。

(3)陳述者への質疑の有無

(採決結果)なし ※(否決)あり

○法令で求められているのは意見陳述までであり、他都市の例を見ても質疑については有りが4都市、なしが9都市である。

○今回の条例案の可否の議論は、各会派・議員同士で議論を交わして判断していくべきものだと考える。

○請求者の方とは先日面会をして御意見も伺っており、また、陳述時間も政令市最多レベルの30分としているので、その中で条例案の制定を請求された思いや御意見を十分に述べていただき、その御意見を十分に参考にし、署名の重みを受け止めながら、議会として議論していくことがよいと考える。

3 本会議関係(当局説明員の出席範囲)

(採決結果)通告に応じて、市長、副市長、関係局のみの出席で可 ※同意見

〇コロナ対策を踏まえた議会運営上の取組として、「当局については、議事運営上必要な範囲内において出席を求める。」としていることから、今回の付議案件が住民投票条例1件であるため、通告に応じて市長、副市長、関係局が出席することでよい。

4 委員会

(1)当局説明員の出席の範囲

(採決結果)所管の副市長及び局長以下(総務局)。関係局として都市整備局と選挙管理委員会事務局の関係部長等の職員。 ※(否決)市長、副市長及び関係局の局長以下

○通常の委員会運営どおり、副市長以下の関係職員とし、本会議と同様、コロナ対策を踏まえ、必要な範囲内の出席を求めることでよい。

〇今回の議論は住民投票条例の制定の可否であることが大前提ではあるが、関係局として、都市整備局と選挙管理委員会事務局にも、こちらは通例どおり関係部長以下にも同席いただくことでどうか。

(2)委員会の開催場所

委員会室で開催 ※特になし

○本市会は会派制をとっているため、各常任委員会には、各会派の代表者が所属しており、今回の審査に当たっては、無所属議員に対して優先的に傍聴議員席を設けることも提案している。また、各会派議員室のモニターやインターネット中継もあるため、全議員がリアルタイムで委員会の様子を確認することができる環境にある。

○したがって、運営方法を大きく変える必要はなく、通常の委員会審査と同様に委員会室で行えばよい。

5 臨時会(会期)

会期は3日間(1日目 本会議質疑、2日目 委員会審査、3日目 討論・議決)。日程は1月6日~8日。 ※(否決)会期は4日間 1月12日から15日までとする

○本会議での質疑を1日目、委員会審査を2日目、本会議での討論・議決を3日目とした3日間が妥当であると考える。この3日間で、署名の重みを受け止めながら住民投票条例に論点を集中させてしっかりと審議を尽くし、結論に導いていくことが議会としての責任であると考える。

〇請求者の方々の思いを受け止め、議会としてできる限り早く審議に入ることが重要である。

〇当局に確認したところ、年内に議案発送をし、最短で1月6日から審議に入れると伺っているため、1月6日からの3日間がよい。

〇当局側は予算編成の佳境を迎える時期であるため、これに支障を及ぼさないよう配慮すべきである。

○したがって、最も早い1月6日からの3日間がよい。

○政府が1月11日まで休暇を延長することなどを要請しているが、新型コロナウイルス感染症対策については、運営委員会で決定しており、今回の臨時会についてもその決定の範囲内で行う。

本議案について、年明け早々の議会で審議して参ります。

ベートーヴェンについて 5161

未分類 / 2020年12月25日

IMG_0949昨日はあざみ野駅前での街頭演説。ご挨拶まわりの後、市会で作業。毎年この時期になるとベートーヴェンの「第九」をよく耳にしますが、今年はそれもない感じ。さびしい年末。あらゆるものを変えていくコロナ。アフターコロナは、変わるべきものと、変わらず戻していくべきものがあるだろうと思います。

先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「あまりに偉大な先人は、没してなおも、後進の道を左右せずにはおかないようだ。(12月16日)生誕から250年となる楽聖、ベートーベン。「英雄」「運命」「田園」など残された9つの交響曲は、どれも他の追随を許さぬ傑作ぞろいで、続く作曲家には大きな壁となった。

例えば、「後継者」とも目されたブラームスは、名作の数々を意識しすぎたのか、最初の交響曲を完成させるまでに20年を超える歳月を費やした。一方、マーラーは自らの9番目の交響曲にはあえて番号を付けず「大地の歌」と題している。レジェンドと仰ぐ先達が「第9」を最後に世を去ったことを気にしていたようだ。

「苦悩の英雄」と称されもしたアーティストからの宿題をこなし、遺産を血肉として、その後の音楽史があった。そして、ベートーベンは私たちへもメッセージを投じている。だが、しかと答えられぬまま、時が流れているのではなかろうか。「抱きあおう、幾百万の人々よ」と第9の詞が呼びかけ、200年近くになる。

普遍的な友愛を歌い、現代に入ってからも、自由や連帯が勝ち取られるたび、高らかに奏でられてきた。コロナ禍で国や人々が孤立し、迷走しがちな今こそ、曲の輝きは増すように思える。楽聖と親交のあったドイツの詩人はこう言ったそうだ。「私たち人類は彼に追いつけるでしょうか」。解けない宿題にしたくはない。」

厳しい環境にあるからこそ、政治には貧富、格差といった「分断」を生まないようにするための政策が求められているように思います。

「デマ」について 5160

未分類 / 2020年12月24日

IMG_0381 1 ( (3年末のご挨拶。今年は控えめ。しかし、消防団の活動が控えめになることはありません。昨夜は消防車に乗車し「火の用心」。地域の安全安心に向け、具体的な行動が続きます。

新型コロナウイルスが変異したウイルスが、イギリスを中心にヨーロッパで広がっていいるとの報道。イギリスからの入国を拒否する対象としていて、冷静に対処するとの政府方針。「コロナに疲れたと言っている場合ではない」との小池都知事のコメントは「そうだな」と思います。これまで通り、マスク、手指消毒、三密を避けるの徹底。そして、厚労省が示す「濃厚接触者の定義」(1m以内で15分以上接触していないければ濃厚接触ではない)を愚直に徹底していきたいと思います。

正しい情報をもって、正しく恐れることの重要性。一方、いつの時代も、「デマ」で社会を混乱させようという輩がいます。「デマ」とは、「事実に反する扇動的で謀略的な宣伝」「いいかげんな噂話。流言」。

東日本大震災の時も、台風豪雨で街が崩壊した時も。また、先ごろお笑い芸人が裏口入学していたとする「デマ」が、裁判で「ウソ」であったとの判決。先日の関東学院で行った講義の際、学生さんから「なぜ週刊誌はなくならないのか?」との質問がありました。

そして、ネットなどを通じた個人を貶める悪事。共通しているのは、「デマ」の発信者は光を避け、常に顔を隠しているということ。悪意の匿名であっても個人情報云々の話はありますが、発信元の特定が容易になってきたことはいいことだと思います。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「学べば学ぶほど知識は脳に蓄積されていく。ところが、作家の林真理子さんは違うタイプらしい。「知識が沈澱することなく、右から左へと流れていくのだ」と、自著『皆勤賞』(文春文庫)で明かしている。

先月、佐藤優氏らとともに菊池寛賞を受賞した林さんにして、そうなのだ。「まして……」と、自身を肯定したくもなる。歴史は学んだが、頭からすっぽり抜けていた奈良公園(奈良市)のシカが困った事態に巻き込まれていると知った。天平時代の伝承もある天然記念物のシカである。

観光客の減少で「鹿せんべい」がもらえず、激痩せしているというデマ情報が拡散。菓子などを与えに来る人が相次いでいるというのだ。中にはパンの耳をまいたり、注意喚起してもペットフードをあげるのをやめぬ人も。『読売』が報じた。

野生の奈良公園のシカはシバや木の実などが主食。鹿せんべいは、いわばおやつで、米ぬかと小麦粉で作られ、添加物は入っていない。他の食べ物を与えれば、中毒を起こし死に至るケースもあるのだ。

依存体質のシカが餌を求めて移動しているのは事実としても、聞いた人がなぜ誤った行動を起こすのか。「デマは真実よりも早く深く広がり、人の判断は感情や直感で決まりがち」と英誌。知識があるのに越したことはあるまい。肝要なのは冷静に見極めることだ。」

「自由」と「放縦」は異なります。自由には人間としての理性と責任が伴います。動物のように好き勝手に動く放縦とは異なります。当然ながら「デマ」は言論の自由に当たりません。

最近、木村花さんの事件を通じて、発信者の特定が速くなったとの報道を目にしますが、特定スピードも、罰則も、まだまだ足りないと思います。様々な事件で被害者保護が不十分であることにもどかしさを感じます。

実はこの分野、「インターネット上の誹謗中傷対策」として、国会で先頭に立って、徹底的に対策しているのが、公明党の国重徹衆議院議員(弁護士)。人々を守るためにも、被害者の皆さんのためにも、大いに期待しています。

 

横浜「動くガンダム」と「挑戦」について 5159

未分類 / 2020年12月23日

IMG_0766横浜に来た「動くガンダム」。ここのところよく報道されています。かなり以前から計画されていたようですが、アニメ制作会社「サンライズ」と横浜市と連携して「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」が山下ふ頭で開催。(2020年12月19日(土)から2022年3月31日(木)まで)

先ごろ、公明党市議団として現地へ。横浜市も「あの手、この手」の振興策。全高18mの実物大。ソフトバンクのページを見ると、5Gを駆使し、VRドームで「ガンダムの視界を操る」体験など、まるで自分が“ニュータイプ”になるかのような擬似体験もあるとか。「鬼滅の刃」ほどではないですが、中学生当時に流行っていて、友達と映画を見に行ったことを思い出します。 https://gundam-factory.net/

新たな挑戦が、新たな時代を創る。

先日、コラム「名字の言」が記していました。

「日々、新しいものをつくっている実感がある」とは、107歳の美術家・篠田桃紅氏の言葉。氏の作品は、大英博物館やメトロポリタン美術館などにも収蔵されている。

「老いてわかることがまだある」と語る氏も、いわゆる“スランプ”に陥ったことがある。それでも「落ち込んだり、焦ってやけを起こしたりしない」という。

なぜなら“自分を優れているとは思っていないが、劣っているとも思わない”から。氏は語る。「誰とも比べない。標準以上とか標準以下とか、比較をしない。誰でも、同じ人はこの世に二人といない」(『一〇三歳、ひとりで生きる作法』幻冬舎文庫)

人はどうあれ、自分は自分――簡潔な言葉に、芸術家の誇りがみなぎっている。周囲と比べ、一喜一憂してしまうのが人の常。だが、移ろい続ける周囲を“基準”にする限り、不安は消えないだろう。自分も他人も皆、かけがえのない存在――この事実を思い起こすことで、人は深く励まされ、安心と自信が生まれてくる。(中略)

周囲と比べるのではなく、“これまでの自分”と比べる。自ら決めた目標へ、自分らしく、日々、新しい挑戦を始めたい。」

今日も頑張ります。

大学での講義と「若者の不安 年長者に責任」について 5158

未分類 / 2020年12月22日

IMG_0381 1 ( (3昨日午後、関東学院大学の「かながわ学(政治)」との授業の講師を務めました。当選同期の自民党・草間剛市会議員が受け持つ授業。リクエストを頂き「なぜ政治が必要なのか」と題し、pptを使いオンディマンド含め約200名の学生さんと講義・質疑で1時間半。市会からリモートで発信しました。いい質問も頂き、私も勉強になりました。

未来を創る青年たちが活躍できる環境。それを作るのは大人の役目。

昨日の日経新聞連載「パクスなき世界」に、京都精華大学のウスビ・サコ学長が「若者の不安 年長者に責任」と題し、インタビューに応えられていました。

「新型コロナウイルスは世界に潜んでいた様々な対立や分断をあらわにした。京都精華大のウスビ・サコ学長に経済や社会に生じた断層と、その修復の可能性について聞いた。

――コロナの世界的な感染拡大は様々な矛盾を浮き彫りにしました。

「コロナ前から世界には貧富の差などの分断が存在していたが、経済が回っていたので見て見ぬふりをしてきた。モノさえ回っていれば先進国にも発展途上国にも取り分があったからだ。しかしロックダウン(都市封鎖)などで生産や流通が動かなくなると、モノ中心の経済は崩れた。市場経済が約束していたはずの幸せが幻想だったと明らかになった」

――モノは回らなくなりましたが、デジタル化は加速しました。

「情報量の増大は人々のコミュニケーションを活発にした。SNS(交流サイト)を通じた批判は時に過激化したが、これまで苦しんできた弱者が声を上げた側面が強い。背景には、強者が掲げてきた『自由』や『グローバル』という夢が実現性を失ったことへの人々の不満がある」

――コロナ対応では国や地域によって大きな差が生まれました。

「感染症に迅速に対応した中国はアフリカにマスクなどの物資を大量に送り、デジタル化も支援した。コロナを機に中国とアフリカとの絆は強くなり、『途上国ブロック』が生まれた」

「先進国は自らの使うモノが途上国から来ているという脆弱性が明らかになった。途上国ブロックができることで、自らが優先されなくなる恐ろしさも感じたと思う。途上国同士のつながりが強くなれば、先進国はますます苦しくなる」

――西洋が没落するということでしょうか。

「新しい動きが生まれるということだ。合理主義などの価値観で支えられた世界秩序はいずれ崩れるという予感はあったが、コロナにより早まった。これからは物質や合理主義を重んじる価値観から、人間を中心とする考え方に移っていく」

――具体的にはどのようなことでしょうか。

「目の前の人間、身近な家族、地域を大切にするということだ。コロナで移動が制限され、地域の楽しさに気づいた人も多かったと思う。地域に人を落ち着かせ、帰属意識を生み出すチャンスもコロナは生み出した」

――若者の雇用や教育が損なわれました。

「54歳の私以上の世代は、若い人にとって幸せな世界を作れなかったことを反省すべきだ。若い人を舞台の上に立たせ、自分たちは舞台裏に回って支えるのが良い。SNSを通じて若い人が声を上げる場が生まれたが、その空間を彼ら自身が発展させる時だ。地域間の分断も私たちの時代までのことで、若者は気にしなくてもいい」

大変示唆に富む内容。昨日の講義でも、この内容を紹介しました。

人生、何を残すのか。人として何が偉いのか。広い視野と深い考察を感じます。

サコ学長は、アフリカ大陸のマリ生まれ、中国・北京語言大などで学び、日本留学。京大博士。専門は建築と社会。18年から現職。そして、現在54歳。不肖・私と同じ学年。とても立派な方だなと感心しました。

私も頑張ります。