安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「闘わないインテリ」について 5064

未分類 / 2020年9月18日

IMG_3298昨朝、すすき野団地の管理にかかわる方からご相談を頂いていた、同団地出入口前(八百屋・みどりやスーパー前)の歩道へ。劣化がひどく、つまづいてけがをするなど修繕を必要としていたことから、昨年度にお声を頂き土木事務所と協議。予算が足りなかったことから今年度に持ち越し。そして、今週9月15日に工事が完成。お喜びの声を頂いています。

昨日は終日市会で決算委員会への準備。コロナによる経済の停滞。しかし、それ以前から少子高齢化や非効率な社会構造等が問題視されつつ、低い経済成長を続けている日本。その原因について様々な分析・指摘されていますが、問題は具体的にどうより良くしたか。

先日、日経ビジネスに日本を代表する建築家・安藤忠雄氏が「日本の停滞は、インテリが闘わないから」と題して鋭い指摘をされていました。聞き手の力量も感じる一文でした。

「仕事とは、生きることとは、”闘い”ですよ。生命力が弱くては闘えませんから。体力、健康を保つことはとても重要なことなんです。その”闘い”においては、私はずっと『暴走族』でありたいと思っているんですよ。自分で『こうするんだ』と決めたら、そこに向かって突っ走る暴走族。多少の障害物があっても強引に突き進みますから、嫌われますよ。仕事で10人の関係者がいたら7人くらいは私のことを疎ましく思っているんじゃないかな。それでも暴走します。言いたいことは言って、やりたいことをやらせてもらいます。いつかクラッシュするでしょうが、そのときはそのときです」

「半世紀前の日本の経営者は皆そんな雰囲気だったと思いますよ。目標、夢に向かって止まれば倒れる二輪車のように、走り続けることで会社を育て、社会をけん引し、国を支えた。ホンダの本田宗一郎さん、ソニーの盛田昭夫さん、サントリーの佐治敬三さん。名経営者といわれる方を何人か知っていますが、皆さん、年を重ねても夢に目を輝かせて、人生を走っていましたよね」

「戦後日本の経済復興の原動力とは、結局あの世代の人間力だったんですよ。逆境でも、目標・夢に向かって走っていれば元気になるんです。時代の先が見えなくとも、自分なりの夢や希望は持てるでしょう。そうしておのおのが人生に『誇り』を持っていれば、日本再興も不可能ではないはずですよ」

――私たち日本に暮らす人間は、安藤さんの目から見て弱くなっているように映りますか。

「日本人は闘わなくなりましたよね。主張しなくなった。1969年の東大紛争が最後かもしれない。昔はね、知識層が闘ったんですよ。私は仕事を始める前、20代の最後に世界を旅してまわったのですが、そこで東大紛争の原点ともいうべき、68年のパリ5月革命にも遭遇しているんです。異様な緊張感に包まれた街で、闘っているのはインテリゲンチアの学生だった。フランス語でまくしたてる主義主張は分からなかったけれども、徹底的にあらがうんだという意志・感情がはっきりと伝わってきて、心を動かされました」

「今の日本はどうでしょうか。70年代以降、経済的発展を遂げていく中で、日本のインテリからは闘いの姿勢が失われたように見えます。既に完成され、成熟した社会を引き継いだ世代はあえて闘おうとはしない。闘いに敗れて今あるものを失うことが怖いから。『いかに間違えないか』という減点法が物事の評価軸になっているんですね。だから根幹のシステムが壊れるような危機にひんすると思考停止に陥ってしまう」

「今回のコロナ禍だけではありません、地球温暖化やそれに伴う災害、エネルギー資源の枯渇と人口増加など、現代世界の抱える地球の問題についても同じです。『このままでは世界が破綻してしまう』『変わらなければならない』というときに、減点法型思考は何の役にも立たないでしょう。原点まで立ち返って考え抜かれたビジョンと、それを実現する強力なリーダーシップ、利害を超えた各国間の協働が今こそ必要なのですが、現状は、米中の大国が自国第一主義に走り、その周りで日本は右往左往している状態です」

「でも地球は1つなんですよね。そのことを私は若い頃、自分の足でヨーロッパ、アフリカ、アメリカと旅して歩いたときに実感し、その感覚が世界で仕事をする今日につながっている。『地球は1つ』というこの当たり前の真理を、世界中の人が共有できれば、難しい問題にも光が見えてくるのでしょう。そのためには、やはり『教育』が大切ですね」

闘ってきた人、結果を残してきた人の言葉は重く、響きます。