安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

食品ロスと貧困対策について 5061

未分類 / 2020年9月15日

IMG_5019 (2)昨日は今月末から始まる決算特別委員会に向け、資源循環局関連の議論、質問調整。 ゴミの収集、最終処分場、ポイ捨て対策、禁煙区域、ごみ屋敷対策等々、同局の所管は多岐にわたります。その中のひとつが「食品ロス」対策。公明党が長年取り組んでいる問題でもあります。横浜市の進める「フードバンク、フードドライブ活動」に注目。

フードバンクとは、各家庭や食品を取り扱う企業から、まだ安全に食べられるのに廃棄されてしまう食品を引き取り、福祉施設等へ無償で提供する団体・活動。

フードドライブとは、各家庭で使い切れない未使用食品を持ち寄り、それらをまとめてフードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄贈する活動。

横浜市の家庭から出される燃やすごみの中には、手がつけられず廃棄された「手つかず食品」が年間2万トンも含まれるとされています。食品ロス削減の取組として、本市はフードバンク団体等と連携しイベント等でのフードドライブの実施や、小売店舗など身近な場所で食品を寄附できる環境づくりを推進。この取組を通じて、各家庭で購入した食品やお中元・お歳暮等など、常温で保存している食品の在庫と期限の確認の習慣づけを促し、自分で消費しきれない食品は早めにフードドライブに提供することで、食品ロスの削減を目指しています。

また、こども青少年局とも連携し、フードバンク団体から提供を受けた⾷品をひとり親世帯へ提供し、新型コロナウィルス感染症 の影響で⽣活の⾃⽴が困難な家庭を⽀援し、⾷品ロス削減への協⼒をいただくことを⽬的に、 「ぱくサポ」(ひとり親世帯への⾷品提供会)を令和2年8⽉から実施中。大事な取り組み。

先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「蒸しいため」は料理研究家の若林三弥子さんが考えた野菜の調理法だ。栄養をのがさず手軽においしく。原点は商社マンの妻として家族を支えた体験にある。1980年代初めに赴任したバグダッドではわずかな野菜を探してイラン・イラク戦争下の町を走り回った。

「どこそこにある」という情報を頼りに半日かけて手に入れたホウレンソウ。ごみや雑草をとってゆがいて冷凍し、惜しみながら少しずつ食卓に出した。ブエノスアイレスでは日系移民が持ち込んだダイコンなど深くて濃い味がする野菜に感激した。思春期の子供たちも大地の恵みをもりもり体にとりこんで大きくなった。

バグダッドに比べれば「野菜天国」と若林さんがいう日本だが、子供が満足に食べられないきびしい現状がある。先日の小紙夕刊で母子家庭へのアンケート調査の結果を読んだ。コロナ禍で2割近い家庭で1日の食事回数が減った。野菜や肉は高く、およそ半数が炭水化物だけやインスタント食品の食事が増えたと答えた。

コロナで仕事を失ったのは働く女性の5割以上を占める派遣社員やパートなどの非正規労働者が中心だ。フルタイムの労働者でも女性の平均給与は男性の7割。母子家庭の困窮は構造的な問題なのだ。子供には2食を食べさせ、自分は1日1食。そうやって歯を食いしばる母や子に旬の野菜の味わいを届けられないものか。」

言葉だけでなく、具体的かつ効果的なものとなるよう取り組みます。