安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「コロナも強敵、がんも強敵」について 5021

未分類 / 2020年8月6日

IMG_1043 (1)今日は被爆から75年の原爆の日。一昨日、山口那津男代表は国連の中満泉事務次長(軍縮担当)と会談し、核軍縮に向けた対話の重要性が増していることを確認。山口代表は「コロナ禍を乗り越えていく中で、国際協調や国際連携が必要になる。その時こそ日本の出番だ」と述べ、中満事務次長は、橋渡し役としての日本の役割に期待を寄せたとのこと。核廃絶へ、平和の推進役をと願います。

昨日、市内企業でご挨拶していると、社長のご家族の健康問題が話題に。「コロナにならなくても、コロナが作る雰囲気は別の病気を悪化させる」とのこと。コロナを恐れて行くべき病院に行かない、不安が重なる精神的な問題など、コロナの副作用ともいうべきものがあります。しかし、負けるわけにはいきません。

先日、日経新聞コラム「がん社会を診る」に東京大学病院の中川恵一准教授が、「コロナも強敵 がんも強敵」と題し寄稿されていました。

「緊急事態宣言が解除され、一時収まったかに見えたコロナ禍ですが、社会活動の制限の緩和に伴って感染者の数が再び増えています。しかし、無症状の陽性者が多いのもこの感染症の特徴です。

PCR検査の件数が増えれば、陽性者数も増えるのは当然です。感染した人の数に一喜一憂するのではなく、重症者、死亡者の数をより重視する必要があると思います。

死亡者は全国的にほとんど増えていません。感染者、死者とも全国の3分の1を占める東京都でも、7月に入って死者数はゼロが続きました。重症者の数は全国的に見ても、東京都に限ってもおおむね減少傾向にあります。

マスクの着用や手洗いをする人が増えたためと思いますが、インフルエンザの患者数は激減しています。厚生労働省の推計によると、3月1日時点の全国の累計患者数は約397万人で、前年同期の4割弱です。

ノロウイルス等による感染性胃腸炎もインフルエンザと同様に、例年よりずっと減っています。皮肉なことに、今年は、ウイルス感染症による死亡が例年より少ない年になるかもしれません。

がんは流行性の感染症とちがい、高齢化とともに、増え続けていきます。新型コロナウイルス感染症にばかり関心が集中すると、バランスを欠くことになります。

現在、1年間に日本人男性の57万人強、女性の44万5000人ほどががんと診断されています。そして、国立がん研究センターの長期予測によると、2035~39年の平均では、男性は64万人、女性は53万人と推計されています。男性で1割以上、女性では2割近く増加すると見込まれています。

私もその1人ですが、過去5年以内にがんと診断されて生存している「有病者」については、現在、男性約173万人、女性約140万人、男女合わせて313万人とされています。しかし、35~39年の平均では、男性は184万人、女性は167万人と推計され、有病数は男性で6%、女性では19%も増加する見込みです。

新型コロナウイルスを甘く見てはなりません。しかし、がんという、まだまだ高くて厚い壁の存在を忘れてはなりません。」

今は元気ですが、うちの母はがんの手術を2回しました。全くその通りだと思います。