安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「陥没」と「道路」について 4985

未分類 / 2020年7月1日

IMG_0765昨朝5:30頃、新横浜駅近く、港北区大豆戸町の環状2号で道路が陥没。付近の地下では相鉄東急直通線のトンネル掘削工事中。6月12日にも昨日の現場から約300メートル離れた地点で道路陥没が発生しています。整備主体である国の鉄道・運輸機構が原因を調査中。工事もここに至るまで、様々な調査を経てたどり着いていると思いますが、一体何のための調査だったのかといぶかしく思います。

その後、10:00に横浜市道路局から、市営地下鉄3号線の延伸(あざみ野〜新百合ヶ丘間)について、早期実現に向け、横浜市域内の環境影響評価手続(計画段階配慮書)に着手すると記者発表されました。開業目標令和12年。整備延長約6.5km 新駅は4駅(あざみ野駅を除く)

環境影響評価とは、環境アセスメントとも言いますが、環境に大きな影響を及ぼすおそれのある事業を実施する事業者が、その事業より生ずる環境への影響を事前に調査・予測・評価して環境保全措置の検討を行い、住民や行政機関などの意見も踏まえた上で、事業実施の際に環境保全に対処するための仕組み。

港北での陥没の話。3号線の延伸で、同じようなことが絶対にあってはなりません。

しかし、1回でも大問題なにの、同じ地域で1か月に2回も陥没するなど考えられないこと。人的被害や事故が無かったのは不幸中の幸いですが、新横浜の調査をどこが行ったのかは知りませんが、様々な疑念がわきます。

いずれにせよ、再発防止のため、徹底的に原因究明して、示す必要があると思います。

ところで、昨日は地元企業まわり。その中の1社はレッカー業者「青葉ロードサービス」。事故車・故障車の 復旧作業、移動に24時間対応されています。事故車などの対応ですから、お世話にならない方がいいわけですが、いざという時に頼りになります。ここにもコロナの影響は大きく、緊急事態宣言下で、県をまたぐ車両が減ったため、処理台数の減少率の倍以上の数値で売り上げが減っているとのことでした。

事故や故障だけでなく、災害時に大きな役目を果たしているのがレッカー業界の皆さん。東日本大震災の時も、昨年の台風による豪雨災害の時も、社長が自らハンドルを握り、組合で一致団結して被災地に入っていかれます。「人の命がかかってるからね。何かあれば、すぐにどこでも行きますよ」との社長の言葉に、強い責任感を感じました。

しかし、道路が使えないとなると、こうした車両や、救急車、消防車、自衛隊車などの緊急走行、緊急輸送ができなくなる。それ故に、「道路」の管理は人の命を守る、極めて重要な仕事でもあります。

人類最古の舗装路は、紀元前4000年頃、古代エジプト人がピラミッド建設のため、構築用資材の石を運搬するために石畳の道を整備したものとされています。安全に輸送するとの目的を果たすため、小石を取り除いたり、敷設する石の大きさを可能な限り均一にするなど、様々な創意工夫が施されているそうです。

冒頭の話。責任の所在を明確にし、2度と起こらぬよう、「道路とは何か」との原点に立ち帰った対策を求めたいです。