安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「これでいいのだ」について 4923

未分類 / 2020年4月30日

IMG_5019青葉区奈良2丁目にあるパン屋「みちぱん」こどもの国店。県内3店舗を展開されていてこどもの国店が本店。以前は鴨志田町で営業されていましたが、数年前に今の場所に移転。それでも人気は変わらず。今はコロナ対策も徹底。焼きたて、揚げたて、作りたてが変わらない美味しさの秘密。いつもながらに美味しかったです。

昨日も様々なお声を頂きました。「今まで通りの給料は払えない。住宅ローンが払えなくなる従業員をどうしたいいものか」「年明けに海外転出した息子は10万円がもらえないのか?」等の悩ましいご相談もあります。できること、できないことがありますが、先の見えない中で何とか前に進みたいとする声。少しでも不安を払拭できればと思います。

大型連休。どこにも行けない。でも一人ではない。みなで乗り切る。

昨日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「「僕はものすごい恥ずかしがり屋なの。しらふじゃあなたの顔もまともに見られない」。8回目の退院の日と重なった取材の途中で、赤塚不二夫さんはコップに焼酎を注ぎはじめた。米映画をもじり、「人生は、酒とギャグの日々」と笑った。20年ほど前のことである。

おそ松くん、天才バカボンといったギャグマンガの数々は、スタッフらと「バカを競うように」飲み、描いてきた。その結果、少女マンガでも傑作を生んだ細かな線を引く力を奪われ、「婦人科以外のすべての病」を得る。それでもこの道しか、このやり方しかなかったのだ。そんな達観と満足感をたたえた笑顔に思えた。

IMG_1038赤塚さんは旧満州で生まれ育った。敗戦の混乱のなか、母親に手を引かれての引き揚げが原体験となる。幼い胸に刻み込んだ言葉は「没法子(メイファーズ)」。中国語で「しかたがない」の意味だが、それはあきらめ、投げ出すことではない。悲しみも不条理もすべてを受け入れ、そのうえで前へ歩む。そう受け止めた。

会いたい人と会ってはいけない。行きたいところへ行ってはならない。私たちもいま、不条理のさなかにある。災いがすぐには去らない以上は、倦(う)まず弛(たゆ)まず明日へ向かうしかない。そう念じれば少しは気持ちが軽くなるだろうか。赤塚さんは没法子を自分流に訳して、バカボンのパパに言わせ続けた。「これでいいのだ」」

IMG_1043 (1)私が「これでいいのだ」などと言っていると、「何、言ってんだ!」と言われそうですが、現実を受入れて前へ進むということ。元気に進みたいと思います。

「給付金」と「待つこと」について 4922

未分類 / 2020年4月29日

IMG_1034昨日、補正予算案についての説明、質疑のため議会へ。今回は国の補正予算の展開が主な内容。国は4月30日に成立予定。給付、貸付、猶予(支払い延長)、物資調達、PCR検査、環境整備等、多様なコロナ対策が円滑に利用されるようにしなくてはなりません。

例えば、一律1人10万円給付の「特別定額給付金」。岡本光成衆議院議員がYouTubeでわかりやすく説明されていますのでご紹介します。尚、「10万円受給の手続きをしてください」との詐欺メールや詐欺電話が横行しています。くれぐれもご注意ください。

①手続き方法(3分20秒)https://youtu.be/G85cycAhMoo

②Q&A=受給資格や受取方法など(2分50秒)https://youtu.be/ZTDxBntt6LM

また、中小200万円、個人事業100万円の「持続化給付金」。その申請要領等が公表されています。申請手続きの詳細を確認の上、申請の準備にご活用頂ければと思います。補正予算成立の翌日から申請受付を開始予定です。

(中小企業向け)https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/kyufukin_chusho.pdf

(個人事業者向け)https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/kyufukin_kojin.pdf

街の声を聞けば、いずれも待ち遠しい限り。他方、コラム「名字の言」が「待つ」ことについて記していました。

「スマートフォンでネット上の情報につながるまで、どのくらい待てますか――時計メーカー「シチズン」が行った意識調査によると、6割以上の人が「10秒以内」と答えた。コンビニのレジでは1分、待たされると、3割を超す人がイライラを感じるという

近年のIT技術の進歩により、生活は格段に便利になった。スマホで調べ物をすればすぐに“答え”が分かったり、ネットで買い物をすれば当日に届いたり。“待たなくてもいい時代”と言えるかもしれない。

ただ、「待つ」ことを即、不便とだけ捉えるのはいかがなものか。精神科医の春日武彦氏は、「精神的に裸となった自分と対峙しなければならないのが『待つ』という営み」と指摘する(『待つ力』扶桑社新書)。思い通りにならない事態になっても、感情的になったり、さじを投げたりせず、一度立ち止まる。待つことで状況が変わる場合もある。待つという行為は、精神的な成熟の証しなのである。

新型コロナウイルス感染拡大への一人一人の対応にも、忍耐強く「待つ」ことが求められる。不要不急の外出をやめ、密閉・密集・密接を避けることに徹したい。

現在の困難に無関係な人は一人もいない。皆が当事者として、賢明に粘り強く、自他の健康を守り抜こう。」

「キング・カズ」こと三浦知良選手が伝えた「セルフ・ロックダウン」。「緊急事態宣言は「緩い」という声がある。でもそれは、日本人お力を信じているからだと僕は信じたい。ロックダウンでなく『セルフ・ロックダウン』でいくよ。」

私もこれで行きたいと思います。

「町中華」で「To Go」について 4921

未分類 / 2020年4月28日

IMG_1038昨日、地元・田奈町の中華料理「桃花(とうか)」でテイクアウト。まさに「町中華」。そもそも商店街もなく店舗の少ない田奈町にあって、唯一の中華屋さん。ご主人も奥さんも温かい。そして作るものが何でも美味しい。消防団の集まりなどでも利用しています。

町中華」とは、昔ながらの個人経営の中華料理店で、安い・美味しい・ボリューム満点、町の人たちに愛されている大衆的な中華屋さんのこと。BS-TBSには「町中華で飲ろうぜ」という深夜番組がありますが、たけし軍団のタレント・玉袋筋太郎さんがいつも美味しそうに食べています。見ていると夜中に食べたくなります。

持ち帰りは英語で「To Go」。先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「テイクアウトできます」「すべてのメニュー、持ち帰りOK」「プロの味をご家庭で」――。時短営業を余儀なくされ、客足もすっかり途絶えた飲食店でこんな張り紙を見ることが多くなった。業界を滅ぼしかねない新型コロナ禍への、店主たちの必死の抵抗である。

IMG_1034そこにはさまざまな工夫が凝らされ、持ち帰りならではの盛り付けも目に楽しい。ある居酒屋の、酒肴(しゅこう)を十数種も盛りこんだ重箱。某イタリア料理店の、冷めても味の変わりにくいように調理した若鶏ロースト。鍋物のスープや具をセットにして売る和食店もある。できることを何でもやってみる経営者が少なくないのだ。

思えば、持ち帰りや宅配は日本人の得意とするところである。花見や芝居見物には弁当が欠かせない。仕出しや出前の習わしは、デリバリーなる言葉よりずっと古い。鯛(たい)のお頭(かしら)つきにかまぼこ、だて巻きの折詰(おりづめ)を誂(あつら)えるのは上棟式の定番だった。そんな伝統に支えられ、危機の下で新たな文化だって生まれるかもしれない。

さんざめく店で、出来たてを味わう気分は格別だ。しかし、料理人の苦心の品々にはそれに劣らぬ魅力があろう。事態がずっと深刻なニューヨークでも、多くのレストランが「トゥー・ゴー(To Go)」、つまり持ち帰りでしのいでいるという。暗いトンネルを抜けたそのときは、ひいきの店へ「Go To」である。」

粋な一文。励まし合いながら、乗り越えていきたいです。

「エッセンシャル・ワーカー」と「偏見・差別」について 4920

未分類 / 2020年4月27日

IMG_1034私の朝はトーストとヨーグルト。ジャムかハチミツ。あざみ野駅近く「サント薬局」。私より若く、俳優かと紛うご主人は薬剤師。普通に薬を売っているだけの薬局ではなく、先代から開発してきた様々な健康食品もあります。先日ハチミツを購入。稀なルートで調達されたハンガリー産。間違いなく美味しい。コロナのこの事態に「いつでも医療現場へ」とご主人。長年、地域を支えてきたサントさん。頼もしいです。

「エッセンシャル・ワーカー」とは、外出自粛のこの時も社会生活を維持するために働く人のこと。医療・介護関係者、保育、物流、スーパー、ゴミ収集、清掃、宅配、郵便、電気、水道、ガス、ガソリンスタンド、農家、教職員、警備、公務員等々。

うちの長子は、病院の看護師ですが、今、寮と病院の間を行き来しながら、新型コロナウイルスに感染された患者さんのお世話をしています。結構な装具のよう。また、妻は特別養護老人ホームのヘルパーとして、要介護5のご高齢者のみなさんをサポートしています。うつってはいけない、うつしてはいけない。

一部のマスコミは、「現場の苦悩」などとして「文句」のような言葉を並べ、現場のすべてであるかのように伝えています。「寄り添っている」ということなのかもしれませんが、それはごく一部のこと。そうした言葉以上に、現場の殆どの方々は、それぞれも大変な状況の中、みんなで力を合わせて、患者さんのため、社会のために、何とかこの危機を乗り切ろうと前を向いて頑張っています。また、こんな時だからと現場に復帰された看護師、介護士も少なくありません。ごく一部の声を、すべてであるかのように伝えることは、その役目を果たしているとは思えませんし、現場のモチベーションを下げているようにも感じます。

泣き言を言って、暗くなることはあっても、良くはならない。「伝えること=良くすること」ではありませんが、「なぜ現場で頑張る人々がいるのか?」。その「真実」を伝えることがジャーナリストの大事ではないかと思います。

網羅性が欠如した情報を伝えるマスコミは、社会における偏見や差別を増幅させる種になっています。コロナ危機を通じ、従来にも増して、それが日本社会へ与えている悪影響は計り知れません。

私が大学在学中に来学されたジャーナリストの故・筑紫哲也氏が、マスコミの役割について講演され、伺ったことがあります。「NEWS23」が始まる以前、朝日ジャーナルの編集長を終えられた頃だったと思います。筑紫さんがそうしたマスコミをどのように感じられるか。恐らく「社会正義ではない」とされるのではないかと思います。

「エッセンシャル・ワーカー」の使命感や責任感を胸に社会を支えていることへの感謝が広がる一方、そうした人々への感染拡大リスクが懸念されていると共に、ウイルスへの無知ゆえの不安や恐怖による過剰な行動が、偏見や差別につながっています。

先日、中国新聞の社説が、「<新型コロナウイルス>偏見と差別『誰もがうつる』認識を」と題し、地に足の着いた情報を、しっかりとまとめて掲載されていました。

「新型コロナウイルスの感染が広がる中、医療関係者やその家族への偏見や差別が深刻になっている。政府の感染症対策専門家会議の尾身茂・副座長がおとといの会見で強調した。感染リスクに加え、誹謗(ひぼう)中傷にさらされて離職につながっている。医療機関の休診や診療差し控えも生じかねず看過できない。

医師らが感染した兵庫県内の病院では、職員や家族らが差別された。引っ越しする時に業者からキャンセルされたり、タクシーに乗車拒否されたり…。

連合の調査では、病院受付のパートもしている人が別の職場で「ばい菌をまき散らすから来るな」と言われたという。

いわれなき人権侵害であり、断じて許されない。医療関係者は感染のリスクにさらされながら、命や健康を守るため懸命に働いている。感謝や敬意こそ、私たちは示すべきだろう。

病気の被害者である感染者やその家族への偏見も放置できない。三重県では、家に石が投げ込まれたり壁に落書きされたりする被害があったという。

中国地方にとっても人ごとではない。クラスター(感染者集団)が起きた広島市内の障害者施設では、電話が鳴りやまず、業務に支障を来した。「感染した職員をクビにしろ」といった批判も届いたという。

同じくクラスターが発生した三次市内のデイサービスセンターでも、暴言を吐かれたり、離れて暮らす家族が会社から出勤を禁じられたりしたそうだ。

偏見や差別が広がらないよう広島県の湯崎英彦知事は繰り返し訴えている。13日に出した感染拡大警戒宣言でも、感染者や医療関係者、その家族への誹謗中傷、差別は絶対にやめてほしいと「県民への要請」の中に盛り込んだ。

感染者のプライバシーをインターネット上で勝手にさらそうとする動きも目立つ。中傷を恐れて感染者が濃厚接触者の追跡調査に協力しなければ、感染拡大を防ぐ活動の最大の障害になってしまう。感染を広げる結果にもなりかねない。感染を恐れる気持ちは誰にでもあるだろうが、過剰な反応はかえって社会の不安をあおってしまう。

偏見は、無症状か軽症の感染者を広島市内のホテルで受け入れる取り組みにも影を落としている。県は先週から受け入れを始める予定だったが、ホテル周辺の住民向けに開いた説明会で不安の声が上がって頓挫。別のホテルで受け入れざるを得なくなった。医療崩壊を避けるために必要な備えという視点を住民は欠いてはなるまい。

偏見や差別をなくすには、どうすればいいか―。尾身氏の言葉に耳を傾けたい。新型コロナウイルスは誰もが感染し得ることと、誰もが気付かないうちに他人に感染させてしまう可能性を持っていることだ。

日本赤十字社が紹介している工夫も参考になる。「負のスパイラルを断ち切るために」としてホームページに載せている。生活習慣を保って不安に振り回されない。確かな情報を広め、差別的な言動に同調しない。そうしたそれぞれの立場でできることを行って、負の連鎖を断ち切ろうと呼び掛けている。

私たちが向き合う相手はウイルスであって、誰もがなり得る感染者ではない。再認識して冷静な行動を心掛けたい。」

世界を見ると、必死な思いで社会を支える「エッセンシャル・ワーカー」の間でいま感染したり、死亡したりする人が相次いでいます。

日本は民主主義のもと言論の自由が保障されていますが、このような誹謗中傷があっては社会は回りませんし、普通の生活を維持したい人々の権利を侵害しているとも言えます。こんなことで社会が分断されてならないと思う一方、こうした行為について、個人的には、発信元を放置すべきでないと思っています。

「自由」と「放縦」は異なります。

東京都・小池知事のツイート。「【人権に配慮した冷静な行動を】感染者、医療従事者、またそのご家族への不当な差別、偏見、誹謗中傷は許されることではありません。私たちが憎むべき敵はコロナウイルスです。医療従事者、エッセンシャルワーカーの方々によって私たちの生活が守られています。ぜひ心から感謝し、応援しましょう」。

想像力を働かせて相手の立場を理解し、自らの行動を変えていくことが大事だと思います。

「自粛の日」について 4919

未分類 / 2020年4月26日

IMG_1034青葉区に本社を置く、横浜市内を中心に16店舗を展開する「ラーメン大桜」の本店は緑区の十日市場店。この事態なのでテイクアウト開始。(他の店舗はわかりません) ラーメン類はまだやっていないようですが、サイドメニューの量を増やして「ザク丼(450円)と「チャーハン(400円)」の持ち帰りを始めています。テイクアウトも美味しかったです。

ところで、今日は日曜日で天気が良くても「自粛の日」ですが、4月26日、毎年この日は何の日かご存じでしょうか?映画「テルマエロマエⅡ」公開日に語呂合わせで「よい風呂の日」だとか。一日中風呂に入るわけにはいきませんが、外に出ないで、ゆっくり過ごす日にしたいところ。くどいですが「自粛の日」。海へ遊びに行かない。

先日、日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「昭和14年(1939年)9月。当時の新聞に、「帝都から”紅灯緑酒(こうとうりょくしゅ)”を抹殺/けふ初の興亜奉公日」の見出しが躍った。東京の繁華街からネオンが消えて、警察による酒場の取り締まりが始まったことを伝える。「紅灯」とは夜に輝く街の灯。「緑酒」は美酒のことだ。

「興亜奉公日」とは聞き慣れない言葉だ。でも、今の高校生が広く使う日本史用語集に載っている。要するに自粛だ。中国戦線に赴く兵隊さんの労苦をしのび、当局が盛り場のバーなどの営業を制限したのだ。折しもナチス・ドイツがポーランドに侵攻。英仏がドイツに宣戦布告し、第2次世界大戦が勃発した時局である。

IMG_1038政府は国策の周知徹底のため、国民からスローガンを募った。傑作ぞろいだ。「戦場より危うい酒場」「飲んでて何が非常時だ」などが入選した。心に刺さるのは、「酒呑(の)みは瑞穂(みずほ)の国の寄生虫」。そこまで言うか。「帝国ニッポン標語集」(現代書館)から引いた。私たちが標語を笑えるのは、歴史のひとこまだからだ。

当時は結核などの感染症も社会問題だった。「拝む心で手を洗へ」「洗ひ清めよ手と心」などは新型コロナウイルス対策にも有効だろう。戦争の長期化で物が不足し、不安をあおる噂も広がる。「行列は恥 買いだめは敵」「デマに乗りデマを飛ばせば君も敵」。戦時の標語がひどく切実に響く令和の緊急事態宣言である。」

私はビールも焼酎もワインも飲みます。戦前なら、私は「瑞穂の国の寄生虫」ということなんでしょう。やはり戻ってはいけない時代。

敵味方というのも引っ掛かりますが、「デマに乗りデマを飛ばせば君も敵」はわかるような気がします。

SNSやネット情報を通じて、口汚くディスる言葉が日常に溢れるこの頃。今は便利にはなったものの、昔の人の方が心がきれいだなという気がしました。

物事を、自分の問題と捉えるか、他人の問題と捉えるか。人ととしての「耐性」の違いも感じます。私自身が気をつけねばと思います。

「自粛」でも「孤立」を避ける工夫について 4918

未分類 / 2020年4月25日

IMG_1034昨日の昼、こどもの国駅近くにある「旬食・おそば なごみ」さんで天丼をテイクアウト。美味しかったです。ご主人のいつもの元気な声は健在。大変な状況ですが、乗り切って欲しいです。

緊急事態は5月6日の解除を目標にしていますが、どこまで続くかわからないコロナ自粛。私などは、関西でひとり暮らしする母に電話をするようにしていますが、友達と連絡を取ったり、手話の勉強をしたりするなど、家にいながらできることで楽しみをつくっているようです。

先日、コラム「名字の言」が記していました。

「戦時中、ナチスに捕らわれた一人の精神科医が、収容所の中で仲間に提案したことがある。それは毎日、笑い話を作ること。数分間、いや数秒間でもいい。しゃれや冗談を飛ばし合い、笑って過ごそうと。

そうやって過酷な状況に耐え、生き抜いた彼には確かな信念があった。「ユーモアも自分を見失わないための魂の武器だ」(フランクル著『夜と霧』池田香代子訳、みすず書房)

IMG_1038感染症拡大を防ぐため、不要不急の外出を自粛する日々が続く。“ならば”と先日、ある家族はお茶の間に集まり、川柳を詠み合った。テーマは「笑い」。特に、小学生の3人の子が素直な心を表現した川柳が愉快だった。「おばあちゃん いつもテレビと 会話する」「成績表 決死の覚悟で 親に見せ」「勉強中 時計の針が 動かない」

久しぶりに、家族みんなで声を出して笑った。両親が語っていた。「重たい雰囲気にのまれて、心まで重くする必要なんてない。希望を見失っちゃいけない。たくましい子どもたちに教えられました」

いくら外出自粛といっても、萎縮したり、孤独に陥ってしまうのは避けたい。電話、メール、SNSなど上手に活用しながら、明るい励ましを交わしていこう。この難局を、皆で乗り越えられるように。」

私の場合、中3受験生となった4番目への関与が増えています。本人は迷惑だと思いますが。

世界共通の悩み「外出制限」と湘南混雑について 4917

未分類 / 2020年4月24日

昨日、「岡江久美子さん死去 コロナ感染」との見出し。昨年末にがんの手術をされ、免疫が落ちていたとの記事もありましたが、誰でもなりうる病気であることを改めて教えて下さったように思います。できる限り自宅。

各ご家庭での過ごし方は様々。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭はまた大変。こどもはじっとしていられない。密にならないよう周りに気を使いながら公園に行ったり、散歩などで上手にストレスをとるよう工夫されている声も伺っています。私などはこどもが4人いるとはいえ、経験したことのない緊急事態。お父さん、お母さん、保護者のみなさん、体に気をつけて頑張ってください、としか言えません。

先日、NHKーBS世界のトップニュースに、「世界共通 親の悩み」と題して、こどもの外出制限への対応について、フランスとスペインの取り組みを紹介していましたので添付します。こども達も頑張っています。

しかし、先週末の観光地の混雑。湘南海岸などの混雑は全国ニュースに。これはまずいです。黒岩知事は「神奈川には、湘南の海には、来ないでください。観光地には行かないでください。我慢してください」と外出を自粛するよう呼びかけています。

先日、日経新聞「こころの健康学」に認知行動療法研修開発センターの大野裕氏が「理由分かれば行動変わる」と題して寄稿されていました。

「厚生労働省のクラスター対策班の活動を取り上げたNHKの特別番組を見た。クラスターに注目するという日本独自の対策が導き出された背景や、人と人との距離を十分にとるソーシャル・ディスタンシングの大切さ、外出自粛要請の理由がよくわかる内容だった。対策が導き出される経緯を伝える現場に密着した番組はじつに貴重だった。

番組のなかで何度も行動変容という言葉が出ていたが、行動を変えていこうと考えるようになるには、理由がわかることが大事だ。そうでないと、私たちは感情に動かされて行動しやすくなる。コロナウイルス感染症のように実態が見えないときには、否認や回避といった反応が起こりやすくなる。

否認とは、現実の危険から目をそらす心理的反応で、自分だけは大丈夫と考えて危険な行動をとりやすくなる。夜の町や若者の集まりなど3密と呼ばれる場所に出かける人がいるのはそのためだ。私は、マスクにも気をつけないといけないと考えている。マスクをつけているから安心だと考え、行動する人がいるかもしれないからだ。

マスクが役に立つのは、表や裏に触らないなど、きちんと使ってのことだ。もちろん、人との距離をとり、こまめに手洗いやうがいを行うことは大切だ。

一方で、不安のために行動が萎縮する回避行動にも気をつけないといけない。人との接点が減って、イライラしやすくなるし、疑心暗鬼にもなってくる。ストレスがたまって、人間関係に悪影響が出てくることもある。距離をとって散歩するなど、上手な気分転換も必要だ。」

外出制限は世界共通の悩み。それでも、これまで起きていることを理解していただくことが大事かと思います。

横浜市への緊急要望提出について 4916

未分類 / 2020年4月23日

IMG_0953一律10万円給付の件。詳細決定はこれからですが、受け取りにあたり世帯主が申請する仕組み。過去の定額給付金事業の時などにも問題になりましたが、世帯主から離れて暮らすDV被害者、別居中の方などは受け取れない可能性が強い。現場の状況は、過去よりも深刻化しています。政府方針が決められてから、青葉区内にお住いの複数のご婦人から「受け取れるのか心配」とのご相談を受けています。本来、弱い立場の人を守る政策。速達性含め難しいことを理解しつつ、世帯主でなくても受け取れる仕組みとなるよう、国会議員の頑張りに期待しています。

昨日、新型コロナウイルス感染拡大対応への緊急要望第2弾として、公明党横浜市会議員団として林市長宛て田中健康福祉局長に要望書を提出。会派を代表して竹内康洋団長らとともに、私も健康福祉・医療委員会副委員長なので同席。日々、現場の声を総合的に判断しながら、各当局と細かいところのやり取りは行っていますが、全体の動きとしてひと押し必要なタイミング。

内容としては、感染症拡大への対応について4月6日に要望したところですが、その後も国内での感染が拡大しており、東京都では4月20日に判明者数が200名を超える事態となっている。横浜市内でも連日判明者が出ており、20日までの発表で253名と、前回要望書を提出した6日時点との比較では約3倍となっており、オーバーシュート(感染爆発)の危惧が目の前にある。そこで、当局において拡大防止策に努めているところではあるが、現場の状況を鑑みて、更なる医療体制及び介護現場を護り抜く対策の強化について要望しました。

1 医療体制の整備

感染者拡大を防止するためには相談窓口と検査体制の強化が必要です。そこで以下について要望します。

(1)帰国者・接触者外来の拡充についてこれまで以上に取り組むこと。

(2)PCR検査をより受けやすくするよう、市医師会など地域の医療機関と協力し、検査機会の拡充を行うこと。

4月6日にも要望した項目ですが、重要な案件であるため改めて要望します。

(3)重症者等治療に必要な方に適切な医療を提供できるよう、引き続き、医療体制の構築に努めること。

2 医療従事者や福祉サービス従事者への支援

感染が拡大する中、医療機関や福祉サービスの事業者は、それぞれ高い職業意識の元でサービス提供を継続しています。それぞれの従事者は感染の危険を顧みず高いモラル意識で対応していますが、彼ら自身も感染のリスクを抱え、不安を抱えながら業務にあたっており、彼らを支えることが必要です。

感染の危険性を少しでも低減するため、引き続き、マスクや消毒液などの衛生資材の円滑な調達に対して支援するとともに、従事者のメンタルケアについても支援するよう要望します。」

横浜市医師会の先生方もPCR検査拡大に向け、大変積極的に対応して頂いているとのこと。

何かとありますが、乗り越えるために、一丸となって前に進みます。

「飲食店の窮状深まる」について 4915

未分類 / 2020年4月22日

IMG_0953昨日、あざみ野駅前のビルにあるそば屋「そばくろ」へ。同店では認知症患者・家族のために、毎月「認知症カフェ」ならぬ居酒屋「認知症バル」(通称「オレンジバル」)が開催されています。その主催者は、横浜総合病院・臨床研究センターの医師・長田乾センター長。夜だけの営業かと思っていましたが、長田先生から「お昼もやってる」とのご紹介を頂きテイクアウト。オレンジバルの時も、何でもおいしいのですが、持ち帰りも美味しかったです。ご主人は地元消防団でもご活躍。また昨日は商店街の代表としてお店からFMヨコハマに出演されるところでした。地域に貢献する「そばくろ」さんです。

とはいえ、新型コロナウイルス感染症の影響で、経営に大きな打撃を受ける飲食店。多くのお店から様々なお声を頂いています。

支援策が出てきたものの、喜んではいられない。不安はつのるばかり。「何とか頑張っていきたい」「コロナがいつまで続くかわからない中、給付は有り難いが、あれで何とかなる店はあまりないと思う」「”営業自粛と給付はセット”と言いうと、それが正義のように聞こえるが、問題は規模と継続性。一度もらって何とかなるような状況じゃない」「外に出るな、自粛しろはわかるけど、客は来ないんだから、もらうものをもらったら「閉めろ」と言っているように聞こえる」「借りるといっても、いくら借りれば乗り越えられるのか見当もつかない」「やめるしかない」等々、頂く声は様々。現場は本当に苦しい。テイクアウトで「少しでも」と取り組む店舗が増えています。

IMG_1034先日、公明新聞が「飲食店の窮状深まる」と題して記事にしていました。

「新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が7日に東京都など7都府県を対象に「緊急事態宣言」を発令。自治体が住民に外出自粛を強く呼び掛け、商業施設などにも休業要請を出していることもあり、飲食店では窮状が深まっている。現場の声を伝えるとともに、政府の支援策を紹介する。

■新型コロナで相次ぐ休業/外出自粛に「耐えて待つしか…」

緊急事態宣言が発令されて以来、都内には臨時休業や営業時間の短縮を知らせる貼り紙を出す店が多くみられる。少しでも利益を確保しようと、持ち帰りや宅配に対応する店も増えた。

約500社の外食企業でつくる日本フードサービス協会(JF)のまとめによると、居酒屋やファミリーレストランなどの中には、3月の売り上げが前年同月比で5割以上落ち込んだチェーン店もあるという。世界的なウイルスの感染拡大が目立ち始めた2月以降、外国人観光客の来日が減ったことも、売り上げ減に拍車を掛けた要因となっている。

JFの石井滋常務理事は「外食サービスが止まると、高齢者や単身者などが日々の食事に困るケースも出てくることを懸念している」と語る。「多くの人が再び外食を楽しめる機会が早く訪れるように、今は耐えて待つしかない」

■「固定費の支払いも困難」とため息

JR目黒駅前の四川料理店「龍門」も、苦しい営業を続けている。

同店では2月後半から予約のキャンセルが出始め、3月の売り上げは昨年に比べ半分を割り込んだ。現在は5人いる接客アルバイト全員を休ませており、経営者の狩野宗平さんと娘の久世幸恵さんの2人で接客に当たっている。

今月に入り、ディナータイムの来店は数人まで落ち込み、夜と土日は休業することにした。ランチタイムでも「お客は30~40人と通常の3分の1程度」(狩野さん)となる中、緊急事態宣言以降はランチの客も激減。取材に訪れた9日の来店は24人だった。

IMG_1038活路を見いだすため、店では4月から、ツイッターなどSNS(会員制交流サイト)を使って持ち帰りもできることをアピールしているが、注文は1日当たり数件にとどまる。久世さんは「人件費や家賃などの固定費を支払うまでの売り上げを得るのは困難な状態。5月を乗り切っても6月が怖い」とため息をつく。それでも「龍門の料理が元気の源だと言ってくれる常連客もいるので、それを励みに頑張りたい」と語っていた。

■SNSで情報拡散

一方、各地の商店街や観光協会などでは、苦境にある飲食店を地域で支援する動きが広がっている。

例えば飲食店関係者を中心に、約2万1000人が参加するフェイスブックの応援グループが立ち上がり、持ち帰りや宅配可能な店の宣伝や、情報交換が盛んに行われている。また、インターネット上で事業の運転資金を募る「クラウドファンディング」の手法を利用し、出資してくれた人に宅配料理や食事券などをお礼に提供するケースもある。

このほか、東京都北区観光協会が1日からスタートさせた「東京都北区帰宅メシ」プロジェクトでは、区内の持ち帰り可能な店舗をSNSで紹介しており、これまでに約50店舗を掲載。地図上に記された店舗を選ぶと、営業時間や連絡先、持ち帰り可能なメニューなどの情報が得られる。協会の担当者は「多くの人が商品の写真などをSNSに投稿している。食べに行くのが難しい今、持ち帰って自宅で食べるのも支援の一つのあり方だ」と話している。

■雇用調整助成金の補助率を拡充/政府が消費喚起へキャンペーン

政府が7日にまとめた緊急経済対策では、ウイルス拡大が収束した後の飲食業への支援策として、飲食店をインターネットを通じて予約・来店した人に対し、期間限定で最大1000円分のポイント付与や、20%割引の食事券を配布するなど、消費喚起に向けたキャンペーンを実施する。

感染拡大の影響で業績悪化した事業者が、雇用を維持した場合に国が休業手当の一部を助成する雇用調整助成金(雇調金)も拡充。適用期間は4月1日から6月30日までで、週の勤務時間が20時間に満たないパート従業員も対象になるほか、助成の補助率も、例えば1人も解雇しなかった場合、中小企業では従来の3分の2から10分の9とする。

■外食団体、公明に感謝

これらの支援策についてJFの石井常務理事は、「食事券の配布は消費喚起が期待でき賛成だ。雇調金の拡充も公明党とのヒアリングで要望していた内容であり、実現に感謝している」と語っている。

このほか日本政策金融公庫は、売り上げが5%以上減った事業者に対し、実質3年間は無利息の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」を設けている。」

支援メニューなどのつかえるものはしっかり使って頂き、私は現場の声を届け、自分に出来ることを全力で頑張ります。

給付金「先に金を配って、あとから税や控除で回収する」について 4914

未分類 / 2020年4月21日

昨日は市会での各種対応等の後、車のリコール修理のためディーラーへ。待っている間、グーグルで検索しようとしたら、トップ画面にYouTube「Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25 (前編)」が。4月18日に公開され、私が見た段階で2百万人以上に視聴されていました。久しぶりの「ミスチル」。元気がでる映像。見入りました。「Innocent World」は会社に入って4,5年目。同期のアベちゃんがいつも歌っていたのを思い出しました。

ところで、一律10万円給付の件。一律給付が決まる前まで、政府の現金給付について、「所得制限を設ける」等々の話が報じられる中、「制度設計なんて言ってる時間はない。先に配って、あとから所得税や社会保険料などから引いたり、控除を見直すなどして修正すれば時間はかからない。官僚は頭が硬すぎる」など、「先に金を配って、あとから税や控除で回収する」ことについての複数のお声を頂きました。テレビ番組でも、内容の検証はなかったですが、簡単にできそうな雰囲気で取り上げられていました。早くしたほうがいいとの気持ちはわかります。そこでこの件について、会計や税の専門家に確認してみました。本件以外も含めて、下記はメモです。

・先に配って、後から回収とした場合、受給者の環境が変わり、回収できない可能性を想定しなくてはならない。この場合の「不公平」をどのように制度の中で位置づけるか。「もらったもの勝ち」となる可能性の高い制度で国民的同意を得られるかどうか。「この人は返す、この人は返さなくてもいい」ができるのかどうか。

・給付金を交付する時点と、後から回収する時点では、様々な状況の変化(どの時点で高額所得者とみるか、給与収入以外の大幅な減少、死亡など)があることも想定されること。また、配偶者の大幅な収入減がある人とない人など、いずれにしても完全な公平性を確保して回収することは困難など、乗り越えられない問題が多い。

・「こんな大変なときだから、それでもいいじゃないか、配ってしまえ」という意見も含み、公平性を勘案し、全国民に一律10万円という結論に至ったと理解している。

・「これは政治決断だ」との声もありそうだが、だからこそ憲法に従い「公平」を基本に決断することになる。

・議論なしに、一部の人の声が、すべて正しいかのような主張はファシズムのようで危険だ。

・一律10万円の原資となる12兆円。いかに返すか。今後、新たな税を考えるかもしれないし、東日本大震災のときにならい復興税として、一定の所得がある人に負担を求めることも考えられる。

・今回の問題は簡単に収束しない可能性が高い。まずは全体に10万円を一律給付し、もっと困っている人にはさらに上乗せして対応する可能性もある。

・今の段階からしっかりと考えておかなくてはならないことは、環境が好転し、V字回復を目指して動き出したときに、企業、個人事業主等々、街を形成する人々が残っていてもらわなくては、動き出すことさえできないということ。

・景気経済回復は消費が基本。製造、販売といった機能が不可欠。

・溶鉱炉の釜は、一度消すと戻すのが大変。経済活動も同じ。「すべて一度止めなくては」などといった思い付きのような話が飛び交っているが、釜の温度は低くてもいいので火を消さないことが大事。経済は細々でも動いていないと取り返しがつかない。

ちょっと難しいそうです。何事もプラスもあれば、マイナスもある。総合的な判断が必要で、「総合」の幅の広さ、大きさが、説得力、実現力になるのだろうと思います。