安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

横浜市立中学校「ハマ弁」の給食化について 4893

未分類 / 2020年3月31日

cache_Mes昨朝、「ハマ弁」喫食を推奨する「さくらプログラム」実施校となった青葉台中学校へ。森校長先生からこれまでの取り組みと今後の課題等について伺いました。教育委員会事務局で活躍されていた時も、明るく、前向き、頼られる存在の森先生ですが、青中でも生徒・保護者から信頼される、地域の柱となられています。動いているからこそ見える改善点も明確。円滑なハマ弁導入拡大のため、現場の声を活かした「配膳サポート」の必要性を感じます。

市内全体で「周りが食べていないから食べにくい」などの理由で喫食率が上がらないハマ弁でしたが、「ハマ弁はマズい」「デリバリー方式でなく、自校調理方式などの給食でなければ認めない」などと反対する大人による喧伝、風評被害の払拭や、試食機会を増やすなどの様々な取り組みの結果、市内全体で7%に同校は8%様々な声がある中、出来ること、できないことがありますが、「生徒たちのために」出来る限り力を尽くす。今後給食化することで、さらに利用しやすい環境ができると思います。

先日、タウンニュースが「ハマ弁を中学校『給食』に」と題して記事にしていました。

「横浜市は2月、市立中学校で導入している配達弁当「ハマ弁」を学校給食法の「給食」に位置づけていく方針を示した。2021年4月からの実施を視野に、今年度末までに方向性をまとめ、検討を進めていく。

横浜市では長年、家庭弁当が推奨されてきたが、共働き家庭の増加など生活スタイルの変化にあわせ、市は中学校昼食のあり方を検討。給食室やセンターの建設も検討したが、費用や用地の問題から断念し、「最適な実施方法」として配達弁当「ハマ弁」を16年7月から実施してきた。ただし、学校給食法上の給食とは位置づけなかった。

今回の方針転換について市は、鎌倉市や神戸市など同じ配達型で同法上の給食として実施する自治体が増えてきたこと、来年度に事業者との契約更新時期を迎えること、そして4年間のハマ弁のノウハウを活かせることを理由としている。

給食になると何が変わる?

ハマ弁が給食になるとこれまで事業者だった実施主体が横浜市になり、献立の作成や食材調達の企画、衛生管理などを市が担う。保護者の負担額は今と同程度を想定しているが、これまで含まれていた事業者の人件費等は市が負担し、全て食材費となるため「食材の国産比率を上げ、美味しさや栄養面を向上させていきたい」と担当者は話す。

ただし、全員喫食ではなく「家庭弁当」「業者弁当」との選択制で、注文が必要な配達型であることは変わらない。市の担当者は小学校のような全員喫食型の給食を望む保護者が多いことも理解しつつ、「実施できる中でのベストな選択肢として、ハマ弁を推進していきたい」とする。

市はハマ弁の課題である喫食率の低さ(目標20%、2月時点で7・3%)を改善するため、今年4月入学の新1年生全員に1カ月間程度、ハマ弁を食べることを推奨する「さくらプログラム」を27校で行う。市の担当者は「ハマ弁に親しんでもらい、『周りが食べていないから頼みづらい』という課題を払しょくしたい」とする。

青葉区内の実施校は青葉台と鴨志田の2校。市の中学校長会会長を務める南戸塚中学校の石黒裕校長は「ハマ弁が給食になることは学校も全面的に協力したい。地域の業者弁当も含め、各家庭にとって一番よい方法を選んでもらえたら」と話した。」

今月、国会で成立した、新型コロナウイルス対策のため、同感染症を新型インフルエンザ等対策特別措置法の対象に加える改定法、いわゆる「改正インフル特措法」。この法改正を根拠に昨日「新型コロナウイルス感染症対策本部」が設置されました。しかし、共産党などは反対。

国民生活を守るために殆どの政党、国会議員が一致結束して前に進むとしているこの時でさえも、批判と反対になってしまう。それで「あれしろ!」「これしろ!」と議会で主張しても、それらの政策を実現するのは難しい。

とにかく、「議論しろ!」と言えど、「結論ありき」のよう。自らの主張に合わなかったら反対。イデオロギー政治の限界。

給食化を主張しておきながら、自分たちの主張するやり方と違うから「ハマ弁反対」。それを「こどもたちのため」と言う。「一歩前進」も認めない。多様の意見のある中、議論しながら「合意形成」をはかるのが議会制民主主義。

誰のために、何のために、「給食」を主張しているのかわかりません。自分たちの主張通り、思い通りでないと、反対する。

これでは話し合いで物事を決める民主国家・日本の政治の仕組み、「議会制民主主義」のもとで仕事を進めるのは極めて困難だと思います。

いずれにしましても、「生徒たちのために」より良い昼食環境の整備を進めて参ります。

「テレワーク」と「足りない一言」について 4892

未分類 / 2020年3月30日

IMG_0692昨日は「南岸低気圧」による春の雪。いい思い出がありません。34年前の1986年3月23日、1浪の後、大学入学のため、京都から東京に出てきたその日。同郷の先輩、中村貴政さんが住む拝島のアパートに向かうも「南岸低気圧」による大雪のため、出発から到着まで14時間もかかりました。死ぬまで忘れないと思います。‬
新型コロナウイルス対策。横浜市をはじめ各自治体が全力で対策を進めています。先週金曜日には、首都圏の行政から「週末は不要不急の外出自粛」との発信があり、「自宅にこもらなくては」と受け止め、可能な限り対応された方が多いと思います。大変重要なこと。
都知事や神奈川県知事の会見をライブで見たわけではなく、報道を通して知ったので、会見内容のすべてを把握したわけではないのですが、会見の後、スーパーなどは売り切れ続出、買い物客がレジに密集。夕方になって「週末に買い物に行っても大丈夫」「在庫はあります」などの発表や報道があったとのお声を頂きました。「ふだん、自分で買い物なんか行く必要ないんでしょうね」とのこと。こうなってしまってはあとの祭り。一般生活者の目線で発信しないと、混乱をきたす例だったのではないかと思います。事実だとしたら、「一言が足りない」。網羅性のある発信の重要性を感じました。
また、記者会見を見た介護施設に勤める方からもお声を頂きました。「テレワーク、テレワークって、一体どれだけいるの?私みたいに介護施設のヘルパーは絶対に無理」「人に接近するなと言われても、接触しないと仕事にならない。リスクと言うだけなら誰でも言える」との話。保育園、スーパー、介護施設、ごみ収集等々、社会を支える各種多様な現場があります。

テレワークできる仕事、出来ない仕事。調べてみると、国交相が平成30年に発表した「テレワーク人口実態調査」との調査結果がありました。職種にもよりますが、テレワークができる仕事の割合は、労働市場全体の1~3割程度。年々増えているとは思いますが、圧倒的多数の社会を支える方々にとってテレワークはまだ非現実なもの。

この事態に、どれだけ寄り添い、必要とされる対策を、言葉だけでなく、具体的に実行できるかが問われています。

働き方改革推進の中で、テレワークが広がりを見せ、より広げなくてはならないと思いますが、まだ多くの生活者の現実とは異なるものがあります。

どこの知事も頑張っていらっしゃいますし、言葉にするのが難しいのかも知れませんが、ウイルス対策、外出自粛にあたり「テレワークしてください」として、その対象にはならない仕事に触れないのは、どうかなと思いました。「一言が足りない」ようにも感じます。

網羅性を意識すると、説明が長くなるという課題もついてきますが、時と場合によります。気をつけねばと思います。前向きにいきます。

「何を言ったかでなく、何をやったか!」について 4891

未分類 / 2020年3月29日

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今週のタウンニュース青葉区版に市政報告が掲載されました。ご報告します。

「2020年度の横浜市予算が成立。皆様から頂いたお声をカタチにできた一部をご報告します。

ハマ弁、給食に!

長年にわたり政争の具にされてきた中学校昼食ですが、元々は私共が共働きなど家庭環境の変化を受けて「家庭弁当を基本」との方針から「選べるお昼ご飯」への転換を強力に推進したことがスタートです。その結果、17年から配達弁当「ハマ弁」を全校展開。そして、今年2月の本会議で林市長は横浜型中学校給食実現を目指し、「21年度からのハマ弁給食化を検討する」と答弁。ハマ弁に反対していた方々もハマ弁の給食化には一定の賛意を示しました。引き続き弁当持参も選択可能な中学校給食の取組みを進めます。

認知症疾患医療センター

訴え続けてきた「認知症疾患医療センター」ですが、新規5カ所の整備が予算化されました。認知症医療の中核として、予防や早期発見の要となる施設です。現在は市内4カ所にありますが、青葉区近隣にありません。区内での早期整備に向け全力で取り組みます。

ペットの防災

平時の内に行っておくべき「ペット同行避難訓練」。青葉区では新年度に14の地域防災拠点で実施予定です。これで区内41拠点の内27拠点で訓練済みとなります。健康福祉局では同訓練用動画制作を予算化。ペットの災害対策、一歩前進です。

災害対策前進

地域防災拠点の学校へ太陽光発電+蓄電池の電力供給システム「VPP」導入を推進しています。青葉区では既設の谷本中、奈良の丘小に続き、田奈小、鉄小、美しが丘東小、嶮山小、市ケ尾中での整備が予算化されました。鉄小は災害対策、スポーツの場確保を目的に「夜間照明」の設計も入っています。拠点の機能充実を進めます。

スポーツの場の拡大

青葉ICに近い谷本公園横の高架下空地にテニスコート4面、フットサルやゲートボールなどができる多目的広場の設計費が予算化されました。引き続きスポーツの場の拡大に取り組みます。

子育て支援充実

妊娠届出時の面接、妊娠期〜出産後4カ月までの継続支援が必要な妊産婦をサポートする青葉区の「母子保健コーディネーター」事業。新年度は全18区に展開へ。1月からは区役所で精神科医に相談できる「おやこの心の相談」も開始。子育てしやすい街へ環境整備を進めます。」

「コロナ疲れ」と「中高年の引きこもり」について 4890

未分類 / 2020年3月28日

IMG_0732 (1)昨朝、数日前にご相談頂いた、ある問題の場所へ。毎朝スクールゾーンを暴走する、中年男性が運転する一台の車の実態を調査。ひどい。学校が始業する前に対策できるよう警察と相談します。

その後、市役所へ向かう前に、家でNHKの「あさイチ」をつけて朝食を取っていると、青葉区にある横浜市立市ヶ尾中学校の元校長で、現在は広島県で教育長をされている平川理恵先生が画面に。博多華丸・大吉さんを相手に学校教育から子育てまで幅広く語られていました。リクルート出身で初の民間校長だった平川先生は、大変フランクな方で、また視点が違う。とにかく人間が大きい。番組を見ていて、横浜市で上意下達の教育委員会気質を経験し、それを脱却するための教育委員会改革を広島県で挑戦されているようにも感じました。もちろん児童・生徒のためです。益々のご活躍を期待しています。

ところで、朝から晩までコロナ、コロナ。お話を伺っていると、自粛も重なり「コロナ疲れ」が広がっています。「引きこもり」の原因になる可能性もあるとの指摘もあります。心配になる話が多々ありますが、まずは自分の健康が大事。精神的にまいってしまってはよくないです。

IMG_0692私の場合、身体を動かす機会を増やそうと、ストレッチをしたり、夜中にジョギングをしたりするようにしています。長い距離ではないですが、とにかく汗をかいて、風呂でダーっと流す。そして湯船につかり、ダーっと発汗。この機会に自分なりの気分転換方法を増やしたいなと思います。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が「中高年のひきこもり」について記していました。

「日本全国でひきこもり状態にある人は二〇〇万人以上にのぼり、その半数が中高年」「対策を講じなければ、いずれ『ひきこもり一〇〇〇万人社会』が訪れる」。精神科医の斎藤環氏は近著『中高年ひきこもり』(幻冬舎新書)でそう警鐘を鳴らす。

同氏は、近年のひきこもりは、かつてのように不登校がきっかけとなり長期化するうちに40歳を過ぎてしまった人たちだけではなく、就労経験の後にひきこもるケースが増えていると指摘。

その上で、40~64歳の中高年を対象とした内閣府の調査で、約57%の人が40歳以降にひきこもりを始めていることや、「70%以上が40歳以上」とする自治体の調査などを挙げ、ひきこもりは、もはや、思春期の問題ではないと力説している。

IMG_0381辞書によれば「自立」の反対語は「依存」だ。しかし、人は何ものにも依存しないで生きることはできない。むしろ、自立とは依存できる手段が多い状態とする考え方もある。ひきこもりは依存や甘えというより、依存先がないか限られ、社会参加できずに孤立している状態ではないか。「自立」の反対語は「孤立」かも知れない。

政府に実態調査の実施を訴え、中高年のひきこもりに光を当てた公明党は、社会的な孤立に向き合い、居場所づくりなど当事者・家族を支える対策に全力を傾ける。」

公明党横浜市会議員団として、この問題と向き合い、議会で継続的に取り上げながら対策を進めています。今週議決した横浜市の来年度予算では、訴えが実り、「8050対策事業」として中高年の引きこもり状態にある方とその家族の支援に向けた準備を行う体制をつくり、相談モデル事業や対応策の調査研究等を実施するための予算(2千万円)が盛り込まれています。改善に向けた取り組みを進めます。

感染症と戦争と金融危機について 4889

未分類 / 2020年3月27日

IMG_0381昨日は田奈駅前での街頭演説、市政報告配布。「マスク買えない、なんとかして」とのお声がけも。その後、市民相談対応。すすき野団地の管理組合でもお話を伺いました。大規模マンションの抱える課題。後日、ご報告します。

週末の外出自粛。日経新聞コラム「大機小機」が「感染症と戦争と金融危機」と題して記していました。

「新型コロナウイルスが猛威を振るっている。予想外の事態で先が見えず、不安が広がっている。歴史を振り返ると、感染症の拡大は戦争とバブル崩壊に並ぶ世界経済の3大リスクだ。

20世紀以降を見ても120年間に感染症の大流行が12回、大きな戦争が10回、バブル崩壊による国際金融危機が2回あった。いずれも世界経済に打撃を与えたが、2つ以上が重なると深刻な不況にいたっている。スペイン風邪と第1次世界大戦、新型インフルエンザとリーマン・ショックなどがその例だ。新型コロナウイルスの感染拡大が、国際金融危機や国際紛争を併発させないことが肝要だ。

感染症には地球温暖化対策と同様に国際的な取り組みが急務だ。大流行は今世紀に入って4回目。グローバル化によって間隔が短くなり5、6年に1度、新型ウイルスの攻撃を受けている。

新型コロナは勢いが新型インフルエンザと似ている。感染が始まってから3カ月半たって、目下のところ感染率は新型コロナが若干上回っている。新型インフルは確認から数カ月後に感染拡大がいったん収まった後、再燃して終息までに1年以上かかった。感染者数のピークを抑えると同時に再発防止も必要になる。

では世界経済への影響はどう見たらよいだろうか。経済協力開発機構(OECD)は世界的大流行になった場合、2020年の世界の国内総生産(GDP)成長率が1.5%にまで落ちる可能性があるとしている。

幸い中国はピークを過ぎたようだが、欧米、中東などに広がる世界的大流行になり国境封鎖や外出自粛で人とモノの移動が止まり、工場閉鎖や営業停止で雇用不安が広がっている。影響が一段と深刻化しつつあり、さらに厳しい予想が必要かもしれない。

主要7カ国(G7)は首脳会議で金融・財政政策を含むあらゆる手段を動員してウイルス対策で連携すると合意した。各国中央銀行は直ちに潤沢な資金を供給して金融危機を防ごうとしている。大型の財政出動も始まりつつある。だが感染症との戦いに勝つには、中国を含む主要20カ国・地域(G20)の協調体制が不可欠だ。国際紛争を未然に防ぐことも忘れてはなるまい。万全な対策で危機を乗り切れば、世界の新しい景気循環が始まるだろう。」

「20世紀最大の歴史家」とされる、英国のアーノルド・J・トインビー博士は「『危機の時代』を生きる人間は、事態をより良い方向へと打開し、今を『偉業の行われた時代』に転じ、『黄金の時代の先駆者』となるのだ」との言葉を残しました。

目の前を見ると、どう展開するのか予想もできませんが、より良くなるよう前に進みます。

自宅待機「読書」について 4888

未分類 / 2020年3月26日

IMG_0381昨日は警察、土木事務所、区役所へ。青葉区役所の小出区長は3月末で定年を迎えられます。いつも笑顔で、誠実な振る舞い。周りも動く。街も変わる。青葉区をよりよい街にされたと思います。

その後、地元企業さんからのご相談をお受けしました。新型コロナウイルスの影響による対処について。景気の悪い話が当分続きます。

ところで、昨日は多くの横浜市立中学校で修了式。うちの子どもも久しぶりに制服を着て出ていきました。

長い自宅待機。勉強よりゲームの時間の方が圧倒的に長い我が子。「本でも読めよ」と言うと、返事だけは景気がいい。

先日、コラム「名字の言」が読書について記していました。

「一人静かに楽しむ読書もあれば、本を巡って誰かと語り合う読書もある。年間のべ9000人が参加する日本最大規模の読書会コミュニティーが「猫町俱楽部」。主宰する山本多津也氏は、“本の内容を理解し、自分の考えを他者に伝える「アウトプット」によって、読書という「インプット」が正しく完了する”と強調している。

全国で年200回ほど開かれる読書会では、参加者が感じたことを自由に発言していく。目の前に並ぶ聞き手は、理解できれば“なるほど”とうなずき、分からなければ難しい顔をする。

そうした相手の反応を見ながら言葉を発するうちに、「頭の中に無造作に転がっていた思考のかけらが、パズルのピースのように少しずつはまって、まとまっていく」。つまり読んだ本の内容が「自分の中により深く内在化されていく」という(『読書会入門』幻冬舎新書)

対話にも通じよう。相手に分かってもらいたい一心で、表現を考え、工夫を重ねる。その努力の積み重ねによって、自分自身の思想が磨かれ、言論の力が鍛えられていく」

子どもは自らを映す鏡と言われます。彼は4人目ですが各人各様。親の思い通りになどなるはずもないのは承知していますが、自分が成長しないと子どもは変わらないこともわかるような気がします。

「就活戦線異状あり」について 4887

未分類 / 2020年3月25日

IMG_0381昨日、横浜市の来年度予算案を含めた各種議案を議決し、横浜市会第1回定例会が閉会。新型コロナウイルスの影響が深刻ですが、福祉、教育、災害対策等々の生活基盤を支え、円滑な予算執行で市民生活を守ります。大事なことは「何を言ったかでなく、何をやったか!」だと思います。

色々ありますが、言いたいことを言うのは簡単。各種報道にもありましたが、昨日は傍聴席で複数の方が騒いで、議長から退場とされても座り込むという事態が発生しました。議会運営の中心となる交渉会派の支援者ではなかったようですが、議会制民主主義においてルール違反はアウト。60歳も70歳も超えたような方々。自分だけが「市民だ!」という独善は過ち。市民の声は多様です。それを認め合い、議論し、多数決で決める。しかし、多様な市民意見をまとめて前に進むというのは大変なこと。昨日退任が決まり、これまで陣頭指揮で市政に尽力された、渡辺副市長、荒木田副市長。お疲れ様でした。

ところで、1929年ドイツで発表された長編戦争小説「西部戦線異状なし」。第一世界大戦の西部戦線において、ドイツ軍の志願兵が戦場での死と痛み、不安、恐怖、理不尽、怒り、そして虚しさを味わい、やがて戦死するまでを描いた物語(Wikipedia)。この題名をもじって日本の作家が「西部戦線異状あり」とした小説がでたり、「就職戦線異状なし」との言葉も。しかし、来春の就職に向かって走る学生にとっては「就活戦線異状あり」。我が家の3番目は大学3年生で就活中。

先日、公明新聞コラム「座標軸」が記していました。

「先日、企業の紹介パンフレットを手にする機会があった。来春卒業予定の大学生向けである。「開拓者、求む」「自分らしく挑める場所が、ここにある」。先輩社員の体験談や仕事の魅力をアピールする言葉が躍る。説明会に参加すれば、会社の雰囲気を肌で感じることができたはずだ。

だが、新型コロナウイルスの感染拡大で、3月の就活イベントは軒並み中止に。このため無料通話ソフトを使ってのウェブ面接や、学生がチャット型式で参加する説明会などへの移行が進んでいるという。

ウェブ面接に臨んだ学生に聞くと「担当者とじっくり話すことができた。求める人材像がよく分かった」と話す。その一方で、感染拡大が収まらない現状に「企業が採用を控えないか心配」との不安も口にした。

イベント中止や人の移動制限が世界規模で広がり、経済活動が急速に冷え込んでいる。業績悪化への懸念から内定を取り消す企業も出始めた。

自民、公明両党は17日の党首会談で、同ウイルスの感染拡大に対応する大型の経済対策を政府・与党でまとめることを確認した。現在、公明党は、連日のように現場の声を聴き、政策提言への議論を重ねている。今一番傷んでいるところ、困っているところはどこなのか。丁寧に見てもらいたい。」

東京オリ・パラも延期になりましたが、あらゆるところに及ぶ新型コロナウイルスの影響。可能な限りのサポートをと思います。

「ゲーム1日60分」条例成立について 4886

未分類 / 2020年3月24日

IMG_1038昨日、22日に開通したばかりの首都高速道路・横浜環状北西線を利用して市会へ向かってみました。慢性的な国道16号の渋滞解消、災害対策等々大きな改善などが見込まれます。早いのは有り難いですが、結構かかります。青葉IC~第三京浜港北IC〜首都高横浜公園 片道900円 (青葉IC〜港北ICは400円)  昨日はいつもの約60分が約30分に。急ぎの時に利用します。

団会議の後、予算特別委員会で来年度予算案について採決。今日の本会議に挑みます。

ところで、今月18日、子どものインターネットやゲームへの依存症を防ごうと、コンピューターゲームの利用時間を1日60分までとする「目安」を盛り込んだ香川県の条例が県議会で可決、成立しました。4月1日から施行。全国初の試みで、背景には昨年世界保健機関(WHO)が「ゲーム障害」を疾病として認定するなど、国際的な関心の高まりがあります。

(と言いつつ、残念ながら、うちの中3は守れていません(^^;

横浜市会においても、我が党が以前からこの問題を指摘し、WHOの認定を機に、その議論が広がっています。

成立した「ネット・ゲーム依存症対策条例」は18歳未満を対象にゲーム利用時間を1日60分、休日は90分までとし、スマートフォンは中学生以下が午後9時まで、それ以外は午後10時までとする目安を設けています。

条例で示した「ゲームは1日60分」という目安の根拠のひとつとなっているのが、横須賀市にあります国立病院機構久里浜医療センターが、平日のゲーム使用時間が1時間を超えると学業成績の低下が顕著になるとした調査結果に依拠しています。我々、公明党横浜市会議員団も、ゲーム障害、インターネット障害の対策にかかわるきっかけとなったのが一昨年の同センターでの視察でした。

他都市でも取り組みが広がっています。例えば、大阪府は昨年3月に市町村教育委員会に対して児童・生徒のスマホ利用のガイドラインを示し、平日は30分、休日60分以内と明記。また、秋田県大館市教育委員会はゲーム使用時間の目安を1日60分ほどとする条例案を検討しているそうです。

これには様々な声があります。教育評論家の尾木直樹氏は「子どもが自らを律する力を育むのは家庭の責任であり、それを支援することは社会の責任でもある。ゲーム時間を定めることが依存症対策の全てではないが、自治体が目安を示して家庭にルール作りを促した点は評価できる。(中略)日本は「ゲーム障害」を専門とする医療機関が少ないなど、他国に比べて対策が非常に遅れている。」

子どもとインターネットの問題に詳しいITジャーナリストの高橋暁子氏は「行政が一律に目安を示すのは賛成できない。親は子どもの使いすぎを注意しやすくなるかもしれないが、ゲームやスマホの利用時間を日常生活に支障のない範囲に収めることを子どもが自ら考えることが大切だ(中略)条例では中学生以下のスマホの利用を午後9時までとした。しかし、塾に通う子は帰宅が遅く、動画鑑賞など幅広いコンテンツに触れる機会が減ることで創造力を育む機会を奪うことにもなりかねない」とのこと。

何事も程度問題かと思います。いくら対策してもよくならない場合は、それなりの対応が必要になると思います。

「いつの時代も、やる人はやる、やらない人はやらない」とは、矢沢永吉さんの言葉。

とはいえ、あきらめるわけにはいかないので、より良くなるよう、環境づくりに力を入れて参ります。

「帳簿の世界史」について 4885

未分類 / 2020年3月23日

IMG_0381昨日はごあいさつまわりを兼ねて市政報告を配布。先日、歴史学と会計学が専門で南カリフォルニア大学のジェイコブ・ソール教授著「帳簿の世界史」(文藝春秋)を読みました。

これまでの歴史家たちが見逃してきた「帳簿の世界史」を、会計と歴史のプロが紐解く内容。なぜスペイン帝国は栄え、没落したのか。なぜフランス革命は起きたのか。なぜアメリカ独立は成功したのか。なぜ日本は急速に列強へ追いつくことができたのか。歴史の裏には全て、帳簿を駆使する会計士たちがいた。そして会計士がいなくなった途端に凋落していく。

添付したカバーの絵画は「二人の収税人」。左の収税人は重々しい顔つきで立派に装幀された帳簿に記入する一方、右の男性は顔をゆがめて何かを訴えている様子。オランダの画家が描いたもので、当時の会計の腐敗を風刺したものとのこと。1540年の作品。

同著の序章には、フランスの太陽王・ルイ14世が取り上げられます。

「金のかかる戦争やヴェルサイユを始めとする宮殿建設で赤字続きだったルイ14世は、財務総監のコルベール(会計管理者)が1683年に死去すると、会計報告の習慣を打ち切ってしまう。国王からすれば、国家運営の道具ではなく、統治者としての自分の失敗をあからさまに示す不快な代物になったのだろう。

せっかく会計と責任のシステムを発足させたルイ14世だが、ついに会計の中央管理をやめてしまった。これではもう、コルベールがやったように各省庁の会計を一つの元帳簿にまとめることなどできない。そして大臣たちは、王の財政運営を把握することも的確に批判することもできなくなった。

よい会計は悪いことが起きた時に真実を教えてくれるが、ルイ14世は都合の悪いことは見て見ぬふりをしたくなったらしい。あの有名な「朕は国家なり」という言葉は、本心だったのだろう。

こうなると、政府といえども王の個人的意思に逆らえない。1715年、太陽王は死の床で、自分はフランスを破綻させたと告白した。」

この後、リーマンショック問題の本質も同じであることを指摘。歴史は繰り返す。過ちを繰り返さないために何が必要なのか。

最大の問題は、為政者の過ちで苦しむのは、いつも庶民だということ。事実もプロセスも明らかにしていくのが政治の役割。

見えなくなった大事なところ。「蟻の一穴」なんだろうと思います。

「想定外」でもやること同じについて 4884

未分類 / 2020年3月22日

IMG_0692昨日は区内での街頭演説、市政報告の配布、市民相談対応。一昨日、日経新聞「五輪のミカタ」の欄に、「「想定外」でもやること同じ」と題して、競泳金メダリストの北島康介さんが寄稿されていました。うちの4番目(もうすぐ中3)は水泳選手なのですが、この記事を見て感動していました。

「新型コロナウイルスの感染拡大で、スポーツイベントも次々と中止や延期、または無観客での開催となっている。「損失何十億」という話を聞くと、スポーツは思っていた以上に僕たちの生活に根付いていたのだなと思う。

無観客で開催されている大相撲をテレビで見ていると、力士から放たれるオーラがいつもより薄い気がする。選手、特にプロは「見られてナンボ」だ。格闘技や球技は歓声、手拍子などがあって初めて、あの独特の空気感が生み出されると気づかされる。

延期や中止は2011年東日本大震災の時もあった。世界選手権代表選考会を兼ねた競泳日本選手権は中止。選考会だけを繰り下げて開催した。当時は「頑張っている姿を見せて勇気づけたい」といった意義も感じたけれど、ウイルスとなるとどうにもならない。

五輪代表選考は今ごろから佳境に入ってくる。「日程が変わると調整が難しくなる」という意見もあるだろう。ランキングで代表が決まる競技では「大会が中止になってポイントを稼げない」という声も聞く。選考会の中止は計画や準備を狂わせる一方、厳しい言い方かもしれないが「選手はいつもと変わらないのでは?」と僕は思う。

狙った大会に向け、思い描いた通りに調整ができることはまずない。少なくとも僕はそうだった。規則正しい生活は当然として、「バイク禁止」「人混みに行かない」、中には「ゲタ履き禁止」といった細かいルールまで守ったけれど、体があまり強くなかった僕は肘や膝に痛みが出たし、発熱で寝込むこともあった。過去の成績が考慮され、特例が適用されることも選考法が変わることもない。

新型コロナによる競技日程変更も、「想定外」という点では故障と似ている。「何をすべきか」を考え、今はそこに集中するだけだ。予想外の状況になって、むしろ集中力が高まるかもしれない。

ただ、子供はかわいそうだと思う。水泳でもスイミングスクール、プールは閉鎖され、マスターズのほか、春季JOCジュニアオリンピックカップが中止になった。大人は自ら選んで水泳をやり、厳しい練習をしてレースに出るが、子供は必ずしもそうではないだろう。

子供にとって練習、特に黙々と泳ぐだけの水泳はきついだけで楽しくはない。試合だけが楽しみだった。僕もそう。頑張った姿を見てもらえる試合が、子供は純粋に好きなんだ。僕自身、試合で得た小さな喜びの積み重ねで今に至っていると思う。

そんなスポーツのある日常が戻るためにも、1日も早く収束してほしいと願うばかりだ。」

環境の変化はあっても、私もやることは同じ。前に進みます。