安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「現下の厄災」について 4852

未分類 / 2020年2月19日

IMG_0348昨日は健康福祉・医療委員会。副委員長をさせて頂いていますが、その範囲は多岐にわたります。新型コロナウイルスへの対応も含まれるわけですが、今は市独自で何か判断するという状況にはなく、国の指示を受け、連携の中で適宜対応することが市の役目。国会で行われている眉をひそめたくなるような話はなく、どの党派も冷静な議論に終始できたことはよかったと思います。しかし、先月から昼夜休みなく対応に追われる横浜市当局の疲労は大変なもの。「現場はもっと大変です」との幹部の言葉。状況を注視しながら、しっかりと支えて参ります。

その後、地元に戻って八百屋に顔を出したところ、お店を切り盛りする奥さんとご友人と暫し対話。お二人とも至って冷静。「免疫力を高められるようにお互い頑張りましょう」と激励して頂き失礼しました。様々な情報がありますが、こうした前に向こうとする声が、大多数の街の声だと思います。

昨日の日経新聞コラム「春秋」が綴っていました。

「物事はどう転ぶか分からない。幸福と不幸は表裏一体だ。洋の東西を問わず、そんな意味の金言が多い。中国の史記にある「禍福は糾(あざな)える縄の如(ごと)し」はその代表だ。シェークスピアの戯曲にも、「人間の一生は善悪ないまぜの糸で編んだ網」というセリフがあるそうだ。

新型コロナウイルスの感染拡大で、宮内庁は23日の天皇誕生日の一般参賀を中止する。今そこにある危機はどれほどのものか。読めないから不安が増幅する。ただ、国内の1月のインフルエンザ患者数は過去10年で2番目に低い水準だった。未知の感染症を警戒し、手洗いの励行など衛生意識が高まったことが一因らしい。

米政府は新型肺炎で、中国への渡航中止勧告や中国からの入国制限の対策をいち早く打ち出した。中国外務省は「パニックを拡散し、悪い前例をつくっている」とかみついた。一方で日本とは逆に、米国ではインフルエンザが猛威をふるう。死者数は1万数千人に達したというから深刻だ。保健当局も苦慮しているだろう。

NTTグループは、新型肺炎対策として約20万人の従業員にテレワークや時差出勤を呼びかけた。政府の専門家会議も同様の対応を推奨する。大企業を中心に広がりそうな気配だ。もともと、この国の働き方改革の課題である。史記には「災い転じて福」の格言もある。そう振り返るためにも、現下の厄災を封じ込めたい。」

解決に向けて、一致協力して乗り越えたい。そんな思いです。

「エゴ優先」から「エコ競争」について 4851

未分類 / 2020年2月18日

IMG_0348昨日は江田駅前での街頭演説の後、市会で予算委員会に向け、消防局関連、市民局関連の断続的な打ち合わせ。先日、日経新聞「経営の視点」に、「令和の消費「無印化」エゴ優先からエコ競争へ」と題した一文がありました。

「自宅に置いてあるペットボトル入りのミネラルウオーターの話。中身が入っているのにラベルがついていない。廃棄時を念頭にあらかじめ家の誰かがはがしたのかと思ったら、違った。最初からラベルのないペットボトルだった。

実は日本生活協同組合連合会が6月から販売を始めている「ラベルのない水(あずみ野)」で、プラスチック使用量を削減し、サステナビリティーを追求するのが狙いだ。過去の出荷量から換算すると、年間10トン近く減らせるという。アサヒ飲料も通販限定で2018年からラベルのない水やお茶を販売している。

この動きは今後の消費スタイルの変化を暗示している。これまでメーカーや小売りはブランド認知向上のため、派手な広告・販売戦略を展開していた。いわゆる「差異化」で、ブランド名を刻印したラベルがその生命線だった。この「エゴ」を優先した行動が、ラベルのない無印の「エコ」競争にシフトするというわけだ。

エコ消費、エシカル消費という言葉は10年以上前から叫ばれていた。だが購買動機としてデザイン性やブランド力の優先順位が高く、消費者にはさほど響かなかった。

時は流れ、状況は変わりつつある。例えば若者を中心に流行やブランドを追わない「ノームコア」と呼ばれる現象が広がりつつある。他人とかぶっても気にせず、無印良品やユニクロなど比較的シンプルなファッションを志向するスタイルだ。しかも不況期に育った30代以下は節約志向やエコ意識が高い。

脱プラスチックのストローに切り替えるスターバックスコーヒージャパンの水口貴文社長は「これからの消費ビジネスはサステナビリティーが前提となる」と指摘する。ラベルの価値は低下し、顧客へのアプローチも変わる。

消費ビジネスの基本は販売段階の「川下」のニーズをきめ細かくつかむことだ。サステナビリティー時代は一転。素材の見直しなど再び製造段階の「川上」からのアプローチが重要になる。

高島屋は20年から廃棄予定の野菜や食材を使って染めた衣料品の販売を本格的に始める。アパレル企業の豊島(名古屋市)がサラダクラブやタリーズコーヒージャパンなどから提供された食材でシャツやネクタイを作り高島屋が販売する。

消費者からの要望があったわけではない。「世界のファッション業界はサステナビリティーが前提条件。日本は遅れているので、高島屋から新しい『格好いい』を提供する」(MD本部)と意気込む。

もっともラベルよりエコを重視するのは簡単ではない。目に見えないだけに、機能、環境への優しさを顧客が納得しない限り、なかなか買おうとしないだろう。しかも環境コストの転嫁が必要で、値段も割高になる。

平成後半の消費キーワードはシングル、シニア、スモール(3S)と言われた。今後はサステナビリティーのS、シンプルのSが加わる。5S時代の令和は地球と顧客への優しさがさらに求められ、ビジネス全体の作り直しが急務だ。」

月並みですが、ビジネスだから「5Sは儲かるからやる」というのは難しいものがあります。どこが、誰が、本気でやっているのか。消費者の眼力も大事になります。

「野党連合政権」の非現実性について 4850

未分類 / 2020年2月17日

IMG_0505昨日は地元の会合に参加した後、新横浜で行われた自民党・三谷英弘衆議院議員の新春の集いへ。ラグビー界のレジェンド、解説者の吉田義人さんのW杯報告と応援メッセージに始まり、次世代のために政治にかけるを想いを語る三谷議員。具体的な政策として「規制緩和」と「デジタル規制改革」の必要性を訴え、世界の中の日本を語る姿に、日本の未来を拓くとの決意を強く感じました。

他方、私の現場である横浜市会は定例会が3月末まで続きます。市民生活向上のために、いい議論をしていかねばなりません。他方、通常国会も行われていますが、どこに向かっているのかわからない話が多々あります。そもそも目指すものが全く異なる各政党が、口をそろえて一緒になれるのは「批判」。

先日、公明新聞の編集メモが記していました。

「日本共産党は1月14~18日の党大会で、同党が参画する「野党連合政権」の2022年までの樹立をめざすとの決議を採択し、志位和夫委員長は、同政権へ「とことん力を尽くす」と“前のめり”な姿勢を示した。

 しかし、各紙は、現実性に乏しいとの見方を示している。立憲民主党や国民民主党は「野党連合政権に消極的」(読売)で、「共産まで含めた政権を見据えているわけではない」(毎日)。両党内には「『共産党とは国家観が違う』(国民ベテラン)と『連合政権』に懐疑的な声があり、野党共闘の深化に課題も多い」(朝日)と。

IMG_0501 事実、党大会では、社会主義・共産主義のバラ色の未来を喧伝。そのための手段として、「生産手段の社会化」なるものを土台に、資本主義の「生産力、経済を社会的に規制・管理するしくみ」をめざすと強調した。「自衛隊解消」「日米安保条約の廃棄」という非現実的な安全保障政策も踏襲。一方で、注視されていた党改革は軽視されたようで、党内の異論・批判を封じ、軍隊的な“上意下達”の組織原則と見なされる「民主集中制」などは温存・堅持、といった具合に、革命政党としての本質的部分は何ら変わっていないことを見せつけた。

 連立政権をめざすのであれば、「国の根幹にかかわる基本政策をはじめ、幅広い施策のすりあわせは避けて通れない」(朝日)。今回の党大会では「野党連合政権」を前面に打ち出したにもかかわらず、社会主義・共産主義をめざす特異な“国家観”や他野党と隔絶する国の安全保障政策を掲げたままだ。

 これでは、いくら志位委員長が「党の見解を政権に持ち込むことはしない」と強調しても、それは“建前”“方便”に過ぎないと受け止められてもやむを得まい。国の方向性やあり方で、他野党との“違い”が大き過ぎるのである。

 「野党共闘の最大の壁になっているのが、共産党の存在そのもの」と元共産党政策委員長の筆坂秀世氏が著書で指摘しているが、そのことが、今回の党大会で改めて、あらわになったのではないか。」

IMG_0492国の行く末、将来の姿を示して欲しいとのお声をよく頂きます。只、私は地方議員ですので、日本の未来を、自らの政策をもって語る立場にはありません。

国政には、外交防衛、大きな経済政策等を通して、各政党が目指す社会の姿と、そのプロセスがわかる取り組みを増やして欲しいと思います。

「平成の定番、強さ際立つ」について 4849

未分類 / 2020年2月16日

IMG_0472昨日は地元の保育園で行われた園児の発表会へ。元気一杯の姿、真っ白なキャンバスの心を感じました。今の世の大人によって描かれる「何か」が彼らの将来を左右する。大人として、明るい希望ある未来にしていかねばならないことを感じます。その後、青葉区サッカー協会のメンバーを中心としたウォーキングサッカー体験会。 青葉区では昨年春から始まった活動。年齢問わず老若男女が楽しめ、英国をスタートに世界に広がる同競技。20数名の大人と5、6名の子ども達が参加した昨日の体験会。走ってはいけないわけですが、それゆえみんなでワイワイ。汗だくになりました。

ところで、今の世の中、人口減少、景気はよくない等とされる中、次から次へと新しい商品が陳列されています。売る方も、買う方も、人間の欲望は尽きないということでしょうか。それでも昔から変わらない人気商品というものもあります。

先日、日経新聞が定番商品の強さについて記事にしていました。

「平成は定番商品が強みを発揮した時代だった。日経POS情報によると、全商品分野のなかで平成時代(1989年1月~2019年4月)の総合1位となったのは日本ハムの「シャウエッセン ポークあらびき ウインナー」。POSレジに買い物客が千人通ったときの売上金額で人気度合いを測る指標「来店客千人当たり販売金額」が、総合2位のアサヒビール「スーパードライ 350ミリリットル×6」の約1.2倍だった。

IMG_0468ウインナー自体も平成を通して売れた商品分野で6位につけた。そのなかでもシャウエッセンは2位の丸大食品「燻製屋 熟成あらびきポークウインナー」に来店客千人当たり販売金額で2.8倍と圧倒的な強さを見せた。

「ロングセラーとして客の信頼が高いため、リピーターが多い」(大手スーパー)うえ、「SNS(交流サイト)を活用した商品訴求がうまい」(食品卸)ことが勝因のようだ。

パリッとした食感へのこだわりから、これまで推奨してこなかった電子レンジでの調理を発売35年目の今年、「解禁」した。調理に時間をかけたくない消費者が増える中、新たな取り組みを怠らない。

ビールテイスト飲料(ノンアルコールビール)のブランド別シェアで平成ナンバーワンになったのは、サントリービール「オールフリー」。12年に登場したアサヒビール「ドライゼロ」と激しい首位争いを繰り広げたものの、最終的に平成1位の座に就いた。テレビ広告などの効果もあり「ブランド力がある」(酒類卸)ことが強みとなった。

明治「おいしい牛乳 900ミリリットル」は「2018年売上No.1」で総合3位に入った。16年に1リットル入りから900ミリリットル入りに変更し、一時はシェアを落とした。しかし、子供や高齢者でも開けやすいキャップや横幅を狭くして持ちやすくするなどの容器改良が評価され、徐々にシェアを回復。牛乳自体の売り上げが右肩下がりの中で奮闘した。」

IMG_0474ウォーキングサッカーも、青葉区の健康長寿を支える「定番」になればなと思います。

「自分に目を向けること」について 4848

未分類 / 2020年2月15日

IMG_0445昨日、日体大女子サッカー部一行が地元の青葉区役所へ。全日本女子サッカー選手権大会(インカレ)2連覇を小出区長、岡田副区長に報告。日体大FIELDS横浜のなでしこトップリーグ再昇格に向け固い決意。3月21日に開幕する今シーズン。飛躍を願っています。そして昨日はバレンタインデー。懇談中、選手から小出区長にチョコレートが贈られました。

昨日の日経新聞コラム「サッカー人として」は横浜FCの三浦知良選手が寄稿。プロの世界で道を開いてきたカズ選手。「自分に目を向けること」「自分に集中すること」。苦労人だからこそ出てくる言葉だと思います。

「開幕を控えたこの時期、僕自身はケガと向き合いつつの調整だけど、横浜FCは充実したプレシーズンを過ごせている。年が改まり、新しい選手が加わり、チームが変わる。新しさが期待を引き連れてくるのもこの季節ならではだろうね。

つい最近までファッション界ではタイトフィットが主流だったのが、徐々にルーズでリラックスした装いが支持されだしているという。サッカーでも3バックがはやったかと思えば4-3―3がもてはやされ、ポゼッション信奉者が生まれればアンチも出てきてと、トレンドは巡っていく。

IMG_0441堂々巡りをしているようで、少しずつ進歩するものもなかにはある。僕も昨季と同じくトップ下を任されるけど、求められる役割は新しい。守備で自分が目を配る範囲もより広いし、よりスピーディーに攻守で仕事をこなさねばならない。つまり、より走る。この要求に応え、貢献したいね。

毎シーズン、色々な監督や選手と出会い、新しい学びを得る。いや、同じ人物であってもその人は日々勉強し、刻々と変わっていくのだから、16年同じチームにいる僕でも常に新しい学びに触れているわけだ。

自分を乱しちゃいけない。今はそう言い聞かせ、日々と向き合っている。自分に集中するんだ、と。

「自分勝手に」という意味じゃない。人や周りがどうこう、ではなく自分に目を向けること。今の世の中、人のことばかり気にしがちじゃないですか? 有名人のスキャンダルにけしからんと憤り、他人の行為の是非に熱を上げる。サッカー選手もつい周りに目が向きがちになる。彼は活躍している、なのに自分は……。

現役でいれば、そうしたものにとらわれ自分を見失うときもくる。プレーがさえない、出場機会に恵まれない、私生活が気にかかる。すると人間はひとのせいにしがちだ。監督が、仲間が、リーグが、社会が、時代が。そうじゃなく、「お前はどうなのよ?」と自分に矛先を向けてみるといい。

IMG_0360自分に集中する。やるべきことをやる。人間だから愚痴をこぼしたくもなるし、独りで抱え込むのはマイナスだとも分かっている。でも弱音などは表に出したくない。乗り越えるべき敵は、自分なんだよね。やっぱり、僕は自分に負けたくない。」

さすが、その通りだなと思います。私も頑張ります。

「帝国議会開設から130年」について 4847

未分類 / 2020年2月14日

IMG_0353昨日、本会議で議案関連質疑が行われ、公明党からは安西英俊議員(港南区)が代表して質問。子ども・子育て支援事業計画の策定、横浜市手数料条例の一部改正、小中学校に1人1台のタブレット端末整備等について多岐わたり質問しました。この本会議場とも間もなくお別れ。1959年に竣工した現在の横浜市庁舎。関内駅前での約60年の役目を終え、5月中旬からは桜木町駅前に建設中の新市庁舎に移ります。

昨年10月から「関口宏のもう一度!近現代史」という番組を録画して見ています。(BS-TBSで毎週土曜日12:00~13:00)「明治維新から150年余り、そこから終戦までの流れをほとんど詳しくわかっていません。そこでご一緒に」とのフレーズで始まる番組。事実を淡々と伝えているのですが、面白いですし頭の整理ができます。

先日、公明新聞に「帝国議会開設から130年 国会と政党政治の今」と題し、成蹊大学法学部・高安健将教授へのインタビューが掲載されていました。帝国議会は大日本帝国憲法のもとでの議会。旧憲法の主権は天皇にあり、議会は天皇の立法の協力機関。現在の国会は日本国憲法のもとでの議会。現憲法は主権が国民にあり、戦前と戦後とで大きな違い。いつも長いのに、もっと長いですけどご紹介します。よろしければどうぞ。

IMG_0354「1890年11月に第1回帝国議会が開かれて、今年で130年となる。開設当初とは異なり、現在の議会では、国民の代表で構成される政党や会派が民意を反映する機能を担うが、どこまでその責任を果たしているか。国会と政党政治の今について、成蹊大学法学部教授の高安健将氏に聞いた。

■(先進国の現状)国民の声届かず機能低下/大衆迎合や分断社会の芽に

 ――議会発足当初はどのように議論を進めていたのか。

 高安健将・成蹊大学教授 各国で議会が開設された当初は、政党組織の存在は前提とされていなかった。地域の代表が議員として集まり、話し合って決めていくスタイルだった。その後、議会内で組織化が進むにつれ、政党をベースにした議会が主流となっていった経緯がある。

 その中で現代の議会は主に、英国型と米国型に分類される。英国型は、議会の場が争いの舞台となって常に対決しながら最後は多数派が決めていく手法で、野党は政策を訴えるよりも、政権側の不手際を指摘して有権者にアピールする役割に徹している。

 米国にも政党があるものの党議拘束はほぼなく、大統領が強い権力・執行権を持つため、議会政治の観点では他国と比較しにくい面がある。

 ――二大政党制以外の国ではどうか。

IMG_0349 高安 代表的なのは、ドイツを中心とする欧州大陸型の議会だろう。議会内で政党間の交渉や妥協といった調整をしながら、法律を修正し政策を構築していく手法だ。

 日本では130年前、明治憲法の下、本会議を重視する英国をモデルに議会が開設された。両院に委員会制度が設けられるが、これは米国の影響だ。一方で、かつては法案審議で調整や妥協もあってドイツと似た面があり、日本の議会システムは接ぎ木されたようなものと言ってよいだろう。

 ただ、いずれの国でも議会政治は社会のエリート層が主導している点では共通している。ところが今、多くの有権者は、自分たちの声や利益が反映されているのか実感できなくなり、「偉い人が決めたこと」と不信感を抱いたり、傍観してしまっている。これへの反発が今の、自国第一主義、ポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭にも関係している。

 エリート層と一般の人たちとの距離感が広がる一方、社会における分断が深刻な課題になっている。本来なら、エリート層が一般の人たちを巻き込みながら議会の機能を向上させるべきだが、それができていない。日本も同様であり、状況を決して軽視してはならない。

■(衆参での論戦)健全な競い合いめざせ/政策を磨く建設的な議論を

 ――具体的には。

 高安 日本では1990年代、政治改革の名の下、従来の調整型の議会に対立型の政治を持ち込もうとした。対立型の議会は、常に政権交代の可能性を伴って初めて緊張感が保たれるが、今の日本政治にはそれがない。その結果、権力側へのチェック機能が弱まり、片方に強い権力が生まれる状態となってしまっている。それでは、良い政策が出てくる環境にはなく、望ましい状況とは言えない。

 ――状況の改善には何が必要か。

 高安 まずは、健全な政党間競争を取り戻すことだ。メディアへの圧力など、適切な政党間競争を疎外することがあってはならない。また、今の議会には、ブラッシュアップ(磨き上げ)して法律をより良くしていくための建設的な議論が十分になされているとは思えない。重要なことは、政策について深く突っ込んだ野党の追及と、必要に応じて改める政権与党の柔軟性だ。だからこそ政権与党は、正当な批判に対してきちんと答える真摯さが求められる。

 もう一つは、政権が批判されている疑惑や疑念について、議会の中で自浄作用を発揮する取り組みだ。政策論議以前の問題だ。自ら膿を出して改めないと有権者の信頼は得られない。

 近年の欧米を見ていると、議会の外からエリート層をなぎ倒していくような民意が出てくる可能性を感じないではいられない。それは日本も例外ではない。自由主義や法の支配、基本的人権の尊重といった民主主義の根幹をも揺るがす事態が議会の外から出てくる可能性がある。第2次世界大戦後の世界を牽引してきた欧米型のリベラル・デモクラシーが堅固であると自信を持って言える時代ではない。こうした事態を国会議員がどこまで自覚できるかが問われている。

 ――野党のあり方も問われるのではないか。

 高安 その通りだ。問題を追及するのは野党の義務である。しかし、それだけでは有権者の支持は得られない。求められるのは、政権を得た時にどのような未来があるのかという将来像を示せるかどうかだが、ここ10年近くはそうした姿が十分に見えてこない。

 「議会政治の父」と呼ばれる尾崎行雄は「とにかく誠実堅固にして、権益のために心を動かさない人を選ぶべきである」という言葉を残した。代議制の日本では、有権者自身が自らの責任で候補者を選んでいるかも問われる。最近は政治家が「選んだのは有権者だ」と言ってはばからない。

■(各党への要望)国の将来像を明示せよ/公明は与野党つなぐ役割担え

 ――一方で、日本の政治は先進国の中でも非常に安定していると言われているが。

 高安 それは間違いないし、ある程度評価されるべき状況である。ただ、政党間競争が疎外されてきた面もあるし、この安定期を利用して日本が将来どういう方向性に向かおうとしているのかがはっきりしない。政治の安定を得たのだから、次の時代に備えた仕込みを急がなければならない。

 その意味で、公明党のアジェンダ(議題)は、生活の安全・安心につながるものをたくさん持っている。もっと積極的に訴えるべきだし、公明党だからこそ、議会で与野党をつなぎ、議論ができる役割が果たせると思う。自公政権が世論に評価されている政策は、公明党や旧民主党が以前から主張していた社会福祉政策が含まれており、与野党の合意をつくれる要素はあるはずだ。同時に、安定が権力に対する緊張感を失わせた結果をもたらした面も侮ってはいけない。

 ――政党のあり方が問われている。

 高安 もちろんだ。政党の存在理由は、昔からの政策を言い続ければ済むほど単純ではない。眼前の課題に対して常に新しい考えを発信していくことが求められる。そのためには、絶えず自らを見直す作業が欠かせないが、その仕組みが各党の中にあるのか疑問だ。

 政党は、政治家の信念や思い付きだけで動く存在であってはならない。政治家は価値判断のフィルター(装置)として、多種多様な政策課題や政策をどう採用して組み合わせるかという役割を担うべきである。社会の中にあるアイデアを引き出す政党が複数存在し切磋琢磨すれば、政党政治ひいては議会のありようも変わっていくはずだ。一つの政党だけが民意を代表することはあり得ないのだ。

 ――有権者との距離も縮めなければならない。

 高安 今は、政治家と有権者との距離が遠くなる一方で、それを取り戻すことが何より重要だ。この点で公明党は、有権者の顔がよく見えているのが特徴だ。政治家が自分を支持してくれている人に日々会う中で、その時代の問題や不安をビビッド(はっきりと)に感じられる意味は極めて大きい。問われるのは、意見を吸い上げ、単に会合を開くだけにとどまらず、政策としてどうブラッシュアップできるかだ。

 同時に政権与党の一角として、ただすべきことは厳格にただす姿勢も重要だ。最終的には公明党も連立政権の一員として後世に責任を問われる。政権与党間で隔たりのある政策についても合意すれば、その合意点を丁寧に説明し、安全保障政策などは特にその後の運用のあり方についてしっかりチェックする姿勢を維持してほしい。それが公明党の日本の政治における存在意義につながろう。」

大変鋭い指摘をされているように感じました。特に「今、多くの有権者は、自分たちの声や利益が反映されているのか実感できなくなり、「偉い人が決めたこと」と不信感を抱いたり、傍観してしまっている。これへの反発が今の、自国第一主義、ポピュリズム(大衆迎合主義)の台頭にも関係している。エリート層と一般の人たちとの距離感が広がる一方、社会における分断が深刻な課題になっている。本来なら、エリート層が一般の人たちを巻き込みながら議会の機能を向上させるべきだが、それができていない。日本も同様であり、状況を決して軽視してはならない。」との言葉。

今の政治は信用ならない。自らの身は自らで守らねばならない。先のことはわからない。未来の話は信用できない。自分の目の前の問題を解決できる人を選ぶ。との意思がポピュリズムの原動力ということかと思います。

真摯に受け止め、行動していかねばと思います。

スポーツ支援とペット同行避難訓練について 4846

未分類 / 2020年2月13日

IMG_0424昨日は予算委員会理事予定者会の後、今月23日にヴィッセル神戸とJ1開幕戦を戦う横浜FCのフロント、監督・選手らを議会に迎え激励会。懇談の折、林市長から力強く「昨年末にカズ選手から三ツ沢球技場に屋根を、とのご要望を頂きましたが、やらせて頂きます!」との言葉がありました!来年度予算案にも「改修に向けての検討」項目が盛り込まれています。そもそも築65年の三ツ沢球技場。時期は未定ですが、建て替えを含めた総合的な判断が必要です。終了後、懇談の様子をツイッターで上げたのですが、私にしては結構な反応(インプレッション5万超、リツイート100超)。種々やり取りさせて頂きました。カズ選手の動きは注目度が高いなと改めて感じました。

その後、断続的な予算関連打ち合わせ等。

横浜市がスポーツで育む地域と暮らし。そこにはオリンピック・パラリンピックといったビッグイベントから地域スポーツまで様々。来年度予算案では、横浜市内のオリ・パラ関連費として12億円、横浜マラソンの開催として1億円などから、市民プールの再整備、市民参加型イベント、地域スポーツ活動の支援など多岐にわたります。因みに、「三ツ沢球技場の屋根」の設置検討については、個別の予算でなく、他の施設を含めた調査検討費に盛り込まれています。

他方、球技場や公園の横にはドッグランが併設されているところもあります。ドッグランの運営は民間団体が主体ですが、ペットの防災となると行政となります。「ペットは家族の一員」とされる方が少なくない中、継続して訴えています「ペット同行避難訓練」。

IMG_0431 2青葉区には44の市立小中学校がありますが、そのうち41校が地域防災拠点。来年度予算案では、14の地域防災拠点でペット同行避難訓練を実施するとのこと。継続して実施する拠点と数年に一度など単発で行う拠点がありますが、これまでの取り組みをまとめますと、来年度で区内41拠点の内、27拠点で訓練したということになります。

また、健康福祉局の来年度予算案では、ペット同行避難訓練の動画制作が予算化されています。この動画の使い方について先日の区の会議でやり取りしました。

スポーツによる健康づくり、街づくり。ペットの災害対策。いずれも大事な施策です。

「ミニマリスト」について 4845

未分類 / 2020年2月12日

IMG_0422昨日、鶴見区の会場で公明党神奈川県本部主催の「ユーストークミーティング」を開催。公明党青年局長の三浦のぶひろ参議院議員と横浜の若者たちとの語らいの場。公明党では若者の政治参加を促すことや、その声を政治に反映させることを目的にこうした場を設けています。私も学生時代から国会議員や地元議員から話を聞く機会があり、自分なりに政治への理解を深めました。 

ところで、最近「ミニマリスト」との言葉をよく耳にします。必要最小限の持ち物で、無駄なくすっきり、丁寧に生活している人のこと。若い人に多いようです。今のところ「ミニマリスト」が住む部屋について、ゴミが散らかっていて汚い部屋というのは聞いたことがありません。その昔、アパートの一室を足の踏み場もないくらいにしていた友人が、「おれは最小限のスペースで生きていける」と言っていましたが、これは違います。

先日、日経新聞の連載「逆境の資本主義」が「ミニマリスト」について記載していました。

「米国の経済学者、ソースティン・ヴェブレンは1899年の著書「有閑階級の理論」で、資本主義経済における消費の原動力は人々の見えや羨望にあると説いた。工。業化が進みモノがあふれるようになると、高級品を見せびらかすための誇示的消費が増えるという。だがいま、若者たちはモノを持たない質素な生活を選び始めている。

「モノや家に縛られずに暮らしたい」。青く透き通る海が広がるフィリピン中部のドゥマゲテ。昨年9月に日本から移り住んだ元出版社勤務、佐々木典士さん(40)の引っ越し荷物は2つのスーツケースと段ボール1つだけ。いまの主なお金の使い道は旅行だ。昨年も母親との南米旅行に約100万円を費やした。

モノの所有欲が乏しい「ミニマリスト」が台頭している。けん引役は1980年ごろから2000年にかけて生まれたミレニアル世代だ。世界で約20億人に上り、総人口の4分の1を占める。

<既存産業に打撃>

コンサルティング大手のデロイトによると、ミレニアル世代の人生の目標は「世界を旅する」が57%と最も高く、「自宅を購入する」(49%)などお金やモノへの欲求を上回った。

資本主義経済の成長を支えた大量生産・大量消費。この図式を崩すのは意識の変化だけではない。デジタル技術の台頭でシェアリングサービスや個人間取引が容易になり、モノを持つ必要性が薄れている。

自動車ではシェアリングカーが1台増えると、乗用車販売が2台減るとされる。20年後には世界の新車販売を2000万台下押しするとの試算がある。個人間取引の影響も大きい。ニッセイ基礎研究所によると、日本の家庭に眠る不用品の総額は37兆円。市場に出回れば、新品需要が鈍りかねない。

<総量は変わらず>

デジタルを使いこなし、モノの所有欲が乏しいミレニアルが存在感を増すほど消費がしぼみ、成長は停滞するのか。米ミニマリストの草分け、ジョシュア・ベッカー氏は「ミニマリストも欲望の総量は変わらない」と言い切る。欲望の矛先が変わったのだという。

東京都内の会員制飲食店「シックスカレー」。30代を中心に人気を集め、開店から1年あまりで会員数は1000人に膨らんだ。19年秋に2号店を開設するなど、運営規模が拡大している。運営会社の高木新平代表は「単にカレーを売るのではなく、人と人とが交ざり合う機会を提供している」と人気の理由を語る。

1日1皿カレーを食べられる会員の平均来店頻度は月2回。月額3980円の会費は割高にもみえるが「食べに来るというより、人に会いに来ている」。会員で会社員の北岡真明さん(31)は満足げに話す。会員になると店の運営に意見したり、「1日店長」を担ったりできる。会員はカレーを媒介にした交流や体験に価値を見いだしている。

消費者の様々な欲望を探し出し、満たすことで発展してきた資本主義経済。欲望がモノから感情へと移りゆくいま、需要のかたちは捉えにくくなった。需要不足による長期停滞を抜け出すためにも、企業は進化を急がなければならない。」

ミニマリストが増えるのも環境の変化によるもの。変化を見極め、対応できなければ、「進化論」の通り、生き残れないということかと思います。

冒頭の若者との対話。こうした機会などを通じて、深層にあるニーズを汲み取り、時代の要請に応える取り組みを進めていきます。

 

「貧困の現状と対策」について 4844

未分類 / 2020年2月11日

IMG_0406昨日は大都市行財政制度特別委員会、団会議の後、青葉区役所で市会議員と区職員との区づくり推進市会議員会議。その後、県会議員が加わり青葉区議員団会議。

昨朝、全国のJRでシステム障害が起き駅にある券売機やみどりの窓口でクレジットカードが利用できない状態に。「キャッシュレス」社会へ拡大が続いていますが、こうなると「どうしようもない」状況。キャッシュレスは便利ですが、こうした事態が起きたとき、今後各方面でどう対策するのか気になります。

ところで、来年度横浜市予算案には、こどもの貧困対策が拡充されています。こども青少年局、健康福祉局の関連予算は6億7千万円。養育環境等に課題がある家庭の小・中学生等への寄り添い型生活支援を市内17か所に拡充。高校生世代に対し、将来の選択肢の幅を広げるための情報提供等の支援を全区展開。中学へ進学したひとり親家庭の子への学習支援と親への相談支援が新たに実施するなど予算化されています。社会に分断を作らない取組みは大変重要と考えます。

先日、日経新聞「経済教室」に「貧困の現状と対策」と題した2日連載がありました。それぞれの学者が「育児、住宅、医療、教育などの給付充実」「医療や高等教育への補助の拡充」を主張。

立教大学の神吉知郁子准教授は、サービス給付の保障中心にとの主張。様々な展開の後、「最低賃金や均等・均衡待遇などの賃金規制は賃金カーブを保障せず、逆にも作用する。格差是正を超えて貧困対策を進めるならば、賃金規制だけでなく、これまで個人の生活給による対応が想定されてきたニーズを社会的に負担するシステムへの転換が必要だ。その際には現金給付より育児、住宅、医療、教育などサービス給付の保障を中心に据えるべきだ。費用負担の軽減だけでなく、例えば保育を利用できずに就労を断念しないよう、サービスへのアクセス保障が鍵となる。

若年層の貧困は子どもを産み育てる力を弱め、中高年期の貧困は老齢期の備えも難しくする。現役世代の貧困は少子化を加速し、社会基盤を揺るがす問題だ。

支え手を増やし持続可能な社会をつくるには、次世代を健やかに育める見通しが必要だ。賃金が右肩上がりでなくとも、ライフイベントの負担が大きくなければ見通しを立てられる。社会の発展のためには公平な高等教育の機会保障が重要であるし、住宅政策の見直しも求められている。」

2日目、大阪大学の小原美紀教授は、労働巡る負の連鎖 断ち切れとの主張。 ポイントは働く者の中での格差の拡大が日本の特徴。親が非正規だと子供も非正規なりやすくなる。子供の医療や高等教育への補助の拡充をとのこと。

「日本の世帯間格差は2000年代後半まで緩やかに拡大した後、高止まりしている。18年の経済協力開発機構(OECD)統計によれば、他の先進諸国でも同じ傾向にある。先進国の格差拡大の背景には高齢化の進展がある。加齢とともに世帯間格差は通常拡大するので、高齢者が増えれば社会全体の格差は大きくなる。

また技術革新とともに教育を受けた者とそうでない者の差も拡大したといわれる。高度な技術を使える者への収益が相対的に増えたことに加え、技術に見合う教育を受ける者が増えていないことも指摘される。

だがこれらだけでは日本の世帯間格差の特徴を説明できない。日本では働いているかどうかの差よりも、働いている者の中での格差が拡大している。特に低所得階層の増加が背景にあるといわれる。これは所得よりも、包括的な世帯の厚生(満足度)を表すとされる消費でみた場合にも当てはまる。多くの先進国でみられる高所得層がますます富む現象とは異なる特徴だ。

働いている低所得層の拡大といえば、非正規労働者と正規労働者の格差が思いあたるだろう。非正規の所得は相対的に低く、その差は依然大きい。さらに日本の場合、一度非正規になるとなかなかその状態から抜け出せないといわれる。つまり非正規の経済厚生は現在だけでなく生涯にわたり低くなる。そしてこれが彼らの将来不安につながる。

非正規労働者の経済厚生を議論する場合には、統計の整理が欠かせない。感情的な意見や印象に基づく議論では本当に必要な政策にたどりつけないからだ。(中略)

労働に関する負の連鎖については、厚生の損失が長期にわたり発生するならば、なるべく早い段階でそれを断ち切る政策が必要だろう。若い時点の方が高い生産性を引き出せるし、社会への貢献も大きい。

貧困層を含む低所得層への補助政策には反対意見も聞かれるが、その多くは意欲を阻害することに対する批判だ。そもそも最初に生活困窮状態に陥ったのは、本人の非によるものだけではない。また理由は何にせよ、生活困窮に陥った者の生活補填は社会的費用となる。さらに格差の存在が機会の平等をゆがめることで階層移動の少なさにつながっているならば、政策で是正されるべきだろう。

次世代の高い生産性を引き出すためにも、貧困層の意欲を阻害しない補助政策が社会全体のため必要だ。」

いずれにしましても、個人の幸せ、社会の安定のためにも、社会に分断を生まない、広げない施策が重要だと思います。 

 

 

「山川異域、風月同天」について 4843

未分類 / 2020年2月10日

IMG_0360昨日は青葉公会堂で行われる毎年恒例の青葉区中高生ミュージカルへ。その後、お世話になった方の葬儀に参列。市民相談対応等。

世界保健機関(WHO)がマスクや手袋などの個人防護用品の不足が深刻になっていると警鐘を鳴らしています。個人防護用品の需要は通常時に比べ最大100倍、価格は同20倍になっていると分析。インターネットではマスクなどが高額出品されているケースも目立つとしています。確かにあります。Amazonなどでも驚くような価格を目にしました。各メーカーはフル稼働で対応しています。

他方、米疾病対策センター(CDC)によると、米国の今シーズンのインフルエンザ患者数が1900万人、死者数は1万人を超えたとのこと。日本の厚労省HPのQ&Aを見ると、「直接的及び間接的にインフルエンザの流行によって生じた死亡を推計する「超過死亡概念」というものがあり、この推計によりインフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています」とのこと。薬がないことなどで新型コロナウイルスが不安を増幅させますが、こうした数値を見ると冷静な対応が必要かと思います。因みに、医師によりますと、マスクがウイルスを止める効力は極めて限定的で、パチンコ玉をバレーボールのネットに投げて防ごうとしているようなもの。只、手で顔を直接触る機会が減るのはいいこと、とのこと。花粉対策には効果的ですし、エチケットなどの感覚で利用する場合もあると思います。

ところで、自民党の二階俊博、公明党の斉藤鉄夫両幹事長が中国大使館を訪れ、孔鉉佑駐日大使と会談。新型コロナウイルスによる肺炎の拡大防止に向けて日中の協力を深めていくと確認。二階氏は「この戦いで両国が勝利を得るために全力を尽くしたい」と激励したとのこと。いい話だなと思います。

IMG_0362一昨日の日経新聞コラム「春秋」が記していました。

「新型のコロナウイルスによる肺炎の猛威は、製造業や観光といった実体経済に打撃を与えているだけではない。文化の交流にも余波は及んでいる。小社がお手伝いした奈良・唐招提寺の所蔵品を中国の上海博物館で展示する催しも、会期の半ばで中断を余儀なくされた。

鑑真和上の座像をまつる堂に納めた東山魁夷のふすま絵の数々に加え、和上が渡日のおりに携えてきたシャカの遺骨も国宝の塔に入り披露されたのである。昨年12月中旬に始まり、1万人近くが来場した日も。今月半ばまでの予定だったのだが、感染の広がりで春節を目前にした1月24日から臨時の閉館となってしまった。

「山川異域、風月同天」。日本から中国への支援物資の箱にあった文字が現地のSNS(交流サイト)で感動を呼んでいるという。鑑真が日本行きを決意する機となった一節で「国は異なれど天は同じ」の意味だ。博物館の館長からの小社の担当への手紙にも引用され、事態が落ち着けば会期延長も検討、とあったそうだ。

寺側のトップも「苦難を超え、日中の交流に尽くした和上の心にかなう」と応じたと聞く。「中止」やら「拒否」やら、きつい言葉が飛び交う一連の報道のなか、少し心休まる話として紹介させていただいた。そうそう展示会の名称は「滄海(そうかい)の虹」。一刻も早く混乱が収まり、青い海の両岸が七色の橋で結ばれますように。」

IMG_0358月並みですが、困ったときはお互い様。大事なことだと思います。