安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

新型コロナウイルスによる影響拡大について 4832

未分類 / 2020年1月30日

FullSizeR昨日はあざみ野駅前での街頭演説、市政報告の配布の後、企業、介護施設訪問等。昨朝、武漢からの飛行機が到着。参議院予算委員会には総理や厚労大臣等、新型コロナウイルス感染症に対応している責任者が出席。しかし、野党の質問は感染症でない他事に集中。友人と話していて、「サクラもアンリも問題だけど、国民のこと考えてるなら、今はコロナだろ!」とのこと。普通の人はそう見てます。

新型コロナウイルス。2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS: severe acute respiratory syndrome)の呼称で報告され、この原因が当時の新型コロナウイルスでした。中国南部の広東省を起源とした重症な肺炎の世界的規模の集団発生。中国のみならず、特にアジア各国、日本でも大きな騒ぎとなりました。当時、中国蘇州市に駐在していましたが、工場は稼働していたものの可能な限り外出は自粛。一時帰国は延期。支給されたマスクは呼吸困難になるほどの高密度製品であったことを思い出します。

しかし、今回はそれ以上の厳しい状況。SARSは発症した後に感染していましたが、今回は約2週間とされる潜伏期間でも感染するとのこと。中国政府は春節(旧正月)連休の延長を決定。上海市や蘇州市は企業に休業の延期を通知。NHKニュースによると映画や観光施設などのサービス業の売り上げは99.9%の大幅減とのこと。そして世界経済への大きな影響が懸念されています。

公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「防疫態勢 ペスト並み」。そう聞いて、医師ベルナール・リウーの独白を思い出した。文豪カミュの『ペスト』(創元文庫)に登場する人物である。

北アフリカの要港で発生したペスト禍。ウイルスの宿主はネズミ。リウーは役人らと町を封鎖し、10カ月間かけ撲滅に成功した。ところが「いつか、人間に不幸と教訓をもたらすために、ペストがふたたびその鼠どもを呼びさます」。歓喜する群衆を眺めながらリウーは言うのだ。

中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の拡大が続いている。中国のほぼ全土で感染者が発生し、死亡者は80人に(26日)。※29日22時現在、中国本土死亡者数132人、感染者6000人超

加えてアジア、欧米、豪州にも飛び火。中国政府は27日から海外への団体旅行を中止すると発表した。

それにしても、なぜウイルス感染症による災禍が繰り返されるのか。人間に不幸と教訓をもたらすため? 「私たちの生活・生き方、日常活動と関係している」。西條政幸氏は『グローバル時代のウイルス感染症』(日本医事新報社)で指摘する。

ちなみに、重症急性呼吸器症候群(SARS)では8098人が罹患。中東呼吸器症候群(MERS)は致死率が35・5%に。いずれも新種のコロナウイルスによるが、今回は別の型だ。感染拡大防止に協力すべきと山口代表。「戦う唯一の方法は、誠実さということ」。カミュの結論である。」

世界環境の大きな変化。かつてない水害、大火事などの自然災害の広がり。人類に「何か」を考え、行動することを示唆しているように感じます。