「悔しいの先へ行く努力」について 4802
今年も有難うございました。1年を振り返ると、できたこと、できなかったこと、様々ありますが、前を向いて来年も進んで参ります。
春の統一選。県会・市会で4回目の当選させて頂き、改めて感謝申し上げます。来年は議員として14年目となり、何もなければ、このブログも5000回を迎えます。皆様の変わらぬ激励のおかげです。様々な経緯がありこの長文スタイルで定着しましたが、毎日一文、たくさんの皆様にお付き合いいただき感謝です。
また、街頭演説・街頭活動も目標クリア。この13年、朝6:00~8:00の2時間、年150時間以上を目標に続けています。街中やネット上で頂く激励のおかげです。何はなくとも「継続は力」と信じて、 来年も頑張って参ります。
今年うれしかったことのひとつは、サッカー元日本代表・横浜FCの三浦知良選手にお会いできたこと。同い年で、私世代のヒーローです。大ベテランとはいえ、まだまだ「チャレンジャー」の雰囲気漂うカズさんでした。
先日、日経新聞「スポーツ人として」に、三浦選手が横浜FCのJ1昇格について、「悔しいの先へ行く努力」と題して綴られていました。
「選手の力だけでなく、経営スタッフや地域、サポーターやスポンサーも含め、横浜FCにかかわるどのピースが欠けてもJ1昇格は達成できなかったと思う。
昨季は昇格プレーオフで敗れ、今季は2位で自動昇格できた。いつもギリギリの戦いばかり。でもそれこそ昇格レース、なんだよね。ギリギリの体験の蓄積がクラブの成長なんだろう。
でも、この喜びはもう終わりにしよう。遠足気分で向かう場ではないのだから。昨季J2で21勝した松本山雅が、今季はJ1でまだ6勝しかできず降格が決まった。前回、横浜FCがJ1に挑んだ12年前も4勝しかできていない。その場に居られる喜びだけでは、そこに居られなくなる。つまり居場所とは勝ち取り続けるべきものなんだ。
いい選手は引き抜かれ、チームが戦力ダウンにさらされる。いい選手が加入したら自分の出番は危うくなる。それがサッカーの常。僕らに安定や定常は与えられない。安泰でいたいのなら、努力が必要になる。
自分自身は先発が2試合、途中出場が1試合しかなく、悔しさしかない。出場機会を大きく減らしたこの2年をみて「もう無理かも」と思う人もいるのだろう。でも僕は「試合に出る」と本気で思っている。そうはならない現実が増えるかもしれない。そこで例えば10分しか出ないから10分間のプレーを想定した練習に減らす、なんて生き方は僕の辞書にはない。取り組んだものの成果が90分だろうが1分だろうが、向き合う姿勢は変えない。そうやってこの1年も歩んできた。
最終戦、残り3分で出場機会を得た。「2~3分なら、何歳だってできるよ」と冷やかされるかな。「温情をかけられた」とかね。でも、毎日努力してそこを目指さないなら、温情ですらも得られない。毎日寝ているだけでは最終戦の一員になる権利はなく、カズという名前であの出番が降ってきたわけじゃない。積み上げ続けたからこそ、あの場に立つ資格も得られたのだから。
「J1に定着します」「また国立に立ちます」。そんな軽々しいことは言えません。でも「J1は大変」で立ち止まりたくはない。出られず悔しい、で終わらせるつもりもないしね。悔しい、の先へいきたい。」
2020年、私も「挑戦」の一年に! 良いお年をお迎えください!