安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

北先生お別れの会と「日本野球という文化」について 4710

未分類 / 2019年9月30日

IMG_7801昨日、八王子にて創価大学名誉教授で私のゼミ教授だった、故・北政已先生のお別れの会が行われ参加しました。享年74歳。開学1期から44期までゼミを持ち、世界各地、各分野で活躍する出身者は690名。(私は16期生) 昨日はゼミ生をはじめ数百名が集いました。創立者からの万感こもるメッセージ。1年生の時に北先生が担任だったという1期生の馬場学長のご挨拶。北ゼミ代表1期生のご挨拶。そして長年支えられてきた奥様の明るく爽やかなご挨拶。「立場が変わってもずっと庶民だった」「誰と会っても差別のない人だった」との言葉。確かにそうでした。だからこそ、キッシンジャー博士をはじめとする人々から無名の庶民まで、世界中の人々と友情を結ばれたのだと思います。昨日は海外から参加した方もいました。奥様のお話に北家の「長征」を感じました。

一方で先生は偉そうなやつが大嫌い。偉くても結果を出さないのはもっと嫌い。本当に学ばせて頂きました。

創価大学は来春50期生を迎えます。創立者と共に草創期を築かれた北先生。今、また新たな時代の幕開けを感じます。終了後、学生時代からお世話になっている奥様とゼミの同期生と一緒に記念撮影。また頑張って参ります。

北先生は経済学者として日英比較文化論の研究などに注力しながら、創価大学の国際交流拡大に大きな役割を果たされました。また、同時に創価大学硬式野球部の部長として長年かかわりながら、選手の育成に尽力されてきました。

日経新聞「交遊抄」に横浜DeNAベイスターズのラミレス監督が、「日本野球という文化」と題して記していました。

「米大リーグのインディアンスに所属していた1998年、当時打撃コーチだったチャーリー・マニエル氏と出会った。ほかの選手が日本の野球を敬遠するなか、初めてその良さを教えてくれたのが、日米双方のプロ野球で活躍した彼だった。「君は将来絶対稼げるが、その場所はアメリカじゃない。日本だ」。そう勧められた日のことは忘れられない。

「日本の野球はそのものが文化だ」。これが彼から一番学んだことだ。最初は日本では「野球を教える側だろう」という程度に考えていたが、彼は「甘く見るな」と一蹴した。初回から犠牲バントをしていくようなスタイルが、日本で培われてきた野球だと熱く語っていた。

実際、メジャーでは4番バッターも経験したが、日本に来た当初は打順も7番と苦い経験をした。彼は大笑いしながら「勧めた俺に文句を言いたいだろうが、しっかりやれば大丈夫だ」と励ましてくれた。彼と同じように練習や試合でのルーティンを重視したおかげで、成績を残すことができたと思う。

日本の食や文化も教わった。「スパゲティが水につかっているやつだ」と説明されたラーメンは、実際に食べるととてもおいしかった。彼がまた来日したら、一緒にラーメンを食べに行きたい。」

学生時代、私は東南アジアの発展経済などについて勉強していましたが、マレーシアへの交換留学試験を受けるかどうか悩んでていた時、北先生から「君はマレーシアに行った方がいい」と後押しされて留学した経験があります。本当に人との出会いは大事だなと思います。その瞬間に人生が変わる。そして、鍛えて頂きました。

自分がお世話になったように、次の世代の皆さんの役に立てるよう頑張ります。

水戸黄門の誕生日について 4709

未分類 / 2019年9月29日

IMG_7784感動で涙がでました。ラグビー日本代表、ありがとう!!NHKのアナウンスも良かったです!

昨日は県本部での会議の後、市会で作業。昨日、我が家の3番目が21歳の誕生日を迎えました。早いもので、高崎で勤務していた時のこと。午後電話が入り病院へ。高崎の佐藤産婦人科で出生。「またサルのようなかわいい子が生まれた」と感じたのが昨日のことの様です。

コラム「名字の言」が記していました。

「徳川光圀(水戸黄門)は、自分の誕生日には最も質素な食事をしたという。なぜか。吉川英治が『梅里先生行状記』(講談社)に描いている。

家臣が誕生祝いの膳を並べた時のこと。光圀は「白粥と梅干ひとつでよい」と料理を下げさせ、こう言う。「産褥の母のすがたを忘れぬのが何よりの誕生日」。つまり誕生日は、自分を産むために母が腹を痛め苦しんだ日。“せめて質素な食事で感謝をささげたい”。光圀の、親を敬う心は深かった。」

私などは考えたこともなく、やったこともありませんが、偉い人の考えることは違うなと感じます。

自分の子どもにそこまで求めませんが、視野の広い、自立した大人になって欲しいなと思います。

国と国との対立の表面化について 4708

未分類 / 2019年9月28日

IMG_7640昨日は決算特別委員会局別審査。都市整備局関連に久保和弘議員(瀬谷区)が、国際局関連に高橋正治議員(緑区)が質問に立ちました。久保議員は初質問。緊張が伝わってきました。高橋議員からは気合が入ってました。

ここ数年は、それまでにも益して「きな臭い」時が流れているような気がします。指導者とされる人の心ひとつで世の中が変わる。人は何を目的にしているかによって行動も異なる。

軍事力によらない安全保障体制の構築をめざす平和のためのNPO法人「ピースデポ」の特別顧問・梅林宏道先生が、神奈川新聞のインタビューに答えられていました。10年ほど前にお会いしてお話を伺う機会がありましたが、落ち着いた物腰で、鋭い指摘をされていたことを思い出します。

「安全保障を考えるとき、「脅威」の存在を前提に軍事的対応へと誘導されることが多い。日米安保の役割もそうやって拡大した。しかし、脅威に至る前に外交によって解決するという発想を強く持ち、もっと主張しなければならない」

「中国も「軍事的脅威」という視点で論じられることが多いが、外交によって良好な関係を築いていく取組みを強める必要がある。米国の主張に安易に同調せず、中国にも物申しながら、アジアの平和と安定に向けて果たすべき日本の役割があるはずだ」

「過去にも脅威が持ち上がるたびに軍備を増強してきたが、脅威が去っても軍縮会議や政策が出てこない。トランプ氏の圧力で巨額の米国製兵器を購入しても、一時的に解決にすらなるかどうか。余計に警戒され、次の脅威を生む」「日米の安保協力が進んでも、日本は「専守防衛」という固有の立場を堅持している。トランプ氏だけでなく、アジアの人々に対しても、その理念をわかりやすく伝えていく努力を外交の基本に据えるべきだ」

目の前の危機を直視すると、出てくる意見も様々かと思いますが、視野を広く、思考を柔軟に、最適な選択をと思います。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「世界のそこここで、国と国との対立が表面化している。まるで連鎖反応を起こしているかのようにも映る。従来、外交関係は、それぞれが理想を持ちつつも互いに譲るところがあって維持されてきた。何かをきっかけに、たがが外れてしまったのだろうか。

この動き、内外に影響力を持つ立場にある大国の指導者と無縁とは言えないかもしれない。自身と意見の異なる者には容赦なく罵声を浴びせるような発信が日常化し、SNSを通じて瞬時に伝えられることにも慣れて久しい。

本来、権力を握った者はそれを自覚し、自ら抑制的になるべきであるが、こうした常識が影を潜めてしまっている。“一線を越えた存在”の動向が他に波及しているならば、これほど面倒なことはなかろう。

国際政治学者の高坂正尭氏は著書『国際政治』で、政治家に対し、最小限の道徳的要請としてこう発した。法外な方法で法外な利益を得ることなく「その国の国家目的を追求するにあたって悪循環をおこさないような選択をとる」。半世紀以上前だが色あせない指摘だろう。

政治家の言葉は重い。発言一つが、善きにつけあしきにつけ大きな力を伴う。言葉は「政治における信頼の大前提である」(月刊「公明」9月号、高安健将・成蹊大教授)。揺らがぬよう吟味して使うべきである。」

私は政治家の端くれですが、そうだなと思います。重い責任を持つ立場の方には、特に求めたいです。

「4番打者たちの葛藤」について 4707

未分類 / 2019年9月27日

IMG_7652昨日、決算特別委員会が始まり、総合審査が行われ、公明党からは望月康弘議員(港北区)が登壇。林市長に対し多岐にわたり質しました。今日から局別審査が行われ、私は来週火曜日の経済局審査から質問に立つ予定です。

横浜市役所の隣にある横浜スタジアム。今年は横浜DeNAベイスターズのセ・リーグ2位が確定し、10月5日からのクライマックスシリーズが行われます。昨日の会議でも林市長が喜びの声を伝えていました。今年のプロ野球。選手の起用に大きな変化を感じます。

先日、日経新聞電子版が「4番打者たちの葛藤 時代遅れこそが新しい」と題して記事にしていました。

「筒香嘉智(DeNA)が2番を打ち、柱になる投手でも六回まで投げれば「ご苦労さん」となる時代に、4番だの、エースだのといっても、むなしく響くだけかもしれない。総合力が問われる現在の野球のなかで、個人の比重は薄れる一方だが、4番、エースであろうとする気概は個性を生む源泉。「時代遅れ」が今、新鮮に映る。」

「4番が神聖視されたのはいつのころまでだろう。巨人・原辰徳監督が「巨人軍には、何人も侵すことができない聖域があった」との言葉を残してバットを置いたのは1995年。聖域とは4番のことだったとされている。

落合博満(ロッテなど、79~98年)、清原和博(西武など、86~2008年)といったあたりまでは、4番から外れたとか、復帰したといった話題が新聞の見出しになった。

それから徐々に、聖域色は薄れてきた。特に2番に最強の打者をおくべきだ、といった戦略論が出始めたこの数年の変化は著しい。しかし、そんな時代だからこそ、4番への執着は新しく、貴重ではないか。」

「1番も2番も3番も同じというように、打順の「等価化」が進む。投手陣は9イニングをどうまかなうか、という考え方のもと、先発の重要性が薄まり、誰が投げるかより、どの順番で投げるかに主眼が置かれる昨今。

誰が欠けても、チーム全体として安定したパフォーマンスを発揮できるようにするリスク管理の手法として、この流れを認めないわけにはいかないが「誰が出ても同じ結果」を追求すれば、選手の無名化に拍車がかかりかねない。それは人の個性を売るプロ野球として、幸せな方向に向かっていることになるのか。山川らの戦いにはそんな問題提起が含まれている。」

個性を活かせないチームは強くならない。ようやくですが、それが当たり前の時代になってきました。パ・リーグ連覇を果たした西武ライオンズ・辻監督しかり、ラグビー王者・オールブラックスの基本方針しかり。

それができるかどうか。指導者の力量によります。

「飽きない商い」と「おいしすぎは売れない」について 4706

未分類 / 2019年9月26日

IMG_7686昨朝、青葉台駅前で演説していますと、あるご主人からお声がけ。「キチッとしたスーツ姿でタバコのポイ捨てする人に注意したら、灰皿がないのがおかしい。持ってこいと言われた」とのこと。「ここで吸うなら携帯灰皿持ってきて、と言って下さい」と伝えました。人は姿や立場でなくでなく、行動で決まるなあと感じます。

昼は日高屋でラーメンと餃子。以前、テレビで神田会長が経営についてインタビューを受けている姿を見ました。「餃子があれば大丈夫」「うちのは美味しすぎないところがいい」との話がありました。そこに発展の秘訣があるとか。

先日、日経新聞が記事にしていました。

「消費増税まであとわずか。軽減税率の対象となる食品も近年は高齢化で市場は縮んでいる。飽きない味を作るにはどうしたらいいのか。

「好き嫌い」(早川書房)という行動科学の本にとても気になる一節があった。米軍の日常食についてのくだりで「食べた記憶がうすければうすいほど、それだけ飽きがこないというわけである」。

「記憶がうすくなる」というのは逆説的だが、うまい言い回しだ。実際に「飽きない味とは何か」を有力企業に聞いてみた。まずは「高級料亭の料理も食べ続けると飽きる」が口癖だった鈴木敏文氏が創ったセブン―イレブン・ジャパン。同社の場合、一時的なブームで終わる刺激の強い味より、あくまで万人に受ける味がテーマだ。

「決して奇をてらうようなことはしない。常に材料や製法を変えながらじわじわと売り上げを伸ばすことを追求する」。高橋広隆・執行役員商品本部長はセブン流の飽きない商品作りについてこう表現する。

おにぎりや総菜、パンが代表だが、最近ではサラダ改革に取り組む。「消費者が気づかなくていい」レベルで品質を改善していく。まさに記憶に残らない作り方だ。セブンはいきなりのヒットは求めない。数年たつと消費者に定着することを重視している。

ラーメンの名店シリーズでも地元で長く愛されている店を好む。「例えば魚粉の使い方など、独特のクセを常習させる秘伝の技がある」(高橋本部長)。いくら人気店でも一発屋と判断すれば、採用しない。

カップヌードルやチキンラーメンの日清食品ホールディングスはどうか。安藤宏基社長の著書「カップヌードルをぶっつぶせ!」にその極意が書いてあるという。「創業者の安藤百福は、常々こう言っていた。『食品はおいしすぎてはいけない。少し余韻を残すことによって、再購入につなぐことができる』」

けだし名言だ。セブンイレブン流とも通じる。さらに安藤社長は「濃厚な味でおいしすぎると『満足感』がありすぎる。これでは当分リピートはない」と指摘している。

こうした話を聞いて思い出したのがオリジン東秀の創業者である安沢秀雄氏の味覚哲学だ。同氏は自ら病を患ったとき、食べる意欲が衰えた。そこで「病人でも食べることができる、一人ひとりの健康を考えた『国民の基準食』の創造を目指すのが私たちの第一歩」との考えにたどり着いた。

具体的には「毎日食べても飽きない味は『うす味』であり、『濃い味』は飽きてしまう。お客さまが自ら味をプラスできる程度がちょうどいい」としている。

食のロングセラーは「完成品」ではなく、時間をかけて育てる「生成品」ということだ。ビジネスマンの多くは即効性のある企画を求められるが、そんなものはめったに生まれない。今は評価が難しいが、可能性を秘めた育成枠の選手をエースにする太っ腹の姿勢が「飽きない商い」を育む。」

様々なことに通じる話だなと感じました。

「内部通報制度、浸透道半ば」について 4705

未分類 / 2019年9月25日

IMG_7706昨日は決算委員会に向けての打ち合わせの後、大都市行財政制度特別委員会。参考人として東京大学先端技術研究センターの牧原出教授が招致され、「2040年を見据えた大都市自治体の展望」と題してご講演、質疑応答をして頂きました。

決算に向けての打ち合わせする中、私が以前ご相談を頂いた方の話から、内部通報制度についてが話題となりました。元気に仕事に取組めるようにすることは基本ですが、想像を超えたパワハラで退職に追い込まれた人の話。とても優秀な方で、表彰を受けるほどの活躍でしたが、妬みからかひどいパワハラにあう中、「誰にも聞いてもらえない」との声を頂きました。その方は退職し、現在別の職に就かれています。

先日、日経新聞「リーガルの窓」のコーナーに「内部通報制度、浸透道半ば」と題した記述がありました。

「適切な内部通報制度を持つ企業を国が認証する新制度の登録企業が9日で20社となった。内部通報制度があっても機能せず、不祥事が続く状況に歯止めをかける狙いだが、肝心の企業の動きは鈍い。制度が利用されない背景には従業員が抱く会社への不信感がある。実効性を高めるには公益通報者保護法による保護が必要との声が上がっている。

「報復しないことをトップ名で誓約してほしい」

「幹部の責任も認め、トカゲのしっぽ切りで終わらせないでほしい」

企業の内部通報窓口として、日々対応にあたる弁護士は通報者から自身の処遇への不安と会社への不信を感じることが多いという。

2018年に発覚したスルガ銀行の不正融資問題では、第三者委員会が調査報告書で「『通報すれば改善されるのではないか』という期待が従業員には全くなかった」と指摘している。周囲で問題が起きても従業員が進んで通報することは少ない。山内洋嗣弁護士は「不正の情報を得るには普段から通報者の安心感を高める必要がある」と話す。

通報者を公益通報者保護法などで保護しようとする議論はまだ道半ばだ。内閣府の消費者委員会の専門調査会は18年12月、内部通報体制の整備を義務づけ、従業員300人以下の民間事業者には努力義務とする内容を提言する報告書をまとめた。保護対象に退職者を含めたり通報対象となる事実の範囲を広げたりする案や、不利益な取り扱いをした場合は行政措置を講じる方向性を示した。ただ同法改正に向けた本格的な審議はこれからだ。

山口利昭弁護士は「中小企業に浸透させるには法改正が必要だ。ただ違反行為を認定するための消費者庁の態勢は整っておらず、当初は緩やかな規制で始めることになるだろう」とみる。

より厳格な制度が必要との声もある。田中亘・東京大学教授は「不利益な取り扱いをした事業者への刑事罰の導入、通報者への報奨金制度といった措置についても議論すべきだ」と話す。企業に罰則を適用するとなると反発も予想される。内部通報の実効性を高めるにはなお時間がかかりそうだ。」

企業への検討とともに、行政機関への対応も必要。いずれにしましても、冒頭の話のようなことがないように、苦しむ人の話を受け止め、対処できる仕組みは不可欠だと思います。

ラグビーW杯 共生の交響曲について 4704

未分類 / 2019年9月24日

IMG_7689昨日、中区の山下公園で行われる予定だった毎年恒例の「動物愛護フェスタ」が強風のため中止に。毎年、中区で行われるこのフェスタ。青葉区を含む北部地域での実施を目指しており、今月の常任委員会でも取り上げました。来年は山下公園が工事で使えないため、場所を検討しているとのこと。一歩前進したいところです。その後、市民相談対応、現場の確認へ。まず、緑スポーツセンターでは横浜フレンズミニバスケットボール連盟の皆さんから頂いていた、歪んだバスケットリングの修理状況を確認。また、地域住民の方からご連絡を頂き、土木事務所が対処した、もえぎ野の道路陥没の応急処置状況を確認。いずれも改善されていました。

お昼は地元の食堂へ。中国系の外国人の方が接客。笑顔で清々しい応対。何の問題もありません。

先日、公明新聞コラム「座標軸」が記していました。

「交響曲を奏でるオーケストラのようだ。異なる楽器を演奏する楽団員が、さまざまな音を響かせ、美しい音色で人々の感動を呼ぶ。名将エディー・ジョーンズ氏は、自著『強くなりたいきみへ!』(講談社)でラグビーのチームワークをこう例える。

IMG_7688ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が始まった。4年前の前回大会では、同氏の率いる日本チームが強豪の南アフリカを相手に「スポーツ史上最大の番狂わせ」といわれる逆転勝利を飾り、列島中が沸いた。今回はどんなドラマが生まれるか。

改正出入国管理法の施行から間もなく半年になる。新たな在留資格を設け、外国人材の就労分野を広げるものだ。人口減少に苦しむ日本の助っ人である。生活面の支援を含め、受け入れ事業者の担う責任は重いが、地域社会も無縁ではない。国籍や民族の垣根を超えて、ご近所さんの輪を広げたい。

ラグビー日本チームのほぼ半数は海外出身。日本で暮らし、プレーする選手たちは、わがまちで汗を流す外国人材の姿とも重なろう。

迫力ある肉弾戦に興奮し、一過性の狂騒曲に陶酔するだけでは、アジア初開催の大会が泣く。言葉や肌の色、文化の違いが織りなす共生の交響曲がW杯終了後に聞けるかどうか。大会の成否を握るポイントの一つだろう。」

IMG_7695どこにいても、笑顔は大事だなと思います。

「書く」文化について 4703

未分類 / 2019年9月23日

IMG_7670昨日は終日地元の会合、座談会へ。つたない文ですが、毎日ブログを書いて今月で13年になります。手書きと違ってPCに頼るところ大。打ち込んで変換すれば出てくる漢字。そのため漢字を忘れています。「あれだけ苦労して覚えたのに」と思いつつ、手書きに戻ることは困難です。

先日、日経新聞コラム「春秋」が綴っていました。

「封筒にメールアドレスを書けば相手に届く――。そう思っている中学生が少なからずいるらしい。今年の全国学力テストの話である。国語の問題で、架空の新聞の住所やファクス番号、メルアドを示し、投書欄に封書を送る方法を尋ねたところ珍解答が続出したという。

手紙の中身ではなく、たんに封筒の表書きをどうするかという質問だが、正しく書けた生徒は57%しかいなかったそうだ。宛名と住所の位置を逆に書いたり、ファクス番号やメルアドを記したり。メールやSNSの普及で、手紙との縁がいよいよ薄くなっているのだろう。7年前の同様の問題より正答率は大幅に下がった。

こう嘆いている当方だって、手紙をしたためる場面がそうあるわけではない。仕事のやり取りはほとんどメール、身内とのちょっとした連絡はもっぱらLINEである。ただし、この手のツールとなると、こんどはシニアが若者に笑われる番だ。向こうは早くて簡潔。「了解」を「りょ」で済ます返信に戸惑う仕儀となる。

宛名にメルアドはショックだが、文字をつづる機会自体は、むしろデジタル時代になって増えている。「書く」文化は未来につながっていると信じて気を取り直そうか。そういえば、樋口一葉は明治の郵便勃興の世に合わせ、手紙の書き方の実用書「通俗書簡文」を著した。その本で強調したのは「こと葉の自由」だった。」

自由の先に、「得るもの」があれば、「失うもの」もあるなと思いました。

ラグビーとチームについて 4702

未分類 / 2019年9月22日

IMG_7662昨朝、中区での会合のため横浜スタジアム前を通過したところ、緑のユニフォーム集団。「南アフリカから?今夜は日産スタジアム?」と聞くと「そうだ!ニュージーランドに勝つため来た!お前も応援してくれ!」とのこと。昨夜の横浜スタジアムでは巨人の優勝がかかったDeNA戦。昨日は特に熱い横浜でした。結果はニュージーランドが南アフリカに勝利。巨人は5年ぶりのリーグ優勝。一方、ラグビー日本代表。地元青葉区にある桐蔭学園出身の松島幸太郎選手の大活躍もあり、初戦はロシアに快勝。目標のベスト8入り、期待してます。まさにスポーツの秋、到来。

日本代表のスローガンは「One Team」。先日、コラム「名字の言」が記していました。

「いよいよ今月、ラグビーのワールドカップ日本大会が開幕する。日本代表31人も発表された。初の決勝トーナメント進出を目指す挑戦に期待が高まる。

前回大会では強豪・南アフリカを破った歴史的快挙に始まり、予選で3勝という好成績を収めた。この大躍進の要因の一つは、それまで日本の弱点とされていた“小さな体格”を逆手にとって、生かしたことだ。

当時、日本代表のヘッドコーチだったエディー・ジョーンズ氏は、合宿に格闘家を招き、体の大きな対戦相手の嫌がる“低い姿勢でのプレー”を反復。さらに徹底的な筋力トレーニングで敏しょう性の向上を図った。氏は語る。「違う角度から見れば、短所は長所にもなる」「むしろ短所にこそ、勝利や成功へのヒントが隠されている」(『ハードワーク』講談社+α文庫)。

短所を“マイナス”ではなく、“人にはない強み”と捉えれば、新しい可能性が見えてくる。例えば“心配性の人”は“熟慮を重ねる人”であり、“頑固な人”は“意志の強い人”ともいえる。」

真の団結を求めるリーダーにあるところは、それぞれの個性を生かし、皆が同じ目標に向かって走る。そこにチームに強い団結が生まれ、新たな時代を開く、大きな発展の力となる。

一方、言葉だけで団結を求め、皆の個性を抑え込み、何が目的なのかよくわからないまま、自分の思い通りにしようとするリーダーと取り巻きがいるチームはその真逆。ここに団結は生まれず、過去の遺産を食い潰し、衰退の道をたどることになる。

モノの道理なんだと思います。エディ元コーチもそうですが、他人にやらせるのでなく、目標を明確にして自分から動く。リーダーの率先垂範が団結の基本。気をつけねばと思います。

IR(統合型リゾート)関連議案可決と老朽インフラ対策について 4701

未分類 / 2019年9月21日

IMG_7634昨日、本会議が開かれ各種議案を議決しました。その中にはIR(統合型リゾート)に関するコンサル費用・調査費の議案も含まれ、賛成多数で可決しました。

横浜市はシンガポールをはじめとする世界の大都市で展開されているIR(統合型リゾート)、一大観光地の整備を検討しています。その目的は、超高齢社会、税収減少の中にあって、子育て支援、教育環境整備、高齢者等の福祉対応、災害に強い街づくりなどの住民サービスを維持するため、IR(統合型リゾート)を通じて来訪者を増やして税収増を図るというもの。

横浜市は子どもから大人まで楽しめるテーマパークや超一流ホテルでの滞在、パシフィコ横浜では足りない国際会議場や展示場の整備を通じて、シンガポールスタイルを参考に世界中の人々が横浜を訪れ、楽しむ街にすることなどを想定。法に基づき敷地全体の3%以内でのカジノ設置も含まれます。

これまで、競輪・競馬・競艇といった公営ギャンブルやパチンコ、宝くじ等の射幸心をあおる事業を通じて発生させてきた「依存症問題」。カジノによるギャンブル依存症の不安の声もあります。一方で横浜市民の所持率約15%とされるマイナンバーカードの提示や入場料設定(6千円)、ドレスコード等を求めるなどの入場制限も検討。議論が必要です。

今回可決した議案は、本当に税収が増えるのか、依存症対策や治安は大丈夫なのかなど、詳細な調査を行うためのもの。今後、横浜市として政府にIR誘致の申し入れをするかどうかの具体的な検討材料を得るためのコンサルティング費、調査費の議案であり、検討すべきとの立場で私も賛成し、可決しました。

昨日の本会議において、我が党を代表して賛成討論に立った斉藤真二議員(都筑区)は、次のように主張しました。

「本事業にあたっては、一部では、既にIR導入が決まったかのような取り上げられ方をされていますが、治安対策やギャンブル等依存症などの市民の不安解消に取組み、市内観光・地域経済の振興、増収の使途などについて慎重に検討するとともに、市会での責任ある議論を通し、市民、関係団体への理解が深まるようなプロセスを経なければ、横浜におけるIRは実現し得ないと考えます。」

IRは超高齢社会、税収減の中、観光・国際会議などで来訪者を増やして税収増を図り、インフラ整備を含めた住民サービスを維持するための手段のひとつ。子育て支援、教育環境整備、高齢者福祉など、市民生活に直結したものに使うこととしたIRによる増収効果はどれほどになるのか。徹底した依存症対策、治安対策はどうなるのか。今回可決した調査の結果を受け、しっかりと議論して参ります。

ところで、先日の台風15号による影響はまだ全貌が見えない状況にあります。市としての支援策、国との連携など模索しながら、復旧、復興に向けた動きが続いています。

先日、日経新聞1面トップに「老朽インフラ 日本の岐路に」と題した記事を掲載しました。

「大規模停電を引き起こした台風15号は生活インフラが抱える災害リスクを浮き彫りにした。なお17万戸が停電し影響はライフラインに広がる。1970年代に整備が進んだ送電施設は更新時期が迫り老いるインフラは道路などにも共通する課題だ。国と地方を合わせた借金が1千兆円と財政が厳しく社会保障費も膨らむなか、巨額投資によりインフラをどこまで維持していくか、重い判断が迫られる。」

「電力各社などでつくる電力広域的運営推進機関によると、15年度末の時点で約25万基ある送電鉄塔のうち、製造年が00年代のものは年約千基ペースなのに対し、70年代は年6千~8千基にのぼる。東京電力管内の鉄塔の平均使用年数は42年。設置場所や塗装などによって違いはあるが、老朽化は着実に進行している。広域機関は既存の設備を現在のペースで全て更新した場合、鉄塔で250年程度かかる計算としている。」

「インフラの老朽化は電力以外でも深刻だ。建設から50年以上が経過する施設の割合は18年3月時点で73万ある道路橋の25%、1万超のトンネルの20%、5千の港湾岸壁の17%に及ぶ。時間が経過すれば割合はさらに増える。33年には道路橋の6割超、トンネルでも4割が建設から50年を超える。

国土交通相に就任した赤羽一嘉氏は、大規模自然災害について「発生のたびに100年に1度の規模だといわれるが、今後は毎年起きると思って対策を進める必要がある」と指摘する。国交省の推計では今後30年間で必要となる費用は最大で約195兆円に及ぶ。

ただ、日本の財政状況は先進国で最悪だ。人口減少に備えて既存インフラの廃止や、住宅や商業施設を集約する「コンパクトシティー」も重要な選択肢だ。しかし名古屋大学の中村光教授は「住民の反発を恐れて自治体での議論はほとんど進んでいない」と警鐘を鳴らす。維持すべき施設を選別する方法論は専門家の間でも議論は深まっていないという。」

自然環境の大きな変化、超高齢社会、労働人口減少による税収減の中、横浜市民が、青葉区民が求める「住民サービスの維持」。その基盤となるのが街の「インフラ」。環境の変化に対応した道路、上下水道間の整備などと共に、約500校に及ぶ横浜市立学校の建て替えなども進めなくてはなりません。もどのような時代にあっても、安全のためにはしっかりと整備していかねばなりませんが、只、このコストをどのようにねん出していくか。

客観性に乏しい独自の想定などでは、これらを守ることはできません。皆に見える、具体的な対策が必要になります。