横浜市「公園の魅力向上とドッグラン」について 4527
昨日の街頭演説。午前中に斉藤鉄夫幹事長、午後には三浦のぶひろ参議院議員がかけつけ応援演説を頂きました。また、途中には各地で行われていた桜まつりへ。曇り空ではありましたが、とても大勢の皆さんが満開の桜を楽しまれていました。
これまで、スポーツの場の確保、ドッグラン設置などのため公園の機能充実を進めてきました。先の予算委員会でも公園の魅力向上について取り上げました。動画と共にご紹介します。
「次に、地域の中での公園の魅力向上について伺います。
公園は地域において、運動や健康づくり、防災や地域のイベントなど、市民の様々なニーズに応える形で、魅力的な場所になることが重要と考えています。
市民のニーズという点では、私の地元、青葉区では犬の登録数が市内で最も多い約1万6,000匹で、「ドッグラン」が公園に対する地域のニーズの1つではないかと感じています。
「ドッグラン」は民間のものもありますが、やはり緑豊かで広々とした場所で思い切り犬を遊ばせたいという声が根強いと思います。
そこで、まず、(1)横浜市の公園におけるドッグランの設置状況について、公園緑地部長に伺います。
[答弁] 現在までに、指定管理者によるものとして、新横浜公園、入船公園、本牧山頂公園、新杉田公園の4か所、地域が運営するものとして、青葉区の鴨志田公園で1か所、合計で5か所に設置されています。
ドッグランの設置を期待されている方は潜在的に多数おられるのではないかと思いますが、市内の公園にあるドッグランは多くありません。
この状況をみると、公園への「ドッグラン」を設置にあたっては、地域での合意形成など様々な課題が考えられます。
そこで、(2)ドッグランの設置に関する課題を踏まえて、どのように取り組んでいくのか、局長の考えを伺います。
[答弁] 公園のドッグラン設置にあたっては、利用者や周辺にお住まいの皆様など、地域での合意形成、公園の利用状況を踏まえた一定の面積の確保、運営のノウハウを持つ管理者の確保、などの課題があります。このため、既存のドッグランでの運営ノウハウの共有や、地域の実情を踏まえながら、指定管理者に提案を求めるなど、幅広く公民連携により取り組んでいきます。
地域の課題の一例として「ドッグラン」について伺いましたが、地域のニーズに応じて、公園の魅力が向上することで、地域の魅力そのものの向上につながることも大切だと考えています。
青葉区にある谷本公園は、多目的広場や球技場などがある公園として知られていて、指定管理者が管理していますが、そのレストハウスの活用が行われ、日中、読書やおしゃべりを楽しまれている方が見られるようになりました。
公園が地域の皆さんにとって心地良い居場所になっている光景を目の当たりし、指定管理者によって、このような公園の活用が進んでいることを喜ばしく思うとともに、今後の可能性について大きな期待を抱いています。
そこで、(3)指定管理者による公園のレストハウスの多様な活用事例について、公園緑地部長に伺います。
[答弁] 指定管理者によるレストハウスの活用事例としては、地域の皆様による写真や絵画などの展示、イベントや季節行事の会場としての活用、花の展示や園芸関係の図書の配架、子供向け玩具の貸し出し、地元農家による朝市の開催など、指定管理者の創意工夫により、公園や地域の特性に応じた活用が行われています。
公園は地域の中にあって最も市民に身近な存在であり、谷本公園で行われているような取組が市内各地で展開され、公園が魅力的な場所になれば、それぞれの地域の魅力向上にもつながります。
そこで、(4)公園の魅力を高めていくために、どのように取り組むのか、局長に伺います。
[答弁] これまでも、地域のニーズや公園のポテンシャルを活かした提案を積極的に求めることで、公園の魅力向上を図ってきました。
さらに、現在導入を進めているPark-PFIの活用や、こども自然公園における「Yokohama Nature Week」などの新たなイベントの実施に加え、本市と地域が連携した買物困難地域での移動販売の取組など、地域の課題やニーズに応える取組も新たに進めています。
谷本公園での事例など様々な取組も共有しながら、公園の魅力の向上に取り組みます。
公園が、散歩や外出の際に訪れた方が通り過ぎていくだけの場所ではなく、立ち寄って思い思いの時間を有意義に過ごしていただくような場所になることが、これからの公園の利用にとって大切だと思います。
その点では、さきほど申し上げました谷本公園での取組を行っていた指定管理者がこの4月から変更になると聞いておりますが、次期指定管理者にも地域の魅力向上につながる取組がしっかりと行われるよう、所管局としてきちんと引き継ぎを徹底させ、更なる指導をしていただくとともに、指定管理者制度の趣旨である民間の創意工夫による、市民サービスの向上が実現できるよう、今後とも市内外に幅広く事業者を募って選定していただくことを要望して、次の質問に移ります。」