安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

勝負に生きる者の「鉄則」について 4437

未分類 / 2018年12月31日

IMG_4541今日は大みそか。年を重ねるごとに1年が短く感じます。「こういうものなんだろうな」と思いつつ、昨日は市民相談対応、書類整理、大掃除。NHK-BS1「ナイキを育て男たち」を見ました。ナイキの創業者フィル・ナイト氏。自伝『SHOE DOG』が日本でベストセラー。40年以上前、ナイキが存続の危機に立たされるたびに、日本の企業が助けてくれたことを赤裸々に書かれているそうです。失うものが何もなかった時代に、リスクに挑み続けた男たちの姿。世界的企業の創業秘話とそれを支えた日商岩井の日本人商社マン。番組の最後にナイト氏は、「学生の時は優秀なのに 社会に出ると リスクをとることを怖がり 失敗を恐れる」「日本には今も素晴らしいビジネスマンやリスクテイカーがいます」とした上で最後に、「”最後まで挑み続けろ”」。あらゆる世界に通用する「鉄則」なのだろうと思います。

先日、コラム「名字の言」が記していました。

「明年は世界中から日本にファンが押し寄せるだろう。全国12会場で48試合が行われるラグビーワールドカップ(9月20日~11月2日)である。

史上初の大会3連覇に挑むのは「オールブラックス」の愛称で親しまれるニュージーランド。この7年間の勝率は約9割と圧倒的だ。試合に負ければニュースになるほどで、世界ランキングはもちろん第1位。

強さの理由について、キャプテンとして2連覇をけん引したリッチー・マコウ氏は「現状に満足しないこと」を挙げる。“去年できたから今年もできるだろう”ではなく“さらに良くすることができるのではないか”と、工夫と努力を怠らない。“もっと強くなりたい”と「つねに上を、つねに前を目指しています」(齋藤龍太郎『オールブラックス・プライド』東邦出版)。

スポーツであれ、ビジネスであれ、トップにいる者は徹底的に研究され、すぐに差を詰められる。停滞は即、明日の没落を意味する。ゆえに「勝ち続ける」には「新しくなり続ける」しかない。勝負に生きる者の鉄則だ。」

今年も一年、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします!

変化の足音について 4436

未分類 / 2018年12月30日

IMG_4526昨日はごあいさつまわりの後、市役所で手つかずだった事務作業。夜は消防団員として年末年始特別警備へ。5時間の着任中には、消防車での巡回もあれば、消防団員としての各種研修も。いつも「勉強になるな」と感じるひとときです。この年末、青葉区内だけでも消防団員約480名の方が「街の安全のために」と動いています。来年も安全・安心の青葉区にと願っています。

今年もあと2日。人も社会も変化を続けるように、年末年始の姿も変化しています。公明新聞コラム「北斗七星」が記していました。

「立ち寄った食品スーパーに貼り紙。見れば「元日はお休みします」のお断り。周りの反応が「ええー」という驚きの後、「まあ、正月ぐらい休んでもいいわよね」で収まってしまったのは、意外だった。

年中無休が当たり前のようだったスーパーや大型専門店で、ここ数年、元日を休むところが徐々に増えている。競合他社ひしめく地域以外では全国的な傾向のようだ。

IMG_4531振り返れば、1990年代のコンビニエンスストア普及、さらに96年に旧ダイエーとイトーヨーカドーが大手スーパーとして初めて全国規模で元日から営業を開始してからは、まるで当たり前のようになった元日営業。それまで大晦日の夜、店が閉まってから初売りまで、街全体ひっそりしていたのとは様変わりした。

それから約20年、何が変わったのか。「売り上げが減る」という一方で、「元日はそんなに売れない」ともいう。しかし背景には深刻な人手不足が。誰でも元日くらい家族でゆっくりしたいと思うだろう。

一方、消費者が寛容になったのも大きな変化だ。ある意識調査では百貨店・スーパー、飲食店については7割、コンビニでも6割の人が、元日に休業してもいいと答えた。20年前、ほぼ同数だった共働き世帯は今や、専業主婦世帯の倍近くに。変化の足音が静かに続く。」

IMG_4528人も社会も変化しないものはないですが、安全安心、幸福につながる変化であって欲しいなと思います。

特養 首都圏で空きが6000人分について 4435

未分類 / 2018年12月29日

IMG_4486昨日はごあいさつまわりの後、仕事納めの市役所へ。夜は消防団の年末年始特別警戒へ。昨日は初日で各分団でのご挨拶まわりでしたが、今夜は地元消防団の一員として特別警備に着任します。年の瀬を感じる雰囲気が漂っていました。一方、ごあいさつ回りをする中、外食、介護等々、この時期さらに人手が足りなくなるとのことで、これからが大変とされる仕事も。人手不足問題の解決への取り組みが強く望まれています。

先の本会議での質問でも取り上げましたが、認知症グループホームなど、横浜市においても高齢者施設の整備を加速させている現状。しかし、日経新聞の独自調査の結果によりますと、首都圏において特別養護老人ホームの空き室が目立っているとのこと。ご紹介します。

「高齢化に伴う需要増に逆らうように介護施設の空きが目立ってきた。日本経済新聞が首都圏の特別養護老人ホーム(特養)の入所状況を調べたところ、待機者の1割に相当する約6千人分のベッドが空いていた。介護人材の不足で受け入れを抑制する施設が増え、有料老人ホームなど民間との競合も激しい。国や自治体は施設拡充に動くが、需給のミスマッチを解消しなければ無駄なハコモノが増えていく。

特養は自治体が整備費を補助し、民間の有料老人ホームより安価な施設が多い。2015年度に新規入所者を要介護度が高い人に絞り、50万人以上いた全国の待機者は約30万人に減ったが、なお高水準だ。

東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県やその市区町村に直近(17年4月~18年9月)の稼働状況を聞き取ると、計13万8千床のうち約6千床が空いていた。6万5500人とされる特養待機者の9%強だ。厚生労働省によると、全国の空きは17年9月末で1万7千床と待機者の6%弱なので、首都圏の空床が際立つ。

事業を広域調整する老人福祉圏域で見ると、空きベッド数を定員で割った空床率が最も高いのは目黒、世田谷、渋谷の都内3区による圏域の8%。2~4%の都の他区部を大きく上回った。」

「空きを埋める介護人材の確保も欠かせない。埼玉県は今春、県議会での指摘を受け、空きが目立つ圏域の整備計画を見直すとともに、職業訓練の強化など人材確保策を検討する委員会を立ち上げた。

公益財団法人・介護労働安定センターの17年度調査によると、介護事業所の約半数が「今の介護報酬では人材確保・定着に十分な賃金を払えない」と回答した。限られた財源を施設整備ばかりでなく、働き手に回す視点も求められる。

都市部で単身高齢者が急速に増えるなか、特養だけで介護需要を満たすのは難しい。対象者を低所得者に絞るなど民間との役割分担を明確にする必要がある。」

最後の部分の主張に賛否あるものの、切り捨てるのでなく、検討する中で見えてくるものもあるように思います。

「さあ、何をしてくれますか?」について 4434

未分類 / 2018年12月28日

IMG_4483昨日は市が尾駅前での街頭演説、市政報告の配布、ごあいさつまわり等。「あれが問題だ」「これが問題だ」とするだけで、問題を解決しない政治家。解決の方法を示しても、それが独自の空想に基づくリアリティのない話だったりする。解決しようとしているのか、目立ちたいのかわからない。また、言っていることと行動が伴わない。こういう人が会社にいると、周りが迷惑するだけでなく、場合によっては会社が立ち行かなくなる。政治も同じです。政治も仕事。大事なことは「何を言ったかでなく、何をやったか」。

先日、日経新聞「明日への話題」に、作家の江波戸哲夫氏が「さあ、何をしてくれますか?」と題して綴られていました。江波戸さんといえば経済小説が有名で、その昔「小説大蔵省」を読んだことを思い出します。ご紹介します。

「安倍内閣が強引な政権運営をして支持率を下げる度に「今度こそダメだろう」と思うのだがほどなく盛り返してくる。

私はそれは”未熟な民主党政権”の記憶が国民に残っているせいだとずっと思ってきたが大雑把(おおざっぱ)に振り返ってみたい。

民主党政権ができたとき、彼らが掲げた二枚看板は次の通りだった。

(1)脱官僚依存政治、(2)予算を見直せば増税なしに20兆円の財源が出て来る。

これが実現できるならば日本国の既得権構造をシャッフルする”プチ革命”だと思い、私も一票を投じた。

だが(1)は、日本国の中枢機関にい続けた官僚の能力も借りなければ国家経営はうまくいかないことをじわじわ思い知らされ、(2)は、仕分けなどをやってはみたが、予算には福祉関係者までの多くの必死の欲求が群がってくるので簡単に無駄を見出すことなぞできないことをすぐに学んだ。

つまりできることはプチ革命ではなくしんどい利害調停だったのだ。それならば経験豊かな旧与党の出番だということになり、野党は政権にいる名分を失った。

そして在野の数年。政権の乱暴を正すのはもちろん重要だが、その先にかつての民主党政権の未熟を返上するどんな政策を実現して国民を幸せにしてくれるのか?

それが示されなければ外交も経済もこれまでの延長上を行く与党のほうが安心だ……。安倍内閣の支持率が下がらないのは、多くがそう考えているからだろう。

ジレンマだらけの現代を乗り切る政策を、英も仏も独も、多くの国々が失っている今、さあ、何をしてくれますか?」

日頃から現場の声に耳を傾け、調査し、実態を改善すべく動き続けること。積み重ねの先にしか安心はないのだろうと思います。

横浜市「産後うつ対策」について 4433

未分類 / 2018年12月27日

IMG_4454昨日は市役所で各種打ち合わせ、書類の整理。先日、神奈川新聞に、12月11日の本会議で質問しました「産後うつ対策」の質疑を取り上げていました。出産した母親の10人に1人がかかるとされる「産後うつ」。痛ましい事件も相次ぐ中、国や学会では、医療関係者向けに産後うつへの対応を盛り込んだガイドラインの策定を進めています。重要なポイントになるのは「早期発見」。質疑の内容をご紹介します。

「先日の新聞報道では、2015年から2016年の2年間に、全国で102人の方が、妊娠中から産後にかけて自殺をしており、妊産婦死亡の原因としては自殺が最も多かったという、調査結果が発表されました。妊産婦のメンタルヘルスは、自殺対策の点からも大きな課題です。特に、出産直後は心身ともに不安定になりやすい時期で、産婦のおよそ1割の方が、「産後うつ」に陥るとも言われています。本市では、この時期の支援をより手厚く行い、子どもの健やかな成長をしっかり支えていくために、平成29年度から、全国に先駆けて「産婦健康診査事業」を開始しました。

そこで、(1)産婦健康診査事業の効果について、伺います。

 答弁 ⇒ 産婦健康診査は、産後の母体の回復状況を確認するとともに、メンタルヘルスも把握でき、産後うつの予防や虐待の予防にとって重要な役割を果たしています。

さらに、産後うつリスクの早期把握、早期支援に向けて、関係機関の意識の向上や、医療機関と区福祉保健センターの連携強化にもつながっています。

また、30年第1回市会定例会・予算第一特別委員会においては、わが党より「産後うつ対策の強化に向けた今後の取組」について質問したところ、こども青少年局長から、産後うつのフォロー体制に関する検討会を開催する旨の答弁をいただいたところです。

そこで、(2)産後うつのフォロー体制構築に向けた検討会の実施状況について、伺います。

 答弁 ⇒ 関係機関との協議を重ね、30年12月から産科、精神科、小児科の医師、助産師や医療ソーシャルワーカー等と行政職員をメンバーとして、産後うつの効果的な予防策、連携支援のあり方の検討を始めています。

こうした検討を通じて、医療圏ごとでの多職種連携体制の構築や、妊娠中からの産後うつリスクの把握と早期支援に向けた取組を進めます。

 産後うつは、重症化すると子どもの成長発達に大きく影響し、児童虐待にもつながる可能性があります。しかし、早期に適切な支援を行った場合は、多くの方が改善すると伺っています。

本市では、昨年度から母子保健コーディネーターを区福祉保健センターにモデル配置し、妊産婦に寄り添い丁寧に相談支援を行う仕組みができつつあります。

そこで、(3)今後の産後うつ対策について、市長の認識を伺います。

 答弁 ⇒ 産後うつは、一時的な育児疲れであると見過ごされがちですが、重症化する前に妊産婦の変化にいち早く気づき、速やかに相談支援につなぐことが必要です。

そのため、本人、家族への産後うつの啓発、関係機関との連携による早期把握と予防に努めることが重要です。また、精神科医療が必要な場合には、速やかに受診できる環境を整えていくことが必要と考えております。

「母子保健コーディネーター」を早期に全区に配置していただき、妊娠期からの相談支援を手厚く行い、「孤立させない子育て支援」につなげていただくとともに、「児童虐待の未然予防」にしっかりと取り組んでいただきますよう要望して、次の質問に移ります。」

 引き続き、取り組みを進めます。

「先入観を疑え」について 4432

未分類 / 2018年12月26日

IMG_4472昨日は青葉台駅前での街頭演説、市政報告配布の後、ごあいさつ回り、病院関係者との打ち合わせ等々。昨夜、テレビ東京のWBSを見ていますと、なにかと話題のZOZOの前澤社長が出演されていました。製品だけでなく、会社の運営、人材の育成など、新しいことをされているとの印象と共に、経済、環境、人材の変化にも、守りに入らず、先入観に固執することなく、攻めながら、柔軟に対応されている姿が印象的でした。

様々なことに挑戦しながらの毎日ですが、思い通りにならないことも少なくありません。実現を阻害する要因のひとつに、知らず知らずのうちに「先入観」で壁を作ってしまっているということがあります。

先日、日経新聞「プロムナード」に作家の荻原浩氏が、「先入観を疑え」と題して寄稿されていました。

「大谷翔平選手がメジャーリーグで新人王を取りましたね。

疑問視する人もいたようだが、二刀流はやっぱり正解だったってことだ。本人はいたって謙虚で多くを語らないけれど、批判されることもあった時期に、容認し、二刀流で起用し続けた栗山監督が話していた言葉がとても印象的だった。

「先入観は可能を不可能にする」

いい言葉だ。

日本で実績があるのに新人王って、日本のプロ野球を舐(な)めとるんか、という気がしないでもないが、外国人選手でも称賛し評価するというのは、大統領がああでも、内部ではいろんなドロドロがあるのだとしても、アメリカは、そういうところはきちんとしているな、と思う。

日本の場合はどうだろう。

外国人選手に王選手のホームラン記録を抜かせたくない、なんて騒いでいた昔に比べればましになったが、プロ野球界ではいまだに外国から来た選手は「助っ人」呼ばわり。活躍しても日本人選手ほど話題にはならない。

大相撲なんてもっと露骨ですよね。

日本人横綱がいないと面白くない、なんて平然と口にしてしまう。一個人の感想として言うのは勝手だが、マスコミにそういうコメントが堂々と流れてしまうのはどうかと思う。誰とは言わないが、負けても負けても土俵に引っ張り上げられる日本人横綱も大変だ。

伝統芸能じゃないんだから。相撲だって世界に門戸を開いたスポーツでしょ。そんなことを言われて土俵に上がる外国人力士の気持ちはどうなる。「日本人の大谷には新人王を獲(と)って欲しくない」なんてコメントがCNNニュースで流れたら、腹立つでしょ。

いま論議されている外国人労働者の受け入れ問題だって、先方の都合や気持ちはないがしろで、こっちの都合ばっかり。日本人が敬遠して人手不足に陥っている職種を、彼らに肩代わりさせようって魂胆しか見えない。働くのは生身の人間なのに。彼らの夢や希望はどこにある?

世界各国では、移民への反発が起きていて、さっきのアメリカだって、難民問題で揺れている。こういう潮流に対して、「やっぱり外国人を容易に受け入れない日本の姿勢は正しい」という受け取られ方もあるようだけれど、そうかな。違う国の人間と本格的な同居を経験していない日本の場合、一周遅れだったのが、二周遅れの乗り遅れになっている気がする。

どうせ彼らは言葉がわからない、日本語を読めっこない、そう思って高をくくっているんじゃありませんかね。

僕の住む街でも仕事場のある街でも、コンビニや飲食店には外国人の店員さんが多い。けっこうみんなうまいですよ、日本語。すっかり聞こえてますよ、こっちの言葉。

そもそも、偉そうにほざいている僕自身が、いま普通に使ってしまった、「外国人」っていう決めつけが良くないですね。外見が違う、言葉がわからない、というだけで、日本人じゃない、つまり外国人、という思考回路を、僕も含めて改めなくちゃいけないと思う。

瞳や肌の色の違う日本人や、日本語が話せない日本人がいてもいいし、そもそもどこの国の人であろうが、同じ街に住んだり働いたりしている以上、ご町内の同じ住民なのだ。

先入観を疑わなくては。」

いい話だなと感じました。先入観が成長を止める時があります。気をつけねばと思います。

心臓病や脳卒中の対策加速について 4431

未分類 / 2018年12月25日

IMG_4465 2昨日はごあいさつまわり、打ち合わせ、夜は消防団の巡回警備。先輩と一緒に、街の皆さんに消防車で火の用心をお伝えしました。昨日も救急車が出動していました。高齢社会の進展と共に、救急需要も伸びが続いています。早期対応で救える命を救うこと。今この時も使命感をもって働いている人々がいます。

人に命を救うこと。政治にできることは少なくありません。今月閉会した臨時国会では、公明党のリードで「循環器病対策基本法」が成立しました。公明新聞の社説からです。 

「がんとともに、「国民病」と呼ばれる心臓病や脳卒中などの循環器病。国を挙げた対策づくりへ大きな一歩を踏み出した。循環器病に対し、迅速かつ適切な医療を提供できる体制を全国に整え、予防策の充実や研究の推進をめざす循環器病対策基本法が、先の臨時国会で成立した。公明党が粘り強く推進してきたものであり、取り組みを加速させる契機としたい。 
2017年の厚生労働省の調査によると、日本人の死因は心疾患が約20万人、脳血管疾患が約11万人と、がんに次いで多い。心疾患は高齢化に伴い増えつつあり、今後も増加が懸念されている。脳卒中は寝たきりなど重度要介護の原因の3割を占める。ともに対策の強化が急務だ。16年度の診療医療費は循環器病が6兆円に上り、がんの4兆円を上回り最多だった。医療費抑制の観点からも基本法成立の意義は大きい。基本法は、国や都道府県に循環器病対策推進計画の策定を義務付けている。患者の搬送や治療、リハビリ、後遺症への福祉サービスに関する体制を整備するためだ。加えて、受動喫煙防止など予防策を進め、専門医療機関の充実を図る。研究の促進へ、症例に関する情報収集の強化も盛り込んでいる。循環器病は速やかな措置が重要とされる。例えば、脳卒中の約7割を占める脳梗塞の場合、血栓を溶かす薬を投与する「t―PA療法」を直ちに行えば症状が改善する確率が高くなるという。実際に横浜市では、同療法に対応した救急搬送体制を整え、成果を上げている。こうした事例も参考に取り組みを進めてほしい。

予防にも力を入れるべきである。循環器病は、ひとたび発症すると重症化しやすく、後遺症も深刻化することが多いからだ。食事や運動など生活習慣の改善をはじめとする啓発活動を、一層強化する必要がある。

11年前に施行された「がん対策基本法」は、人口当たりの死亡数の低下や、がん検診の受診率向上などに大きな役割を果たしている。循環器病についても、基本法が対策強化を後押しし、国民の健康に寄与することを期待したい。」

横浜市の救急搬送体制の整備と情報公表の実施は、まさに公明党横浜市議団の実績。私も本会議でその整備と継続を訴えてきました。法律の成立はあくまでもスタートラインに立つことを意味し、そこから先にどのような体制を整え、人々を守るかは、各自治体の力によります。引き続き、横浜にいることの「安心」を創るべく、取り組みを進めます。

「死ぬこと以外かすり傷」について 4430

未分類 / 2018年12月24日

IMG_4453昨日は終日ごあいさつまわり。途中、来春社会人になる予定の長男と、成人式を迎える次男と共に紳士服店へ。彼らの生きる社会は、どのように変化していく社会なのか。どこにいても、どのような状況でも乗り越えていく力を持ってほしいなと思います。

先日、ベストセラーを連発する幻冬舎の新進気鋭の若手編集者・箕輪厚介著「死ぬこと以外かすり傷」(マガジンハウス)を読みました。天才編集者の革命的仕事術として紹介さる同著。若者へのメッセージでもあります。

「今、若者はチャンスだ。これまでのルールとシステムが通用しなくなっている。古い世代にはわけのわからない変化が今まさに起こり始めている。自分たちの手で、世界の輪郭に触れ、自由で新しい秩序を作り直そう。おっさんの言うことはすべて聞かなくていい。その代わり、誰よりも動け。語る前に手を動かせ。生半可な人間が何も成し遂げられないのは、いつの時代も変わらない。守るより、攻めろ。そのほうがきっと楽しい。こっちの世界に来て、革命を起こそう。」

「本当のことを正直に言うと「狂っている」「バカだ」と言われるだろう。敵を増やし、誹謗中傷にさらされることになるだろう。しかし、それこそが間違っていないという何よりの証拠だ。「王様は裸じゃないか」と声を上げ続けろ。」

「テクノロジーの変化がかつてないほど速く、今までのルールや枠組みがすぐに時代遅れになる。過去のデータを正しく分析することは意味がなくなる。こんな時代には3歳児のようにまっさらで身軽な人間が一番強い。目の前のことを本能と直感で、欲望のままに受け入れていく。いつまで子どものように狂い咲くことができるか。おっさんになるな。「3歳児レース」に勝ち残れ。」

「恵まれたこの国に生まれながら、スマホという世界中の情報を知ることができるツールを持っていながら、「意識高い系」などとと揶揄し、知ることすら敬遠する愚かな者になってはいけない。スマホゲームで人生を消費するな。知っているということが、いづれ必ず武器になる。分断された時代だからこそ、情報を浴び、知を獲得しろ。意識くらい、高く持て。」

「そこそこ優秀。そこそこ目立っているうちは周りから可愛がられる。ずば抜けると評論家気取りの連中に、そのスタイルを批判、中傷される。しかし、それがブランドになったという証拠だ。そして周りから批判を浴びたときに自分を支えてくれるのも、また量だ。「オレはお前らが寝てる間も動いている。誰よりも量をこなしてきた。舐めるなよ」と、確かな感覚が手に残っていれば、胸を張って戦える。量だけは裏切らない。誰よりも動け。」

「何が当たるかわからない時代は、完走することよりも、とにかく一回ダッシュしてみることの方が大切だ。とにかく走ってみる。なんか違うかなと思ったり、気が変わったら、走るのをやめてしまえばいいだけだ。」

「18世紀の終わりにフランス革命が起きるまで、人々はがんじがらめのアンシャンレジーム(旧体制)によりかかって生きていた。聖職者や貴族は税金を払わず特権階級であぐらをかき、大多数の庶民派貧しい生活を強いられ搾取される。「アンシャンレジームなんて壊れてしまえばいい」と当たり前のことを叫ぶ革命家が出現するまで、あまりにも長い時間がかかった。21世紀の日本でも、昭和レトロなアンシャンレジームがとぐろを巻いている。」

「生き方、働き方、商売の仕方。今後5年で、すべてのルールが変わる。今までのやり方を捨て、変化に対応できる者だけが勝つ。無知こそ武器だ。バカになって飛べ!こっちの世界に来て、革命を起こそう。」

「なるほどな」と感じながら、オッサンの私も熱くなりました。

横浜市「SDGsリーダーシップ都市連合」参加決定について 4429

未分類 / 2018年12月23日

昨日は終日地元でごあいさつまわり。(今月の街頭演説「認知症疾患医療センター設置へ前進!」アップしました https://youtu.be/m5-4tfU34Ug )

一昨日、うれしい記者発表がありました。横浜市が「SDGsリーダーシップ都市連合」への参加が決定したとのこと。世界の10都市のひとつに選ばれました。横浜市の日頃の活動が高く評価されてきた証左だと思います。

持続可能な開発目標(SDGs)は、2015年9月の国連サミットで採択された30年を期限とする国際目標。「誰一人取り残さない」持続可能な世界の実現に向け、貧困や飢餓の根絶、環境保全など17項目の目標からなり、開発途上国だけでなく、先進国も含むすべての国が達成する目標とされ、政府と市民社会、民間企業などの連携が期待され、世界的なうねりとなって動き出しています。

横浜市の記者発表資料からです。

「横浜市は、米国の政策形成に大きな影響力を持つシンクタンク「ブルッキングス研究所」の 主催により、SDGsの達成に向けた世界の先進都市によるネットワークとして、来年 1 月に 設立される「SDGsリーダーシップ都市連合(SDGs Leadership Cities Alliance)」に参加 することとなりました。  アライアンスには、ニューヨーク市(米国)、ロサンゼルス市(米国)、ヘルシンキ市(フィ ンランド)など、世界を牽引する都市も参加する予定であり、SDGsを通じた都市課題の解 決に向けて取組を進めます。  なお、本件については、本日、日本政府が発表した『SDGsアクションプラン 2019』にお いて、地方におけるSDGs推進の取組として取り上げられています。
 
1 SDGsリーダーシップ都市連合の概要
○SDGsの達成に係わる先進的な取組を展開する世界の 10 都市程度が参加し、 都市課題解決に向けた議論を行う。
○米国有数のシンクタンク「ブルッキングス研究所」が主催し、来年1月に設立予定
○事務レベル会合の他、市長級のハイレベル会合も予定
○SDGs関連の国際会議などの機会を捉えて、国連への成果報告も予定
 
2 都市連合の参加予定都市
○米国内:ニューヨーク、ロサンゼルス、など
○先進国:横浜、ヘルシンキ(フィンランド)、マルメ(スウェーデン)など
○新興国:アフリカ及びアジアの各地域において1~2都市

【林 文子 横浜市長コメント】 このたびは、SDGsリーダーシップ都市連合に参加でき、大変光栄です。気候変動対 策や女性活躍の推進など、SDGsの達成に向けて先駆的に取り組んできた横浜市の実績 が、このたびの選定に繋がったものと思います。 「横浜市中期4か年計画(2018~2021)」において、あらゆる施策にSDGsの視点を取 り入れ、オール横浜で取り組んでいます。世界的な研究機関が主催する都市連合への参加 を通じて、都市の共通課題の解決に貢献し、「SDGs未来都市・横浜」を広く内外に発信してまいります。」

恐縮ですが、横浜市会で初めてSDGsを取り上げたのが2015年の年末の本会議。世界の動きに対応するため、国際局を創設するなど、横浜市も庁内の人材を結集していました。林市長に対し「国際都市横浜として、SDGsに掲げられた目標達成に取り組むべき」と質問。林市長は、市の課題解決に努めるとともに「子育てや福祉、都市づくりの分野での経験や知見を生かして、国際社会に貢献する」と答弁。動きが加速する中、現在、横浜市は日本政府から「SDGs未来都市」 「自治体SDGsモデル事業」として選定を受けています。

名実ともに、世界におけるSDGsのリーダー都市となるよう期待しています。

ベートーベン「運命」初演の日について 4428

未分類 / 2018年12月22日

IMG_4441昨日はあざみ野駅前での街頭演説、市政報告配布の後、市民相談対応等々。今日はベートーベンの「運命」初演の日。1808年12月22日、オーストリア・ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場にて「交響曲第6番」として初演。現在の第6番『田園』は、同じ演奏会で第5番として初演されたそうです。

コラム「名字の言」が記していました。

「ベートーベンの交響曲第5番「運命」は今年、第9番とともに、日本初演100周年の佳節。彼は「運命」冒頭の“四つの音”について、秘書のシントラーに説明している。「こうして運命は扉を叩くのだ」(『ベートーヴェンの生涯』角川文庫)。

一度聞くだけで心に残る「運命」の冒頭の音律。そのリズムは、モールス信号で「V」を表すことから、第2次世界大戦中には「victory(勝利)」の意味で使われたという。彼は「運命」以前のいくつかの作品でも、よく似た音を用いている。それほど四つの音にこだわり続けた。

20代後半から耳が聞こえなくなるという絶望の中で、数々の名曲を生み出したベートーベン。自らの運命と格闘を続けた彼は語っている。「どんなことがあっても運命に打ち負かされきりになってはやらない。――おお、生命を千倍生きることはまったくすばらしい!」(片山敏彦訳)。

運命は「命を運ぶ」と書く。わが人生のタクトを振るのは自分自身。過酷な運命にも、ひるまず立ち向かう時、人間としての底力が磨かれる。“断じて負けない”と決めれば、翻弄されていた命が主体的になる。

強いことが幸福である。苦難をバネに飛躍した人生は全て、人々の心を動かす“勝利の曲”となる。」

私のベートーベンと言いますと、指揮者・フルトヴェングラー。カラヤンの前にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の常任指揮者を務め、20世紀前半を代表する指揮者のひとりとされた方。今日は5番と9番、車で聞こうと思います。