放置預金 10年で国が召し上げについて 4376
昨日は各種作業、市民相談対応、夜は地元の会合へ。佐々木さやか参議院議員が参加され盛り上がりました。ところで、昨日もコンビニでパンを買う時に使ったのが「電子マネー」。「ピピッ」と支払い完了。以前にもまして最近よく耳にするようになりましたし、電子マネーで決済するのが当たり前のようになってきました。他国の取り組みを見ていましても、効率性を上げるなどの説明の裏側に、タンス預金をなくしてお金の動きを見えるようにするとか、偽札をつくらせないなど、思惑があるようです。個人的には、なんでも電子マネーで処理するほどまでは使っていないのですが、買い物のの割引率のみならず、行政のかかわるサービスにも影響するとなると、「そのうち使わないわけにいかなくなるな」と感じています。
他方、銀行口座を放置しておくと、その預金は10年で召し上げらることになるとか。先日、日経新聞が伝えていました。
「国は来年1月から、10年以上放置された預金を社会事業に活用する。国が新法を施行し、管理主体を銀行から国に変更したためだ。潜在的な預金は約6000億円で、対象も6000万口座を上回る見通し。本人が気付かなければ権利は国に移り、申し出なければ手元に戻らない。憲法の財産権を守りつつも、国が私有財産を動かす異例の試み。眠った資金を有効活用するためとはいえ、預金者は注意が必要だ。
2019年1月は新法施行後、社会事業に活用できる休眠預金が初めて誕生するタイミング。各金融機関が登録住所に郵送などで通知し、受け取ったことを確認できれば、休眠預金ではない。
所管する金融庁によると、休眠預金はここ数年、年700億円規模、年700万口座が放置されている。17年3月期は約1270億円の休眠預金が発生し払い戻したのは約569億円。払戻率は半分以下だった。08年以降を調べると、休眠預金は6238億円滞留し、対象口座は少なくとも6523万だった。
しかし、注意点は多い。一つは「本人が申し出る必要があること」だ。最も多いケースは引っ越した後、登録住所を変更していない場合。そもそも本人がどの銀行に預金していたかを忘れてしまったり、本人が認知症で思い出せなかったりする場合も取り戻すのは難しくなる。本人が休眠預金の存在に気付かなければ、失ってしまったことと同義だ。
もう一つは「金融機関ごとに微妙に定義が異なる点」だ。例えば「通知」。1万円未満は国が金融機関に通知を義務付けていないためだ。もう一例は「取引」。「入出金」はすべての金融機関に義務付けるが、「通帳の記入・発行」「残高照会」「情報変更」などの手続きだけでは休眠預金とみなす銀行が出てくる可能性がある。
日本は法人と個人を合わせた銀行口座数が3.2億に上る預金大国だ。普通預金と定期預貯金を合わせると1人あたり10口の公算で、英国(2口)やフランス(1口)を大きく上回る。休眠預金の払い戻しは原則無料だが、手数料徴収を国が禁じている訳ではない。休眠預金の解消が進めば、維持管理にかかる膨大なコストを削減できる可能性もある。」
個人的には、全く心配する必要がありません。