青葉区の地産地消「あおば小麦」について 4285
昨日はご挨拶まわりの後、市役所へ。地元・青葉区桜台にあるパン屋の「コぺ」さんにも立ち寄りました。昨日は食パンなどを購入。間違いなく美味しいです。長年、地域の皆さんに愛される同店。先日、タウンニュースが店長・奥山さんの取り組みを紹介していました。
「青葉区で生産された小麦を区内各店のメニューに取り入れる試み「あおば小麦プロジェクト」がこのほど始動した。発案者は青葉台のベーカリーカフェ「コペ」の奥山誠代表で、同店ではすでにフランスパンに区内産の小麦粉を使用。今後は区内での取り扱い店舗を増やし、地産地消や社会貢献につなげたい考えだ。
同店で扱っているのは、障害者福祉施設を営む「社会福祉法人グリーン」=鴨志田町=が生産した小麦「さとのそら」。奥山さんが青葉区産の小麦を探し、区内の「はやし農園」の林英史さんに相談したところ、利用者の作業として無農薬の野菜作り等に取り組む同法人を紹介されたという。
グリーンは小麦の生産を行っていたものの、年間消費量は他の野菜より少なく、製粉など加工にも制約があることから、利益が取りづらいという課題があった。「小麦粉をどう活用していくか検討していく中で、小麦を使っているプロの方に話を聞いてみたいと思った」と同法人の長谷川雅一さん。農作業のアドバイスを務めていた林さんの紹介のもと両者が打ち合わせし、まずは同店のパンに小麦粉を使用することになった。
「さとのそら」が中力粉の品種であることから、コペではフランスパンでの活用が決定。奥山さんは試作品を持って行った際に、職員や利用者に喜ばれたことが忘れられない、と話す。「生産者の顔も見えて、『地産地消』ってこんなに人を喜ばせるものなんだ、と嬉しくなっちゃって」。青葉区内で取り扱い店舗を増やせたらと声がけを続け、現在青葉台周辺のラーメン店やイタリアンレストランなど、4店舗が参加を表明している。
グリーンではこれを受け、小麦畑の面積を現在の3倍ほどに拡大。今年の秋の作付けから種の量を大幅に増やして生産量の確保を図るほか、品質の改良も行い、年間を通じて安定して卸すことを目指していく。長谷川さんは「自分たちの小麦が商品になるなんて夢のよう。利用者さんも少しずつ理解しているので、やりがいにもつながっていけば」と話す。また、「地域のお店の中にグリーンが根付いていけたら」と思いを語った。奥山さんは「生産量との兼ね合いだが、今後は小麦を使ったビールなども視野にいれたい」と話している。」
益々のご活躍を願っています。