安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「2017年ヒット商品ベスト30」について 4073

未分類 / 2017年12月31日

IMG_0607今年も大変お世話になりました。日々の生活に大小様々な変化があるように、今年も様々な商品が世の中に出てきました。商品の重要性は人それぞれですが、この時期、その年のヒット商品が発表されます。私の今年のNo.1は、ユニクロの「ウルトラライトダウンコンパクトジャケット」。カーディガン代わりに着ているのですが、襟がなく、薄くて、軽くて、しわにならない。ほとんど毎日着用してます。これは使えます。

先日、公明新聞コラム「北斗七星」が日経トレンディの選んだベスト30について紹介していました。

「しっかりアンテナを張っておきたいと反省した。情報誌「日経トレンディ」12月号の「2017年ヒット商品ベスト30」のうち、実際に体験したものが、コンビニの「でか焼鳥」(8位)と、回転玩具の「ハンドスピナー」(10位)だけだったからだ。

9位の「anello(アネロ)」に至っては聞いたことさえない。幼い子を持つ母親に人気のリュックだそうだ。記者の端くれとして、政治や経済はもちろん、世の中のさまざまな動きに敏感でありたいと思う。

ヒット商品で感心するのは製作者の目の付けどころ。2位の「明治 ザ・チョコレート」は、チョコとは分からない斬新なデザインのパッケージが注目された。19位の「ジェルボール3D」は、洗濯用洗剤を計量するわずかな手間を省いて支持を得たという。

前者は業界の常識を疑ってみたことで、後者は何気ない暮らしの習慣に目を向けたことで商機をつかんだ。節約志向が根強いとされるが、消費者のニーズを掘り起こすチャンスは多い。

結党時に「大衆福祉」を掲げた公明党は、「福祉なんて政治のやることではない」と素人扱いされた。それが政界の常識だった。今、社会保障は与野党問わず政策の柱にしている。他党とは目の付けどころが違う―公明党らしさの一つを今後も追求していきたい。」

最後の締めに身が引き締まります。来年も頑張ります。

「格差にどう対処していくべきか」について 4072

未分類 / 2017年12月30日

IMG_0636昨日は先週末に続き、ご協力頂きながら立看板設置。夜は消防年末特別警備。地元の消防小屋で待機。そして消防車に乗車しマイクを握って巡回警備。

今年も多くの方と出会い、様々なことを感じた日々でした。子どもの世界のみならず、大人の世界でも深刻な「いじめ」、規模の大小にかかわらず人を食い物にする「ブラック企業」、孤立深まる人間関係、利己的主義的な国家の増殖等々。私などの問題でもありますが、世の中がいい方向に向かっていないのではないかと感じることも多々ありました。

先日、作家の塩野七生さんが日経新聞のインタビューに答え「歴史を見てみると、魚は頭から腐る。頭は一番重要で、それが政治。民衆は相当、最後に至るまで健全なんですよ。しかし政治が最初に腐ると、民衆がいかに一生懸命にやっていても国力がどんどん下がってくる。だから政治が機能してくれなきゃ困るんです」との言葉を目にしました。確かにその通りだと思います。

また、昨日夕方、立看板の設置から自宅に戻り、消防夜警が始まる時間の間、NHKスペシャル「本土空襲 全記録」を途中から見ました。第二次大戦中、米国が日本人のことを「日本には民間人がいない」とし、無差別爆撃に至った話が印象的でした。政治が国民を地獄に陥れた結果でもあります。

先日、フォーリン・アフェアーズ・リポートに、メリーランド大学教授のメリッサ・S・カーニー氏(経済学)が「政府は格差にどう対処していくべきか」と題して寄稿されていました。

「格差は貧困の世代間連鎖の罠を作り出し、社会的流動性を低下させ、非常に多くの人を周辺化させる。このような現象が政治的余波を伴うのは避けられない。

ピケティは大きな富の格差の存在は、平等主義的な政策対応を求める声を高めると指摘した。しかし、これまで以上の大きな富を手にした富裕層は、そうした変化を阻む手段をもつようになる。ピケティが特定した問題は本質的に政治問題だが、それに対処していくには政治が不可欠であることに彼はほとんど関心を示していない。

・・・極端な格差が経済安全保障や社会的流動性を脅かさないようにするには、どのような政策が必要なのか。そのためには、先ず、高額な報酬が支払われているエグゼクティブの所得が市場における効率的な働き、才能を反映したものなのか、それとも、それ以外のプロセスの結果なのかを解明しなければならない。」

IMG_0624問うていることは、所得が能力やアウトプットに見合ったのもなのかどうか。持つ者が、持たざる者の機会も奪うことで、格差をさらに広げ、負の連鎖を強化していないか。これを質し、正すのに、政治が不可欠であるとの指摘かと思います。結果は様々ですが、「機会の平等」をいかに担保するか。

時としてマスコミなどは、政治・経済・社会・芸能等々、様々な分野の問題を、事実を伝えるというより、面白おかしくあげつらうことで、商売の道具とし、不安を煽り、興味を引いておいて、社会問題の本質から目をそらさせる。そうした流れを通じて、実は深刻な問題をさらに深刻化させる。

利己主義、保身により、それに乗じる政治なのか。国民のために働く政治なのか。

人によって異なれど、人々が目指す「幸福」な生活、公平な社会に向かうべきところが、実は格差拡大へのロジックとパワーが相まって、知らず知らずのうちに負の連鎖が強化されていく。そして気が付いた時には、抜け出すことができない社会になっている。

あってはならない。そう思いながら、私は私の立場で、目の前の問題と向き合っています。

横浜市の学校司書配置と論文について 4071

未分類 / 2017年12月29日

IMG_0603年の瀬も押し迫ってきました。昨日は終日ご挨拶まわり。夜は青葉消防団の各分団をまわりました。

これまで、読書環境の整備にかかわってきましたが、今年うれしかったことのひとつに、教育員会をはじめとする関係者のご尽力で、市内の小・中・特別支援学校計500校への学校司書の配置が完了したことがあります。また、その取り組みは学術論文でご紹介頂きました。長野県上田市にある上田女子短期大学の木内公一郎先生による「横浜市学校司書配置政策の形成過程」との論文。昨年末に行われた、第64回日本図書館情報学会研究大会で発表された内容をベースにまとめられたもの。行政、政党等を調査される中、私にもお声掛け頂きご協力させて頂きました。学校司書配置事業の推進は、目立たない仕事ではありますが、「見ている人は見てるな」と感じました。

年の瀬が迫っています。先日、公明新聞コラム「座標軸」が記載していました。

「今年も残り一週間となった。「年の瀬も押し迫った」というところだ。年の瀬の「瀬」とは、川の瀬のこと。国土交通省の「河川用語集~川のことば」によると「流れが速く浅い場所を瀬、緩やかで深いところを淵」。川の瀬の流れの速さに似て、時の流れの速さを感じさせる「年の瀬」は、まさに一年で最後の最も忙しい時期。

IMG_0581また、井原西鶴が「日本永代蔵」に「借銭の淵を渡りつけて、幾度か年の瀬越をしたる人」(角川文庫)と記したように、ツケ払いが当たり前の江戸時代は、暮れの支払いを精算しないと年が越せなかった。その切羽詰まった姿は、急流に身を流されぬよう川の瀬を渡る姿に重ねて見えたようだ。要は「今年のことは、今年のうちに」という戒め。

幸い返済に追われる身ではないが、やり残したことは数多ある。特に読書。あれも読もうこれも読もうと“積ん読”状態になったままの真新しい本が何冊も残っている。だが、ものは考えようか。丹羽宇一郎「死ぬほど読書」(幻冬舎新書)によれば「締切の効用」もある。作家などの物書きは「締切を意識することで集中力が生まれる」として、読書も「いかに集中するか」と。

一年のラストスパートを悔いなく過ごし、新しい年を迎えたい。」

私も読もうと思って読めていない「積読」作品があります。ちゃんと「精読」したいなと思います。

養老孟司氏の「遺言」について 4070

未分類 / 2017年12月28日

IMG_0600昨日は終日市役所で防犯カメラ関連、街づくり等々、断続的な打ち合わせ。

一昨日のNHKニュースウォッチ9に作家の五木寛之氏が出演。「50歳という年齢は肉体的、精神的に大きな変化のある歳」との主旨の話がありました。私自身が50歳ということもあり、印象に残りました。実績を積み重ねてきた作家の言葉は重いです。

今、昼時や合間を見て読んでいる本が、養老孟司著「遺言」(新潮新書)。「バカの壁」以来の書き下ろし作品だそうです。ともて深く、面白いです。

「都会は意味で満ちている~ すべてのものに意味がある。都会人が暗黙にそう思うのは当然である。なぜなら周囲に意味のあるものしか置かないからである。(中略)世界は意味で満たされてしまう。それに慣れ切った人たちには、やがて意味のないものの存在を許さない、というやはり暗黙の思いが生じてくる」

「意味のあるものだけに取り囲まれていると、いつの間にか、意味のないものの存在が許せなくなってくる。その端的な例が神奈川県相模原市で生じた19人殺害事件であろう。障害があって動けない人たちの生存に、どういう意味があるのか、そう犯人は問うた。その裏には、すべてのものには意味がなければならない、という(暗黙の)了解がある。さらにその意味が「自分にわかるはずだ」という、これも暗黙の了解がある。」

「SMAPは「世界に一つだけの花」と歌った。(中略) みんなそれぞれ違うに決まっている。だから「世界に一つだけの花」はその意味では当然である。その当然をわざわざ歌い、それがヒットするのは、当然が当然でない社会だからである。つまり違いを主張する感覚所与が排除されている社会だからである。」

「動物もヒトも同じように意識を持っている。ただしヒトの意識だけが「同じ」という機能を獲得した。それが言葉、お金、民主主義などを生み出したのである」。

思い出したのが、私の好きな一冊、ロマン・ローラン著「ジャンクリストフ」の一節。「1つとしてつまらないものはない。一人の人間も一匹の蠅も、すべてが同じ価値を持っている。(中略)部屋は一つの国である。一日は一つの生涯である」。通じるものを感じます。

4年ほど前に養老先生の講演を伺ったことがあります。その時のメモにありました。「日本では「死んだら仏」と言うが、これは特殊な考え方であり、「死んだら仲間じゃない」ということにする。世間の慣習もそうで、戒名という別の名前にしてしまう。人とは分けてしまって、死んだ人には権利がないということ。(極端に言うと)死んだら最後村八分ということ。だから塩をまく。その代り、本人が死ぬと水に流す。ある国では墓をあばいてムチを打つ。日本はすぐに忘れたいから火葬する。世界的に見て珍しい国。死んだ人も、生きている人も同じだと言いたい。」

解剖学者の養老先生の作品。深いです。面白いです。よろしければどうぞ。

「声をあげても変わらない」からの変化について 4069

未分類 / 2017年12月27日

IMG_0591昨日は区役所で地域包括ケア関連の打合せ、地元企業で外国人労働者受け入れに関する打合せの後、ご挨拶まわり。夜は地元での会議に参加。現場にいる人は強い。現場の人は知っている。

昨日の日経新聞に、保育サービスの大手企業が、自社の従業員や地域の子供を預かる認可外の「企業主導型保育所」の整備を加速している状況を伝えていました。立地の制約などで認可型を増やしにくいなか、企業主導型の整備が進めば待機児童数を減らせる可能性があるため。政府は企業主導型を待機児童問題の解決に向けた切り札の一つと位置付けており、18年度には全体の定員数をさらに2万人上積みする方針。企業主導型は、常勤職員のうち保育士が半分以上でよいため、保育事業者も機動的に設置でき、保育事業者と組む企業にとっても、社員の福利厚生を充実できるメリットがあるとされています。大事な取り組みだと思います。

「問題だ、問題だ」と「机上の空論」を振り回しても何も改善しませんので、現実を直視して、子どもたちのために何ができるかを考え、具体的に行動していかねばなりません。

子育て支援策全般の動きを見ますと、今年も様々ありました。先日、子育て支援で活躍される認定NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹氏が今年を振り返っていました。

「子育て支援の視点で2017年を振り返ると、古いルールの呪縛によって、いまだ課題が解消されていない状況はあります。もちろん、待機児童の問題もあります。
 
 一方で、“ワンオペ育児(ワンオペとは、ワンオペレーションの略。飲食店などで従業員が一人で全業務を行うこと)”が流行語大賞にノミネートされたことに象徴されるように、幼児教育無償化の話も含め、子育てにまつわるトピックが社会的な関心を集めた一年でした。その意味では、社会全体がどうにか変わろうと懸命にもがいているように感じた年であったともいえます。
 
 この背景には、国民の声が届きやすくなった構造があると思います。これまでは、「社会の問題に直面しても自分で頑張って乗り越えようとする」。あるいは、「理不尽に人権を侵害するようなルールがあっても、無理をして適応する」。そうする人が多かったように感じます。そのため、そこから外れる人は「甘えるな」「被害者面するな」と叩かれるような風潮もありました。
 
自分で乗り越えようとするマインドは、ある面では日本人の美徳だと思いますが、それが行き過ぎてしまうと社会の課題が顕在化しなくなる危険性があります。
 
 本当は、子育ての話は、個人だけでなく、社会全体の問題として捉えるべきものであり、それがSNSの普及を追い風としながら、ようやく「苦しませる社会が悪い」と声を上げる方向へきています。
 
 最近では現場のママたちによって「幼児教育無償化の前にまずは全入化を」と求める署名運動が行われ、3万人の署名が自民党へと届けられました。これによって当初は無償化の対象外だった認可外保育所に対しても3万5000円の補助が出るようになり、保育士給与も上がるなど具体的な変化がもたらされています。“異論の見える化”によって生じた変化です。
 
 「声を上げても何も変わらない」と思っていた、かつての時代は確実に変わり、一人一人が社会を変える空気を生み出すことができる時代になりました。
 
 新たな一年を迎えるにあたり、この動きをさらに加速させていきながら、多様性に溢れ、誰一人置き去りにすることのない包摂的な社会へと近づけたいですね。」
 
駒崎氏もそうですが、具体的に行動して、結果を出している方の言葉には「網羅性」があります。謙虚に現実を直視し、広く見渡す力があります。
 
議会でも保育の話など、子育て支援についても様々ありましたが、偏重した思考や物言いでは人がついてきませんし、反対だけではいかなる結果もついてこない。
 
そんなことも改めて感じた今年一年でした。

「情けは人の為ならず」について 4068

未分類 / 2017年12月26日

IMG_0588「こちらは青葉消防団です。只今、年末年始消防特別警備を実施しています。空気が乾燥し、、、」。昨夜は消防車のマイクを握って1時間、先輩方とまわりました。

昨日は散髪に行ってから市役所へ。その後、県本部で会議。市役所に戻って作業。夜は地元消防団の巡回警備へ。

2018年度の政府予算案は過去最大の97.7兆円と示されました。日経新聞が「平成」が始まった1989年度とどう変わったのかを比較していました。18年度予算案は100兆円目前。「平成」の30年間で歳出規模は37兆円増え1.6倍に。社会保障費が3倍、借金返済にあてる国債費は2倍に拡大。

社会保障費が歳出に占める割合は18%から33%に膨張。額にして約20兆円の増加。65歳以上の人口が右肩上がりで増え、今や4人に1人が高齢者。年金、医療、介護への支出が増加。

公共事業費は89年度、歳出の10%を占めたが、90年代半ばにピークを迎え、18年度は6%に縮小。国土交通省の調査では、建設業者数は51万から47万に減少。

当初予算ベースで公共事業費に迫る規模になったのが、教育・科学関係と防衛費。教育は89年度と比べれば1.1倍で5000億円増。防衛費は1.3倍で1兆3000億円増。18年度予算案では、安倍政権が「人づくり革命」として力を入れる教育は5.4兆円、防衛費は過去最高の5.2兆円を計上といった状況。

大事な予算。現実をより良くするための施策展開に数字は踊ります。只、実感として「いい社会なんじゃないの」と感じて頂くためには何が必要なのか。

先日、公明新聞コラム「座標軸」にヒントがあるように感じました。

「諺も、時とともに違った使い方をされることがある。例えば「情けは人の為ならず」。近年は、「人に情けをかけて助けてやることは、結局はその人のためにならない」と誤解している人が半数近くいる(文化庁調査)。

「無縁社会」が叫ばれ、人間関係が希薄になりがちな現代の世相を反映しているとも言われる。本来は「人に情けをかけておくと、巡り巡って結局は自分のためになる」という意味だ。

実際、人に寛容になることは、私たちの脳を幸せにする変化を引き起こすというスイス・チューリッヒ大学の研究報告がある。利他の行動が幸福度につながる関係性が指摘され、興味深い。

豊かな人間のつながりこそ社会へ利益を生み出す「資本」となる。「ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)」と呼ばれる考え方だ。資本の蓄積が不十分な社会は衰退に向かうという。

政府は先月、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、全ての人に優しい街づくりをめざす「共生社会ホストタウン」構想を示し、自治体が名乗りを挙げつつある。バリアフリーの構築に取り組む中で、支え合う意識を醸成する契機としたい。

人に寛容であろうとすることは、自分が幸せを感じる社会なのだから。」

来年度の横浜市の予算案は来月下旬に示されます。

コンビニからの受動喫煙対策について 4067

未分類 / 2017年12月25日

立看板設置20171224 (1)昨日は終日立看板を設置。場所の提供から設置まで、ご協力いただいた皆様に心から感謝。そして、職人芸のYさん、Sさんに感謝です。

途中、寄ったのがコンビニと蕎麦屋。コンビニの前には喫煙される方に配慮して、大体、大きめの灰皿が置かれています。タバコを吸う、吸わないは自由ですが、吸わない人への配慮は大事。

先日、日経新聞「がん社会を診る」に東京大学病院の中川恵一准教授が「コンビニからの受動喫煙対策」と題して記載されていました。

「受動喫煙対策を強化した健康増進法改正案の提出は、先の通常国会では見送られました。飲食店などでの規制について、自民党と厚生労働省の方針に大きな溝があるためです。法改正後2年程度の周知期間が必要で、2019年9月に開幕するラグビーワールドカップには間に合わない可能性が大です。

 受動喫煙に関して全国157店舗のファミリーレストランを対象にした調査があります。「全席禁煙」を始めた店では、導入後1年目の営業収入が2%増加し、2年目には3.4%増えました。一方、「分煙」の場合、増加は1%未満にとどまりました。

 日本たばこ産業の調査では、今年5月時点の喫煙者率は過去最低の18.2%です。全国の男女約1万人を対象にした調査でも、受動喫煙を不快と感じる人は全体で82.2%もいます。全面禁煙がレストランにとってプラスの方向に働くのは当然だと思います。受動喫煙を受けた場所についてはトップが飲食店(62.1%)、次いで路上(60.4%)、遊技場(59.3%)、コンビニエンスストアの出入り口(56.7%)でした。

 飲食店の規制ばかりが話題になっていますが、コンビニとたばこは切っても切れない関係にあります。コンビニの売り上げの約4分の1はたばこです。健康・自然志向をうたう店舗でも公然とたばこが販売されている姿には正直、違和感を覚えます。

 日本も締結国の「たばこ規制枠組み条約」のガイドラインには、「たばこ製品の陳列と露出は、広告および販売促進に相当するため、禁止しなければならない」と規定していますから、コンビニでの店頭販売は大きな問題です。

 「世界禁煙デー」の5月31日、国立がん研究センターは、コンビニなどでのたばこの陳列販売に関するアンケート調査の結果を公表しました。陳列販売禁止について55.5%が評価し、自動販売機の設置禁止についても7割近くが賛成でした。

 セブンイレブンは灰皿撤去の方針を打ち出しており、ファミリーマート、ローソンも対策をとろうとしています。日本の受動喫煙対策は「前世紀並み」といわれています。まず、日本が世界に誇るコンビニから変わってほしいと願っています。」

以前、吸っていた自分が言うのもなんですが、健康を思えば吸わない方がいいと思います。只、吸わないと「ストレスのやり場がない」という声もわからないわけではないので、「吸う人も、吸わない人も、心地よく」との言葉は「そうだな」とも思います。

「該当作なし」と「候補地なし」について 4066

未分類 / 2017年12月24日

IMG_0080昨日は今日設置する立て看板の到着を待ち、その後、市民相談対応、各種資料作成の後、地元の会合へ。

今年も色々な本と出会い、多くのことを学んばせて頂きました。政治・経済・社会・時事・小説、新書等々、前評判通りのものもあれば、「んー」となるものも。小説で言いますと、本屋の書棚で遠田潤子作品と出会い、「雪の鉄樹」で人間の深いところをえぐる、ドロドロした表現にハマり、今年だけで6冊読みました。

今年、ノーベル文学賞を受賞した長崎県出身の日系イギリス人小説家、カズオ・イシグロ氏。こちらも読ませて頂きました。1989年に長編小説『日の名残り』でイギリス最高の文学賞ブッカー賞を受賞。この作品でノーベル賞も受賞。早速、書店で平積みされた1冊を手にしましたが、残念ながら私のレベルでは「おもしろい」と思う域に達しませんでした。私には本屋大賞の方が合ってるようです。

先日、日経新聞コラム「春秋」が記載していました。

「初のノミネートでいきなり直木賞を射止める人は、そんなにいない。世評高い書き手が幾度もふるい落とされ、ようやく栄冠をつかむのがこの賞のすごさだ。たとえば当代の人気作家のひとり、恩田陸さんは候補に選ばれること実に6回、昨年下半期についに受賞した。

純文学の芥川賞も、3回や4回落ちた作家はざらにいる。それでも取れればいいが、奮闘むなしく、結局は受賞に至らずのケースが両賞とも珍しくないのだ。次はきっと、こんどこそ必ず……。そう思えるから挑戦のしがいがある。なのにもし、今回は上半期と下半期を同時に決めました、となれば興もずいぶんさめよう。

夏季五輪開催地の選考では、似たようなことが現に起きた。国際オリンピック委員会(IOC)が2024年大会をパリ、28年大会をロサンゼルスで開くといっぺんに決めたのである。バッハ会長はご機嫌の様子だったが、さて内心はいかがか。五輪というものへの懐疑がじわじわ広がるなかでの、苦肉の一括選定である。

パリ、ロスとも当初は24年大会をめざしていた。ほかに欧州の3都市が名乗りをあげていたが財政負担などを嫌って撤退し、ならばとIOCが英断をふるったわけだ。しかし、こんな具合で先々どうなる、どうする。文学賞なら「該当作なし」だって権威が高まろう。五輪は「候補地なし」のときが来たら処置なしである。」

確かにそうだなと思いました。ところで、恩田陸さんの作品。これがまた面白いのですが、思い出すのは「夜のピクニック」。恩田さんは、この作品で本屋大賞、吉川英治文学新人賞を受賞されました。

やっぱり、本屋大賞でした。

横浜市の地域包括ケア計画について 4065

未分類 / 2017年12月23日

IMG_0446昨日は朝一番で生活保護関連の対応。身寄りのない対象者がお亡くなりになった場合の身辺整理について。その後、断続的に別の市民相談対応、そして年末のご挨拶まわり。顔を合わせれば、様々な声を頂くことができます。喜びの声もあれば、なかなか言いにくいことも、「この際だから」ということでいただく声もあります。昨日がそうでした。透析をしながら入院しているの実母がそろそろ退院するが、どこの施設がいいのか。受け入れてくれるのか。どこに相談したら、母が安心できる場所に行けるのか。切実なお話。街を歩いているだけではわからないですが、対話の中でこそわかることが多々あります。

先日、タウンニュースが横浜市の「地域包括ケア計画」について記事にしていました。

「横浜市は、団塊の世代が75歳を迎える2025年を見据え介護や医療、生活支援などの多岐にわたる施策を盛り込んだ「第7期 地域包括ケア計画」素案を発表した。「地域共生社会」を掲げ、健康増進施策のほかに特養増床や介護人材の確保などを盛り込んだ。12月28日まで市民から意見を募り、来年3月に計画を策定する。

 この計画(2018年度〜20年度)は、老人福祉法と介護保険法に基づき市が3年ごとに策定する「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」のことで、介護保険料を定める重要な内容。市は「介護予防・生活支援」「住まい」「介護」「医療」の各分野にわたる施策で高齢者の健康寿命を延ばし、結果として保険給付費を抑えたい考えだ。

 横浜市における75歳以上の人口は、15年から25年にかけて1・5倍に急増、それに伴い要介護者や認知症高齢者の増加が予想される。市はその状況を踏まえて第7期計画をまとめた。

 施策の大きな柱として介護予防と生活支援がある。健康づくりに「ウォーキングポイント事業」推進や高齢者の活躍の場をつくる「生きがい就労支援スポット」の整備を進める。身近な福祉施設である「地域ケアプラザ」の機能強化も掲げており、高齢者が生活支援サービスなどを活用しやすいよう、職員研修を充実させ業務の質向上をめざす。

 介護ニーズに応じた施設や住まいの整備も柱に掲げる。すでに4千人以上が入所待ちで、さらに需要増加が見込まれる特別養護老人ホームは、18年度から3年間で計1260床増やし、20年度には1万6853床を整備する計画だ。

 ハード面だけではなく、介護サービスの担い手である人材の確保も重要。外国人を含む新たな介護職員を対象とした住居補助事業を新設。市は100戸単位で補助する意向だ。また介護施設の経営者に対しても、人材育成などの経営マネジメント研修を実施する。

 介護との円滑な連携が課題となっている医療分野も柱の1つ。各区の医師会と協働で全18区に開設した「在宅医療連携拠点」の機能を高め、在宅で医療を受けられる体制構築に力を入れる。」

様々な声はありますが、横浜市におけるこうした環境の整備は着実に進んでいます。時を逃さず、的確に、適切に、必要な方に、必要なサポートを提供できるかどうか。

街を見ているだけではわからない。「対話」の中で見えるものを大事にしていかなくてはと思います。

 

「横浜10大ニュー ス」について 4064

未分類 / 2017年12月22日

IMG_0095昨日は行政関連打合せ、市民相談対応。夕方から東京での会合へ。今週、年末恒例の横浜市内で起こった出来事や市政ニュースについて、市民が投票して決める「横浜10大ニュー ス」が発表されました。横浜市市民局がまとめています。今年は4,221人の方が投票。今年も色々あったな、と改めて感じます。結果と説明は次の通り。

1位 横浜DeNAベイスターズ、19年ぶりの日本シリーズ進出(11月) <3,153票>  横浜 DeNA ベイスターズが躍進、19 年ぶりの日本シリーズ進出を果たし、横浜を大いに盛り 上げました。来季のますますの躍進を期待しています。
 
第2位 横浜市長選で林文子氏が3選、第32代市長に就任(7月)      <1,962票>   林文子市長が第 32 代市長に就任、3 期目がスタートしました。横浜市は引き続き、「オール横 浜」で課題を乗り越え、市民の皆様の幸せの実現に全力で取り組んでいきます。
 
第3位 横浜スタジアム観客席6,000席増へ 11月に着工、東京2020オリンピック前 の平成32年2月の完成を目指す(3月)     <1,873票>    株式会社横浜スタジアムによる横浜スタジアムの増築・改修工事が 11 月に着工しました。座 席の増設や回遊デッキの新設など、スタジアムのさらなる魅力アップが期待されます。
 
第4位 特定外来生物「ヒアリ」が横浜港でも発見され公民で迅速に対応、引き続き水際対策等に 取り組む(7月)    <1,851票> 全国の港で発見が相次ぐ中、全国7例目として横浜港でも発見され、国や港湾関係者と連携し、 迅速に対応しました。引き続き水際でのヒアリの早期発見、早期防除に取り組んでいきます。
 
第5位 「第33回全国都市緑化よこはまフェア」開催、来場者数が約600万人、里山ガーデン大花 壇は秋も公開(3、9月)     <1,492票>   花や緑で横浜の街が華やかに彩られ、連日多くの皆様が会場を訪れ、楽しんでいただきました。 花や緑の美しさ、素晴らしさで横浜の魅力が一層高まりました。
 
第6位 横浜市北部から羽田空港や横浜港へのアクセス強化が図られる「横浜北線」、横浜港の 南本牧ふ頭と本牧ふ頭を結ぶ「南本牧はま道路」がそれぞれ3月に開通(3月)     <1,421票>

第7位 神奈川大学が全日本大学駅伝で 20年ぶり3度目の優勝を飾る(11月) <1,409票>

第8位 「帆船日本丸」が国の重要文化財に指定、海上に保存されている帆船では我が国初 天皇皇后両陛下が御視察(9月)    <1,294票>

第9位 「ピカチュウだけじゃないピカチュウ大量発生チュウ!」開催、今年も横浜が大賑わい(8月)  <1,273票>

第10位 10月下旬に2つの台風が全国各地で猛威、衆議院議員総選挙や横浜マラソンにも影響(10月) <1,245票>

ピカチュウ大量発生は、今年は例年に増してすごい盛り上がったのですが、個人的には、市内に大渋滞が発生したことの方が印象的でした。