「人間はもっとやれる」について 4042
昨日は朝から市役所で各種打ち合わせ、作業等の後、夜は党の支部会。青葉公会堂には東京都議会議員の中島よしお議員(公明党中央幹事、公明党東京都本部代表代行、公明党都議団団長)にゲストとしてご来場いただき、東京都政の様々につきお話頂きました。会合は大盛況。そして感動の会合に。自らの限界に挑戦しながら、戦い続ける、尊敬する大先輩。さすがだなと思いました。
ところで、先日、日経新聞「大機小機」に「人間はもっとやれる」と題したコラムがありました。
「最近の人工知能(AI)に関するニュースを見ていると、人間の適応能力の高さに改めて感心する。昨年、囲碁用AIが世界的なトップ棋士に勝利したことは、大きな衝撃とともに伝えられた。しかし、今年新たに作られた囲碁用AIが以前のAIに百戦百勝するという進化を遂げても、それほど大きなニュースにはなっていない。
そのほかにも、今までは人間にしかできなかった認知や判断という分野においてAIがこれを実現しても、それほど大きく報道されることはない。早くも人間はAIが人知を超越するという未知の事態に適応し始めている証しといえるのではないか。
現在は第4次産業革命といわれる。過去の産業革命のたびに、機械が人間を超越するという主張はされてきたし、それは現実のものとなってきた。だが、そのたびに人間は新たな技術や機械を使いこなすことで、さらなる進化を遂げ、快適な生活を手に入れてきた。
第1次、第2次産業革命では肉体的な労働を機械に代替させ、第3次産業革命では頭脳、つまり情報処理を機械に代替させてきた。では、第4次産業革命を迎えている現在、人間は機械とどのような関係の進化を目指すべきなのだろうか。その答えは、人間の心の豊かさと生きる喜びの実現に向けた進化だ。
従来のように作業の一部を機械に代替させるのではなく、人間と機械が融和し、機械が人間の能力を最大限に引き出すとともに、拡張する関係を構築したい。その結果、人間が目指すのは、生産性の向上とその先にある時間と心の豊かさの実現だ。
これからの時代は肉体的能力や情報処理能力で機械が人間をますます上回っていく。人間は機械にできることは機械に任せ、心の豊かさや生きる幸せを追求するために機械を活用すべきだ。
機械が決して持つことのできない感情や創造性を人間が従来以上に発揮し、機械の進化をリードすれば、豊かで幸福な生活の実現に向けた機械との関係を作り上げることができるだろう。その結果、時間や精神的に人間の可能性がさらに引き出される好循環が生まれる。未来のよりよい社会の実現に向け、人間はもっとやれる。」
機械が中島さんに代わって働くことはできませんが、「もっとやれる」と思って倒れないようにして頂きたいと思います。この点、人間の強さでもあり、弱さかも知れません。