「まず始めている」ことについて 3584
昨日は朝一番で地元で発生したあるトラブル対応。予定外のことが突発的に起きますと、何かと目の前にやることがたまっていきます。よくあることではありますが、たまった仕事を前に「さあやろうか」と思いつつ、立ち止まることがあります。「自分との闘い」。
あるコラムが指摘していました。
「何を書こうか、あれこれ悩んでも考えがまとまらない。そんな時は、取りあえずパソコンの画面を開き、書きだしてみる。すると、それにつられるようにアイデアが浮かび、文章が出来上がる。案ずるより生むがやすし、とはよく言ったものである。
比べるのもおこがましいが、大歴史学者のトインビー博士は、毎朝9時ごろには、気分が乗っていようがいまいが、机に向かった。「仕事をしたい気持ちになるのを待っていたのでは、いつまでも仕事はできない」と。
この職業的体験には裏付けがある。認知心理学で「現状維持バイアス」と言い、人間には、労力を掛けた末に失敗することを恐れ、自身の状況を大きく変えるような決断を避ける傾向がある。大事な作業の前に、急に部屋の掃除など、些末なことをやり始めるのも、万一、作業に失敗した時に“十分な時間がなかった”と、自分に言い訳できるからだという(『「時間の使い方」を科学する』一川誠著、PHP新書)。
この“先送り傾向”を打開する方法の一つが「まず始めてみる」。始めることで、目標に着実に近づく手応えが得られ、達成への好循環が生まれる。」
頑張ってみます。