青葉区 振り込め詐欺の被害について 3026
昨朝はあざみ野駅前での街頭演説。今にも雨が降り出しそうな雨雲でしたが、なんとかもってくれました。その後、市民相談対応の後、ご挨拶回り。
先日、タウンニュース青葉区版が2014年に青葉警察署管内で発生した振り込め詐欺の認知件数を伝えていました。同署によると22件、被害金額は約9600万円とのこと。認知件数に含まれない相談のみのケースもあり、実態はさらに多いと見込まれるとしています。
「昨年の認知件数(被害届が提出されたもの)は、前年より17件減少しており、被害金額は前年の1億1千万円から微減だった。しかし、同署では「警察に相談にはきたものの、その後の家族関係の悪化などを心配して被害届が出されなかったケースも多数ある。ほかに、相談や通報をしていない人もいるのでは」と、実際にはより多くの被害者がいる可能性を指摘する。
「高齢者が多く、かつ平均収入が高い人が多い青葉区は狙われやすい地域」とも。区内の高齢者人口(65歳以上)は横浜市内で5番目に多い(14年3月末時点)。息子を装う「お金が入ったカバンを忘れた」などの手法に引っかかってしまう要因には「子どもの社会的地位が高い人も多く、『立場を守らなければ』との気持ちが強いのではないか」と分析する。
同署では振り込め詐欺への独自対策として、東急セキュリティ(株)と協力して不定期新聞「振り込め詐欺対策特集」を発行している。「固定電話を留守番設定にする」など個人でできる対策を解説しており、区内公共機関に棚置きしている。
発生した振り込め詐欺22件の内訳は、電話で身内になりすまして現金をだましとる手口が14件、「医療費の一部が返金される」などと役所の職員を装う還付金詐欺が7件、不明が1件となっている。身内へのなりすましは高齢の女性が被害に遭いやすい傾向がみられ、還付金詐欺は男女共に被害に遭っているという。
お金の受け取り方法は手渡しが14件、ATMが4件、コンビニATMが3件、キャッシュカードが1件。金融機関では振り込め詐欺への対策が進んでおり、青葉区内の金融機関全66店舗の窓口にはオリジナルの警察官人形が置いてある。そのため、コンビニATMなど金融機関の窓口を使わずにお金を受け取る還付金詐欺などの方法が巧妙かつ多様化している。そのような背景を踏まえ、同署生活安全課では区内のコンビニに協力を要請。携帯電話で話しながらATMを利用する高齢者への声かけや還付金詐欺の注意を促すポスター掲示などを進めている。「特に還付金詐欺では最初の電話で騙されると、防ぐのはATMを操作しているタイミングしかない」と同課も効果を期待する。
昨年は5月、6月に発生件数が多く、夏場の防犯キャンペーンを強化したところ、秋以降は減少した。「キャンペーンや防犯講話、パトロールなどの地道な活動もしっかりやっていきたい」としている」。
先日、連合町内会の方のご挨拶で次のようにありました。「年寄りを狙った振り込め詐欺は許せない。年寄りにもプライドがある。騙されたことを人に言えない人もいる。実際はもっと多くの人が青葉区で被害にあっているのではなか」とのこと。
しかし、卑劣な犯行。罰則強化を含めた根絶のための仕組みを徹底していかねばなりません。