安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

体質に苦悩、そして生卵について 3008

未分類 / 2015年1月31日

CAM00107 (6)雪も舞う季節。積もらなくてよかったですが、体調管理にお気を付け下さい。

昨日も終日予算研究会。港湾局、道路局、経済局、温暖化対策統括本部・環境創造局、健康福祉局の予算案についての説明及び質疑応答。

今月の日経新聞「私の履歴書」は福岡ソフトバンクスホークスの王貞治会長。思い込みは良くないもので、元々ファンではありましたが、この1か月読んでいまして、私のもっていた王さんのイメージと、事実は結構異なっていたことを知りました。実直な人、努力の人、そんな印象を改めて強くした1か月でした。

特に印象に残ったのが26回目の「体質に苦悩、そして生卵」。最後の方の王さんの苦悩。グッとくるものがありました。

「パ・リーグの雄となり、巨人の監督に復帰した長嶋茂雄さんと日本一を争おうではないか――。夢物語のような話だったが、ホークスの誘いは条件といい、タイミングといい“ツボ”にはまっていた。

 「生涯巨人」の思いを断ち、心機一転を図るには絶好だった。これがもし、巨人と同じ東京ドームを本拠としていた日本ハムなど、在京球団であったら指揮を執るのもはばかられたと思う。ホークスがパ・リーグの球団であり、しかも本拠地が福岡で、巨人から最も遠いのがよかった。

 そして私自身、もう一度あのゾクゾクする勝負の世界に身を置きたい、という気持ちを抑えられなくなっていた。

 オーナーの中内功さん、ご子息の正さんらと極秘に会ったその場で、引き受けることになった。家族や周囲もびっくりしていたが、誰より私自身がこの展開に驚いた。

 94年10月12日の監督就任会見で「自分の体験を若い人に伝えたい。ユニホームを着てしか伝えられないことがある」と語った。中内さんからは一言「勝てるチームにしてください」と言われていた。しかし、甘くなかった。

 95年、球団は奮発し、メジャーの本塁打王、ケビン・ミッチェルを獲得してくれた。西武との開幕戦で4番に据えた主砲は初回の初打席で満塁弾を放った。しかし、その希望の光もあっけなく消えた。故障がちのうえ、途中で帰国。37試合で8本塁打に終わり、チームも沈んでいった。

 一番の問題は「負け慣れ」だった。一時代を築いたホークスも南海からダイエーが買収したころには弱体化し、私が就任したときは17年連続Bクラスの惨状だった。

 93年に開場した福岡ドーム(現ヤフオクドーム)という立派な器に、中身がついていかない。遊びに行く選手が、練習しようとする者を引き留めるような雰囲気では勝てるわけもなく、1年目は5位。

 2年目の96年5月9日。最下位に低迷していた我々は大阪・日生球場で近鉄に敗れた。9勝22敗と早くも優勝戦線から脱落していた。帰りのバスをファンが取り囲み「王、辞めろ」のコールのなか、生卵が投げつけられた。

 なんでこんな思いをしなくてはいけないのか、という顔の選手たち。師匠の荒川博さんや東京の仲間も心配し「早く帰って来い」と言われた。

 だが、途中で投げ出すわけにはいかない。「あれが本当のファンというものなんだ。ああいう声が出ないようにするには勝つしかないんだ」と選手たちに話した」。

さすが王さん。プロの中のプロだなと思います。

横浜市 小児医療費助成拡充について 3007

未分類 / 2015年1月30日

CAM00052 (3)昨日も終日予算研究会。こども青少年局、資源循環局、市民局、都市整備局、文化観光局、水道局の予算案説明及び質疑応答。昼はこの時期恒例となっています会派ととしての林市長との昼食会。冒頭はマスコミも入り、話題は予算の内容からイスラム国における日本人捕虜の対応等々に。

イスラム国との交渉問題。情報入手は難しいこととは思いますが、錯綜する現地メディアの情報が、日本人を、日本のメディアを振り回しています。正確な情報を伝えることの大切さを学びたいところです。

来年度予算案におきまして、現在小学校1年生までとなっている小児医療費の通院医療費助成を10月から小学校3年生までに拡充することが盛り込まれました。横浜市に限らず、私共が福祉の党として、国会では野党の時代から、与野党を問わず話し合いをしながら、合意形成をはかり、全国的に導入・拡大を進めてきた施策です。

これまでも、これからも、我々の目標は「小学校卒業」まで対象を拡充するとともに、所得制限の撤廃を目指していきます。(入院の場合は現行でも中学卒業まで助成) いずれにしましても、議会制民主主義の基本は「話し合い」です。主張するだけでは何も実現しませんので、政党のカベを超え、行政の皆さんとしっかり議論し、合意形成を図りながら、更なる拡充を図って参ります。

本件について神奈川新聞が伝えています。「横浜市の林文子市長は27日、現行は小学校1年生までとなっている小児医療費の通院医療費助成を10月から小学校3年生までに拡充する、と正式発表した。2015年度当初予算案に関係事業費80億円余りを計上。同日の会見で林市長は「3年生までが一番医療費がかかる。予算が大変厳しい中ではあるが、踏み込ませていただいた」と述べた。

 市によると、現行の小学1年生までの助成対象者は約20万人で、年間の事業費は約73億6千万円。3年生までに引き上げた場合の対象者は約4万3千人増の計約24万3千人で、関係事業費も年間で約15億3千万円増えると見込む。10月から拡充する15年度当初予算案には事業費として約80億5300万円を計上した。

 システム変更や事務処理などが必要なため、年度途中である10月からの引き上げにしたという。

 医療機関窓口での自己負担分の支払いを市が助成する小児医療費助成の拡充は12年10月に就学前までから小学1年生までに引き上げて以来、3年ぶりとなる。

 市関係者によると、予算編成段階では15年10月から小学2年生までに拡充し、16年4月から小学3年生までに拡充する考えだったが、最終的には15年10月から一気に小学3年生まで引き上げることに決めた。林市長は同日の会見で「市会からも要望をいただいており、思い切って決断させていただいた」と述べた。

 小児医療費の助成は各自治体が独自に取り組んでおり、県内政令市では相模原市が4月から3学年引き上げて小学6年生までに拡充する。

 現行、小学1年生までで横浜市と同水準の川崎市は、福田紀彦市長が15年度に小学2年生まで引き上げる方針を示している。」

青葉区 バリアフリー前進について 3006

未分類 / 2015年1月29日

CAM00047 (3)昨日、横浜市会が開会しました。会期の決定後、すぐに予算研究会がスタート。今週、来週と来年度予算案に関する当局からの説明、質疑応答が行われます。昨日は交通局、総務局、財政局、教育委員会、政策局でした。

来年度は、我が街・青葉区におきましても様々な動きがありますが、その中のひとつが市が尾駅周辺のバリアフリー化の構想策定。いち早く、タウンニュースが報じていました。

「横浜市が進めるバリアフリー基本構想に基づき、青葉区では市が尾駅周辺の整備に乗り出している。区民の要望や意見を集めようと、昨秋にはアンケート調査を実施。4月以降に部会で対応策を検討し、構想の策定へ向けて市は原案を作成していく方針だ。

 構想は06年に施行された「バリアフリー法」に基づくもの。1行政区に1カ所、公共性がより高い場所を重点整備地区に選定し、市役所がある関内駅(中区)や福祉・医療施設が集まる新横浜駅(港北区)周辺等から優先的に実施。これまで市内15地区で基本構想を策定した。青葉区では昨年に区役所など公共機関が多い市が尾駅周辺が選ばれ、点字ブロックの充実や車いすで利用しやすい駅の整備などを目指す。

 対象となる場所は、駅に面した両側の通りと、緑税務署から区総合庁舎までの横浜上麻生道路、駅から「市ヶ尾おさかな広場」交差点を通り、区役所へ下る道など。このほか公共施設や民間銀行なども対象施設として想定している。

 昨年8月、区は同地区の自治会長や地域ケアプラザ職員、障害者福祉団体らによる部会を設置。バリアフリー化に向けた区民の声を、アンケート形式で10月から1カ月間募集し、158件が寄せられた。

 市道路局企画課によると、歩道の段差や幅の狭さに関する意見が目立ったという。計画調整担当の守谷俊輔係長は「青葉区の特徴として舗装ブロックの歩道が多く、駅西口からの坂道では街路樹の根上がりでブロックが歪み、高齢者やベビーカーでの歩行が危険という声が多かった」と話す。

 12月には部会のメンバー30人以上が現場を歩き、歩きにくい歩道や危険な場所がないか点検した。参加した中途障害者通所施設「青葉の風」の中野康子所長は「バスロータリーに点字ブロックがなかったり、歩道で傾斜部分の角度がきつく、障害があると歩きづらい場所があった。早いうちに改善してもらえれば」と語る。

 今後、集約した地元の声を部会で整理し、対応策を検討。市は基本構想の原案を作成し、東京急行電鉄(株)や周辺施設らと協議の上、2015年度中に策定する予定だ。策定後、5年後を目途に一定の成果を目指す」。

これまでも、区内の田園都市線各駅周辺におけるバリアフリー化を求める声は数多くいただいてきました。まずは市が尾駅から。構想の策定も、具体的な整備の推進も、「声をカタチに。」頑張ります。

スマホをなくしやすい人の特徴について 3005

未分類 / 2015年1月28日

CAM00048 (2)昨日は朝一番で市民相談対応の後にご挨拶まわり。その後、警察、土木事務所へ。夜には区内商店街の新春の集いへ。

年が明けて、何かとバタバタする日が続いています。そうした日々が続きますと、ミスの可能性も高まります。自分ことは自分がよく知っていると言われますが、私の場合はかなりの高い確率でパフォーマンスが劣化します。よくあるのが「書き損じ」や「踏み外し」。要するに横着なのですが、そして「忘れ物」。携帯を忘れた。財布を忘れた。そのときは本当に困ることになります。

ITmedia エンタープライズ発信のこの記事。大変興味深い内容です。ご紹介します。

「身近になったスマートフォンを紛失して、写真やメールといった大事なデータをなくしてしまった経験を持つ人は多いだろう。モバイルセキュリティ会社の調査によると、スマホの紛失が最も多いのは沖縄、最小は中国・四国であることが分かった。

Lookout Mobileが18歳以上の1000人を対象に実施したスマートフォン紛失に関する調査によれば、ユーザーの5人に1人以上(23%)がスマホの紛失を経験。紛失した場所では「交通機関」や「店舗・ショッピングセンター」がそれぞれ16%と最も多く、紛失理由では「公共の場所に置いて、うっかりそのままにした」が45%を占めた。紛失した時間帯は「12時~17時」(38%)と「18時~21時」(34%)で、日中から夜間が全体の7割以上となった。

世代別では18歳~24歳の45%が「紛失したことがある」と回答、このうち15%は年間に3回~5回紛失していると答えた。45歳~49歳での紛失経験者は12%で、頻度は年に2回以下だった。就業状況別では学生の45%が紛失した経験を持つ一方、就業者では24%、退職者では10%だった。

スマホ紛失の発生が多い地域は、沖縄地方が44%で最も多く、最も少ないのは中国および四国地方(それぞれ15%)だった。しかし、東北や関東、関西でも平均値を上回っており、人口の大小など地域的な偏りがあるわけではないようだ。

こうした特徴を総合して同社は、スマホを紛失しやすい人の特徴を「18~24歳・学生・都市圏居住者」と挙げている。

また、ユーザーが紛失したスマホに保存している大切なデータとして挙げたのは、「個人的なメール」(88%)や「写真」(87%)、「アドレス帳」(77%)。スマホを取り戻すためにとった行動では「来た道を戻って入念に探す」(57%)や「ほかの電話から自分のスマホに電話をかける」(50%)が多く、探索アプリなどを使って探すケースは20%だった。

紛失した端末を取り戻せなかったというユーザーは11%。その理由では「いろいろ試したがダメだった」(52%)や「盗まれた」(32%)が多い一方、「取り戻す方法が分からない」(28%)や「何をすればいいか分からない」(16%)など、探す方法を知らないユーザーも少なくないことが分かった。

同社では万一の紛失による悪用を防ぐために、(1)端末にパスワードやPINコードを設定すること、(2)自分の持ち物がどこにあるかをいつも注意しておくこと――などを呼び掛けている」。

若者対象のデータかなと思いますが、色々な分析があるものです。「自分の持ち物がどこにあるかをいつも注意しておくこと」。それができれば困ることはないと思います。

ピンピンコロリについて 3004

未分類 / 2015年1月27日

CAM00133 (3)昨朝は青葉台駅前での街頭演説からスタート。その後、市役所へ向かい各種打ち合わせ等々。演説していますと、ひとりの壮年の方から「コート着ないと風邪ひきますよ。体に気をつけて頑張ってください」とのお声がけ。スーツの中にカーデガンは着てますし、カイロは貼り付けるし、手袋もしてますので大丈夫とお答えしました。我慢比べでもありませんが、9年間、このスタイルでやってきましたので、できる限り、と思っています。昨日はまだ暖かかったですが、0度になるときついです。その時に考えます。

ところで、誰しも元気で長生きが大事だと思いますが、現役時代の体の鍛えはその大きな礎となります。100歳で元気な方がいても何ら不思議でないこのごろですが、そうは言いましても遺伝子の老化には勝てません。先日、日経新聞「がん社会を診る」東京大学病院の中川恵一准教授が「最後まで普通の暮らし」と題して指摘されていました。

「 昨年11月、日本を代表する映画俳優が、相次いでこの世を去りました。高倉健さんは悪性リンパ腫(リンパ組織の悪性腫瘍)のため83歳で、菅原文太さんは膀胱(ぼうこう)がんを患い81歳で亡くなりました。

 お二人とも最晩年まで元気で若々しく、80代には見えませんでした。第2次世界大戦後の食生活の改善などで、日本人の肉体は昔より格段に若くなりました。

 しかし、がんは遺伝子の老化といってよい病気ですので、年齢とともに急激に増加します。若々しく活動的な高齢者にがんが増える「がん社会」を象徴していると思います。

 また、お二人の生活は亡くなる数週前まで普段に近いものだったと聞いています。とくに、菅原さんには陽子線治療をお勧めした縁もあり、昨年10月に夕食の誘いを受けました。痩せていましたが、冗談を言いながら背筋を伸ばして食事をされていた菅原さんの姿が目に浮かびます。

 いつまでも元気でピンピンとし、コロリと亡くなる「ピンピンコロリ」が日本人の理想の死に方の一つといわれます。がんに伴う痛みを和らげるなどして、高齢者ががんとうまく付き合うことができれば、まさにピンピンコロリ型になります。

 死に至るまでの過程を病気の種類ごとに考えてみると、慢性の心臓病や呼吸器疾患の多くは、急な病状の悪化を繰り返しながら、徐々に機能が低下して死に至ります。認知症や老衰では、もともと低い機能がゆっくりと、さらに低下しながら死に至ります。脳卒中などの後遺症でも似たような経過をたどる例が少なくありません。

 その点、がんでは、身体の機能が比較的長い間保たれ、最後の数週間で急速に悪化する経過をとるケースが大半です。2010年に胆のうがんで亡くなった元プロ野球監督の大沢啓二さんも私が診ていましたが、78歳で亡くなる直前までテレビに出演し、「あっぱれ」「喝」と大きな声を出されていました。共演者も、大沢さんが末期がんだとは気づかなかったそうです。

 がんは残念ながら、若くして亡くなるケースもありますが、私は「ピンピンコロリとがんで死にたい」と思っています」

今は知らぬ顔ができても、必ず訪れる人生の最終章に目を背けることはできません。その時の向き合い方は人それぞれですが、頭と環境の整理と心の準備はしておきたいところ。私の父は、準備をする間もなく、36歳の時に交通事故で亡くなりました。私が交通安全を強く願う原点でもあります。一方で、私自身もピンピンコロリでありたいと願う一人です。

インフルエンザウイルス七変化について 3003

未分類 / 2015年1月26日

CAM00045 (3)昨日は午前中に打ち合わせの後、午後から地元での会合、新横浜へ移動しご挨拶。夜は地元でご挨拶。

全国的にはインフルエンザが猛威を奮っていますが、首都圏ではそうでもないようです。11月に予防接種したこともあり大丈夫ですが、ウイルスにも様々な変化があるようです。

先日、日経新聞「ニュースな科学」のコーナーで「インフルエンザウイルス七変化 封じ込め至難」と題して、インフルエンザについてわかりやすく解説していました。かなり長いですが、大変参考になります。

「今年もインフルエンザが流行している。国内では年間1000万人以上が発病し、高齢者を中心に命を落とすケースも多い。流行に備えてワクチンを打っていても感染してしまったり、人によっては毎年のようにかかってしまったりするのはどうしてだろう。

 インフルエンザウイルスは、大きさ約0.1マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの小さな粒だ。自分の力だけで増えるようにはできておらず、ほかの生き物の細胞の力を借りて増殖していく。

 冬に流行するのはウイルスにとって都合のいい条件がそろうからだ。まずは乾燥した空気。人の体内で増えたウイルスは、せきの飛沫に乗って外に出ていく。空気が乾燥していると水分が蒸発し、身軽になったウイルスが空中を漂う。また、普段は粘膜で守られているのどのガードも乾燥によって弱まり、ウイルスがくっつきやすくなる。加えて冬の冷たい空気で人の体温は下がり、ウイルスが増殖しやすい温度になっている。

 一口にインフルエンザウイルスといっても大きくA型、B型、C型に分かれる。なかでも人に感染しやすいのがA型とB型。一方、C型は流行が起きにくいとされる。

 A型ウイルスは細胞の表面が突起のような構造をしている。たんぱく質のヘマグルチニン(HA)とノイラミニダーゼ(NA)だ。HAは16種類、NAは9種類あり、この組み合わせで144種類の仲間(亜型)が存在する。

 毎年繰り返されるインフルエンザの流行は、限られた亜型のウイルスが引き起こす。ウイルスは1年間で1000世代分増え、増殖のたびに遺伝子の複製で修復されない間違いが起きて微妙に「進化」する。誰しも一度くらいはインフルエンザにかかった経験から免疫がついているものの、進化したウイルスが免疫をすり抜けてしまい、毎年のようにかかる人もでてくる。

 進化したウイルスにも対抗できるようにするのがワクチンだ。世界保健機関(WHO)が毎年流行を予測し、結果を踏まえて各国がワクチンを準備する。今年はA香港型(H3N2型)というウイルスが特に広まっているが、予測は正しかった。

 ただ、ワクチンを打ったにもかかわらず感染・発病した経験がある人は少なくない。実はインフルエンザのワクチンは感染そのものを防ぐのではなく、感染後の重症化を予防する役目を担う。

 注射でウイルスの一部を体内に入れて感染を予行練習することで体に免疫をつけるが、鼻やのどから体内に侵入するウイルス本来の感染経路とは異なる。現在のワクチンでは感染初期の練習が不十分になる。それでも、ほかの人にウイルスをばらまくことを防げ、ワクチン接種は子供や高齢者も含めた社会全体を守るのに役立つ。

 医学の進歩で、ある程度人間側にも対抗手段があるインフルエンザ。だが、一気に進化した「新型インフルエンザ」が突然現れたら、誰も免疫がなく、大流行が起きうる。動物の種を超えて感染拡大するウイルスもいて、新型インフルエンザ発生のカギとなる。

 例えばブタは人のインフルエンザにも鳥のインフルエンザにもかかる。農場にいるブタに渡り鳥が運んできたウイルスが感染する。近くの人からもインフルエンザがうつる。1匹のブタの体内で2種類のウイルスが同時に増殖することになり、2種類の遺伝子が混ざった新型が生まれる――。これが現在考えられている新型インフルエンザ発生の有力なシナリオだ。

 1918年のスペイン風邪(H1N1型)、57年のアジアインフルエンザ(H2N2型)、68年の香港インフルエンザ(H3N2型)、77年のソ連インフルエンザ(H1N1型)、そして2009年の新型インフルエンザ(H1N1型)と大流行は繰り返し起きている。

 時代背景や医療水準などの影響で被害の大きさは違うが、これまではしばらくすると季節性インフルエンザとして落ち着いた。1997年に人への感染が報告された高病原性鳥インフルエンザ(H5N1型)の人での致死率は60%だが、大流行には至っていない。

 流行しやすく毒性も高いウイルスが存在しうるのか分からない部分が多い。ただ、刻々と進化するインフルエンザを封じ込めることは難しい。交通機関の発達や動物の集団での飼育など、一度発生したら世界中にあっという間に広まるリスクもある。危機にできる限り備えるため、ウイルスの動向の監視が全世界で続けられている。」

いずれにしましても、うがい、手洗いを励行して行きたいと思います。

ボクシング高山選手 短所を長所について 3002

未分類 / 2015年1月25日

CAM00129 (2)昨日午前中、青葉警察署で行われた武道始式へ。柔道・剣道の高点試合が行われ、日頃は青葉区の安全・安心を支える警察官のみなさんが熱い戦いを展開されました。体を張って街を守るみなさん。いい顔をされています。

ところで、格闘技といえば、現在日本ジム所属のボクシング現役世界チャンピョンは9人。WBC世界ライト級王者・ホルヘ・リナレス(帝拳)を除いて8人が日本人。ボクシング界はすごい時代になっています。日本を元気づけています。

あるコラムが深い文を掲載されていました。

「プロボクシングの高山勝成選手が快挙を遂げた。昨年の大みそか、ミニマム級の世界王座決定戦に勝利。日本人で初めて、同一階級で主要4団体を制覇した。

ボクシングを始めたころ、腕立て伏せは3回しかできなかった。性格も「怖がりで痛がり」。だが、彼のトレーナーは「臆病は用心深くやれるからボクシングに向いている」と考えた。頭の回転も速くはなかったが、逆に「目標を決めたら愚直に向かう」ことを「魅力」と捉えた(スポーツ報知)。

ボクサーとして、普通なら短所や弱点とされることばかり。そんな無名の一少年に、トレーナーは可能性を見いだした。「忍耐強く厳しい練習にも耐えられること」を、他に替え難い「才能」である、と。

「どんな立派な人間でも、短所がある。また、どんな癖のある人間でも、長所がある。そこを活かしてあげれば、みな、人材として活躍できるのだ」とは哲人の言葉。

大いなる目標を見つけ、挑戦を開始したとき、短所さえも、掛け替えのない長所となって躍動を始める」

高山選手をはじめ、日本ボクシング界の益々の発展を願うとともに、短所を長所にする人と社会。明るい社会を創造する大きな力になるに違いありません。

<日本ジム所属の現役王者> (昨年末現在)

WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志(ワタナベ) 2014年12月31日・V9達成

WBA世界スーパーフライ級王者・河野公平(ワタナベ) 2014年12月31日・V1達成

IBF・WBO世界ミニマム級王者・高山勝成(仲里) 2014年12月31日・王座奪取

 WBA世界ライトフライ級王者・田口良一(ワタナベ) 2014年12月31日・王座奪取

 WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋) 2014年12月30日・2階級制覇達成

 WBC世界ライト級王者・ホルヘ・リナレス(帝拳) 2014年12月30日・3階級制覇達成

 WBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司(帝拳) 2014年11月22日・V3達成

WBO世界バンタム級王者・亀田和毅(亀田) 2014年11月2日・V3達成

 WBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳) 2014年10月22日・V7達成

「健康志向」について 3001

未分類 / 2015年1月24日

CAM00126 (4)昨日は午前中に役所、銀行等の事務作業の後、午後からご挨拶まわり。夜には業界団体の会合へ。

私、今年は年男なわけですが、ご他聞に漏れず、良くも悪くも12年前との違いを感じます。運動不足解消やカロリーを気にするなど、課題は見えているものの、実行が伴わないのが問題。それでも健康への気遣いは変化の一つかなと思います。

今月、日経新聞朝刊に連載された「食と農」。勉強になりました。その中で「願いは健康長寿」とのテーマのもと数日掲載されていました。

「平日の昼下がり。「くら寿司」の池袋東口店(東京・豊島)のボックス席は制服を着た女子高生で埋まる。彼女たちはレールの上を流れるすしに目をやりながら、プリンやチーズケーキに手を伸ばす。麻賀瑞希(16)と畠山詩絵理(17)は「回転ずしはヘルシー。少しずつ食べられるからちょうどいい」と、恋愛話に花を咲かせる。

 ここ1年、低価格化やデザートの充実で学校帰りの高校生の来店が急増。「長時間居座ってくれた方が売り上げ増につながる」。同社は昨年、女子高生受けするすしネタやデザートを25品に増やし商機につなげている。

 かつて若者の居場所はハンバーガーチェーンなどのファストフードが「定位置」だった。しかし、ライフスケープマーケティング(東京・千代田)の「食MAP」によると、20代の30日あたりのファストフード利用頻度は2010年の2.4回から14年は1.5回に低下。40代と同じ水準だ。

 米マクドナルドではアジアやメキシコ料理など健康志向を打ち出す新興外食チェーンの台頭で販売が低迷。米国トップが昨年10月更迭された。日本でも状況は似ている。農家と契約、野菜メニューが豊富なモスフードサービスは客をひき付けている。若者文化に詳しい博報堂若者研究所の原田曜平(37)は「時給も上がり価格よりも健康的な食事を重視する傾向にある」と分析する。(中略)

健康志向を強めるのは女性だけではない。大手料理教室ABCクッキングスタジオ(東京・千代田)は昨年4月から、全国に134ある全教室で男性を受け入れ始めた。今では男性会員は1万人を超える。その6割は20~30代で、家で繰り返し作れる家庭料理の受講が多い。同社は「外食に頼らずに健康を気遣いたいという理由が圧倒的だ」という。

 少子高齢化で国内の胃袋は縮む一方だ。キユーピー社長の三宅峰三郎(62)は「若者向けの健康的な商品と販路を開拓する必要がある」として、オフィスへの野菜の宅配を手掛けるベンチャー企業への出資を決めた。日本の農業や食品業界はシニア層だけでなく、若年層の健康志向へのうねりを取り込む必要がある。」

若いうちから、知らず知らずのうちに健康を気遣う食事をしているというのはいいですね。反省。

因みに、健康に気をつけてというわけでもありませんが、たまに家族で時間が共有できた時、我が家の定番は、ネット予約して行く「くら寿司」です。

自ら行動することについて 3000

未分類 / 2015年1月23日

2014連記ポスター写真行田昨日は終日地元で活動。途中、首都圏に店舗展開されている美容院へ伺い総店長にご挨拶。若手の育成、就労環境の整備等、企業努力の一端を垣間見たわけですが、どこまで行っても一人の中心者がどこまで真剣であるかに組織の未来はかかっています。

今日で3000回。県議に立候補した後の2006年9月にブログをスタートしまして、今年で9年になります。毎日、色々なことを書いておりますが、つまらぬ日もあろうかと思います。お付き合い頂いておりますことに、心より感謝申し上げます。

アクセス数は、ブログ、ツイッター、FBを通じて、均すと毎日1000人程度の方にご覧頂いています。一番最初から今日まで見てくださっている方のお一人が87歳の経営者の方。自ら電子部品メーカーを起業し、昨年創業50周年を迎えられ、益々発展されています。有難くも、大変恐縮しているのですが、毎日、このブログをコピーして3つ工場の食堂で置いてくださっています。その方が「これだ!」と言って褒めていただいたのが、私のモットー「何を言ったかでなく、何をやったか!」。自らが動き、努力し、会社を、従業員を、その家族を、そして地域を支えてきた同氏。行動がある組織や人物には、環境や他人に責任を求めない、愚痴がない。一般的にも、そうした傾向にあると思います。経営者も社員も、そうした自らが動く人々の集合体が、組織や社会の発展を支え、リードしてくことになります。

しかし、反対に凋落するところには「自ら動くのではなく、誰かにやらせようとする」傾向があります。

次元は異なりますが、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が、自爆テロに少女や女児を使い始めたとの報道があります。

 警戒されにくいからとみられる女子生徒ら若い女性を拉致してきたボコ・ハラムは、「(民兵と)結婚させた」などと説明してきたが、救出された少女は自爆テロを実行するよう強要されたと証言。

 ナイジェリア北東部ボルノ州マイドゥグリの市場で10歳ぐらいの女児が隠し持っていた爆弾が爆発し、少なくとも19人が死亡。

 AFP通信によると、女児が市場の入り口でボディーチェックを受けている時に爆発が起き、チェックしていた自警団員らが死亡。目撃者は、同通信に対し「(女児は)自分が何を持っているのかもわかっていなかったのではないか。誰かが遠隔操作で爆発させたのだろう」と語ったとのこと。

ボコ・ハラムに民主主義は通用しないでしょうが、これについては様々な見方があるかと思います。民主主義が壊れる傾向として、為政者、権力者が、だれかを犠牲にして自らの幸福感を満足させる動きが顕著になります。

「自ら動くのではなく、誰かにやらせようとする」。

現状を改善するため「こうしたい」と思った人が、自ら行動して変えていくのが民主主義の基本。企業等の大勢の人が関わるところでも、家庭も含めた身近なところでも同じだと思います。あらゆる組織の発展の基本は、リーダーはもとより、かかわる人の率先垂範。ひとりの人間の幸せも、自ら動くことから始まるものではないかと思います。

先日、第二次対戦中の特攻隊員で生き残った方の特集番組を目にしました。この方は今も特攻隊員として死んでいった仲間を想い、平和への願いを訴え続けています。仕方がないでは済まされない。人の命を軽んじ、特攻を強要した軍が許せませんし、当然ながら二度と繰り返してはならない暗黒の歴史です。

ボコ・ハラムも、戦中の日本軍も、基本は同じ。人が人を殺すこと自体、人間として許されない行動であるのは当然として、自ら動くわけでもなく、人に人にやらせる、強要する。人に指示するだけで自分は動かない。

人間は理性の生き物。文明の発展とともに、人と人と共存、環境との共生など、人間の成長も求められます。子供から大人への成長。子どもたちにとって大人は教育環境そのもの。大人とは何か。

現実には、見た目は大人でも、中身は異なる場合がということかと思います。

「他人の不幸の上に自らの幸福を築いてはならない」とはロシアの文豪・トルストイの言葉。

微力ではありますが、率先垂範で、少しでも社会の役に立つよう頑張っていきたいです。

それでは、また次の山に登って参ります!今後とも宜しくお願いします(^^)

 

横浜の基地対策 政府要望について 2999

未分類 / 2015年1月22日

CAM00109 (2)昨朝はこどもの国駅前での街頭活動。寒い中、始発より多くの方々に市政報告を手にして頂きました。こどもの国駅横に設置される公衆トイレの工事も順調に進捗しており、再来月、3月には計画通り完成する予定です。

その後、市役所へ向かい、基地対策特別委員会として政府へ要望書を提出するため、バスで霞が関、永田町に向かいました。

まず、外務省で宇都隆史外務大臣政務官。その後、首相官邸へ向かい菅義偉内閣官房長官。最後に防衛省で原田憲治防衛大臣政務官に要望書を提出しました。

昭和30年頃、横浜市内に112施設、1138haであったものが、現在は5施設、393施設となっていますが、市会としてもすべての市内米軍施設の早期返還を目指し活動しています。

CAM00123 (3)昨日の要望内容は、平成16年10月に返還方針が合意されている市内米軍施設6施設、区域の返還。米軍施設周辺の生活環境の維持向上。民間土地所有者への配慮。跡地の適正管理と実態把握。返還国有財産の優遇処分等について。また、米軍による環境問題等に関する米軍に対する環境関係法令の適用や米軍人等に対する教育等の徹底等につて申し入れました。

イスラム国対応など多忙な中での菅官房長官からは、米軍住宅地現状に注目され、早期返還について力強いお話がありました。引き続き、返還に向けて活動して参ります。