キャベツの使い回しと「信用」について 2582
昨日は朝からごあいさつ回りなどのため都筑区、港北区などへ。昼過ぎに青葉区へ戻り、市民相談対応。商店街を歩いていますと、おいしい自家製パンを売るお店。長年、地域に親しまれ、常連客の絶えないお店でもあります。そちらのご主人から「街をもっと明るく、子供たちが喜ぶ街にしたいな」そうしたお話も伺いました。お客様の笑顔を求めて頑張ってきた。その延長線上に街の笑顔がある。そんな姿に尊いものを感じました。
先月から報道されている一流ホテルや百貨店などでの「食品偽装」問題。私などは車エビとブラックタイガーの違いなどわかりませんでしたが、表示とは異なる食材を使っていたことなどが次から次へと発覚。以前から老舗旅館や食肉業者の偽装などが大きな問題として報道されてきました。何を信用していいのやら、と思うばかりです。「破壊は一瞬、建設は死闘」。しかし、中には「勘違いでした」と言わんばかりに、シャーシャーとした説明があったのには呆れました。
そして昨日、私も利用したことがある全国展開するトンカツチェーン店の1店舗で、急に食材が足りなくなった時に、客が残したキャベツやお新香を使い回していたことがわかったそうです。
読売新聞によりますと、同店では、トンカツなどメーン料理とは別に、キャベツとお新香を専用の大皿や小鉢で「取り放題」として提供していた。客が手を付けなかったキャベツなどを再利用しないよう指導していたが、キャベツは2005年6月~10年夏頃に計6回、お新香は同店が開店した05年4月下旬からの約1か月間と09年春頃~10年夏頃に2、3回、再度盛りつけをして客に出していたという、ことだそうです。
国語辞典によりますと、「信用」とは、確かなものと信じて受け入れること。また、それまでの行為・業績などから、信頼できると判断することを指すとしています。過去の業績に対して「信用」するわけです。よって、何もしないものには「信用」などないということになりますし、また「沈黙は金」などという言葉も時と場合によるのかと思います。
いずれにしましても、これを機に大いに反省し、過去に築いた「信用」で復活を目指すということかと思います。原因や対策なども様々に語られていますが、とにかく、二度とないように願うところです。