横浜市 「がん」の現状ついて 2369
昨夜、社会人となって初めての上司と再会。お人柄は変わりなく、今や立場も大きく、重厚な経験が話の深さとなっています。昔を振り返りつつ、民間と行政、サラリーマンにとっての政治、これからのの社会人に求められること等々、話は尽きませんでした。「責任ある立場になって日々考えるのは、自分と一緒に頑張ってくれている皆が良くなるかどうか、それだけだよ」。昔と変わらず「本気」なところに誇りを感じました。動いている人には刺激の力があります。
私はメーカーでしたが、民間企業が国境を超えた競争に勝ち抜くにためには、付加価値の高いハードと卓越したソフトの力が求められます。一般的には、自分さえよければいいということでは人も世間もついてきませんし、結果の出せないリーダには人も立場もついてきません。まだまだの自分ですが、サラリーマン時代に先輩、上司、同僚から学んだことは力の源です。
昨日は第2回定例会の最終日。本会議で議案採決等が行われ閉会しました。適宜、ご報告して参りましたが、市民生活の向上へ一歩前進。引き続き頑張ります。明後日からは世界が注目するアフリカ開発会議が横浜で行われます。
本会議前、がん撲滅横浜市会議員連盟研修会が行われ、横浜市のがん予防対策及び罹患・死亡に関するデータ概要を伺いました。この議員連盟はかなり真剣に活動していますので昨日の質問会も活発。
市内における平成23年のがん死亡数は9020人、死亡原因の32%を占め年々増加。男性が5488人(61%)、女性が3532人(39%)。75歳未満が約半数を占め、75歳未満の死亡の44%を占めているとのこと。
部位別に見ると、肺、胃、大腸、肝臓、膵臓、食道、胆のう、乳がんの順で、全体の4分の3。男性では肺、胃、大腸、肝臓、膵臓の順。女性では肺、大腸、胃、乳房、膵臓の順。過去10年間の死亡数の推移をみると、男性では肺、膵臓、前立腺がんが著しく増加。食道、大腸がんも増加中。女性では膵臓がんが著しく増加し、卵巣、大腸、肺、肝臓、子宮がんも増加しているとのことです。
年齢調整死亡率というデータから見ると、横浜の数値を全国と比較すると、男性の大腸、食道、前立腺がん、女性の大腸、肺、乳、膵臓がんが全国より高いことがわかります。
過去10年の推移をみると、男女とも膵臓がんが増加しているとのこと。
最近、日曜夜のNHKで「病の起源」と題するスペシャル番組を連続放映されています。先日。第1回の「がん」について録画・視聴しましたが、驚くほどの速さでがんの原因分析や対策が進歩しています。それでもこのデータの通り、増え続ける「がん」。アドバイスを真摯に受け止め、私自身もそうですが、各人が行動していかねば、と思います。