安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

「役人はわかってない」について 1613

未分類 / 2011年7月28日

ゲリラ豪雨、できる準備をしておきたいと思います。

先日、朝日新聞の「文化の扉」に欄にタレントの所ジョージさんが興味深い寄稿をされてました。題して「役人はわかってない」。

役人と言っても、人それぞれですから一概には言えませんし、国の官僚と地方自治体では大きく異なるわけですが、鋭い視点だなと感じました。

「アロハ、今は100枚くらいしか持ってないよ。スーパークールビズにアロハ?全然ダメ。節電とか何とか、役人の「正義」で掲げるスローガンはいつもだめ。大体、高温多湿の日本の夏に、レーヨン素材のアロハは暑いですよ。

全然わかってない。ハワイはからっとしているから、風が抜けて気持ちいいんです。

アロハが前面に出過ぎると、人をイラッとさせるよね。色や柄が派手で、シャツ事態に存在感があるから、服に着られちゃってるんだ。着る人に、アロハの存在感を吸収しちゃうくらいの、生活の匂いがなきゃだめだよ。ハイブリッドカーに乗って子どもとファミレス行ってますみたいな会社員がアロハ着たって、似合うわけない。ポンコツ車でいい、コチョコチョ工夫していじって乗ってる趣味人のお父ちゃん、っていう雰囲気がなきゃ、決まらない。

もっと言やあ、アロハなんか着なくたっていいんだよ。オフィスのイスにアロハが投げかけてあるだけで、涼しい。アロハの雰囲気に似合うスローな生活になってくれば、社会だって涼しげになる。様子、気配、心もち・・・・この「気(け)」が大事なんですよ。」

かなり角度の付いた表現もありましたが、元々、役所と民間企業は異なりますし、求められる成果のあり様、評価の違いから出てくるものかと思います。また、なんでも役所がやる時代ではないということかと思います。民間にできないことを役所は行い、NPOなどの活躍に見られるように、できる限り民間でやるということ。

こうした考え方を掘り下げますと、民間で行うべき仕事を役人が行うということは、効率性の上からも役人の雇用を守ることで社会に不利益を与えているという見方にもなります。

たた、当然ながら懸命に市民のために働く役人が多いことは事実です。「ここまで役所でやるのか?」と思うほどの要望を処理している現実があります。そうした方々が適正に評価されるようにするためにも、地方分権を訴えるだけでは不足であり、役所が「何を民間に任せるか?」ではなく、「役所は何をやるべきか?」という見方で再構成する必要があるように思います。同時に、議会の役割を明確にし、議員に求められる能力等も定義すべきではないかと思います。

現在のままでは不信が増すばかりではないかと思います。