災害対策について 1493
東北関東大震災。被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。先輩の安否がわかりません。無事を祈るばかりです。
計画停電等々、力を合わせて乗り越えていかねばなりません。
テレビでの被災者の言葉「正しい情報が欲しい」。当然のことだと思います。こうした事態にデマメールを流す愚人もいますが、不確定情報、裏付けのない報道は謹むべきです。死者・不明者数。昨日午後同時刻の報道で、ある報道では1800人。別では2500人、2700人、、、、。混乱を防ぐためにも情報の一元化が大事。日本の長期低落は売るためには手段を選ばないマスコミによってもたらされたと歴史が伝えるのではないかと思います。とにかく事実に基づく客観情報を願います。
横浜も神奈川も地域防災計画を1から見直さなくてはなりません。行政による災害対策は災害想定から始まります。想定を超えた今回の災害。前提が大きく変わったことになります。
予防的対策、物理的減災対策、応急対策、事前防備対策、復旧対策、被災支援対策。これらをバランスを取りながら総合的に実施する必要があります。しかし、阪神淡路大震災の時にも専門家も指摘していましたが、我が国では応急対策に重点が置かれ、予防対策や復旧対策が軽視されている実態は変わっていません。例えば、家屋に閉じ込められた人の救出方法は計画準備されているものの、倒壊家屋が出ないための計画準備は殆どないとされています。
また、計画には何をやらなくてはならないとは書いてあっても、どのようにやるかは書いていないのが殆ど。
更には、地域防災計画を策定する時に市民のかかわりが少ないという問題もあります。
今回を契機に基本的な考え方を変える必要があります。例えば、今冬、各地で大雪被害が深刻化していますが、北海道の家庭では普通に装着されてるルーフヒーターによる事前防備対策。降雪地帯で推進してこなかった事実。高齢化社会において数十年前と同じような除雪作業ができないのは当然のこと。
被害想定は災害対策の第一歩にすぎませんが、想定された被害をどのようにどれだけ軽減できるか。的確な計画策定と実行がなければなりません。
とにかく、今は出来ることを全力で取り組み、迅速に手を打たねばなりません。