
昨日、議場で一般質問に立ちました。概要をご紹介します。(原文はHPの「県議会質問」コーナーをご覧下さい。下記クリックでご覧になれます)https://www.komei.or.jp/giin/kanagawa/gyota_tomohito/contents3.html)
1 業務の適正化について
(1) 行政改革について
ア これまでも本県では独自に事務事業評価や審査会などを行ってきた。独自の評価を否定するものではないが、不適正経理問題の事象と背景を勘案すると、より客観的な視点で県庁業務を見直すことが今求められている。この問題は本県だけではなく、同じような仕組み、既得権と慣習の上で業務が遂行されている、国、地方自治体全体の問題。今日の昼のNHKニュースでも宮内庁や金融庁など12省庁で20億円を超える不適正経理が行われていた事実が報じられていた。これは仕事の仕組みとはお客様に対する信頼の源であり、信頼される仕組みを構築し、実行するのが行政の使命である。
そ こで、先進的に外部コンサルティングを導入し、より効率的に仕事を行い、有効な税の使い方を目指すべきと考える。例えば、現在の県庁システムと県庁業務を 調査したコンサルティング結果を比較し、議論を経て、効率的な県庁の仕事や人員のありようを考えるべきである。更に、その結果を公開することにより、県民 とともに行政のあり方を考える機会となれば、不適正経理問題で泥沼化した本県の信頼回復の一助にもなると考えるが、所見を伺いたい。
→ 答弁 必要に応じて検討したい
イ 不適正経理問題の原因のひとつには、財務に関する諸規定において、実態に合わないルールや単に読んだだけでは理解できない、という現状があると考える。
例えば、物品の処分について、シャープペンシル1本の処分でさえ財務規則第174条をそのまま読むと物品処分調書を作成しなければならないように思えるが、解釈を確認すると規則第166条の運用通知により物品処分調書を作成する必要がないと、読み取るとのことである。
こうしたわかりにくい規定は、職員に負担であり、錯誤により不適正経理のような問題が発生してしまう可能性も出てくるのではないかと考える。
そこで、物品の管理などわかりにくさがある財務に関する諸規則について、法令に反しない限りで、見直すべきところは見直し、実態に合った規定に改善し、業務の適正化を図るべきと考えるが、所見を伺いたい。
→ 答弁 指摘の通り改善していく
(2) 教員の負担軽減について
本来、教員は授業に集中すべきであるが、年々増加傾向にある生活指導や保護者への対応、教育委員会から依頼される調査の回答など、教員の業務は多岐に渡っている。
平成20年3月に「教員の実態調査にかかる検討会報告書」がまとめられ、調査の本数削減を含めた具体的な対策が行われており、平成20年度360件あった調査が平成22年度当初は292件に削減されており、一定の評価をしているが、未だ1日1本の調査が小・中・高などいずれかの校種に出されていると見ることもできる。
そ こで、教員が本来業務の授業に注力できるようにするため、調査の見直し基準を設け、全ての調査にスクリーニングをかけるとともに、調査の削減のみならず、 学校教育活動の展開にどうしても必要となる調査にあっても、残る調査の手法を工夫するなどの検討を行い、新たな削減に向けた方策を立て、計画的に進めてい くべきと考えるが、所見を伺いたい。(教育長)
→ 答弁 全体を見直し計画的に削減する
(3) 警察力向上に向けた取組について
ア 知事は1期目のマニフェストで検挙率50%を目標に掲げて当選されたが、2期目のマニフェストでは、検挙率50%という文言が削除され、昨年の検挙率は41%と目標は達成していない状況となっている。しかし、本県の検挙率は他県のそれと比べて高く、知事の施策が功を奏したものと考える。
そこで、知事は平成19年6月定例会において『1期目のマニフェストに掲げた犯罪の検挙率等については、2期目においても継続的な対応が求められている』と答弁されているが、現在も検挙率50%達成を目指すべきとの認識を持っているのか、所見を伺いたい。また、体感治安が改善していない状況を踏まえ、マニフェストで「日本一の治安の実現」を掲げた政治家知事として、検挙率50%を達成するため、警察官の数は足りていると考えているのか、今後どうすべきと考えているのか、併せて所見を伺いたい。
イ 平成21年の 110番受理件数は約92万件であるが、不要不急の通報が約28万4千件で全体の31%を占めている。24時間、年中無休の警察の対応は本来行政が行うべき業務に対してもフォローしており、行政も大きく頼っているところがある。例えば、休日や夜中に犬猫等の保護を求める 110番 通報があった場合、警察官が1次対応で保護してきた動物を行政の開庁日まで面倒をみている実態がある。「動物の愛護及び管理に関する法律」により行政が行 う対応は休日、夜中であっても速やかに行政が引き取るべきであるし、県が業務を行っていない政令市や中核市については県が警察と関係市とで話し合う場を設 置すべきである。
そ こで、警察の本来業務に注力できる環境をつくるため、事例としてあげた動物保護など本来行政で行うべき業務はしっかりと対応することはもちろん、行政と警 察の業務の適正化を図る検討の場として、現在休会状態となっている「警察力向上のための知事部局・警察本部連絡会議」を復活させ、検挙率50%達成のための環境整備を目指すべきと考えるが、所見を伺いたい。
→ 答弁 最適な場を検討する
ウ 今年11月にはAPEC首脳会議が開催され、本県警察のみでなく、県外警察の応援など警察の総力を挙げて取り組まれるものと考えるが、開催中に県内各地の警察署が突発事案に耐えうるのか、治安水準を維持することができるのか、懸念している。
一方、警察官の大量退職、大量採用期にある現在、スキルを持った警察官の確保も喫緊の課題であり、経験豊富なベテラン警察官の退職は、警察の執行力の低下を招くこととなる。警察官は特殊技能を要する専門職で、一定期間の教育、訓練が必要であり、検挙率50%達成に向けての大きな課題と考えている。正規警察官の増員が難しい中、即戦力となり得る警察OBの再任用を拡大することも検討するべきである。
そ こで、今後も、更なる警察への需要増大が予想される中、警察業務の増大と現状の治安に対して、どのような認識を持っているのか、所見を伺いたい。また、優 秀な警察官を確保するため、若手警察官の育成方針と警察OBの活用拡大について、どのように考えているのか、併せて所見を伺いたい。(警察本部長)
エ 日米安全保障条約改定50年を記念する式典は、国が主体となって行うものと思うが、先日、知事はAPEC首脳会議の開催にあわせて、県内で開催することを提案された。
しかし、APEC期間中は、テロ対策や要人警護などの厳重な警備体制を敷くことからも知事の発言によって関係機関に思わぬ対応が課せられているのではないかと考える。
そ こで、APEC開催にあたっての県民、自治体、警察の負担を考え、しかるべき組織や機関などと検討されたうえで、自治体経営の長として判断し、式典の神奈 川開催を提案されたものと思うが、この提案に至るまでの経緯及び県警察をはじめ関係機関とどのような協議を経て、あのような発言をされたのか、所見を伺い たい。
2 財源確保の取組について
(1) 飲料自動販売機の設置方法の見直しについて
本県の自動販売機は行政財産の目的外使用許可に基づき設置されており、その収入は使用料と光熱水費の立替収入のみで、収入は微々たるものである。
しかし、それを貸付に変更して公募を行い、最高価格を提示した業者と契約する方法を新たに導入すれば、かなりの収入増が見込まれるのではないかと考える。
そこで、飲料自動販売機の設置方法を入札方式に変更し、県財政の収入増に結びつけるべきであり、県庁及び県の関連機関におけるすべての飲料自動販売機について、早期かつ計画的に飲料自動販売機の設置方法を見直すべきと考えるが、所見を伺いたい。
→ 答弁 今年度中に準備し、来年度から全体を計画的に見直していく
(2) 魅力ある観光情報の発信について
昨年の本県の入込観光客数は1億8千万人を超え、過去最高とのことだが、観光振興の成果の判断にはホームページアクセス数など的確に実態を把握する方法を検討する必要がある。一方、中国人向け個人観光ビザの発行要件が緩和され、羽田空港D滑走路の使用が開始されることから、中国人観光客などをターゲットとした観光情報の発信が重要となっているが、社 団法人神奈川県観光協会のホームページ「かながわNOW」の現状を見ると更なる改善が必要と考える。日本観光をしようとする外国人が多数アクセスするサイ トでのバナー広告の実施、日本語サイトの新着情報の外国語サイトへの反映、外国人の視点や感性を最大限発揮できる工夫、民間旅行会社や大学と連携したサイ トの共同開発など、まだまだ改善の余地がある。
そこで、中国人を始めとした外国人に来県してもらうためにホームページの充実が喫緊の課題である。前述の指摘を含め、本県観光のゲートウェイとなるホームページを様々な意見を取り入れて作成するなど、速やかに手を打つべきと考えるが、所見を伺いたい。
→ 答弁 指摘の内容を踏まえ改善をはかる 他県等の動きの調査も指示した
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