ひったくり多発について 1093
昨日の午後、新吉田東の町内会館で行われた防犯セミナーに参加し、港北署の平野孝依生活安全課長の講演を拝聴しました。大変わかりやすく、地域の方々にとっても防犯意識向上の役に立つ内容であったと思います。
タウンニュース最新号によりますと、港北署管内2009年の「ひったくり件数」が、08年対比1.6倍の161件となり、県下ワースト1位。同署では関係機関と協力しながら対策に乗り出しているとのこと。
区内のひったくり増の要因の一つを同署では「駅の多さ」と指摘。09年のひったくり発生時間は、19時から23時台が56%を占めており、帰宅時を狙った犯行が多発。「駅周辺は夜間でも人通りがあることから、犯行が起こりやすい。12駅ある区内はその機会が増える」。また、古い街並みが多く残ることから、街灯整備が遅れており、事件発生につながる面もあると指摘。
被害者では、20代女性が全体の24%を占めており、犯行手口はバイクを利用したものが88%。
区内同年刑法犯総件数は前年より417件減少。こうした中、ひったくりが増加したのは、昨今の深刻な経済不況も影響していると考えられるとしています。
09年同署ひったくり犯検挙人数は6人(計53件を立件/12月末時点)。未成年、20歳代男性各2人、30歳代、50歳代男性各1人ずつ。これまでの傾向は、20歳前後の若者が遊興費目当てで犯行に及ぶことが多かったものの、最近は30歳以上の犯行件数が増えているとのこと。検挙された30歳代(男)はリストラによる収入減で生活費目的に。50歳代(男)は生活保護受給者。
同署は、ひったくりへの防犯を強化中。県、横浜市からも防犯啓発カーが出動し、定期的な巡回を実施。
また、民間ともタッグを開始。東京ガス職員がメーター点検の際に、チラシを区内全世帯に配布をしたり、港北遊技場組合の販促チラシの裏面を利用するなど、“意識の高まり”を呼びかけています。
冒頭の平野孝依生活安全課長は「自分は被害にあわないだろうという意識の方が多い。しかし、誰にでも起こりうる。一人ひとりの防犯意識を高めることが重要」とコメント。
安全な街づくりに尽力しておりますが、これも現実。昨日のような安全確保への意識啓発も大事にして参ります。
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