安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

介護施設の経営について 723

未分類 / 2009年1月31日

昨日、緑区にあります介護老人保健施設「みどりの杜」に伺いました。同施設の副施設長は小島健一県議会議員。施設の立ち上げから携わり、介護保険制度の良し悪しから、介護人材の課題に関する識見は深いものがあります。昨日はお願いしまして、視察を兼ねて種々ご教示頂いた次第です。

これまでいくつかの介護施設を訪問しましたが、特に違いを感じた点がありました。それは施設職員の「笑顔」。どの施設も夫々の特徴があるわけですが、ここは特にお一人お一人が生き生きしていて、自分のやるべき事への自覚が深いように感じました。確認すると、やはり経営者として注力されている点のことでした。

話題となっている「離職問題」。しかし、同施設において辞める人は殆どいないそうです。辞める理由も明確で、辞めても遊びに来られるとのこと。職場の雰囲気と処遇が大きく左右するようです。

100%ではないにせよ、経営者の力量で「離職問題」は解決できるのではないか、ということを感じました。地域差など一概に言えるものでもないかもしれません。もちろん不足の部分を政治行政の力でも補っていかねばならない点もあるかと思います。只、雰囲気作りの根本は経営者の「人格」と「努力」。介護人材確保のための処遇についても「(現状の介護保険制度において)経営者が儲け主義でなければ適正な給与は支払えるし、辞めることもない。」とのこと。結果を出されているだけに重い言葉です。あらゆる業種に通じることですが、やはり「経営者で決まる」ということかと思います。

そもそも介護は「子どもが親の面倒を見る」ことが基本。しかし、核家族化やライフスタイルの変化などにより「社会で高齢者を支える」仕組みが必要となったことが介護保険制度が作られた出発点です。皆でお金を出し合い、高齢者を支える。サービスを受けていない人、家族にとっては様々なご意見があることも承知しています。

そうした様々なご意見に応えるためにも原点を大事にせねばなりません。集められた介護保険料は「福祉」のためのもの。そもそも「儲けること」は許されていません。「みどりの杜」は創意工夫を続け、儲け主義に陥らなければ、職員の処遇を含めて経営は可能であることを示しています。それ故に介護事業とは「利益の競争」とは異なる「経営力の競争」が本来の姿ではないかと思います。

グッドウイル、コムスン問題もありましたが、制度が出来て約9年。介護保険施設のあるべき姿を今一度検証してみる必要があると考えます。政治の側からしても、人材不足問題に対し、闇雲に人を増やせばいい、保険料を上げて報酬を増やせば解決する、ということでもなさそうです。

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