安全・安心の横浜へ 「何を言ったかでなく、何をやったか!」

公明党 横浜市会議員(青葉区) 行田朝仁 (ぎょうた ともひと)

医師と患者について 270

未分類 / 2007年9月19日

一昨日、市内のホテルで開かれました、横浜市医師会創立100周年記念式典に参加しました。日本医師会の唐沢祥人会長、会員となっている県内の国会、県会、市会議員、中田宏横浜市長ら関係者約370人が参加し、盛大に行われました。

同医師会は1907年12月に創立。(戦後認可されたのが1947年とのことで、社団法人としても60周年の佳節です) 現在会員は約3500人。今井市医師会会長は「100周年を貴重な通過点と考え、過去の先輩諸氏が築いてきた医道の精神を尊び、200百周年に向かっていきたい」とあいさつ。医師の連携とともに、一人を大切にする心の連携も願っております。

そんな折、昨日の読売新聞は「モラルを問う」という特集の中で、病院における医師や看護婦と患者の信頼関係が崩れている内容が掲載されていました。日本医師会が昨秋から自戒を込めたテレビCMを放送するなど、医師と患者の間の信頼回復が大きな課題となっている昨今、その関係は益々悪化しているようです。

ある男性が転倒してひじを脱臼し、初めて手術を受けることになった時のこと。「機材の素材は?」「どの程度腕を切るのか?」など不安で種々質問すると、医師は面白くなさそうな態度で返答し、看護師の女性はクスクスと笑ったとのこと。男性の抗議で意思は謝り、看護師も笑いを止めたとのことです。

この話、病院側の傲慢な意識が表面に出たと思われますが、そうなった理由はどこにあるのでしょうか?医師や看護師の個人の資質が大きいと思いますが、一方で患者による医師や看護師への暴力や暴言が一般的に増えいてるという問題もあります。そのうように申しますと、病院側の説明不足や無神経な態度にも問題ある、という堂々巡りが始まります。

もちろんルールは必要です。しかし、個人的な意見ですが、この問題を乗り越えるためには、患者の態度改善を待つより先に、まず医者や看護師が現実を見据え、誠意をもってあたることが肝要だと思います。社会的地位と共に人間性の高さも要求されるものと考えるからです。患者の反応は千差万別でしょう。どうしようもない場合があることも理解できます。しかし、我慢の人が増えるにつれ、低モラルが続く人の比率は下がるものと考えます。(我慢の限界というのも理解できますが、、、。)

「なぜ医者が先なんだ?」となりますが、どの社会でも組織でも、地位が高いほど、その責任が重くなるのは已む無しではないでしょうか。だからこそ医師の収入はそれなりに高く、高くなくてはならないと私は考えます。「そんなのやってられねーよ」という方には不適合な仕事なのかも知れません。地位が高くても責任が問われない社会や組織は、衰退するだけであることは歴史の証明です。また、「同じ人間だから同じでいいんだ」というエセ平等主義がはびこりますと、本能優先の弱肉強食社会へと進んでいくことになります。

人間は理性の生き物。「話し合い」こそ大切。「心こそ大切」なのではないかと思います。

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敬老の日について(手すりを付けました) 269

未分類 / 2007年9月18日

昨日は敬老の日。地元の菊名地区連合町内会では「敬老会」が港北公会堂で開催され、来賓としてご招待頂き参加させて頂きました。皆さん本当にお元気です。健康で長生き、そして楽しい人生となるよう願っております。

敬老該当者というのは70歳以上の方を指していますが、菊名地区の敬老推進部という部門が該当者の推移をデータでまとめられていました。(敬老者が自らの数値をデータ化する。この積極性はすごいと思いました。) 平成5年から数値が並んでいるのですが、この14年の間に敬老該当者数が1638人から2874人、なんと1.75倍になっていました。都市部の高齢化が加速度的に進んでいることを物語っています。

年金問題でお騒がせな政治行政でありますが、そうした皆さんのためにできることは少なくありません。(悪いことは騒がれますが、いいことは話題にならないという悲哀を感じます) 今日の写真どこだと思いますか? 奥まった所ですので、多くの方はわからないとおもいます。菊名駅西口から新横浜方面へ向う途中のアマノ株式会社殿本館前に八杉神社がありますが、その横を入った先に長い石段があります。しかし、そこには「手すり」が無く、高齢化が進み歩行中の不安を訴える方が増えていると聞きつけ調査を開始。望月市議との連携のもと、多くの高齢者の方々から要望を頂き、行政と交渉し「手すり」をつけさせて頂いた次第です。

現実を嘆いても現実はかわりません。評論家が正論のようなことを言っても現実はかわりません。具体的な行動のみが結果を生むと確信し、地道な活動を続けていこうと思います。

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子育て日記(20) テストについて 268

未分類 / 2007年9月17日

我が家ではテスト前になってもあまり緊張感を感じません。マズイかな、と思うこともあるのですが、良くも悪くも楽観的なのかもしれません。親としては、何はなくとも「対話」を心がけています。北風でなく太陽のつもりで、プレスでなく激励をしているつもりです。親が悲観的になると子供を追い込んでしまうように思います。まずは親である自分が自分に強くあること。そして、子供を信じて、今を前向きに捉えていくようにしています。子供達がどう感じているかはわかりませんが、、、。

今の世の中見渡すと、人生の中で、最も努力するのが受験勉強であったり、テスト前であったりという感じがします。なぜなら、その結果次第で行く末まで決まってしまう社会だからです。(努力するのが受験だけなどと、偏っているわではありませんのでご了解ください) 反対に、努力して「再チャレンジ」が可能な社会なら、それほど極端なことはこともないのでしょう。只、今の18歳や19歳で人生が決まってしまうような仕組みは変えねばならないと思います。もちろん、(客観的な視点で)頑張った人が報われる仕組みは必要。そして、何歳でも、頑張った人が報われることが大事だと思います。

以前は日本における受験努力の代償が「職の安定」でありました。しかし、その代償が「不安定な未来」となると、日本人は、特に若い日本人は一体どこで努力をすることになるのか。努力しても報われないとなると、努力しなくなる。それは我慢する力がなくなり、人の話も聞けなくなり、利己的に生きることに繋がりはしないか。今に益して目に余るということになりはしないか、と考えてしまいます。

勉強はもちろん大事です。只、我が家では勉強以上にスポーツ活動や集団活動を大事にしています。ひとやま越えたり、真っ黒になって帰ってきたときの激励は、点数のいいテスト結果より褒めるようにしています。心身ともに強くなってもらいたい。相手の立場に立って考えられる人になってもらいたい。それが万国共通、社会で生きていく上で、最も大事な基盤であると感じています。こういうことが親から子への「教育」なんじゃないかなと思っています。

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子供の安全教育について 267

未分類 / 2007年9月16日

1週間前からノド風邪をひきまして、ここ数日殆ど声がでません。季節の変わり目ですのでお気をつけください。

子供の安全教育といいますと、様々な視点で語ることができると思います。今、文教委員としてこうした問題にも取り組みを進めています。防災訓練はもとより、今時は登下校等の防犯教育。視点を変えて、違法行為に巻き込まれないための金融教育。更には年金を始めとする社会保障関連教育も不可欠ではないかと考えます。

いづれも総合学習の時間等を使った教育になりますので、学校毎に対応が異なります。しかし、本当に必要なことは、差異なく教育していく必要があるのではないでしょうか。学校が教えるのは勉強だけでなく、こうした社会常識的知識も必要ではないかと考えます。よく議論する必要があります。

こうしたことを含め、お役人と話をすると「なるほど」と感じることが少なくありません。当然、勉強されてますし、経験も豊富です。只、机上の想定が思考の多くを占め、「現場の声」「児童・生徒に必要とされるもの」の把握に個人差を感じることがあります。縦割り行政といわれますが、まさに弊害を感じます。そのうちに書きますが、本当に目の前にある問題も手をつけられない、「それは部署が異なります」という回答には、問題を感じずにいられません。

話が大きくなりますが、「良いことはドンドンやろう!」といっても進まない。これが政治の問題かというと、実はそうではないのではないか、と感じています。政党間の争いは実際にありますし、演出もされます。しかし、政治家の争いは表向きの話で、現実には選挙民を代表する政治家と、日の丸を抱えた役人の間に、本当の改革闘争があるように最近強く感じます。

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自殺対策について 266

未分類 / 2007年9月14日

神奈川県議会9月定例会が始まりました。知事より説明のあった提出議案27件の内のひとつに「かながわの自殺対策について」との項目があります。大変重要な課題であり、着実且つ効果的な施策にしていく必要があります。

知事からは「こころの健康づくり推進事業」として提案され、今後その事業内容及び予算額3,000万円のい中身につき議論します。具体的には、自殺の原因分析や調査活動。自殺対策シンポジウムの開催や普及啓発活動の作成。自殺予防講習会や研修会を実施などが主な項目になると考えられます。

「自殺の要因等の実情に適合した自殺対策を実施することにより、その地域における効果的な自殺対策の推進を図る」ことが目的ですが、こうした行政としてできることは徹底して実施します。しかし、心の中に潜む本質的な問題の解決は、地域、家族といった単位での動きとなります。

日本の自殺者年間約3万人、因みにおとなり中国約30万人。主な自殺理由は異なるものの、ざっくりとした見方ですが、ひとつの統計的傾向として1人/4000人が自ら命を絶っていると見ることができます。その予備軍的な存在も勘案すると、大変に多くの方が悩み苦しんでいると見るのが妥当と考えます。

簡単な問題でないにせよ、「もし自分が相手の立場ならどうするか」 人が相手の立場に立って考え、行動する。 こうした人として当然と思われることを励行することが、多くの人を救うことになるのではないかと思います。

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安部首相辞任について 265

未分類 / 2007年9月13日

昨日の午後2時前、港北警察へ向かう車中のラジオが「安部首相辞任」を伝えました。「なぜ今なのか?」というのが率直な疑問です。政治家、識者、マスコミ等から様々な見方が発信されてます。参院選の結果を見れば、政権運営が困難なことは明白なわけですが、この時期に決断した真意は本人にしかわかりません。よって辞任会見の言葉を受け止めていくしかないと思ってます。

日本の政治にとって今一番の課題は何なのか?国、地方違わず、私は「国民が未来を安心できる社会・仕組みを作る」ということだと思っています。少子高齢化社会が進み、史上空前の借金を抱え、希薄な人間関係が荒んだ社会を作るなどの状況下、国民の将来に対する不安は増大しています。年金問題の爆発はその一部に過ぎないと思います。「今をどうするか」という視点に執着するとパワーゲームに走ることになります。「この問題をいかにして解決し、次の世代にバトンタッチしていくか」「日本の未来をどうするか」という視点を堅持し、問題に真正面から取り組む必要があるのではないでしょうか。

これは政治家にとって当たり前のことと思いますが、与野党関係なく「自分だけが大事」な人にとっては、芝居のセリフにしか聞こえないのかもしれません。そうした政治家を放置しておくわけにはいきません。これこそが日本政治における闘争なのではないかと思っています。

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信号・標識の取り外しについて 264

未分類 / 2007年9月12日

「いよいよ出たか」の印象です。ドイツ西部の町の自治体が、交通の安全性を高める最良の策として、繁華街の信号や停止標識を取り払うことを決めたそうです。
交通事故を減らし、歩行者が歩きやすい環境を実現するため、ボームテという町の中心部では、9月12日から全ての信号・標識をなくすとのこと。
交通安全の向上目的で標識を取り払うという考え方は「Shared Space(共有空間)」と呼ばれ、オランダ人の交通専門家ハンス・モンデルマン氏が考案、欧州連合(EU)の支持も得ているものでした。
尚、信号などを取り外す費用120万ユーロ(約1億8800万円)はEUとボームテが折半するとのこと。

よく、信号・標識の設置要望をお受けしますが、モラルの向上と共に規制も緩和されていくのが理想ではないでしょうか。「モラルが下がっているから、危ないのでもっとつけるべきだ」との声もありますが、そこは「バランス感覚」が必要かと思います。

しかし、この自治体の判断。もし、わが町で実施したらどうなるか? かなり心配になります。 

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9.11 テロ特措法延長について 263

未分類 / 2007年9月11日

今年もまた9月11日を迎えました。忘れもしない6年前の同時多発テロ。その当時私は中国に駐在しており、中国の新聞でその事件を知りました。「米国でテロ、5万人死亡」と犠牲者が10倍もの数字になって紙面に踊っていたのを思い出します。本当に衝撃でした。

このテロを契機にアフガン戦争、イラク戦争へと流れていきます。今、日本では当時作られたテロ対策特別法案の継続をめぐり、海上自衛隊のインド洋での給油活動の継続問題が議論されています。何のための法案だったのか?なぜ成立したのか?その原点を確認するとともに、日本の世界での立場とこれからを再考すべきときであると思っています。

反対意見もありますが、反対意見を述べる方々は必ずその後の外交・安全保障及び国の発展等についてのビジョンを示す必要があります。はたして今、反対すべきとき時なのでしょうか?反対できる環境を日本は作ってきたのでしょうか?国取り合戦に集中しすぎて、後先考えず、国の行く末を危険にさらしているように思えてなりません。

「言うべきことを言う」一見、正しいように見えますが、それは環境を整えてからの話です。むやみに国民の安全・安心を駆け引きに使われてはたまりません。こうした問題は個人の生活に当てはめてみるとわかりやすいです。今こそ冷静な判断が必要なのではないでしょうか。

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社会の分断について 262

未分類 / 2007年9月10日

段々と県庁が騒がしくなってきました。間もなく9月定例議会が開催となります。県民の声をわが声として、しっかりと主張し、改革を進めてまいります。

先日、自己責任についてのブログを掲載しました所、多くの方々から御意見を頂戴しました。有難うございます。その多くは賛同のお声でしたが、改めて「地域の絆」をいかに強くしていくかを考えさせられた次第です。また一方で、自己責任の追及がもたらす歪を心配されるお声もありました。それも確かに大事な視点だと思います。

行き過ぎた「自己責任」追求は、共に生きる社会を分断させ孤立させる可能性があります。特に今社会問題となっている、ひきこもり、不登校、ニートなどの増加。この原因のひとつに過度な「自己責任」の追及があるのではないかと感じています。

不登校や引きこもりなどになる人は、総じて真面目で誠実な人が多く、他人に迷惑をかけてはいけない、と自分に言い聞かせている人が多いです。こうした人に「頑張れ!」とか「努力が足りない」「他の人はできてるぞ!」などと言うと、自分を責め、傷ついてしまいます。昔風に言いますと「弱い」の一言ですが、時代と現代教育は異なる人格を作っています。こうしたことが、「自己責任」追及による社会の分断に繋がっていると私は感じています。

社会にあわせて人を評価するのでなく、その人のいいところを評価する。目的が明確な会社社会では難しいことなのかもしれません。しかし、人材育成は昔の丁稚時代から、長所をほめて育てる時代へと変化しています。人を認める心が、双方の心を豊かにし、社会を豊かにしていくと思います。

ここで問題なのは、従来、年齢的、社会的上位者は下の人に対し命令をくだすことで事足りたわけで、ある意味、上役にとっては「楽な時代」とも言えたわけですが(その背景には戦中戦後にご苦労された方々の耐える力に依存していたとも言えますし、それを報酬で報いていたことも継続に繋がったとも言えます)、今は上位者ほど自身の人格を求められているのではないでしょうか。情報がフラットな社会になればなるほど、一人の人間のもつ「力量」が客観的に試されることになるのかも知れません。

人の上に立つ人も、政治家も、難しいことのようで、今の社会に必要不可欠な要素であるように感じます。私自身、挑戦の日々です。

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こども相撲大会について 261

未分類 / 2007年9月9日

本日、港北区相撲連盟主催の子供相撲大会が太尾堤近くで開催されました。区民の方々、区長や衆参議員、県会、市会議員など大勢の来賓も出席。折りしも今日から大相撲がはじまるということもあって盛り上がってました。

しかし、参加者は年々減少しており、サッカーや野球に行ってしまうとのこと。実際、子供の数より大人の数の方が多かったかもしれません。「何といっても国技だからねー。盛り上げたいよ。」と地元老役員の方のお話。国を想う気持ちが表れていました。

只、ここには「時代の流れ」という難しい問題があります。食べ物のの好き嫌いは健康を左右し、無理にでも摂取することになりますが、相撲となると選択の自由ということになります。あらゆる組織の活性化に通ずる問題のように感じます。

相撲については、ここはやはり、「相撲をやってみたい!」とこども達が思える、本物の大相撲に期待したいところです。

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