中越沖地震 新潟県柏崎市を現地視察
参議院選挙、大変厳しい逆風の中で残念な結果でしたが、大変なご支援により神奈川はじめ各選挙区では過去最高得票。捲土重来、前進あるのみです。今後のことについては、また打っていきます。
7月30日朝7時に県議3人とともに一路新潟県長岡市へ向け出発。中越沖地震の現場をこの目で確認し、「事前に何をしておくべきであったか」を現場の声から学ぶため向かいました。たった1日だけではありましたが、現地でなければわからない痛みと苦しみを感じ、新潟の経験を必ず神奈川で生かすと強く決意した次第です。
私の学生時代からの友人が最大被災地である柏崎市の社会福祉事業協会の事務局員として勤務。その彼が社会福祉施設、ボランティアセンター等々を案内してくれました。実は被災直後に彼から携帯メールで「水と単一電池を送ってくれ!」との連絡。小売店、宅配会社と連携し私なりに打てる手を全て打ちました。現地は悲惨な状況でしたが、被災後約2週間ということもあり、落ち着きを取り戻しつつある中、行く先々の施設で喜びの声を頂き、微力ながらお役に立てたことをうれしく思いました。
何事も現場に身をおかなければ現場の痛みがわかりません。3年前に中越地震で苦しんだ新潟。しかし、まだ事前に手を打つべきであったという例を一部ご紹介します。
(1)トイレ不足 仮設トイレは十分すぎるほど届けられたが、使われているのは一部のみ。なぜか?(1)トイレがあってもバキュームカーがないため使えない。下水道整備率向上する一方、汲取り車減。(2)仮設トイレは和式ばかり。洋式しか使えない人多い(特に高齢者)。
(2)食糧不足 老人福祉施設では非常時のため食糧備蓄しているが、被災時には特別に多数を受け入れることになる。柏崎市の施設では各施設3日間分備蓄しているも、実際には1日半で底をついたとのこと。
その他、ボランティアを統括する際の行政運営、災害時介護保険利用等の法的問題、避難所生活でのストレスを事前の準備でいかに軽減するか等々、新たな視点から防災を考えた1日でした。現場の声を政治に生かすことに徹していきたいと強く感じています。
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