地域デビューについて
「団塊の世代」の多く方々が今年から定年時期を迎えられます。「人生60を超えたら山を降りるだけ」といった悲観的な見方でなく、「人生の最終章まで登り続ける」と前向きになれるようサポートしていきたいところです。神奈川県では定年後の「地域デビュー」を支援する講座を1月から開始しています。
そもそも「地域デビュー」とは何なのか確認してみました。団塊の世代は長年培った豊かな知識、経験を持っているので、超高齢社会が進む中、地域の課題を解決したり、活性化に取り組んでもらう人材として極めて期待されており、その力を地域活動に参画し、力を発揮し始めることが「地域デビュー」とのことです。但し、定年後に地域にスムーズに溶け込むのはそう簡単なことではないようです。一般的に男性の傾向として、職場の肩書きを重視してきた職域人間から、人間関係が対等になる地域人間への切替ができない人が多いとか。地域独自のマナーやルールに慣れ親しむまでに時間もかかり、企業のように全てが合理的とは行かないことも難しいところなのかもしれません。
長年地域活動に従事されている方に伺いますと、「地域活動では色々な生き方、考え方を尊重する協調性が大事。威張ったり、自分の思い通りにしきろうとする人は失敗する。」とのこと。私は元々サラリーマンでしたが、上司がそうした世界にスムーズに入っていけるかどうかは、少し考えてしまいます。とはいえ、新たな人生、楽しく充実したものにしていただきたいと願っています。
ある専門家が「地域デビュー」成功のポイントについて書かれていました。ご参考までです。
(1)興味ある分野・場所を選ぶ
(2)何がいつからできるか明確に
(3)なるべく長く無理せず継続
(4)地域人間として協調性を保つ
(5)配偶者など家族の理解が必須
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