3月2日から3月26日を会期として、令和3年第1回福生市議会定例会が開催されました。
1週目は一般質問が行われました。
今回も新型コロナウイルス感染症感染防止対策に係る市の対応に鑑み、質問時間は一人30分を上限としました。
内容については以下の通りです。
1.オープンデータの活用について
オープンデータは、『官公庁や企業などが保有している様々なデータを、営利・非営利に関らず、二次利用が可能で、機械判読に適し、無償で利用できるものとして公開したもの』とされ、このオープンデータの活用により、国民参加・官民連携の推進を通じた諸課題の解決、経済活性化、行政の高度化・効率化などが期待されています。
そこで、福生市におけるオープンデータの活用の基本的な考え方と、すでに取り組まれている具体例、今後の展開について質問しました。
2.デジタルデバイドへの対応について
総務省が発表した情報通信白書(令和2年版)によれば、個人のインターネット利用率は89.8%、モバイル端末の個人所有率は84.0%となっています。また、スマートフォンでのインターネット利用がパソコンでの利用を超えており、インターネット利用のモバイル化が進んでいることが伺えます。
しかしながら、年齢や収入等を要因とした利用格差、いわゆるデジタルデバイドが生じており、対応が必要と考えます。
より多くの市民に行政のデジタル化の恩恵を受けてもらうため、市としてどのように取り組むか、質問しました。
3.窓口業務における対話支援機器の導入について
新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策として、民間企業、公共施設等を問わず窓口に飛沫防止のアクリル板やビニールシートのカーテン等が設置され、マスク着用が行われていますが、窓口業務担当者、相談者とも双方の表情が見えないことに加え、声が聞きとりづらいという状況があります。
窓口業務等の円滑化として、軽度の聴覚障害や加齢により聴力が弱くなった高齢者の生活利便性の向上に寄与する、マイクと指向性のあるスピーカーによる対話支援機器を導入する事例があり、 前述の状況にも有用との認識から、市役所庁舎の窓口業務において、対話支援機器を導入することについて、質問しました。
2週目は令和3年度予算審査特別委員会が開催され、令和3年度の福生市一般会計予算を審議しました。こちらも新型コロナウイルス感染症感染防止対策に係る市の対応に鑑み、基本短縮の方向で進められました。
予算審査における質疑については、多岐に渡るため、初めに全体像を明らかにする予算全般に対する質疑について、質問原稿をPDFにしましたのでリンクからご確認ください。
予算審査特別委員会【予算全般】青木
また審査中、共産党から予算の組み換えを求める動議が提出されました。
内容は、就学援助費の基準を生活保護基準の1.0倍から1.1倍に改正し、子育て世帯の支援に振り向けようというもの。
提案理由および質疑では、これが子育て世帯が福生市から他の自治体に流出している原因である「と思われる」とのことで、あくまで推察の域を出ない、不確定な根拠による組み替えであることが露呈しました。これでは賛同のしようもないので、反対多数で否決されました。
3週目は常任委員会が開催され、各委員会に付託された議案を審議しました。
この委員会で問題が発生。3月17日(水)に開催された市民厚生委員会において、1名の委員が遅刻。事前の連絡がなかったため、事務局が安否確認の観点からも連絡したところ、寝坊との事。さすがにそのような状態ではまともな審議はできず、後に更なる波紋を呼ぶことに。
そして、3月26日(金)本会議最終日。
各委員会に付託され、審議された内容を各委員長が報告、議案事に採決していきました。
ここで前述の市民厚生委員会での件が出てきます。
委員長報告では全会一致で賛成・可決された、と報告があったにもかかわらず、件の議員が所属する共産党会派が本会議で反対。当然、他の議員からは非難の声が飛びました。
実際のところは、委員会における賛否と本会議における賛否の判断が変わることは、議会運営上あり得ることで、問題はありません。しかし、今回の件は「遅刻して採決に加われなかった」「反対しようと思っていた議案に反対し損ねた」というのが本当のところです。これでは市民も混乱するため、きちんとした場で説明をすべきと考えますが、所属会派からは特段ありません。(当人は反省しているようですが)
市民の負託を得て議会に立つ責任をしっかりと自覚してほしいと思った次第です。
議会の運営に関しては、慣例的になっている部分や、一部の主張が取り入れられ、合理性を欠くような部分も見受けられます。一つ一つ精査していかなければなりません。
いろいろありましたが、何とか無事に(?)閉会しました。
またすぐに6月議会に向けて準備が始まります。しっかりと取り組んで参ります。
