9月1日から開会した第3回定例会ですが、一般質問、決算審査を終えて今週は常任委員会が開催されます。
今回も新型コロナウイルス感染症感染防止対策の一環として、一般質問は質問時間の上限を30分として行われました。
以下、質問の要旨です。
1. 感染症対策に資する口腔ケアについて
(1)重症化しやすいとされる高齢者への取組について
今般の新型コロナウイルスを含む感染症予防には、手洗いや手指の消毒、飛沫防止のマスク着用等の基本的な対策を確実に実施することが効果的とされていますが、口腔環境に起因するウイルスの増殖により、肺炎の発症につながることなどが知られており、介護現場や災害対応の中でも感染症対策としての口腔ケアの重要さは認識されています。
目下、本市においても様々な観点から感染症対策が講じられていますが、感染症に罹患した場合、特に重症化しやすいとされる高齢者が日常的にとれる感染症対策の一つとして、口腔環境・機能の維持に資する取組を推進すべきと考え、質問しました。
(2)小・中学校の給食後の歯磨きについて
ウイルス性感染症の罹患、重症化の原因の一つに口腔内の衛生環境が挙げられ、歯周病菌やプラーク(歯垢)などがウイルスの増殖に関係していると言われています。
このプラークはバイオフィルムともいわれ、粘性があるため、歯磨きによる除去が最も効果的とされており、日本歯科医師会および日本学校歯科医師会は「口腔内の衛生環境を整えることで、新型コロナウイルスの感染予防の効果が期待できる」としています。
現在、虫歯や歯周病予防など、口腔の健康維持として全国の学校で給食後の歯磨きの実施が広がっていますが、取り組みの副産物としてインフルエンザの罹患による学級閉鎖率が低下した、という結果が出ており、これは前述の口腔環境を整えることは感染症予防につながる、という説のエビデンスの一つと言えます。
そこで、感染症予防の観点から、福生市の小・中学校でも給食後の歯磨きを実施することについて質問しました。
2.保育サービス等従事者への支援について
新型コロナウイルス感染症の感染拡大がもたらした今般の社会状況、いわゆるコロナ禍において、生活に欠かすことができない仕事に従事する方(エッセンシャルワーカー)が注目されました。中でも医療、高齢者・障がい者支援等の介護福祉分野は感染リスクが高い職種であり、現在、国において慰労金等の支援が行われているところですが、その職務上、感染リスクが高い保育所、学童保育、放課後等デイサービスなど、保育サービス等の従事者への支援が追い付いていません。
幼児期、学童期の子どもに対する保育サービスの提供は濃厚接触が避けられず、感染リスクは医療・介護福祉関連事業者と同様であり、精神的負担は大きいと推察しています。
緊急事態宣言下においては登園自粛等により、本市における保育所等の登園率は平均すると2割から3割程度であったと認識していますが、保育所等が閉園しなかったことで、医療従事者等のエッセンシャルワーカーの確保や、支援が必要な家庭が守られたという側面もあります。
今般のコロナ禍でも事業を継続したことはとても重要であり、事業の重要性と労苦に鑑み、保育サービス等従事者の処遇を充実し、支援すべきと考え、市の考えを質しました。
3.新しい生活様式を踏まえた公共施設の整備について
新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、『新しい生活様式』に見られるように、生活のあらゆる場面において、これまでにない新たな価値基準を持つ必要が出てきました。
それは、学校や公民館、その他の公的施設、あるいは検診等の実施機関など、市民が集まる公共施設においても当てはまり、整備にあたっては、その観点を盛り込む必要があり、今後は感染症の流行等があっても施設の利便性が落ちないように、安心かつ快適な空間を作ることが望まれます。
そこで、新しい生活様式を踏まえた今後の公共施設の整備について質問しました。
30分では短いな、と思う反面、言いたいことを凝縮するためにシンプルな表現にしたことで意図が伝わりやすかったりという成果もありました。この辺りは今後に活かしていきたいと思います。