令和元年第4回福生市議会定例会 一般質問
12/5(木)
令和元年第4回福生市議会定例会が開会。
1週目は一般質問が行われます。私は3日目の朝一で質問に立ちました。
以下、質問の要旨です。
1. ふるさと納税について
(1)地域活性化に資する制度の活用について
総務省が発表した令和元年度実施の「ふるさと納税に関する現況調査結果」によると、受入額は約5,127億円、対前年度比で約1.4倍、受入件数は約2,322万 件、同じく対前年度比で約1.34倍となっており、受け入れ額、受け入れ件数とも順調に増加していますが、税収が大都市圏から地方に流出していること、本来の制度主旨から逸脱していることなど、いくつかの問題点や 課題も指摘されています。
総務省がそうした制度の改善を目指し、特に返礼品については返礼割合を3割程度にすること、地域内産物、もしくは地域内で提供されるサービスであることが望ましい、ということを踏まえ適正に取り扱うよう促す中、制度の主旨に基づく枠組みの中での返礼品として、地域内の事業者が取り扱う商品を中心に、新たな地域の名物・名産となるような商品を開発し、返礼品としている自治体が見られます。
こうした動きは地元業者や地場産業の育成・活性化に寄与するものであり、また、自然環境や地域資源を活用した体験型の返礼品は、地域の魅力を肌で感じてもらえるものであるし、再訪による経済効果や移住・定住のきっかけにもなると期待されます。
そこで、福生市の地域資源を生かした返礼品の開発等を含めた取り組みの推進が、地域の活性化に資する観点から、ふるさと納税制度の活用について質問しました。
(2)災害時におけるふるさと納税制度の活用について
現在、いくつかのふるさと納税サイトがあり、その多くが災害支援寄附を受け付けています。また、ふるさと納税を活用した災害支援には、『代理受付』という取り組みもあり、これは被災していない自治体が、被災した自治体に代わってふるさと納税に係る事務を行い、後日、被災自治体に寄附金を届ける仕組みで、被災自治体の業務負担を軽減するとともに、災害対応に専念できるものであり、こうした取り組みは自治体間相互にメリットがあるものと考えます。
そこで、自然災害に被災した際の復興復旧に係る財源確保や自治体間の連携強化による災害支援に資する観点から、ふるさと納税サイトの活用について質問しました。
2.AI等の活用による業務の効率化について
近年、業務の効率化の観点から、AI(人工知能)やRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれるソフトウェアによる事務処理の自動化技術を導入し、業務の効率化・省力化に成果を上げている自治体が見られるようになりました。
約40年後には、日本は国民の約2.5人に1人が65歳以上の高齢者という超高齢化社会になることが予想されています。また、生産年齢人口も減少し、それに伴う人材不足も懸念される中で、今後は限られた人的資源を市民サービスの向上に資する業務に従事させる体制作りが必要です。
そこで、福生市においてAIやRPAの活用・導入について質問しました。
3.ナッジ(望ましい選択を促す手法)の活用について
ナッジとは、2017年ノーベル経済学賞を受賞した、リチャード・セイラ―氏が提唱した行動心理学に基づく理論で、『そっと肘で小突く』という意味です。
行動科学の知見に基づく工夫や仕組みによって、人々がより望ましい行動を自発的に選択するよう誘導する政策手法で、欧米諸外国では「ナッジ・ユニット」と呼ばれる機関を設置し、政府・自治体がナッジを活用した政策が進められ、費用対効果が高い新たな政策手法として着目されています。欧米における公共施策へのナッジの活用の成功を受け、日本においても2017年に日本版ナッジ・ユニットが設立され、各省庁や自治体などによる実証事業が実施され、政府の各戦略においてもナッジの活用が明記されています。
そこで、ナッジ理論の導入・活用について質問しました。
4.多胎育児家庭への支援について
双子や三つ子といった多胎児の育児には、連続する授乳や夜泣きによる睡眠不足、外出が容易でないことなど様々な困難が伴い、心身共に疲弊した母親らが孤立感を深め、虐待や痛ましい事件につながるケースもあり、包括的な支援が必要であると考えています。
多胎児の出生割合は約2%で、半世紀ほど前に比べると、ほぼ2倍に増加しており、特に高齢出産になるほど割合が高くなっていて、多胎児の7割は低出生体重児で、医療や発育への支援が必要なケースが多いと言われています。それと同時に、核家族化や地域の人間関係の希薄化といった社会環境の変化もあり、ご家族、特にお母さんの抱える不安は大きくなっています。
加えて、多胎育児家庭の虐待死の発生頻度は単胎児を育てる家庭の2.5~4倍に上るとの調査結果もあり、自治体独自で多胎育児家庭の支援を行うケースも増えてきています。
そこで、福生市における多胎育児家庭に対する支援について質問しました。
質問にあたっては、しっかりと用意して臨まないと内容が薄くなってしまいますので、日々の研鑽を怠らず、次回につなげていきたいと思います。
