防災食育センター施設見学会
7/23(日)
福生市と昭島市の市境に位置する福東地区に新たに完成した『福生市防災食育センター』の施設見学会に行ってきました。
福生市では相次ぐ自然災害への対応として、平成25年度に福生市地域防災計画を修正し、総合的な防災機能を併せ持つ『災害時対応施設(防災食育センター)』を整備することとしました。
平常時にはこれまで実施されてきた市内小学校の給食に加え、多くの市民から要望があった中学校の給食の提供、更に食物アレルギー対応給食も提供されます。
特に食物アレルギー対応給食に関しては、食物アレルギー対応給食専用の調理棟で調理を行い、配送から喫食、回収まで完全に独立させた管理を行うことで安全性を担保しています。
また『食育』と名の付く通り、食育展示・見学ホールを2階部分に設け、調理行程が見学できるようになっています。併せて、研修室を活用した講習会の開催などで食育の推進を図ります。
災害時には避難所として約310人を受け入れ可能。防災広場に救護用テントや簡易トイレを設置し、帰宅困難者の一時滞在場所にもなります。また、支援物資や応援部隊を受け入れる災害支援拠点としても機能します。
更に、応急給食用の米4,500kgと汁物用の乾燥具材45,000食分を備蓄し、発災後4日目以降最低3日間、市内想定避難生活者約15,000人に対し1人1日1回、おにぎり2個と温かい汁物を提供します。
米オハイオ大学の心理学者マシュー・べス氏の『人は不安になると温かい食事を求める』という研究記事を見たことがありますが、確かにつらい思いをした時の温かい言葉と食事って沁みますよね。上記の応急給食機能は被災者の心のケアの一助にもなりそうです。
私は前職が調理師でしたので、調理環境の衛生管理、調理器具など興味を持って見させていただきましたが、非常に良いものが出来たという印象を受けました。
『天災は忘れた頃にやってくる』という言葉がありますが、近頃は『天災は忘れない内にやってくる』と言われるくらい、自然災害が頻発しています。9月からの稼働ということで職員の方々も新しい施設・設備で戸惑うこともあるかと思いますが、災害時に備えて平常時の運用に一日も早く慣れていただいて、市民の安全安心に資する運用をお願いしたいと思います。

