会派視察① 福岡県大牟田市~認知症の人とともに暮らすまちづくり~
ここしばらくブログの更新を怠ってしまい、気づけば1カ月・・・
これはいかんですね。
ということで8月の活動報告等、連続投稿になりますがご容赦ください。
m(_ _)m
8月の4日から7日で行われた福生七夕まつりも盛況のうちに終わり、その余韻も微かに残る翌8日の福生駅西口、朝4:00台の高速バスに乗り、福生市議会公明党会派で3日間、九州地方の3自治体を回る視察に出ました。
そんな強行軍(?)の視察は思いがけないスタートとなりました。なんと、そのバスの運転手さんが以前働いていた職場の先輩だったのです!十数年ぶりの再会はとても嬉しい出来事でした。
新人時代に良くしていただいた先輩に送り出してもらったような気持ちで羽田空港から福岡空港へ。最初の視察先は福岡県大牟田市に伺いました。
大牟田市は、『認知症の人や家族への理解が深まり、地域全体で支える仕組みをつくり、認知症の人や家族が、住み慣れた地域で、安心して豊かに暮らし続けるまちづくり』を目的に、平成14年度から大牟田市地域認知症ケアコミュニティ推進事業をスタートさせ、在宅介護家族教室、認知症ケア実践塾、デンマークをモデルにした認知症コーディネーター養成、認知症理解のための絵本『いつだって心は生きている』の作成と小中学校での絵本教室、徘徊模擬訓練など、先駆的に取り組んでいく中で平成17年に『認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言』を採択し、地域包括ケアの構築の歩みを重ねてきました。
地域認知症ケアコミュニティ推進事業は【多職種協働・多世代交流・地域協働】を基本に展開され、全庁的、全市的に取り組まれており、『認知症の人とともに暮らすまちづくり宣言』が浸透し、形になっていると感じました。
中でも、教育現場における取り組み(絵本教室)は非常に有効であると感じました。子どもたちが持っている感性と、大人が持っている知識が相乗効果的に作用することで認知症への理解促進が期待できる思います。
また、認知症コーディネーター養成研修はデンマークの取り組みにヒントを得て開始し、独自基準を設けて大牟田市が目指す認知症ケアの理念の浸透を図っており、パーソンセンタードケアをベースに、認知症への理解を進める上での明確な規範があり、カリキュラムもしっかりしていました。大牟田市における認知症コーディネーター(地域支援推進員)としての役割を担う人材の条件は、『履修の修了』ではなく『共通理念と協働できる人材か』であるとの事で、より質の高いケアを牽引できる人材育成を行っています。
先駆的に、10年間に渡って取り組まれてきましたが、「認知症対策に終わりはない」と仰っていたのが印象的だった。時代が変われば人も変わり、抱える問題も変わっていく。その中で『認知症の人とともに暮らす』という市民全体が共有する考え方・行動規範をベースに、誰もが支え合う地域を目指す取り組みは、福生市における地域包括ケア体制の構築に大いに参考になるものでした。今後もその取り組みに注視しながら、政策提案としていきたいと思います。
