平成28年第2回福生市議会定例会 一般質問
本日、平成28年第2回福生市議会定例会が閉会しました。
今回は1.災害対策について、2.食品ロスについて、の2項目7点について一般質問を行いました。以下、質問の要旨です。
1.災害対策について
(1)福生市地域防災計画について
熊本県を中心に九州地方に甚大な被害をもたらした平成28年熊本地震は、前震、本震共に震度7を記録し、余震は1500回を超えるなど、まさに『想定外』の地震でありました。
自然災害はいつ起こるか解りません。しかし、起こったことを検証し、教訓として地域の防災計画に活かすことが重要であり、福生市地域防災計画においても、より実効性のある計画となるよう再点検・見直しをする必要があることを訴えました。
(2)避難所運営について
避難所運営に当たっては、プライバシーの確保、女性への配慮、災害時要援護者への配慮が特に重要視すべき点であると考えます。
過去の災害や、今回の地震でも、他人の視線にさらされる生活が負担となり、車中泊を選択される方が増加するなど、プライバシーの確保が課題となりました。
こうした課題解決につながる取り組みとして、紙製のパイプと布を使用した間仕切りで個室を作る、といったものが導入されました。
また、これまでの震災において、何日も床で雑魚寝することで低体温症となり、亡くなられる方がいらっしゃったという過去の事例から、段ボールベッドというものを開発し、避難所に配備する取り組みが行われました。
こうした避難生活の負担を緩和する取り組みと併せて、避難者同士が協力して避難所生活を送るのに必要な知識・経験の積み重ねとして、避難所運営ゲーム(通称:HUG)の活用が有効と考えましたので、災害時の避難所運営における間仕切りシステムと段ボールベッドの導入、また平時のHUGの積極的な活用を要望しました。
(3)通信環境の整備・確保について
災害発生時における情報の受発信においてはSNSやインターネット通話サービスのスカイプなど、インターネット通信網を活用した方法が有用性が高いことが過去の災害等の検証から解っています。
災害時において、もはやインターネットは情報収集に欠かせないツールとなっていますが、通信環境の整備・確保が必須条件であります。
そこで、避難所へのwi-fiスポット及び充電機器の設置と併せて、近年その機能性の高さから再注目されている公衆電話ボックスへのwi-fiスポットのアンテナ設置を要望しました。
(4)耐震シェルター・防災ベッドについて
住宅の地震対策は耐震補強が最も有効であり、福生市としても昭和56年以前に建てられた木造住宅の耐震診断、耐震改修の費用の一部助成を行っていますが、経済的な理由などで大がかかりな耐震改修ができない場合があります。そうした場合に家屋が倒壊しても一定の空間を確保することで命を守る『耐震シェルター・防災ベッド』があります。
高齢者や障がいをお持ちの方は地震等が発生した際に速やかに非難することが困難であり、特に重度の障がいがあり、医療機器を使用して自宅で暮らされていて、自分の意志では動けない方にとって、耐震シェルター・防災ベッドの設置は非常に有効であると考えます。
木造住宅の耐震診断、耐震改修事業の更なる推進と、耐震シェルター・防災ベッドの購入・設置費用の公費助成を要望しました。
(5)災害時の対応に備えた防災士等の資格取得について
阪神・淡路大震災や東日本大震災など、過去の震災では、地域住民同士による共助によって多くの命が救われたことが知られ、災害時の自助・共助の重要性が明らかになっており、本市においても市民及び地域の防災力向上の取り組みが進められていますが、公助の部分を担う市職員においても求められる役割は大きいものと考えます。
災害時の様々な場面、要望に応えられるよう、市職員向けに行われている防災教育、研修に加え、防災士や防災介助士、精神対話士など、災害時の活動に役立つと考えられる資格の取得を推進してはどうか、と提案しました。
2.食品ロスについて
(1)食品ロスの現状について
農林水産省によると、日本では年間で2801万トンの食品廃棄物が発生しており、そのうちの4割近い642万トンが『食品ロス』と推計されています。
これは世界で食糧援助に使われている量より多く、また、東京都民1300万人の1年間の食糧消費量とほぼ同じ量で、一人あたりに換算すると、毎日おにぎり1、2個分を捨てていることになります。
しかも日本は世界中から食品を輸入し、その一方で大量に廃棄している状況です。
食品ロスと聞くと、コンビニやスーパーの売れのこりが大量に捨てられているとイメージしがちですが、実は食品ロスの半分は家庭で発生しています。事業系の食品ロスについては、3分の1ルールなど、これまでの商取引の慣習を見直すなどの取り組みが進められていますが、家庭で発生する食品ロスについては削減の啓発にとどまっている現状があります。
福生市として食品ロスの現状をどのように捉えているか確認しました。
(2)食品ロス削減に向けた取り組みについて
国連は、2030年までに世界全体の一人当たりの食品廃棄量を半減させる目標を採択しており、国においては、農林水産省や消費者庁など、関係省庁が食品ロス削減に向けた取り組みを展開しています。
福生市として、食品ロス削減にどう取り組むのかを確認し、教育現場における環境教育、食育の取り組みに食品ロスの問題を取り上げることの重要性を訴えました。
また、市独自で取り組めることとして、サルベージ料理などのワークショップ形式の講座等の開催、ドギーバッグの普及、フードドライブを行う事業者への支援などを提案・要望しました。
今回はかなりボリュームがあり、終盤は時間を気にしてかなり早口で進めてしまったところが反省点でした。
昨年の6月議会が初めての議会でしたので、ここでちょうど1周しました。
今後も毎回全力で取り組み、より深い質問ができるよう精進して参りますm(_ _)m
※写真は外食時に食べきれなかった料理を持ち帰る『ドギーバッグ』です。
