▶ともに歩む、東北からエール/鈴木大介さん(鈴木酒造店社長)
地震の発生に胸騒ぎがして、すぐさま学生時代の後輩である輪島の蔵元に電話しました。1月4日に駆け付けると発酵中のもろみが残るも断水で日本酒に仕上げられません。造り手の悔しさが伝わります。その後、水2000リットルを積んだ車で駆け付け、もろみを石川県内の酒蔵に運び込み、救出のお手伝いをしました。
13年前、津波で蔵を流され、東京電力福島第1原発事故で故郷を離れる経験をしました。奪われた多くの命に報いるため、酒造りを通して故郷を取り戻すため「更に生きる」と誓い「甦る」の銘柄で復興支援酒を毎年、3・11を前に出しています。今年は、能登のインフラ復旧に充ててもらおうと前倒し販売し、売り上げの一部を寄付します。
復興は長期戦。一人で抱え込まないでください。応援する人は必ず、現れます。能登が「甦る」まで皆さんと伴走するつもりです。(福島県浪江町 50歳)
2024/03/11 公明新聞

