▶廃炉、着実に進めよ 福島第1原発を視察/党復興加速化本部
廃炉、着実に進めよ
福島第1原発を視察/党復興加速化本部
公明党東日本大震災復興加速化本部(本部長=赤羽一嘉幹事長代行)は31日、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の構内を訪れ、廃炉作業や処理水対策の進捗状況を確認した。
■燃料取り出し作業など確認
赤羽本部長らは、同原発1、2号機で使用済み核燃料を取り出す準備工程などの説明を受けながら実際に工事が進む原子炉建屋を視察した上で、原発から出る処理水を海洋放出するための環境整備状況を確認した。
東電の小早川智明社長は、処理水の海洋放出に関して、当面の間、基準を下回り、安全だと第三者が確認した後に放出するなど対策を徹底し、「風評被害が起こらないよう全力で取り組む」と説明した。
福島第1原発視察後、赤羽本部長は「当初、困難と考えられた使用済み核燃料の取り出しに向けた工程が進むなど、廃炉が着実に進んでいると認識した」と強調。一方、「廃炉完了に向けた今後の工程が前進できるよう公明党として全力で後押ししていく」と述べた。
一行はその後、浪江町で特定復興再生拠点区域(復興拠点)から外れている大堀地区で物産館「陶芸の杜おおぼり」を訪れ、吉田数博町長から帰還困難区域の住民に寄り添った対応を求める要望書を受け取った。
さらに一行は、福島県立医科大学(福島市)を訪問。がん治療で効果が期待される放射性薬剤を作り出す装置「サイクロトロン」の説明を受けた。竹之下誠一理事長は「今後も放射線科学、原子力災害医療の分野で復興に貢献したい」と説明した。
次いで一行は福島市内で、福島県の内堀雅雄知事と意見交換した。内堀知事は公明党が一貫して福島復興に取り組んできたことに感謝の意を表明。その上で、復興にはまだ長い時間を要するとして、国からの継続的な支援を求めた。視察後、赤羽本部長は「福島の再生なくして、東北の復興はない。党として総力を挙げる」と語った。
30、31日の視察には、赤羽本部長、高木陽介事務局長(衆院議員)、庄子賢一衆院議員、若松謙維、横山信一の両参院議員、今井久敏、安部泰男、伊藤達也、真山祐一の各県議らが同行した。
2022/08/01 公明新聞1面

