▶︎復興のシンボル・Jヴィレッジで12チーム熱戦
東京国際ユース(U―14)サッカー大会/福島県
東京都などが主催する「2022東京国際ユース(Uー14)サッカー大会」がこのほど、福島県の施設「Jヴィレッジ」(広野町、楢葉町)で開催された。都外で開かれるのは、今大会が初めて。同施設での開催を推進してきた都議会公明党(東村邦浩幹事長)が大会期間中、現地を訪れ、「復興のシンボル」で熱戦を繰り広げた選手にエールを送った。=東日本大震災取材班
同大会は、第1回の2008年から毎年春に都内で開催され、14歳以下の強豪チームが日頃の練習成果を競い合ってきた。
東日本大震災が発生した11年は中止となったが、翌12年からは被災地の復興支援の意義も込めて開かれてきた。20、21年はコロナ禍で中止に。12回目となった今年は東京、福島、宮城、岩手、茨城の1都4県から12チームの参加で実施された。
■参加選手、被災体験 聴く
今大会では、参加選手が被災体験の語り部グループ「浪江まち物語つたえ隊」の岡洋子さんから原発事故で避難生活を余儀なくされた話を聴く機会も設けられた。
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Jヴィレッジは1997年に開設され、日本代表の合宿や地域の少年サッカーチームなどに幅広く利用されてきた。
2011年の東京電力福島第1原発事故で事故対応の拠点となり、営業停止を余儀なくされたが、19年4月にリニューアルし“復興のシンボル”として全面再開。昨年、東京五輪の聖火リレーの出発地となった。
■都議会公明党が推進
都議会公明党は、11年から東北の被災地で活動する少年少女のスポーツ団体を都内に招待する「スポーツ交流事業」を推進。定例会での質問を通し、Jヴィレッジについて「一日も早い再開の支援を」「復興のシンボルとして、積極的な活用を」と粘り強く主張してきた。
これを受け、都は19年に“新生Jヴィレッジ”での東京国際ユースサッカー大会開催を決めた。
■震災の記憶を次世代へつなぐ
都議会公明党の各議員は試合を見学した後、選手を激励。また、公益財団法人日本サッカー協会の林義規副会長と懇談した。林氏は「公明党は長年、被災地でのスポーツ交流をサポートし、Jヴィレッジの活用を後押ししてくれた」と謝意を表明。
都議会公明党を代表し、谷村孝彦議員は「スポーツ・文化交流を通し、震災の記憶と教訓を次世代へ継承する取り組みを続けていく」と応じた。
2022/05/24 公明新聞7面

