7月8日(月)、公明党福岡市議団全員で、①福岡市科学館、②りすのこスクエア、③福岡市立障がい者就労支援センターの視察を行いました。福岡市科学館は入館者500万人を突破し、年間6,000を超えるイベント・アクテビティの開催など、小学4年生をターゲットにした展示ですが、小さな子どもからご高齢の方までが楽しめる体験型の仕掛けがたくさん散りばめられています。一日だけでは回り切れないような内容となっておりますので、朝早くから来館されることをお勧めいたします。りすのこスクエアは、簀子小学校跡地の再開発プロジェクトで、桜十字病院とJR、簀子地域、福岡市との連携が見事で、芝生広場、体育館、高齢施設など、ウェルビーイング(良質)まちづくりが行われていました。福岡市立障がい者就労支援センターは、昨年7月に福岡市舞鶴庁舎4階に移設され、発達障がい者支援センターと一体的な運営を行うことにより、発達障がい者の就労支援が強化されていました。
11月30日(木)~12月1日(金)、「けいはんな学研都市におけるスマートシティ実現に向けた取組み」と大阪府大阪市「中之島地区の水都大阪のシンボルとなる拠点エリアの形成に向けた取組み」を視察調査しました。
けいはんなオープンイノベーションセンター「KICK」のロボット技術センターでの、多角度からカメラで撮影した人の動きをロボットに落とし込む実演は、大変興味を惹かれました。
また、中之島地区のまちづくりは、MICEや美術館などの公共施設と水辺の歩行空間が見事にマッチしており、「グランドデザイン」を精巧に作り込む大切さを実感することができました。
今回、九州大学移転・跡地対策協議会の会長という立場で、21名の議員と7名の職員の総勢28名の陣容での視察に臨みましたが、委員各位のご協力、特に事務局のご尽力により、無事に視察を終えることができました。心から厚く御礼と感謝を申し上げます。
7月20日(木)、21日(金)京都市と東京都豊島区西巣鴨小学校を視察調査しました。
京都市では、教育のDX(デジタルトランスフォーメーション)ビジョンを策定し、積極的な端末利用を推進する一方、膨大な情報があふれる現代、子どもたちの情報を選び取る力をつける教育に重点を置かれており、デジタル時代の人材育成の在り方を研究している姿勢がとても参考になりました。
東京都豊島区西巣鴨小学校では、全国で初めて校庭にインクルーシブ遊具を整備しており、その効果について調査してましりました。視察時、夏休みの校庭開放で子どもたちがインクルーシブ遊具で遊んでいましたが、児童との会話の中で、「福岡からの視察に来ました」と話したところ、すぐに九州豪雨(視察9日前に発生)の事を心配し「早く回復するよう頑張ってください」と優しい声をかけがあり、他者を思いやり配慮する心が育まれていることを実感しました。
10月17日(月)~18日(火)、議会運営委員会として、議会運営全般について、議場の大型ディスプレイやタブレット端末の導入などにより、ICT化を図っている川崎市議会と仙台市議会の先進事例を訪問調査いたしました。議場の大型ディスプレイは、従来のパネルと比較して、図や写真などの質問補足資料が特段に明瞭になること、タブレット端末は、ペーパレス化による経費節減や資料作成の効率化などのメリットについて理解していたものの、その運用面で、細かい取り決めが必要になることなど、大変参考になりました。特に、「言論の府」として、会議録には、図や写真ではなく言葉で残さないといけない慣習の壁など、まだまだ、解決しないといけない課題が多くある中で、両市議会とも懸命にチャレンジしておられる姿にとても感銘を受けました。
8月9日(火)~10日(水)、標記他都市調査及び議員研修会に参加しました。明石市では、ジェンダー視点の防災会議について、あて職となり、男性に偏りがちな防災会議を別組織を立上げ女性の比率を増すことにより改善し、その結果、様々な女性の視点が盛り込まれ、市への「提言」という形で施策に反映される仕組みが見事に形作られておりました。京都で開催された議員研修会では、福祉防災上級コーチの油井恵美子氏より、「障がい児者と防災-いのちと尊厳の課題」をテーマに、災害時に障がい児者が置かれた大変厳しい状況について、福祉避難所開設運営の机上訓練などの体験を通し学ぶことができました。今後の議員活動に活かしてまいります。
7月25日(月)~26日(火)、高知県高知市と土佐市の視察調査を行いました。高知市では、高知県立牧野植物園を訪れ、牧野富太郎博士(日本植物分類学の父)の偉業を目の当たりにし、情熱あふれる学芸員の方の来園された方が見落とさないように、涙ぐましい植物展示の工夫(①咲いています、②実っています、③香っています等の表示)のご苦労談など貴重なお話をたっぷり伺うことができました。福岡市植物園のリニューアルに活かしてまいります。土佐市では、土佐市役所を訪れ、持続可能な地域交通の維持確保についてご教示をいただきました。特に、地域交通を支えるため国や県の補助金をうまく活用した絶妙な資金繰りは大変参考になりました。福岡市のフィーダー交通施策に活かしてまいります。
6月10日(金)、公明党下野六太参議院議員と公明党福岡市議団のメンバーで開校して2か月となった「福岡」きぼう中学校」(夜間中学校)を視察しました。中学校を卒業したばかりの方から82歳の方まで、自ら進んで学びに来られている姿にとても感銘を受けました。校長先生のお話しでは、「入学したての頃は硬い表情の方が多かったが、卓球台を置いたところ、授業が始まる前や、20分休みに卓球に興じている方が増え、学校生活を楽しんでおられる」とのこと。理科実験室、調理室、保健室など設備も大変充実していました。今後、学校行事として、博物館などの社会科見学や自然キャンプなどを企画しているとのことでした。「学校というものがどんなところか、人生の中で経験していない方も多い」とのことで、試行錯誤の中、先生たちが懸命に奮闘されているお姿に、感謝の思いでいっぱいになりました。