menu

平和への誓いを、次の世代へ

本日、8月9日は、長崎に原子爆弾が投下されてから81年となる「長崎原爆の日」です。

81年前の今日、長崎の街は一瞬にして、想像を絶する惨状に包まれました。

多くの尊い命が奪われました。

家族を失い、友を失い、住む家を失い、そして、その後も長く放射線による苦しみに耐え続けた方々がおられます。

犠牲となられたすべての方々に、心から哀悼の意を表します。

そして、今なお核兵器の恐怖と苦しみを抱えて生きておられる被爆者の皆さまに、心からお見舞いを申し上げます。

 

私は、福岡市議会議員として、今日この日に、改めて強く思うことがあります。

それは、

「平和は、誰かが守ってくれるものではない。私たち一人ひとりが守り、次の世代へ手渡していくものだ」

ということです。

戦後81年。

戦争を直接経験された方々が少なくなっています。

被爆者の平均年齢も高くなり、被爆体験を直接語ることができる方は、年々少なくなっています。

だからこそ、今を生きる私たちには責任があります。

「戦争は大変だった」

「原爆は恐ろしかった」

という歴史を知るだけではなく、

なぜ人類は核兵器を生み出したのか。
なぜ、それを二度と使ってはいけないのか。
そして、どうすれば平和を守ることができるのか。

そこまで考え、次の世代に伝えていかなければなりません。

 

私は、政治の仕事をしていて、時々考えます。

私たち議員が日々取り組んでいるのは、道路の整備、子育て支援、高齢者福祉、防災、教育、環境対策など、地域の暮らしに直結する課題です。

一見すると、「平和」とは遠い問題に感じるかもしれません。

しかし、私は決してそうではないと思います。

なぜなら、

平和とは、特別な日の言葉ではなく、毎日の暮らしそのものだからです。

子どもたちが安心して学校に通える。

家族が一緒に食卓を囲める。

高齢者が住み慣れた地域で暮らせる。

若者が夢を持って未来を描ける。

困ったときに、誰かが手を差し伸べてくれる。

こうした一つ一つの「当たり前の暮らし」を守ることこそ、平和の実感ではないでしょうか。

だから私は、市議会議員として、目の前の一人の市民の声を大切にしながら、平和な社会をつくる仕事に取り組んでまいります。

 

そして、もう一つ、私が大切にしたいのが、

「若い世代に平和をどう伝えるか」

という問題です。

今の子どもたちにとって、戦争は歴史の教科書の中の出来事になりつつあります。

長崎の原爆投下も、広島の原爆投下も、81年前の出来事です。

だからこそ、私たちは若い世代に、

「戦争を知らないから関心がない」

のではなく、

「戦争を知らないからこそ、知る機会をつくる」

ことが大切だと思います。

被爆者の皆さんの証言を聞く。

平和資料館を訪れる。

原爆遺跡を見る。

映像や写真に触れる。

そして、家族や友人と「平和とは何か」を語り合う。

そうした小さな積み重ねが、未来の平和につながっていくと思います。

 

私は、政治家として、若い人たちに「平和を守ってください」とお願いするだけではいけないと思っています。

私たち大人自身が、平和を守るために何をしてきたのか。

これから何をするのか。

その背中を見せなければならない。

そう思っています。

公明党は、結党以来、「平和の党」として、核兵器のない世界を目指して取り組んできました。

その根底にあるのは、一人の人間の生命を何よりも尊いものとして守るという、人間主義の考え方です。

私は地方議員として、その精神を福岡市政の中でも貫いていきたいと思います。

 

福岡市は、アジアに開かれた国際都市です。

海外から多くの人が訪れ、多くの外国人の方々が暮らしています。

だからこそ福岡市は、平和を発信する都市として、大きな役割を担っていると思います。

国と国との関係が難しい時代だからこそ、

人と人。

地域と地域。

子どもと子ども。

市民と市民。

そうした「人間同士のつながり」を大切にすることが重要です。

国籍や民族、言葉の違いを超えて、

「あなたの命も大切です。私の命も大切です」

と認め合う。

その積み重ねが、やがて国と国との平和につながっていくのではないでしょうか。

 

そして今、世界を見渡せば、残念ながら戦争や紛争が続いています。

多くの市民が犠牲となり、子どもたちが傷つき、家族が引き裂かれています。

ニュースを見るたびに、胸が痛みます。

だからこそ、私たちは「遠い国の話」として終わらせてはいけません。

戦争で最初に犠牲になるのは、政治家ではありません。

普通に暮らしている市民です。

子どもたちです。

高齢者です。

家族です。

そして、戦争が終わっても、傷は簡単には消えません。

だからこそ、

戦争を始めない。
核兵器を使わせない。
平和をあきらめない。

この強い意志を、私たちは持ち続けなければなりません。

 

私は、今日8月9日という日に、もう一度、自分自身に問いかけたいと思います。

「自分は平和のために何ができるのか」

大きなことではなくてもいい。

身近な人を大切にする。

困っている人に声をかける。

子どもたちに戦争の歴史を伝える。

外国の人とも互いに理解し合う。

そして、地域の中で孤立する人を一人でも減らしていく。

こうした一つ一つの行動が、平和の土台になるのだと思います。

 

私は、福岡市議会議員として、

「一人の声を大切にする政治」

をこれからも貫いてまいります。

なぜなら、政治の原点も、平和の原点も、同じだからです。

それは、

「一人の人間の命を大切にする」

ということです。

一人の命を大切にできない社会が、世界の平和を実現することはできません。

一人の声を聞けない政治が、世界の平和を語ることもできません。

だから私は、これからも市民の皆さまの声に耳を傾け、暮らしの安心を守り、子どもたちが未来に希望を持てる福岡市をつくるため、全力で働いてまいります。

 

最後に、次の世代を担う子どもたちに、私はこう伝えたいと思います。

皆さんが友達と笑い合えること。

家族と一緒にご飯を食べられること。

学校で勉強できること。

将来の夢を語れること。

それは、決して当たり前ではありません。

先人たちが、戦争の悲惨さを経験し、その反省の上に築いてきた、かけがえのない平和の中に、私たちは生きています。

だからこそ、

その平和を、私たちの世代で終わらせてはいけない。

そして、

次の世代に、より確かな平和として手渡していかなければならない。

81年前、長崎で失われた多くの尊い命に対して、私たちができる最大の追悼は、同じ悲劇を二度と繰り返さないことです。

核兵器のない世界へ。

戦争のない世界へ。

子どもたちが夢を語れる未来へ。

私は地方議員の一人として、できることを一つ一つ積み重ねてまいります。

そして、平和のバトンを、次の世代へ。

「平和は、誰かに任せるものではない。私たち一人ひとりがつくり、未来へ手渡すもの。」

その決意を胸に、これからも市民の皆さまとともに、平和と希望の福岡市を築いてまいります。

本日、長崎の地で祈りを捧げるすべての皆さまと心を一つに、犠牲となられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げ、私の平和への誓いといたします。

福岡市議会議員 尾花康広

コメントは受付けていません。