menu
バックナンバー 2022年 11月 18日

「バス停にベンチがほしい」足の不自由なご高齢のご夫妻からのご相談が始まりです。2011年当時、ベンチの設置は、バス事業者(西鉄など)にしか認められておりませんでした。調査したところ、上屋付きのバス停のベンチは5年間で350カ所に設置される予定でしたが、出来ているのは103ヶ所、しかもそのほとんどが、天神や博多駅など都心に集中、私の住む東区ではたった3カ所、「0」=未設置の区も複数ありました。その理由は、バス事業者がベンチの設置を上屋付きとセットで広告会社に全面委託し、広告会社は上屋に掲示するポスターなどの広告収入により上屋付きのベンチの整備費用を捻出する仕組みになっており、これでは、広告宣伝効果のあるところにしかベンチは整備できず、極端に偏ってしまっている状況でした。

「これはおかしい?」議会質問を行い、上屋付きのベンチは、公共施設や病院などの周辺のバス停にこそ必要であり、「福祉」の観点から福岡市などが責任をもって整備すべきと訴えたところ、整備基準が改正となり、福岡市や地域団体(自治協議会・町内会・商店街)も設置できるようになりました。その後、議会質問を重ね、福岡市が管理する幅員のある歩道のバス停周辺全てにベンチが設置される運びとなりました。

バス停周辺のベンチが、”ぞくぞく”と福岡市内の至るところで整備されつつある状況を見て、既にご夫妻は霊山に旅立たれておりますが、きっと喜んでいただいていることと思います。

ユニバーサルをもじった「おさる」=モンキーのマークが目印です。バス利用者だけではなく、どなたでも休憩するのに利用できます。「ベンチができてうれしい」など多くの方から喜びの声が寄せられています。令和4年度中に新規に350カ所に整備される予定です。

ベンチプロジェクト①  ベンチプロジェクト

本日、11月18日(金)、公明新聞で報道発表されましたが、明年の統一地方選の福岡市議会議員候補として、公明党の公認をいただきました。身の引き締まる思いでいっぱいであります。「危機の時代」と評されるように、ロシアのウクライナ侵略、気候変動による災害の激甚化、歯止めがかからない国内の少子高齢化など、社会は混沌としております。SDGs(国連の持続可能な開発目標)の基本理念である「誰一人取り残さない」共生社会実現のため、これまでも、これからも、誰よりも、努力する所存です。どこまでも”感謝の心”で過去最高の戦いを行い選挙戦を勝利してまいります!

尾花似顔絵