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 11日、高崎市内で第3総支部党員大会が、県本部顧問である岡本三成衆院議員を迎えて開催されました。寒い夜にもかかわらず、藤岡からも多数の党員さんに参加していただきました。大変ありがとうございました。選挙続きで、党員さんに大変ご尽力いただいた1年間を締めくくる、喜びあふれる集いとなりました。

 本日12月議会が閉会となりました。これからの年末年始、しっかりと訪問対話に徹して、皆様の声を聴いてまいります。

 今定例会では、私が提案させていただき、先輩議員の皆様にも推進していただいた「空き家管理条例」案が可決されました。市民相談でいただいた要望からスタートした取り組みでしたが、おかげさまで条例化の運びとなりました。ご関係の皆様に感謝申し上げます。個人の財産である空き家の管理はなかなか難しい問題で、解決には時間がかかります。しかし、条例制定で解決へ向けての一歩を踏み出すことができます。今後も公明党のネットワークで国会との連携を図りながら、取り組みを深めてまいります。

 

 12月議会では、一般質問に風水害対策を取り上げて、取り組ませていただきました。以下、概要を掲載させていただきます。

 

 

問:今年は台風26号による伊豆大島での甚大な被害をはじめとして、多くの風水害が発生しました。伊豆大島では土砂災害警戒情報が出されていましたが、大島町は住民に対して事前の避難勧告等を出していなかったことが、大きな問題となりました。

 最近は温暖化のため降雨量も増え、山間地での土砂災害、住宅への浸水被害などの可能性が高まっています。市町村はこの状況に対応して、迅速・的確な判断で住民を守っていく責任があります。そこで藤岡市地域防災計画において、風水害が予想される際の避難準備情報、避難勧告又は指示を出す基準がどのように定められているのか伺います。

 

答:当市では地域防災計画で、「避難準備情報」は、大雨等の警報・土砂災害警戒情報が発表され、河川の氾濫及び土砂災害が発生するおそれがあるとき。「避難勧告」は、河川がはん濫注意水位に達したとき及び土砂災害の前兆現象が確認されたとき。「避難指示」は、河川がはん濫注意水位を超え、さらに水位の上昇が見込まれるとき及び土砂災害による人的被害の危険性が高まった時に発令することとなっています。

 

 

問:気象庁によって最近定められた、特別警報への対応について伺います。

 

答:雨による特別警報の発表基準は、48時間降水量または3時間降水量が50年に一度の値を超過し、そのエリアが府県程度の広がりの領域となった場合となります。

当市の50年に一度の値は、48時間降水量が406mm、3時間降水量は120mmとなっており、特別警報が発表される状況となればかなりの被害が予想されるため、その前に住民等に避難を促す必要があります。次回の修正の際に、特別警報を盛り込んだ避難判断基準に改訂したいと考えています。

 

 

問:現在の避難判断基準には、河川の水位は別として、降雨量等についての数値基準が定められておらず、土砂災害についての最終的な判断は、市長にゆだねられています。市長の総合的判断だけでは、避難の判断が遅れる危険性があります。

そこで、それぞれの発令基準に妥当で明確な降雨量等の数値基準を決め、それに達したときは原則として発令すると定めておけば、判断が遅れることを防げると考えますが、伺います。

 

答:藤岡市における大雨警報の発表基準は時間雨量80ミリと設定されていますが、土砂災害警戒情報の発表基準については、大雨警報が発表されている状況で土砂災害発生の危険度が非常に高まったときとされていて、数値基準の設定が非常に難しくなっています。

土砂災害警戒情報が発表され、その後も降雨が続くと予想されるときは、山間地域で災害発生の確率が非常に高くなるため、地域を限定した避難準備情報を発令する等の対応を行う時期であり、特に避難が困難な夜間に降雨のピークが予想される場合は、早めの判断が必要であると認識しています。

数値基準を設定すれば、避難勧告等の発令がスムーズに行えると思われますので、先進事例を参考に研究してまいりたい。

 

 

問:避難勧告が出された後は、市民に指定避難場所まで安全に避難してもらう必要があり、円滑に避難を行うためには事前の避難訓練が効果的です。

現在藤岡市では行政区ごとに避難訓練を順次実施していますが、その実施状況を伺います。

 

答:行政区ごとの避難訓練は、平成20年度より毎年実施しており、合計すると6年間で24行政区が実施し、実施済み行政区の割合は3割となっています。

 

 

問:すべての地域で、できるだけ早期に避難訓練を実施することができるよう、推進の取り組みを強めていくべきと考えますが、今後の取り組みについて伺います。

 

答:災害の規模が大きくなるほど「自助」「共助」の重要性が増すことから、すべての行政区で避難訓練が実施できるよう、区長会等に働きかけていきたいと考えております。

 

 

問:市職員は通常それぞれの部署で市民のために働いていますが、災害発生時には防災スタッフとして、地域防災計画であらかじめ割り当てられた、それぞれの持ち場で力を発揮することが期待されます。

また市民は、職員は防災に関する知識を持って、市民の安全のために働いてくれると認識していると思われます。

 そこで、現在の市職員に対する防災訓練及び防災に関する研修の実施について、その内容を伺います。

 

答:ご指摘の防災に関する職員研修については、現在、実施しておりません。

 

 

問:防災に関する知識は担当課の職員だけでなく、できるだけ多くの職員が身につけていることが望まれます。職員に対する基礎的な研修の一環として、防災についての基礎知識の研修が必要と考えますが、お考えを伺います。

 

答:災害発生時には職員は迅速かつ的確に対応する必要があり、自ら担う役割を把握し、主体的に行動を行うためにも、防災に関する研修は非常に有効であると考えます。

 また近年は大きな災害が多発する傾向にあり、日頃より防災に対する意識を高く持つことも全ての職員に求められていると認識しています。新規採用職員研修をはじめとする職員研修の実施を今後検討します。

 

 

問:自治体関係者や防災関係者の間で、防災士資格の取得が広がっています。防災士制度は、阪神・淡路大震災を教訓として、民間の防災リーダーを養成する目的で、平成15年に誕生した民間資格ですが、この10年間で7万人近くが認証登録しています。防災士制度について、概略を伺います。

 

答:防災士とは、NPO法人日本防災士機構が認証する民間資格で、「自助、互助の理念のもと、家庭をはじめとして、地域や職場における地域防災力の向上のため、専門的な知識・技能を有する者として認められた人」のことを言い、機構が定めた研修講座を受講して試験に合格することに加え、消防署や日本赤十字社などが実施する救急救命講習を受講することで、資格取得ができます。

 防災士は、災害の事前対策や予防対策、災害発生時の応急対応、復興支援活動等、地域の防災リーダーとして様々な場面で活躍が期待されており、自治体や企業、消防団員、自主防災組織役員等で資格取得者が増加しているようです。

 

 

問:自主防災組織の強化のために防災士養成事業に取り組む自治体も多く、自主防災組織のリーダーなどに対して、必要経費の全額または一部の補助を実施しています。また講座そのものを自治体で開講しているところもあり、その講習カリキュラムは広く防災について学べる内容になっています。この講習は職員に対する研修の一助になると考えますが、防災士制度及びその活用についてお考えを伺います。

 

答:防災士資格取得に係る講習内容は有効なものであると認識しておりますが、防災士は民間資格であることから、国や県、他市の動向を見ながら、その制度活用について検討していきたいと考えています

 

 

*上記は私的編集による要約です。詳細はくぼたまでお問い合わせいただくか、後日議会ホームページに掲載される議事録をご確認ください。

 本日、平成25年第5回定例会、通称12月議会が開会になりました。日程は12月11日までの14日間です。全力で臨んでまいります。今回も一般質問に取り組ませていただきます。今回の質問通告は・・・・

1.風水害対策について

(1)避難勧告等の発令基準について

(2)市民の避難訓練について

(3)職員の防災研修について

(4)防災士制度について

 

 今年の台風シーズンを振り返えると多くの風水害があり、中でも伊豆大島では大規模な土砂災害がありました。災害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。この災害に至るまでには、様々な問題があったようです。私たちはこの災害からも教訓を読み取って、市民の生命・財産を守っていかなくてはなりません。しっかり頑張ってまいります。私の質問は3番目と決まりましたので、登壇は12月6日(金)の午前11時頃のなると思われます。

 

 今回の定例会では一般質問以外にも、以前の質問で私が提案した「空き家管理条例」が所属の総務常任委員会に付託されました。また脳脊髄液減少症という病気についての対応について以前質問した縁で、患者会からの請願の紹介議員にもなりました。脳脊髄液減少症患者支援は党としても取り組んできたことなので、一般質問と同じくらい力を入れて準備してまいります。

 藤岡市民ホールに横田早紀江さん、飯塚繁雄さんをお迎えして、拉致問題講演会が行われました。北朝鮮による日本人拉致問題は、いまだに進展の糸口が見えません。決して風化させることなく、訴え続けていかなくてはなりません。一日も早く被害者が家族のところに帰れるよう、少しでも力になっていきたいと思います。

 

                   石見銀山遺跡とその文化的景観

 

 ご報告が遅れましたが、10月16日から18日まで2泊3日で島根県に行政視察に行ってまいりました。今回は所属の総務常任委員会による視察で、目的地は16日雲南市、17日大田市、18日安来市の予定でした。

 しかし台風の影響で、16日は羽田空港発出雲空港行きの飛行機が、午前中の2便が欠航となってしまいました。そのため出発は当初の予定より7時間近く遅れた午後の便になってしまい、雲南市での視察は残念ながら断念せざるを得ませんでした。しかし2日目からは天候も回復し、2市の視察は順調に行うことができ、大いに勉強になりました。以下、視察の報告をさせていただきます。

 

 

①大田市(おおだし) 世界遺産登録後のまちづくりについて

 

 大田市は人口3万8000人余り、平成の大合併で旧大田市と2町が合併して新「大田市」となった都市です。大田市には平成19年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界遺産に登録された石見銀山があります。登録の前には機運が高まる中で、登録されることで多数の観光客が押し寄せ、交通渋滞や過度の観光開発によって、地域の住民の生活が大きな影響を受ける可能性がありました。以前から町並みの保存などで息の長い取り組みを続けてきた地元と協働で、町並みと生活を守る取り組みを開始しました。

 その核となる取り組みが、銀山周辺と町並み地区への観光客対象のマイカー規制です。駐車場を整備した上で、地元バス会社による路線を開設し、パークアンドライド方式での観光を展開しました。観光バスについては予約制で、各地区中心部のバス停近くの乗降場まで受け入れることとしました。

 

 しかしそれでも世界遺産に登録された平成19年は71万3000人以上、翌20年には81万3000人以上に膨れ上がった観光客の受け入れは、バスの増便による振動・騒音といった問題を引き起こしました。その対応のために思い切ってバス路線2系統の内、町並み地区から銀山坑道入り口に向かう路線を廃止し、パークアンドライドから「パークアンドウォーク」、つまり観光客に原則として長い距離でも歩いてもらう観光に切り替えました。観光地としては思い切った施策であり、観光客からの評価は分かれると思われますが、住民生活との調和した世界遺産としての価値を優先して踏み切りました。徒歩で坑道入り口の見学に向かうにはかなりの時間を必要とするため、貸自転車などが営業しています。

 

 その後観光客入込数は徐々に減少し、昨年度は43万人台となっています。課題としては落ち込んだ入込数を回復させるために、世界遺産としての価値の広報に努めるとともに、高齢者や身障者を対象に、環境と調和した交通手段を用意することで、電動バスの導入などを検討しています。観光客数を回復させるためには、観光客受け入れについての考え方を更に周知を図る、予約制などの制限のもとで一般観光客に対しても最低限の交通手段を用意するなどの対応が必要と思われます。

 

 ともあれ世界遺産登録ブームに乗っての観光優先ではなく、これまで歴史的景観を維持してきた住民生活との調和を優先し、そこに遺産としての価値を見出していくというあり方は、興味深いものがありました。短期的には観光客の減少という状況を招いていますが、ブームが去るのはあっという間であり、それにとらわれるとかえって長期的にはマイナスであると思います。長期的視点から世界遺産の価値を示していく大田市の姿勢は、大いに参考とするべきです。藤岡市でも「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産である高山社跡の今後の在り方について、その整備と保存のしっかりしたビジョンを持っていく必要があると感じました。

 

②安来市(安来市)「ふるさと寄附制度について」

                      政策企画部定住企画課の皆さん。辻谷課長が説明中。 

 

 安来市は古くから安来節で、最近はNHKの朝ドラマ「ゲゲゲの女房」の舞台のひとつとして有名な都市です。人口は4万1000人余り、平成の大合併では旧安来市と2町が合併し、新「安来市」となりました。

 今回視察したふるさと寄附制度は税制改正により、わが藤岡市を始め全国で導入されている制度です。藤岡市と安来市の制度の相違点は、寄付者に対して寄附特典を用意し、特産品を送っている点です。その取り組みとテレビ放映に伴う市の知名度向上、更にインターネット決済などの利便性向上などにより、寄付受入総額は順調に増加して昨年度は920万円となり、今年度は2440万円以上を見込んでいます。藤岡市の24年度の総額は307万円ですので、安来市のそれは約3倍ということになります。

 

 ふるさと寄附は2000円を超える分は所得税と住民税の控除対象となるのは全国共通ですが、安来市の制度では1万円以上の寄付をすると、5000円相当の特産品が寄附特典として贈られます。特産品はリストの中から寄付者が自由に選ぶことができるため、人気を博しているようです。寄付者のうち約30%はリピーターだということです。

 

 1万円の寄付に対して5000円のお返しをしているわけですので、その購入経費は当然のことながら寄附受入額の半額近くに上ります。しかしそれでも差し引きして残る金額は、藤岡市の受け入れ総額を大きく超えています。その上、特産品の購入先は市内の団体や商工業者ですから、それはそのまま産業振興につながります。特典として受け取った寄附者が、直接購入する場合もあるでしょう。一石二鳥以上の効果が期待できるわけです。このように投資を行い、顧客に価値を提供することで利益を生むという経済的側面から言えば、安来市のふるさと寄附制度は優れていると言えます。

 

 振り返って藤岡市は今のところふるさと寄附制度による寄附者に対して、特典を提供することはしないとしています。寄附というのは本来見返りを求めるものではありませんので、一つの考え方ではあります。どちらを選択するかは、市政に関わる者の選択であり、最終的には有権者である市民の選択ということになるのでしょう。

 個人的には市民の利益になるのであれば、特典制度の導入を検討してもよいと考えます。しかしその前提条件の一つとして、安来市のように魅力的な特典を用意できるかどうか、客観的にしっかりと検討する必要があると思います。

 

 さわやかな秋晴れの体育の日、わが藤岡地区でもスポーツフェスティバルが開催されました。

 私は例年通り体育協会の一員として競技役員と、地元の芦田町青壮年会のメンバーとしての参加。気持ちのいい芝生の上で、走り回った一日でした。

お隣の玉村町議会議員選挙が告示され、公明党公認候補である石内くにお応援に行ってまいりました。選挙事務所開きでは司会を務めさせていただきましたが、多数の党員・支持者・地域の皆様にお集まりいただきました。石内くにお候補の2期目への挑戦へ、最高の出発をすることができました。

岡本三成衆議院議員も応援に駆け付けてくれました。頼りになる県本部顧問です。

さあ、あと5日間頑張るぞ!!と意気込んだのですが、定数16に対し立候補者が同数の16人に留まったため、即日無投票当選が決定いたしました。これまで石内支援を広げていただき、準備に取り組んでいただいた皆様に、心より御礼申し上げます。

8月21日

 党県本部の会議室で、議員研修会を開催しました。これは県本部青年局で自主的に研修会を企画して実施したもので、県本部が正式に主催した研修会に続いて、この夏2回目となる研修会でした。講師には元公明党豊橋市議会議員で、地方政治クリエイトを主宰されている伊藤秀昭さんをお迎えしました。伊藤さんは現職時には党所属地方議員の中で、最も党勢拡大に尽力された議員の一人であり、常に自身の主張や政策を発信され地方議員の奮起を促し続けたオピニオンリーダーでした。その伊藤さんが地方議員向けに講座をスタートさせたということで、県本部青年局としてお招きし、研修を担当していただいたのです。

 

 今回の研修内容は「地方議員のための地方自治法講座」、「議会テーマ講座」、「議会広報講座」の3題で、どれも地方議員6期24年を全力で走り続けてきた経験と情熱に裏打ちされた、実践的な内容でした。私は現在2期目の折り返し点を過ぎていますが、できれば1期目の初当選直後にこんな講義を受けられたらと感じました。しかし中にはこれまで6年間取り組み続けたことが、間違いなかったと思える内容もありました。これまで6年間余りの議員活動を振り返り、初心にリセットできた貴重な機会となりました。

 

 公明党地方議員はほとんどの議会で少数会派です。そのため議会の中で成果を上げ続けるためには、学び続けて政策で勝負するしかないと思っています。これからもしっかり学び続けてまいります。

7月31日

 

 夕方から夏休みで退屈した子供たちを連れて映画館へ。やっとジブリ映画「風立ちぬ」を観ることができました(子供たちはポケモンを観ていましたが・・・)。

 この映画の主人公である二郎のモデルの一人は、わが藤岡市出身の航空機設計者である堀越二郎氏です。彼は「零戦」零式艦上戦闘機の設計者として有名で、戦後は国産旅客機「YS-11」の設計にも携わった優れた技術者でした。映画には幼少期のシーンで、藤岡の街並みの描写もありました。購入したパンフレットにも「藤岡」の文字が!!とてもうれしかったです。藤岡歴史館では「堀越二郎の軌跡」展が開催中です。ぜひ藤岡市にもおいでください。
 

 

 

 映画の二郎は堀越二郎と小説家の堀辰雄を足して2で割った人物ですが、話の本筋は飛行機の設計に悪戦苦闘する二郎の話でした。二郎は「美しい飛行機を作りたい」という夢を抱いて東京帝大から三菱に入社するのですが、この時代に飛行機を作るといったら当然軍用機を作るしかありません。優秀な二郎は戦闘機の設計を任せられます。二郎の努力は実って美しい九試単戦が完成し、やがてそれは零戦の開発につながっていくのです。しかし物語のラスト近くにそれは零戦の残骸の山となって、日本は敗戦を迎えます。零戦は1機も帰ってきませんでした。技術者として夢を追い、全力で仕事をした結果が残骸の山、すなわち国を滅ぼした敗戦だったのです。やはり戦争は愚かしいものです。二郎の努力はなんだったのか・・・。

 

 しかしそれは現代の視点から見るからであって、個人としての二郎は技術者としてなすべきことを全力でやったのであり、時代背景を考えればそれは批判されることではなく賞賛すべきことだったと思います。技術者・ものづくりに関わる人たちの視点、またある意味「今為すべきことを全力で為せ」ということで言えばかなり普遍的と言ってもいいレベルで現代でもそうかもしれません。宮崎監督も含めて・・・。当時の日本人は当然みんなそう思っていたでしょうし、それは明治以来の教育の結果とも言えます。

 ここまで考えると、当時の日本に教育者・宗教家として、教育は子どもたちの幸福のためにあるとしてそれを実践し、戦争に反対した師弟がいて、その運動が現代に大きく世界に広がっているということは、すごいことだと改めて思いました。

 

 ともあれ「風立ちぬ」と「堀越二郎の軌跡」展は、見る人によってさまざまな見方があるとは思いますが、素晴らしい映画であり、技術者としての堀越二郎の素晴らしさが実感できる展示です。ぜひお見逃しなく。

 藤岡市歴史館で開催中の、「堀越二郎の軌跡」展に行ってきました。これはスタジオジブリの新作映画「風立ちぬ」の主人公のモデルとなった、藤岡市出身の航空設計者、堀越二郎氏の資料展です。

 堀越氏はあの「零戦」、零式艦上戦闘機の設計者として知られ、戦後は国産旅客機「YS-11]の設計にも参加した優れた技術者です。氏によって日本の航空機技術は、世界水準にまで高められたといわれ、その独創的な技術は現代の航空機にも応用されています。

 

 今回の展示資料には市内で発見された、戦時中の幻の戦闘機「烈風改」の設計図などもあります。多くの展示資料の行間から、氏の人柄、生き様が浮かび上がってきます。やや専門的な資料ばかりの展示ですが、ジブリの威力もあってか平日にも関わらず多くの方でにぎわっていました。

 ジブリ映画「風立ちぬ」と共に、ぜひ興味のある方は藤岡歴史館にもおいでください。藤岡歴史館は「毛野国白石丘陵公園」内にあり、周辺には大小の古墳もあります。入場無料で9月8日までの開催です。

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藤岡市 窪田行隆
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