1月28日、海なし県である群馬で、ヒラメの養殖に取り組んでいる(株)環境技術研究所さんに、輿水前衆議院議員と一緒に視察に行ってきました。輿水さんは昨年10月の衆院選で残念ながら議席を失ってしまいましたが、その後も精力的に活動を続けています。今日は内陸の群馬県で海水魚の養殖に取り組む中小企業があるという情報を群馬県本部から提供したところ、地域振興の有力な材料となりうるとのことで視察が実現しました。私は今回は広報宣伝局次長の立場で、視察の取材のために行ってきました。
環境技術研究所さんは、前橋工科大学の准教授をパートナーとして水質浄化装置の技術を持つ企業ですが、その技術を応用して海水を浄化して循環させて利用することで、内陸部でも人工海水を使って、しかも海水の入れ替えなしで海水魚の養殖ができるノウハウを確立しました。さらにその海水浄化システムは小資本、小規模での展開が可能で、すでにこの小さな社屋内で養殖されたヒラメを、年間400尾ほど市内の飲食店等に販売しているそうです。現場を見させていただきましたが、狭いスペースに一見シンプルな装置を置いて養殖を行っていました。装置は手作り感満載で、水槽は透明アクリル板を貼り合わせて、水浄化システムもその核心部は荷造り用のスズランテープで作ったものだそうです。その水槽の中に多数のヒラメが折り重なるように養殖されていました。
水浄化システムは、基本的には浄化槽と同じ生物ろ過を利用したものです。それを試行錯誤を繰り返して、海水による魚の養殖に最適なシステムとして確立されたのです。もともと水質浄化の技術者であった社長さんと准教授がその技術を応用してヒラメの養殖に取り組んだのは、小規模・小資本で場所を選ばず、高齢者でも新規に海水魚の養殖に取り組めるものにすることで、様々な問題の解決に役立つものにするためでした。山間地などでも地域振興のために取り組める、また高齢者の生きがいにもできる、場合によっては町中での空き家対策として小規模養殖場を開くことも可能であるなど、多くの可能性が広がっています。既に引き合いもあり、みどり市では廃校を利用した養殖場の開場に向けて、すでに具体的に動き出しているとのことでした。
ヒラメの漁獲高は東北や北海道などが全国の上位を占めていますが、やがてそこに群馬県がランクインする日が来るかもしれません。様々な可能性を感じた視察となりました。

