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 今日は学習支援に取り組んでいるNPO法人学習塾HOPEの高橋代表に、同僚の内田議員とともに藤岡市内の教室でお会いしてお話を伺いました。学習塾HOPEは高崎市内の4教室をはじめ、藤岡・安中・玉村・甘楽で経済的に厳しいご家庭の子どもを対象に、無料の学習支援教室を運営されています。

 

 この豊かな日本でまさかと思う方もいるかもしれませんが、子どもの6人に1人が貧困状態にあるというのが実態です。そのため家庭学習が十分にできず、高額の授業料のかかる学習塾に通うことのできない子どもたちがたくさんいます。貧困は再生産されると言われますが、貧困家庭で育った子どもは進学率が低く、大人になっても十分な収入を得ることができない例が多いためです。その貧困の連鎖を断ち来るためは、学習支援によって子どもたちに勉強の場を提供して学ぶ喜びを感じてもらい、学力の向上を図ることが必要です。

 

 私も議会で公的な枠組みを使っての学習支援の実施を訴えてきましたが、なかなか前に進みませんでした。そこに高橋代表が藤岡市社協に学習支援の実施を申し出ていただき、市役所福祉課とも協力して今年の夏から小規模ながらスタートすることができたのです。現在の課題はボランティアで教えてもらう講師が十分に集まらず、生徒の受け入れを増やしていくことが難しいということでした。公明党会派として、今後の様々な協力をお約束させていただきました。

 

 この教室の会場となっているのは市内の老人福祉施設の一室ですが、こちらも施設側のご厚意で提供していただいているとのことでした。HOPEの皆様、ボランティアの先生方、そして施設の皆様のお取り組みに心より感謝いたします。

 

 その後しばらく学習指導を見学させていただきましたが、熱心なボランティアの講師の方々の指導で、生徒たちは真剣に勉強に取り組んでいました。勉強の邪魔にならない範囲で子どもたちとも言葉を交わしましたが、とても素直な明るい子どもたちで、彼らの健やかな成長と明るい未来を願わずにはいられませんでした。この子達のためにも、自分のやるべきことをしっかり努めてまいります。

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藤岡市 窪田行隆
fuji_fuyuzakura@yahoo.co.jp