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 お招きをいただき、かんな会かんなの里主催の地域支援セミナーに参加してまいりました。このセミナーは毎年この時期に行われ、今回で12回目となります。毎回障害者支援に先進的な取り組みをされている講師を呼んで開催されており、大変勉強になります。

 今回の講師は服巻(はらまき)智子先生。佐賀県で県当局と協力して発達障害児(者)の支援に取り組んでこられた方です。特に自閉症の診断と療育について、欧米の先進的な研究成果を取り入れ、県知事の理解もあり大きな成果を挙げてこられました。

 藤岡市は発達障害の発見と支援に、群馬県内の市町村をリードする取り組みをしてきました。発達障害を早期に発見するための5歳児健診を行い、療育についても市独自での取り組みを行っています。しかし佐賀県はさらに早期の対応を進めていて、財政的な制約もあり5歳児健診は行っていませんが、県が中心になって1歳6ヶ月児健診と3歳児健診において自閉症の発見に力を入れています。療育についても保健所単位で療育教室を開催しています。自閉症については5歳児健診での発見では遅いということで、講演の中でも早期の療育の実例として1歳から3歳児の療育前と療育後の動画を見ましたが、その劇的な成長に驚かされました。

 さらに一歩先をいく先進的な取り組みであり、藤岡市だけではすぐに取り入れることが難しいと思いますが、今後しっかり研究して県議会議員にも協力をお願いして進めていければと考えています。これからも未来を担う子どもたちのために、更には就学・進学・就職と続く息の長い支援体制ができるように取り組んでまいります。

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藤岡市 窪田行隆
fuji_fuyuzakura@yahoo.co.jp