1月29日
公明党新春政談会が開催され、役員として参加してきました。高崎音楽センターで行われた政談会には、元厚生労働大臣・党副代表の坂口衆院議員を講師に迎え、約2000名が参加して盛会でした。坂口副代表は民主党政権の年金問題への不誠実な対応を、独特のユーモアとウィットに富んだ語り口で批判し、満場の拍手を浴びていました。
民主党政権は野党時代は自らの掲げる最低保障年金について、厚労省が数字を出さないから制度設計の試算ができないと言っていました。なぜか政権獲得後も、いまだに数字を公表していませんが、実は密かに試算してみたところ、最低保障年金を実現させるためには消費税が17パーセント以上になってしまうことがわかり、隠していたということがわかりました。すでにその事実が新聞で報道されているにも関わらず、民主党は現時点では公表しないと決めたようです。責任ある政権党として、国民に対してあまりに不誠実です。野田首相は消費税増税に執念を燃やしているようですが、社会保障と税の一体改革と言いつつ、出てくるのは増税の話ばかりで、社会保障が、その中でも重要な老齢年金がいったいどうなるのかが全くわかりません。これでは公明党は事前の与野党協議を始めるわけにいきません。国会議員の皆さんには、国会での真剣な論戦をお願いいたします。私たち地方議員も、街頭演説と一対一の訪問対話でしっかり訴えてまいります。
1月15日
一年間の健康を願う藤岡地区のどんど焼きが、藤岡公民館の主催で行われ参加してきました。朝9時に点火されると、あっという間に天を焦がすような大きな炎が上がり、迫力満点でした。この火でまゆ玉を焼いて食べると、一年間健康で過ごせるといわれていますが、燃え落ちた後の熾火でもかなりの熱さです。子供たちに配られたまゆ玉を、熱さをこらえながらみんなで焼いていただきましたが、香ばしくて素朴な味でした。
どんど焼きは藤岡市内各地区で行われていますが、藤岡地区についてはいつの間にか無くなっていました。それを6年前に復活させて続けているのですが、こうした伝統行事を子供たちに伝えていくのは大人の責任だと思います。役員の皆さんに心から感謝し、これからも応援していきたいと思います。
お招きをいただき、かんな会かんなの里主催の地域支援セミナーに参加してまいりました。このセミナーは毎年この時期に行われ、今回で12回目となります。毎回障害者支援に先進的な取り組みをされている講師を呼んで開催されており、大変勉強になります。
今回の講師は服巻(はらまき)智子先生。佐賀県で県当局と協力して発達障害児(者)の支援に取り組んでこられた方です。特に自閉症の診断と療育について、欧米の先進的な研究成果を取り入れ、県知事の理解もあり大きな成果を挙げてこられました。
藤岡市は発達障害の発見と支援に、群馬県内の市町村をリードする取り組みをしてきました。発達障害を早期に発見するための5歳児健診を行い、療育についても市独自での取り組みを行っています。しかし佐賀県はさらに早期の対応を進めていて、財政的な制約もあり5歳児健診は行っていませんが、県が中心になって1歳6ヶ月児健診と3歳児健診において自閉症の発見に力を入れています。療育についても保健所単位で療育教室を開催しています。自閉症については5歳児健診での発見では遅いということで、講演の中でも早期の療育の実例として1歳から3歳児の療育前と療育後の動画を見ましたが、その劇的な成長に驚かされました。
さらに一歩先をいく先進的な取り組みであり、藤岡市だけではすぐに取り入れることが難しいと思いますが、今後しっかり研究して県議会議員にも協力をお願いして進めていければと考えています。これからも未来を担う子どもたちのために、更には就学・進学・就職と続く息の長い支援体制ができるように取り組んでまいります。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は大変お世話になり、本当にありがとうございました。今年も住みよい「ふるさと藤岡」を目指して、全力で頑張ってまいります。
昨年は3月に東日本大震災が発生し、国難の年となりました。改めて被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。公明党はこれまでも救難と復興に、全力を尽くしてまいりました。これからも一日も早い復興と生活再建を、応援してまいります。
また昨年はTPP論議、消費税率の問題や、国外でも欧州諸国の財政・金融危機、年末に飛び込んできた北朝鮮での指導者交代への対応など、これからの日本の国のあり方、立ち位置などの国家戦略を問われる問題が次々に起こってきた年でもありました。この大切な時期に、無責任な政党が政権を握っていることの危うさを実感させられました。
また群馬県内でも民主党の迷走の果てにようやくダム問題が決着しましたが、政権交代後の2年あまりの年月は一体何だったのかとの声が充満しています。八ツ場ダムの建設再開はマニュフェスト違反と言う人もいますが、そもそも思いつきで何の裏づけも無く、マニュフェストに載せたこと自体が問題だったのです。また、もうすでに崩壊しているマニュフェストに対し、違反を言うこと自体ナンセンスではあります。
新しい年は公明党が原動力となり、皆さまのお力を借りて是非とも迷走に終止符を打ち、この国を新たなスタートラインに立たせなければならないと決意しています。これは党所属議員として必然であると共に、地方議員として市民生活を守るためにも必要な行動であると確信しています。市民の皆さまから付託された、日々の地道な議員活動と議会活動に取り組みながら、しっかり頑張ってまいります。
今年も1年間、どうぞよろしくお願い申し上げます。