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 先週いっぱいで16日間にわたる9月議会が閉会となりました。涼しい議場から残暑のまちへ出て、行動再開です。

 今回も連続18回目となる一般質問を行いました。以下、少し長くなりますが質問・答弁の要旨を掲載させていただます。

 

地方版CSR(企業の社会的責任)について

問:CSR(企業の社会的責任)とは、企業はその活動に関係を持つすべての人々に対して社会的責任を果たすべきという考え方であり、地域に根を張る中小企業も社会貢献活動を活発に行っています。それに伴い地元企業と地方自治体、市民らが一体となって進める「地方版CSR」の取り組みがはじまっており、地域貢献活動を行う企業を認定して支援する動きが広がっています。藤岡市においても、地域の民間企業の地域・社会貢献活動を支援する取り組みを強めていくべきと考えますが伺います。

 

答:本市では、まず企業が普段から取り組んでいることに光を当て、情報を市民に提供していくことから始めたいと考えます。企業の活動を側面的に支援できる環境を整え、協力関係をさらに深めていきたいと考えます。

 

問:企業のCSRと共に「自治体CSR」が注目され始めており、釧路市は平成20年、自治体では全国初の自治体版を策定し、市職員の社会的責任を再認識し市民に信頼される市役所を目指しています。勤務時間中の公的活動ばかりではなく、勤務時間外の私的活動においても信頼される市職員の活動を促しています。

藤岡市でも、改めて職員にその社会的責任を再認識してもらい、市民に信頼される市役所としていくため、藤岡市版CSRの策定は大きな効果を生むと考えますが伺います。

 

答:藤岡市としても、職員の行動規範として、社会活動・社会貢献への指針として大変有効であると思いますので、釧路市や他の事例を参考にさせていただき、検討を進めて行きたいと思っております。

 

問:CSRの理念を実効在るものとし、市民と行政の協働を図るためにも、市職員にNPOなどの地域の民間団体に所属していくことを呼びかけ、積極的に活動する職員に対しては、人事考課の中で評価していくべきと考えますが伺います。

 

答:職員の活動状況を把握した後、に実際に導入している他市の考課制度を参考にしながら、検討して行きたいと考えております。

 地域活動団体などへの加入については、職員には機会を捉えて積極的な参加を呼び掛けていきたいと考えております。

 

市民の健康づくりについて

問:平成20年度より特定健康診査・特定保健指導が、40歳から74歳までの国保加入者全員を対象として始まり、藤岡市においても実施しています。これまでの受診率の推移、また今年度と来年度の見通しがあれば伺います。

 

答:特定健康診査の平成20年度実績は対象者13,558人で、受診者4,051人、受診率29.9%、平成21年度は対象13,635人で、受診者4,498人、受診率33.0%、平成22年度は暫定値ですが、対象13,547人で、受診者4,530人、受診率33.4%です。平成23年度の受診率は約35%程度を見込んでいます。このように、年々少しずつではありますが、受診率が増加していますが、平成24年度目標値の65%は達成できない状況です。

 

問:現状の改善には市民の健康づくりに対する意識の底上げを図る、長期的な取り組みが必要です。ウォーキングは誰にでも始めやすい有酸素運動で、楽しみながらマイペースで持続できる効果の大きい運動です。生活習慣病などの予防や対策のための手軽な運動として、全国各地の自治体でもウォーキングの普及を進めています。

 藤岡市でも日常的に取り組むことができるよう、市内各所に安全で魅力あるウォーキングコースを設定して教室を開くなど、積極的に推奨し、コースマップを作成して配布するなど、更に普及を進めることが必要と考えます。お考えを伺います。

 

答:市内でウォーキング協会が大会を行っており、その際のコースを参考にコースを設定していきたい。コースマップについては関係各課と協議し対応したいと考えます。

また身体を動かすきっかけづくりの場として必要に応じ、ウォーキング教室の実施も考えたいと思います。

 

問:休日などにハイキングコースを歩くのもアクセントになり、またより多くの方にウォーキングの楽しみを経験してもらう機会になると思われます。藤岡市のホームページには14のハイキングコースが紹介されていますが、地図が掲載されていません。ホームページに地図を掲載すると共に、ハイキングコースマップを作成して配布することによって、より多くの方にコースを知ってもらうことができ、観光にも有益です。新たなハイキングコースマップの発行と、ホームページへの地図の掲載について伺います。

 

答:市では既存のハイキングコースの見直しや新たなコースの構築に努め、新しいマップ作りを検討しています。その際には様々な情報を盛り込んで、コースの特色が分かるようなものとしてまいります。またホームページに地図の掲載も含めて、情報刷新について併せて検討してまいります。

 

問:これらの課題は、それぞれ市役所の中で多くの部署が担当しています。将来の財政負担を抑え、市民の健康づくりのためにより良いマップを作成するという目的のために、部署を超えてどのようなマップを作るのが最善であるのかを考え、情報を出し合って協力して取り組んでいく必要があります。お考えを伺います。

 

答:日常的なコースづくりやマップの作成、それに伴うウォーキング教室の開催などが必要と考えます。このことについて「ふじおか健康21夢プラン推進ネットワーク会議」において、市民の代表者や庁内の関係部署と連携をとりながら、検討していきたいと思います。

 

*上記はくぼたの私的編集による要約です。詳細はくぼたまで直接お問い合わせいただくか、後日藤岡市議会HPに掲載される議事録でご確認ください。

 

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藤岡市 窪田行隆
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