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1月15日

 社会福祉法人かんな会かんなの里が主催する、地域支援セミナーに出席してまいりました。かんな会は障がい者の自立支援に真剣に取り組んでいただいていて、地域の障がい者支援に携わる方々のために、定期的に専門家を招いてセミナーを開催しています。数えて11回目の今回は「発達支援の理解と就労支援の取り組み」と題して、県内で障がい者の就労支援に取り組んでいるNPO法人リンケージの石川京子理事長に講演していただきました。

 私は障がい者が経済的に自立して、健常者と共に地域で生活できる社会が理想と考え、議会での一般質問でも就労支援についての提案をさせていただいたこともありました。基論理想の実現のためには、多くの難しい問題が山積していることは承知しています。しかし今回の石川先生の講演を聞いて、障がい者が働くということに関してまだまだ私の認識が足りなかったと感じました。今回の講演内容の中心は、その人にあった仕事を探るためのアセスメントの方法である「TTAP」についてでした。TTAPは様々なキットで作業テストを行うことで、本人の適性を探るものです。適性を知った上で就労支援を行うと言う前提が無ければ、就労に至っても仕事が続かず、本人にとっても受け入れた事業所にとっても不幸です。適性を知った上で、就労に必要な力を身につける準備支援を行うことが大切であるとのことでした。

 適性にあった仕事についてもらうためには、当然本人の適性にあった仕事が必要です。そのためには多くの選択肢が必要で、一般就労となれば多くの受け入れ企業がなければなりません。この経済不況下では難しい原状ですが、そのためにも私が提案した小規模事業所への、市独自の障がい者雇用助成制度が必要であると確信します。今後も実現に向けて頑張ってまいります。

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藤岡市 窪田行隆
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